位置 |
背番号 |
氏 名 |
備 考 |
TD |
− |
ジョゼフ=
ベングロシュ |
遠く欧州からジェフを見守る後見人。
TDを辞めたという話は無く、おそらく今年も続けているのではないだろうか?U−18代表として欧州遠征した中原が、当地で激励を受けたと言う話も。
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監督 |
− |
イビチャ=
オシム |
監督を、心の底から尊敬出来る。そう思えるJクラブが果たしてどれだけあるだろうか?今のジェフは、幸せだ。そう言いきる事が出来るのだから。
主力が大幅に入れ替わった今期も、やる事は変わりない。厳しく選手を鍛え、そして空けていない引き出しは数限りない。たどり着く事の無いトータルサッカーへ、どんな攻撃的で魅力的なチームを作ってくれるのか。そして、チーム全員の願いは、監督を宙に舞わせる事だ。 |
GK |
1 |
立石 智紀 |
老練な技術をもって、第2GKを死守している。
秀でた能力は無いが、もう10年以上2NDGKを黙々と勤めているだけあって、有事にあっても冷静に対応して実力を発揮する事が出来る。岡本にとっては高い壁として、櫛野にとっては頼れるバックアップとして、大きな存在。 |
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17 |
櫛野 亮 |
最後尾からチームを支える絶対守護神。
至近距離のボールへの抜群の反応も去ることながら、DFをまとめる「声」の力も大きい。昨年来、ますます安定感を増してきた。言動から、来年以降もチームに残り続けるかどうかは分からないが、代表GKにも決して劣らない力は、ジェフの栄冠に欠かせない。
・・・あとはPKへの対応だけか。。。
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21 |
中牧 大輔 |
チーム最長身を誇る巨漢GK。性格は穏やかで、「気は優しくて、力持ち」と言った風。
その長身が災いしてか、細かい怪我に悩まされているようだ。まずはコンディションをしっかり整え、チーム内の争いに割って入りたい。 |
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30 |
岡本 昌弘 |
第2GKの座を固めるはずが、立石の後塵を拝している。
確かにサテライトを見ていると、櫛野・立石と比べて集中力を欠く場面が散見され、安定感は一歩劣る。試合出場がままならない中で、実戦感覚を研ぎ澄ますのは容易では無いが、最後尾からゲームを落ち着いて見回し、コントロールするような集中力を身に着けたい。 |
DF |
3 |
斎藤 大輔 |
ジェレ・茶野がチームを離れた事で今季はDFリーダーとしての責任が増した。
変わらないハードマークと、90分間の集中力、安定した守備は今季も変わらない。凄みを増しているのが、試合最終盤の攻撃参加。まさかと思うタイミングで攻め上がり、一直線の重戦車ドリブルで、相手の守備陣を混乱のドツボに陥れる。
派手さは無いが、攻守に安定し、もっと評価されて良い選手。 |
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5 |
ストヤノフ |
W杯欧州予選でもブルガリアのセンターDFを務める、ジェフの新しい壁。前任のジェレと比較して、高さやカバーリングのセンスでは若干劣るものの、それを補って余りあるスピードを持っている。その足を活かして、エメルソン・ワシントンといったタイプの異なるストライカーにも柔軟な対応が可能。ボールを奪うや、左右両足の正確なキックでゲームを組み立てる。数少ない欠点は、守備陣との連携。「致命的な」連携ミスがここまでにも何度か。
来日前は、素行や日本への適応が心配されたが、試合中のファンのコールにも手を振って応えるナイス・ガイ。味方ゴール後の熱い“ベーゼ”は味方選手の脅威!?の的だ。 |
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24 |
結城 耕造 |
永遠のイジられ役。練習・試合を問わず、チームメイト・スタッフから結城に厳しい指示が出ない日は無い。言い換えれば、指示を受ける側であって指示を出す側にはいまだになれていないと言うことだ。屈強な肉体を活かしたハードマークが武器ではあるが、局面での判断にまだ難があるのか昨年は退場をするシーンが多かった。
茶野・鷲田といったライバルが減った今季は本当に正念場。水本との競争に勝てるかが、彼のテーマ。序盤戦、その水本の不調から出番を得て、まずまずのプレーを見せていたが、不運にも負傷。レギュラー争いは白紙に。焦らずに直して、彼の武器である空中戦の強さや、守備面でのユーティリティ性をアピールして生き残りたい。
