いま知りたいのは、この先3年でどう言うチームを作りたいのかだ
- 2016.10.16
- 雑感
久しぶりにブログを書こうと思います。
ホームで0-3で松本に敗戦。三連敗を喫し、数字上の可能性は残っていたとしても、実質的に今季は終わったと考えるべきでしょう。現実的に、来季以降に目を向けるべきです。
今季は、選手の大幅な入れ替えから始まり、そしてシーズン途中での監督交代もありました。積み重ねと言えるようなものは、何もありません。そして、若手主体でもなく、ツギハギだらけのチーム構成と、現状で11位と言う順位、来季J2に落ちてくるだろうJ1チームの顔ぶれに目を向ければ、恐らく来季もJ1昇格はかなり厳しい状況と言わざるを得ません。
こうした状況に陥った最たる原因は、既に多くの人に語られて居る通り、クラブとして一貫した強化を図ることが出来なかった事にあります。
親会社であるところの、JRと古河電工から派遣されてくる社長職は、短期的なJ1昇格と言う目標に縛られ、結果が出なければ現場に責任を取らせ、監督の、選手の、時には強化担当責任者の入れ替えをして、それが「すぐに結果を出すこと」を願うばかりでした。
一方で、サポーターもまた、結果が出ないチームを辛抱強く支える事が出来ず、クラブが発表する監督交代、新しい選手の獲得の報せに、問題の本質から目を逸らし、「切り替えて」、盲目にジェフを応援することで、問題を有耶無耶にしたままでした。
改めて思うのは、本当にこのクラブには「芯」が無い。
去年の試合に出ていた選手が一人もピッチに居ない!?
そんな異常な状態をよしとして、何の思い入れを持ってクラブを応援できると言うのか。
結果が出たならまだしも、それ見たことか。
この様だ。
応援する選手も居なくなり、後押しするべき指揮官も居なくなり、何をサポーターに応援させていると言うのだろうか?本当にふざけるんじゃない、いい加減にして欲しい。
黄色と、緑のユニフォームで、フクアリがホーム、それだけがジェフなのか?そこに魂を入れているのは、そこで戦う選手であり、監督であり、展開されるサッカーの中身であるべきなんじゃないのか?
今のジェフには、まったくジェフらしさがない。
それが悔しくてならない。
何で、俺は、こんなにジェフに対して熱くなれないんだ。
だからこそ思う、ジェフが今取り戻すべきは、一人一人のジェフサポが思い、描いている「ジェフらしさ」なんじゃないかと。
それは同じように、ジェフの伝統を受け継ぐ、生え抜きの選手たちや、OBたち、長くチームに在籍するスタッフ、チームをとりまく様々な人々、その人達の胸の奥に、悶々と渦巻いていると思う。
誰しもが、ジェフに良くなって欲しいと思いながら、それを一つの方向に集約できない。
本当に、残念で悔しいことだ。
クラブが、いま、本当にするべきは、こうした不甲斐ない現状を全て受け入れて、苦く苦しい事からも目を逸らさず、これから先、どうやってジェフを再建していくかを、関わる全ての人達に説明する事だと思う。
J1を逃したことに対する、テンプレートの謝罪文と来季のシーチケの案内なんていらない。
しれっと「新生ジェフ始動!」なんてタイトルの付いたUNITEDなんていらない。
必要なのは、この先3年、どう言うチームを作りたいか。
その為に、どう言う指揮官を選んで、どう言うサッカーをするチームを作り、すぐには結果が出なくても、我慢して付いてきて欲しいと言うことを、ジェフに関わる全ての人に、膝を突き合わせて説明することだ。
亡くなられた、岡元社長が、2000年の冬に、祖母井GMらと姉崎の駐車場で深夜まで語ったように、いま、考えていることを、とことんブツけ合って、共有して、覚悟を持ってこれからの時間を歩んでいく事ではないかと思う。
そう言う気概が無いなら、ジェフはクラブとして消え去る事になるんじゃないだろうか。
親会社が支えてくれる事に安穏として、様々な問題をなあなあにし続けている現状が行き着く先は、遠からぬ先のJ3降格、VONDSや、ブリオベッカの後塵を拝し、親会社の撤退、消滅と言った最悪の未来さえ見える。
そうならないように。
この10年の敗北を、もうこれ以上繰り返さないように。
地に足を着けて、考え直すことが、この2016年に出来たとしたら。
この苦境も決して無駄では無かったと、3年後、5年後には言うことが出来るだろう。
クラブにはお願いしたい。
サポコミを開催せず、一方的な説明だけで終えた2016年の始まり。本当にあれで良かったのか?本当の意味で、意見をぶつけ合う、クラブが、サポーターが、ジェフに関わる人達が、いま、自分たちはどちらを向いて戦っているのか、それを確かめ合う場が、Jクラブには必要なんじゃないか?
