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2003-2004 人事(2004.10.27現在)
「◎」・・・新外国籍選手/「○」・・・新人
「△」・・・移籍加入選手/「▲」・・・レンタル復帰

[来季陣容] 現在28名
GK立石・櫛野・岡本
DF茶野・ミリノビッチ・結城・斎藤・○水本・△鷲田
MF阿部・勇人・中島・村井・工藤・羽生・坂本・金位漫・野本・楽山・▲望月・△椎原・○水野
FWサンドロ・林・巻・山岸・○市原・△羽地・◎マルキーニョス

[新加入](年齢は2003年の満年齢)
DF水本:三重高校(18歳/183cm・72kg/2003U-18日本代表)
DF鷲田:J2山形(25歳/183cm/77kg)
MF望月:J2仙台(30歳/178cm・68kg/元日本代表/▲レンタル復帰)
MF椎原:関西社会人リーグ・大阪ガス(23歳/177cm・68kg)
MF水野:清水商業高校(18歳/173cm・58kg)
FW市原:東京学館高(17歳/180cm・72kg/2003U-18日本代表)
FW羽地:J2山形(25歳/185cm/73kg)
FWマルキーニョス:J1東京V(昨年はJ1横浜にレンタル)(27歳/174cm・73kg/◎レンタル)

[途中加入](年齢は2004年の満年齢)
FW金東秀:市原ユース(18歳/183cm・75kg)※9/22昇格
MF芳賀:市原アマチュア(22歳/173cm・66kg)※9/29昇格
FW斉藤:市原アマチュア(26歳/174cm・68kg)※10/1昇格
FW要田:フェルナンド・デ・ラ・モラ(パラグアイ)(27歳/175cm・71kg)10/27移籍加入

[退団]
GK石川:戦力外→育成部コーチ
GK高木:JFL草津レンタル→J2大宮へ完全移籍
DF中西:戦力外→J1横浜FMへ完全移籍
DF吉田:戦力外→J1広島へ完全移籍
DF小林:J2山形へ完全移籍
FW崔龍洙:J2京都へ1年間のレンタル移籍
FW大柴:戦力外→J2仙台へ完全移籍
FW拓土:戦力外→JFL大塚製薬へ完全移籍
FW寿人:J2仙台へ完全移籍

[途中退団]
FW羽地:J1柏へ期限付き移籍

[噂]
FWヌワンコ・カヌ:イングランド・プレミアリーグ・アーセナル(27歳/197cm・80kg/ナイジェリア代表) 1/7・スポニチ → 1/14・獲得断念
MF阿部:1/14・J1名古屋がオファー→1/18・オファー拒否
MF村井:1/18・J1清水のオファー拒否・契約更改
FWマルキーニョス:前J1横浜(27歳/174cm・73kg/ブラジル)1/22・サンスポ→2/9・公式発表
FW要田:元神戸(27歳/173cm・70kg)10月から練習参加中→10/27・公式発表