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26 |
藤田 義明 |
清水戦で途中出場し、今季入団の新人として公式戦出場一番乗り。
元々は右SB。入団後は、右WB・ストッパー・ボランチなどをこなし、守備のユーティリティぶりを発揮している。目標とする坂本ほどの粘り腰がまだ無いが、器用さよりも実直さを前面に出すあたり、なるほど坂本にプレースタイルは似ている。
大卒だけあって、一応体は出来ているので、今年一年は主力の不在時を狙って実戦経験を積んでいく流れになるだろう。
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27 |
水本 裕貴 |
入団二年目にしてチームでも、U-20代表でも中核を成すまでに成長した成長株。特筆すべきは強力無比なマンマークの能力で、ありとあらゆるタイプのFWに対応が出来る。
しかし今年は、正月明けから代表とチームの往復でオーバーワークの状態。いつ壊れてもおかしくない。そのためか、らしくない判断ミスで失点の原因になるなど、ややキレを欠いており、ハードスケジュールに耐えられるかどうかが試されている。
課題は、本人が言っている攻撃への関与と言うよりも、その前段の安全にボールを繋ぐこと。「ピンチを防ぐこと」も大事だが「ピンチを作らないこと」も同じくらい重要だ。先輩・結城の突き上げも激しく、レギュラーとして一年を終えられるか。 |
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36 |
竹田
忠嗣 |
ユース生え抜きのDF。「FIFA会長になる」と宣言し、慶応大学に通う秀才だが、プロのDFとしては、まだまだ素材の段階。ここまでは主にストッパーとして起用されているが、「高さ」や「マンマーク」など分かり易く武器と言い切れる特長が見えない。
DF層が極端に薄い現状、その頭脳をフルに活かして「読み」で勝負。「声」で周囲を統率するDFリーダーに成長してほしい。
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MF |
2 |
坂本 將貴 |
チームリーダー。永輔から引き継いだ「2」を「坂本將貴の背番号」に染めつつある。
試合中は闘志溢れるプレーそして「声」でチームを鼓舞、Off the pitchでも若手を私生活で支え、あらゆる面で今のジェフの中心となっている。
最大の武器はユーティリティ性。今年は、村井の移籍で空いた「左」をポジションを変更して埋め、さらにボランチやストッパーでもチームの要求に合わせてプレーする。技術的に高い訳では無いが、粘り強いディフェンスで対面の攻撃力を無力化し、無尽蔵のスタミナで、最終盤まで相手の脅威になる事が出来る。 |
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6 |
阿部 勇樹 |
もしかしたら、ついに壁を破り始めたかも知れない。今季の阿部は、開幕から「俺が試合を決める」と言う気迫を漲らせている。単に得点を重ねるだけでなく、PKの場面で迷わず進み出たり、チームの中心としての強い自負が窺える。
去年までなら声高には言えなかったが、今ならば言うことが出来る。阿部は日本代表を引っ張れる存在になった。相手の攻撃を摘み、的確な配給で試合を組み立て、WBに命を吹き込む正確無比なフィードを放つ。セットプレーの切れ味も増し、相手チームにとって脅威を与えられる選手になった。
五輪以上に転機の一年になるかも知れない。まずジェフの主将として、歴史を創ってくれ。 |
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7 |
佐藤 勇人 |
「ダイナモ」と呼ばれ、中盤の圧倒的な運動量を支える一人。
中盤の底にあって相手のキーマンをマークし、素早いインタセプトから攻撃に移れば、一気にゴール前まで駆け上がってシュートを放つ。獰猛な攻撃意欲は、欧州規格のボランチのよう。かつて得意としていたミドルシュートが、意図して緩急をつけるために使えるようになれば、さらにスケールアップできるだろう。
ゴールの後やゲーム後には、声援に一際大きな身振りで応える姿からサポーターからの信任も篤く、中心選手としての貫禄も漂い始めた。 |
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8 |
ポペスク
(ガビ)
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ザムフィール元監督のお墨付きを得て加入した元ルーマニア代表。獲得にあたっては、チームを去らざるを得なくなったサンドロとのトレード的な経緯もあった。