誰もが納得するクラブの指針なんて、絶対に無いだろう。
でも、誰しもがその指針を聞いて、それぞれが、それぞれなりに理解し、自分が出来る範疇で、クラブに協力しようと思いを新たにすることはできるはずだ。
この逆境を、今こそ、クラブが立ち直るための糧とする事を、クラブの社長をはじめとするフロントスタッフ、ゼネラルマネージャーにはお願いしたい。
このまま、この一年を無駄にする事があっては、絶対にならない。
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>改めて思うのは、本当にこのクラブには「芯」が無い。
それに尽きると思います。
少なくとも14年までは下手に毎年昇格のチャンスがあったものだから、クラブもサポーターも「あと一歩で昇格出来るはずだ」という幻想に取り憑かれ、本質的な問題を見失い続けました。その結果が「コレ」です。
4年前はホームで危なげなく完勝していた相手に3失点で完敗。これが現実なのです。
今季の編成に関して。
高橋GMとしても、大岩とキムがどちらも移籍するのは想定外だったのでしょう。そのため守備の補強は完全に後手を踏んだ印象です。代わりに連れてきたCBが、近藤はともかくその相方役がJ3降格組の若狭とイ・ジュヨンとは、申し訳ありませんが話になりません。米倉移籍以後分かり易すぎる穴と化していた右SBも、本職でない多々良で埋めようと試みて案の定失敗、夏に獲得した丹羽も補強と呼べるパフォーマンスを見せているかどうかは甚だ疑問です。
ただ、高橋GMは本音では今年を昇格の年とは考えていなかった気がします。新体制発表会見でこそ「昇格のために必要なこと」を具体的なデータを示しながら我々の前で語りましたが、はっきりと「今年」昇格を目指すとは口にしなかったと記憶しております。メディアのインタビューでは「クラブの清算、改革には数年かかる」とも語っていますし。
それでも36節を終えてJ2残留すら決まっていないのはさすがに情けなさすぎます。
もはや誰が責任を取るとかそういう次元ではないということを認識しなければなりません。
とにかく、このクラブは「昇格」という亡霊に惑わされすぎです。
おっしゃる通り、このままでは一寸先は闇を通り越して奈落の底かもしれません。
コメント、ありがとうございます。
センターバックの補強については、誤算だったのは確かだと思います。
大岩とキムの2枚が欠けた時点で、実績ある外国籍選手が必要だったと思うのですが。予算や、限られた時間の中で、揃えることが出来なかったんでしょうね。
これだけ選手が入れ替わって、サポーターも、表立って口には出さないものの、今季は我慢の年だと思っていたんじゃないでしょうか。
成績は悪くとも、何かしら目に見えて、目指すサッカーが見えてきたり、若手の成長、世代交代だったり、明るいものの方が目についていたら、もう少し我慢も出来たんでしょうが。
サポーターが鬱憤を溜め始めた頃合に、またクラブがリセットボタンを押してしまった。なんだかなあと思います。
もっと、昨年までの選手を残して、若手と、助っ人を織り交ぜつつ、ソフトランディングが出来ればよかったのですが。。。
パウリーニョや、谷澤、コーキや、佐藤祥らを、本当に「切らねばならなかった」のでしょうか?クラブの内情、財政も含めてまでは分かりませんが、サポーター目線で言えば、理解しがたいものがあります。
いずれにしても、やんごとなき事情があったにせよ。
オフィシャルで語れることと、そうでない事とがあったとしても。
それを「察してくれ」なんて、そんな都合の良いことをサポーターにもしも求めているとしたら、えらく馬鹿にされたもんだなと思います。
記事に書いたような最悪な状況にならないよう、責任を持って説明し、クラブの求心力を取り戻して欲しいと思います。
そうでなければ、年チケを買うようなサポーターは確実に減り、スポンサーは減り、クラブが衰える、それだけのことだと思います。