2004選手名鑑
位置
背番号
氏   名
年齢/体格
備     考
TD
ベングロシュ
現在は欧州を中心に活躍中。今年開催されたEURO 2004では、UEFAテクニカル・スタディ・グループのリーダーを務めるなど、相変わらず欧州サッカー界の重鎮として活躍している。またアジア杯も視察。クラブの名声を欧州で広めてくれている影の後見人。
自ら若年層の強化を目指したアカデミーを主宰しており、いつかジェフとも選手の留学など交流が生まれるかもしれない。
監督
オシム
市原の結束は監督と共にある。
1STステージ、勝ちきれずに同じミスを繰り返してしまった事は歯痒かったに違いない。厳しい練習を課す中で選手を、戦術を見極め今は静かに2NDを見据える。第二節・マリノス戦は監督も認めるベストゲーム。この試合の内容をどの相手でも繰り出していけるか。さらに進んだジェフを、見せ付けてくれるに違いない。
GK
立石 智紀
今季は岡本から第二GKをとり戻してコンスタントにベンチ入りしている。
出番はまだ無いが、GK陣のまとめ役として貴重。
17
櫛野 亮
神懸ったセービングで至近距離からの決定的なシュートを防ぎ、最後尾から吼えて味方を鼓舞する。課題のキックもかなり改善され、GKとして熟成されてきた感がある。
1STは彼の活躍に助けられた反面、チームとしての失点が減らなかった。2NDは、コーチングやセットプレーの対応を磨いてチームの失点を減らす事を期待。
30
岡本 昌弘
立石の後塵を拝しているが、2NDでは巻き返しなるか。サテライトの練習後は、アマルコーチの強烈なFKをセービングして、地道に技術の向上に努めている。
DF
斎藤 大輔
主に、対戦相手のFWのうち体格に勝る選手のマークを担当。
職人気質なのであまり目立たないが、試合終盤の攻撃参加や、感情を丸出しにした体を張ったタックルは必見。貢献度は高く、もっと評価されて良い選手。
茶野 隆行
主に、対戦相手のFWのうちスピードのある選手のマークを担当。マンマークは天下一品の「しぶとさ」が持ち味。
中西が移籍した今季はレギュラーに再び定着。代表に初めて選ばれ、即試合出場するなど躍進のシーズンとなった。ただ、その代表選出と前後するように調子が下降線を辿ったようにも思う。
2NDでは、経験ある選手らしい安定したプレーと、代表の両立を期待。
ミリノビッチ
スピードの衰えは否めないが、守備機会の多かった1STにあって変わらない読みの鋭さと、高さで相手チームにとって高い壁であり続けた。 劣勢時の攻撃参加も、崔龍洙と言う「高さ」を失ったチームにあって貴重。
市原で最後のシーズンとも言われるだけに、タイトルを獲らせたい。
14
鷲田 雅一
古巣への復帰で期するものがあったはずだが、これまでのところは出場機会も少なく苦しんでいる。判断の遅さがトップに定着出来ない最大の要因だろう。それさえ出来れば、彼にしかない持ち味のフィードや体の強さが活かされてくる。
24
結城 耕造
現在、第4DFの座を水本と争っている。DF欠場時でも坂本や阿部がコンバートされて穴埋めをしていただけに、本職にDFとして相当悔しさがあったはず。ハードなマークは相変わらずだが、決定的な場面でマークを外したりする場面が目立ち、それ故にまだ完全な信頼感が無いのか。
局面での冷静なプレー、そして「声」が欲しい。
27
水本 裕貴
1ST後半から徐々に出場機会を掴み、ナビスコの浦和戦でエメルソンを、PSMレアル戦でフィーゴを沈黙させ、一気にブレイクを果たした期待の新戦力。1対1に強く、局面での冷静な判断が光る。正直、ここまでのプレーは高卒とは思えない。
当面はU−19日本代表との掛け持ちになるだろうが、コンスタントに出場機会を増やして経験を積めば、今後の市原DFを背負えるだけの逸材。
MF
坂本 將貴
市原の「右」に君臨し、連続出場を続ける鉄人。粘り強い守備は左右のバランスと言う意味でも不可欠。両足が使え、右だけでなく左や、ボランチ・ストッパーを務める事の出来る汎用性の面でも貢献度が高い。
反面、攻撃面での積極性と精度は、レベルアップを期待したいところ。攻撃力さえ着けば代表クラスの力は持っている。
阿部 勇樹
無事に五輪代表としてアテネで戦う事が出来て一安心。イタリア戦では、FKも決めて見せた。
1ST序盤は五輪最終予選の勢いそのままにその右足を存分に振るったが、チームの調子が下降すると共に活躍の場面も減ってしまった。今は、アテネで持っているものを全てブツけて、迷いを振り切った阿部を観たい。青いユニだけでなく、黄色いユニの時にも、もっと出来るはず。