トルコキャンプのレポートからサポーターの中での期待は大きかったが、負傷もあって待てど暮らせどトップチームのゲームには出場せず、
結局リーグ戦では12節の中断前まで姿を現すことは無かった。怪我が治った後も、なかなかトップに合流しなかった事から、獲得自体が疑問視された事もあったほど。
・・・が。ナビスコ、第3節・東京戦でいきなり先発でゴールを決めると、4戦4発の大活躍。予選突破の原動力となった。
高い足元の技術を持ち、「タメ」と「ハタキ」でゲームに緩急をつけられる。シュートも正確。オフェンシブでは羽生がファーストチョイス。とすれば、これからチームは、ガビの魅力をどう消化していくか。 |
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13 |
滝澤 邦彦 |
村井の穴埋めとして期待されているが、水野の急激な成長もあって出番は限られている。
ようやく、ジェフらしい追越しの動きが身に着いてきたので逆襲はこれから。「左利き」は大きな武器なだけに、突破力やクロスの種類が増えてくれば、水野・坂本との争いにも割って入れるだろう。当面は、山岸などとベンチ入りメンバーを争う。 |
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14 |
瀬戸 春樹 |
今季大分から移籍。大分ではスタミナがある方だったようだが、ジェフでは並。加えて判断の早さなど、スタミナ以外でジェフのレベルとのギャップに戸惑っているようだ。
主戦場はボランチもしくはリベロ。一時期自信を失っているようにも見えたが、ようやく上昇傾向か。チームは来季に向けて手薄なディフェンスの戦力補強を図っているだけに、切り替えて彼なりの良さをアピールする事が何よりも必要。 |
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15 |
中島 浩司 |
中盤をたゆたう不可思議な才能。
昨年までのトレーニングでだいぶボールを追っかけるようになって来たが・・・相変わらず守備は軽く、パスを出せば相手に渡り、そうかと思えば、目の覚めるようなダイビングヘッド。一人だけ違うリズムで世界を作る・・・そう言う選手。それが中島。中島だからしょうがない。 |
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16 |
山岸 智 |
昨年の負傷以来、右サイドの新星の座を水野に奪われてしまった。トップメンバーの当落線上で、静かに復活の時を待っている。
元々は将来を嘱望されたFW。ユースの指導方針としてDFまで全部のポジション試された過去を持つ。キープ力と、突破力、シュート力に非凡な才能を見せる反面で、守備時には淡白な印象を与える事もある。元が攻撃的な選手だけに仕方ない部分もあるが、守備面の克服が今季の大きな課題になるだろう。 |
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20 |
工藤 浩平 |
羽生とガビとの競争に生き残りをかける「姉崎のマラドーナ」。
羽生の運動量に及ばない代わりに、スルーパスとシュートでよりゴールに近い仕事をする。そのぶん、決定的な仕事が出来なかった時には、目立たない存在になってしまう。清水戦では、それが監督の不興を買って、しばらくメンバー落ちしてしまった。
U−21トゥーロン国際のメンバーにも選出。チームでの壁を突き破って、再び上を目指していけるか。
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22 |
羽生 直剛 |
監督の信任も厚い、前線を活性化させる「潤滑油」。
羽生が追うことで相手の余裕が無くなり、羽生が走ることでパスコースが生まれる。直接的な得点・アシストは多くないが、羽生が居ると居ないとでは、ジェフのサッカーの質が変わってしまうほど、今のチームには欠かせない存在。ガビ、工藤とライバルは居るが、羽生の運動量が落ちない限り、ポジションは安泰だろう。
練習中はよく大笑いしているが、集中しているときとの切り替えがハッキリしている。Off the pitchでは、勇人と仲がいい。また、ホームページではコマメに羽生の生コメントを読むことが出来る。
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23 |
楽山 孝志 |
勝負の年。この一年で化けられるか。
才能はある選手だが、ここまで煮え切らないプレーぶりでベンチに入ったり入らなかったりを繰り返してきた。このまま消えていくかに見えたが、ようやく今年になりプレーに変化が出始めてきた。寮長を務めているせい?か、サテライトではリーダーシップを発揮。それと共に自身も球際に強くなり、運動量も増えて、元来持っていた技術的な部分が試合中に活かせるようになってきている。