悲しいけれど、今は、クラブがクラブの立場で考えて、動かないと、サポーターには、もうどうしようもないように思えてなりません。
コメント拝見しました。
その通りと思います。
今年も帰省兼ね数試合観戦しました。しかし今のままだと実家の両親にちばテレビでジェフの試合見てとは言い難いですね。
長崎戦も前売り買ったので観戦しますが勝ち点3取りせめて二部残留は確定して欲しいです
ruinさん、お久しぶりです。
昨年末に三鷹からさらに都内西部に越したこともあり、フクアリももとより、味スタやニッパツも遠くなってしまいました。
ついに今年はスタジアムに一度も足を運ぶことなく終わりそうです。
私生活が変ったこともありますが、時間をかけて観戦に行こうという気持ちが起きないというのも正直なところです。
それでもスカパー観戦はずっと続けているのはなぜなんだろうと思いますが、きっと自分の趣味というより、長年応援してきたチームに復活して欲しいという思いと、今では夢のまた夢のような話ですが、一度も達成していないJIlリーグ優勝を達成して欲しい、という思いがまだ自分の中にあるからでしょうか。。。
さて、私事はさておき、J2というのは厳しいですね。
J1に戻れるチャンスは少なくても2回はありました。そのチャンスをものにできなかったことが今に至っているのだと思いますが、クラブに指針がないというのはその通りだと思います。
ここまで選手を入替え、残したかった選手に去られてしまったらたら、今年の結果はある程度予想はできていましたが、それでもまずまずのスタートが切れたことによって、自分も今年こそとまた期待してしまい、多くのサポーターが耐えられなくなったホームのふがいないゲーム水戸戦(違っていたらすみません)の頃には、自分も監督も変えた方がいいと思いました。
ただね、関塚さんがどうこうというより、本当にあの時期に監督交代すべきなのか、ではなんで初めから変えなかったのか。そもそも変えるというカードをそんなに簡単に使って良いのか。選手も含めて監督、コーチ、現場スタッフ。
続く・・・
続きです。
ここ一番の勝負に弱く、戦術的には時々?だったかもしれないけれど、前監督は若手を育てることが上手だったような気がします。たまたまかもしれないけれど、2年前の森本や、ハルヤ、そして今期のヤマトがいるのは昨シーズンシュートを打てなくてもチャンスを与え続けた前監督のおかげのような気がします。
与えられたチャンスを選手が頑張りものにしただけのことかもしれないけれど、いずれにしても、選手が今年も残っていたからできたこと。
今日のゲーム、長崎戦、勝つことはできなかったけれど、乾、岡野のプレーに久しぶりにワクワクしましたよ。勇人が言っていたように彼らはこのチームの財産です。
ヤマトもハルヤも、そして今年プレーした主力選手も財産ですよね。
せっかく交代したのであれば、今の長谷部監督も大きな財産と思います。
継続は力なり、これ個人の努力だけではなくて、チーム全体にも言える言葉ではないでしょうか。
チーム作りにおいて、J2という場所は難しいのは、せっかく育った選手もこのチームで活躍してくれるのも2年が限度で、J1に行ってしまうでしょう。
だからこそ、若手を大事にし、中堅、ベテラン、外国籍選手と上手く組み合わせチームを継続していかないと、ビジョンもなにもたちませんよね。
PS ついつい長くなってしまい、分割コメント申し訳ございません。
>まさゆきさん
長崎戦、C大阪戦と、若手と生え抜きが意地を見せてくれましたね。
遅きに失してしまいましたが、この流れで今季最後まで少しでも来期への希望を積み増しして行って欲しいものです。
>bayさん
自分も、色々思うところありまして。
去年からは以前のゴール裏からちょっと離れて、応援しています。
モチベーションの維持って難しいですよね。
特に、今年のオフのような尋常じゃない移籍があったりすると。
若手を大事にし、と言うのは同感です。
この記事を書いた後に、岡野、乾の台頭がありました。
若い萌芽を、大事に育てて欲しいと思います。