元々はトップ下の選手だが、チームの方針でWB・ボランチもこなす。また、サテライト・練習試合では再三決めている直接FKと言う武器もあるので、それを競争の激しいMF陣の中でどうアピールしていくかも、生き残りの鍵になるだろう。
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29 |
水野 晃樹 |
昨年の入団時には「残りもの」。筑波大学を落ちてジェフに入ったと言ういわくつきだが、入団後に見事に才能を爆発的に開花させて、主力選手にまで成長を果たした。彼の成長には、「運」がつきまとう。昨年秋の山岸をはじめとする主力の怪我、今年はじめの村井の移籍で、トップチームでの活躍の機会を予想外に早く得た。
フィジカルが弱く、守備力にも課題を残すが、それを補って余りある攻撃力で貢献している。相手DF裏を衝く速さ、切れ味鋭いドリブル、クロスにシュート、多彩なパス、そしてロングスローと攻撃に関する武器をふんだんに持っている。主戦の右WBとしてだけでなく、トップ下として流れを変える事も出来る。昨年12月に初めて選ばれたU-20代表でも着実にステップアップ。ワールドユースでは煮え切らない日本代表にあって1G1Aと獅子奮迅の活躍で評価を高めた。
浦和の鈴木啓太は従兄弟。また兄貴が2人おり、血筋としては、まだこれから体が大きくなるらしい。 |
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34 |
中原 浩介 |
飄々としていながら視野が広いのか、時折「そんなトコを見ていたのか?」と思わせるパスを見せるMF。二列目・三列目からの攻撃参加にセンスあり。ボランチもしくはトップ下として中央からゲームを組み立てる。
まだ線が細く、ボランチに入った時に相手を潰せる強さが無いが、上背があるのでフィジカルが強くなればスケールの大きな選手になれそうだ。U-18代表にも、ジェフに入団後に選出されるようになっている。今季入団の高卒の中では、一番化けそうな「素材」。 |
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35 |
芳賀 博信 |
昨年2NDステージにアマチュアからトップに合流。デビュー戦となった神戸戦では1アシストを記録するなど、アマチュアの星として更なる活躍が期待されている。
しかし、現実は厳しく、今季は厚くなった中盤の選手層に阻まれ、ここまでトップへの足掛かりを掴めていない。中盤ならどこでも出来る彼だが、評価されたのは意地でもトップに上がろうと言う思いが乗った、強引なまでの攻撃姿勢だったはず。昇格した事で落ち着く事無く、もう一度本当の「トップ」を目指す気持ちで練習からチャレンジして行って欲しい。 |
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37 |
松ヶ枝 泰介 |
8月9日入団の「遅れてきた新人」。今年の始動時からずっとチームに帯同し、トルコキャンプにも参加。契約は間近かと思われていたが、負傷もあり正式契約が遅れていた。
高校時代はサイドバック、大学時代は前目のポジションと、ユーティリティ性に富む。ウリは強烈なパンチの効いたシュートと、ジェフに入るなら標準仕様の運動量とスタミナ。ライバルは多いが、存在意義を見出せるか? |
FW |
9 |
林 丈統 |
「スーパーサブ」「選手権得点王」「ボエム」「日本で一番の才能」・・・林を語る言葉は多い。
先発でもいける体力はあるが、チームの中では、今季も途中出場から流れを変える役割を担っている。ハースが出場できなかったナビスコ杯では先発で奮闘。今季こそは、先発を射止められるか。
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10 |
ハース
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今季の攻撃を牽引する、“スーパーマリオ”。
序盤、全く噛み合わずに心配されたが、彼がストライカーで無くゲームメーカーである事を周囲が理解するにつれ、徐々に真価を発揮。ほとんどのゴールに、何らかの形で絡むほどフィットするまでになった。
中盤に戻って抜群のキープ力でタメを作り、何人もを引き付けては味方の上がりを促す。ハースがタメる事で、4人・5人がペナルティエリアに殺到する破壊力を生み出している。一方、自身は簡単なシュートを外し、難しいシュートを苦も無く捻じ込む、ドカベン・岩鬼の悪球打ちのような・・・不思議な間合いを持っている。これで簡単なシュートも上手かったら、確実に日本に来たりはしないだろう。
お調子者?お祭り男?でファンの声援には必ず応えるてくれる。同点で終わって大喜びするあたりは、日本のメンタリティと噛み合わないところもあるが・・・なんとなく憎めない「10番」だ。 |
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18 |
巻 誠一郎 |
今季から主力FWとして最前線で体を張っている。頼りなかったポストプレーに磨きがかかり、競り勝って味方にしっかり繋げるようになっている。得点も、ハースと言う相棒を得て開幕から好調。さらに終盤までチェイス出来るスタミナもついてきている。
・・・あとは決定力。よく走っているからこそ、点が獲れる位置にいると言うのは分かる。でも、チャンスの数からすればもっと決めなくちゃエースとは呼べない。
・・・ところが。まだまだ育成過程かと思われた、7月末。横浜FW久保の代表辞退により、突如フル代表に召集。ただの繋ぎか、シンデレラボーイか。巻のサッカー人生が大きく振れ始めた。 |
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19 |
高橋 泰 |
得点感覚に優れた、林系のFW。見かけによらず、ヘッドもポジショニングの良さで強い。
林系だけに、林のコンディションが良いと使いどころが難しい。ここまでは、ハース・巻・林の誰かが欠けた時に、バックアップFWに入ることが多い。練習試合では得点をコンスタントに記録しているだけに、公式戦での数少ない出番で、目に見える結果を残して生き残りたい。 |
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25 |
要田 勇一 |
ゴツくて、カタイ、「強田」さん。奇○組で見たような。
昨年終盤、FW陣が壊滅状態となる中で練習生→契約→即出場となった雑草FW。パラグアイで鍛えられた頑強な体躯を生かしたプレーが持ち味。地味だが、献身的で、汚れ仕事が出来る。一度はサッカー選手としての崖っぷちに立った選手だけに、ハートも頑強。
今季は、ハース・巻・林の3枚に加えて、泰も控えているため出番は限られているが、彼が居てくれる事が前線の選手層を厚くしている。 |
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28 |
堀川 恭平 |
50mを6秒台で駆け抜ける俊足、180cmガタイ、左右両利き、FWらしいトンガった雰囲気、と特徴の多いストライカー。何となくアフリカンな空気を感じる。期待は大きいが、入団後は細かい怪我が多く、コンスタントに練習をこなせていない。
競争の激しいFWだけでなく、WBとしても練習試合では起用されている。瞬間的に見せる突破の技術が面白い。これからの育成方針が気になる選手だ。 |
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31 |
市原 充喜 |
登録上はFWだが、昨年後半以降は完全にDFとして育成されている。特に今季はDFの枚数が少ない事もあって、ナビスコ杯に早々に出番が巡ってきた。最終的には残らなかったが、U-20代表候補にも、一昨年冬以来に今度はDFとして招集された。
DFとしては正直まだ未熟。守備を放り出して、最前線まで駆け上がってしまうし、危険なエリアでもガムシャラに喰らいついて引きずり倒してしまうので、起用するときは失点・PKは覚悟の上。けれども、少しずつDFとしての駆け引きも上達している。イザという時は、本職のFWとしても使えるし「未完の大器」と言う言葉が良く似合う。 |
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32 |
金 東秀 |
高校1年生の時からトップチームで練習を積む原石。同年代のFWと比べて、実力の程は申し分ないと思うのだが、問題があるとすれば温厚な正確。練習・試合の時だけは、その温厚さを捨てて獰猛な「虎」に変わってくれたなら、次代のエースの座は彼なのだが。
トップチームの一員となり、言い訳も遠慮も出来ない。今季、FWが多く入団した事も彼への無言のプレッシャーになっているはず。ここで、一皮剥けられるだろうか。 |
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33 |
川淵 勇祐 |
Jユース選手権でも得点を量産した生え抜きのストライカー。だが、現状では厚くなったFWのポジション争いに加わるまでには至らず、不得手な左WBなどをこなしている。
サイドでも起用されてはいるが、山岸やミツキ・堀川と違って、ユーティリティ性や身体能力で秀でたものがある訳では無い。あくまでFWとして生き残る事が出来るかが、彼にとっては重要になるだろう。一年目から正念場。 |