佐藤 勇人
1ST序盤戦の活躍は凄まじく、特にミドルシュートは、勝ちきれないチームの貴重な得点源になった。
ところが、チームが勝てなくなるとほぼ同時に、阿部とのバランスが崩れてしまった。攻撃に意識が偏りすぎたか、ボランチと言うよりも羽生と同じような位置になってしまい、守備の本分が疎かになってしまったように思う。2NDは磨かれた攻撃力と、元来の泥臭い守備の両方での活躍を期待。
10
望月 重良
怪我もあったが、残念ながらモチベーションを失っているように思う。
このままでは厳しい。
11
村井 慎二
市原にあってほとんど唯一、単騎で状況を打開出来る選手。村井の調子が落ちると、チームの攻撃力が一気にダウンする。
守備面でも大きな穴は無く、そろそろ代表に呼ばれてもおかしくない存在。
15
中島 浩司
一番の問題は中島と競い合う第三ボランチ候補が今の市原には居ない事かもしれない。
時折、素晴らしい閃きのパスでチャンスを演出するし、守りも向上はして来た。しかし、泥臭さがまだ足りない。180cmと恵まれた体躯、ボランチと言うポジション。当たって止めて、それでもダメなら追いかけなくちゃ、サポは彼を認められない。
20
工藤 浩平
1ST後半から出場機会を増やし、羽生とはタイプの異なるオフェンシブとして評価を上げてきた。「タメ」を作れること、そしてスルーパスを出せる閃きは天賦の才。磐田戦のゴールのように得点力もある。
体力的にも戦えるようになって来たので、今後も羽生との併用でレベルアップが期待される。
22
羽生 直剛
今の羽生を見ていると、まるで大柴のようだ。走って走って、周りをカバーして、一人で攻撃から守備まで奮闘する。動けなくなるまで。
それだけに、なかなかチームとしても個人としてもいまいち結果の出なかった1STは精神的にも辛いものがあっただろう。責任を背負いすぎず、いい意味で2NDは力を抜いて臨んだなら、いい結果が出るんじゃないだろうか。
23
楽山 孝志
左の控えとして出場機会を伸ばし、ナビスコでは得点も。努力の甲斐あり、少しずつ結果を出している。
今後の課題は守備力と、WBとしての勝負の姿勢。当たらない「見逃し三振」のようなディフェンスと安易な逃げのバックパスが彼の魅力を半減させている。去年のちばぎん杯で見せたような積極的な楽山をサポは望んでいる。
25
金 位漫
長期離脱していたが、2NDを前に復活。 積極的な攻撃と、檄でチームを引っ張る。
課題は、スタミナとプレーの精度。いい所まで行きながら、最後のシュート/クロスが決まらない惜しい場面が目立つ。逆にその精度さえ高まれば、出場の可能性もぐっと高くなるはず。
26
椎原 拓也
アマチュアの大阪ガスから退路を絶って入団したものの、プロとの判断力・技術の差に苦しんでいる。主に、左右のWBを任されているが、まだ時間が必要か。
28
野本 安啓
勝負の三年目で本人も気合十分。ボランチと、ストッパー/リベロをこなす守備の汎用性を武器に出場機会をうかがう。1STでは負傷もあって不本意な結果に終わったが、中盤の層の薄さが指摘される中、「守れるボランチ」として活路を見出したい。性格的に優しいが、今はそれもかなぐり捨てて生存競争に勝利して欲しい。
29
水野 晃樹
デビュー戦がレアル戦。日本人で初?だろうか?
本来は攻撃的MFで、サイドもこなす選手と言うことだったが、チームの方針でボランチを任される事が多い。キックの種類が非常に豊富で、尚且つ精度もある。体力がついてくれば、いろいろなポジションをこなせる中盤のユーティリティとして活躍してくれそうだ。
 
35
芳賀 博信
アマチュアからの初昇格選手。9月からトップチームに合流してテストされ、晴れてトップ契約となった。まだあまり観た事は無いが、本人が一番得意と言うオフェンシブでは、強引なまでの突破でシュートまで必ずと言って良いほど持ち込んでいた。技術やスタミナにまだ難はあると思うが、トップで揉まれて、即戦力として機能して欲しい選手。
彼の活躍が、ジェフアマの選手達に希望を与える。
(※04年9月29日トップ昇格)
FW
マルキーニョス
出た試合では結果を残す頼れる新エース。
けれども、1STはコンディション不良の期間が長引き、約半分7試合のみの出場。2ND開幕3戦で5発を叩き込んだ彼が、常時試合に出られるかが、巻き返しの鍵となる。
 
林 丈統
昨年のような決定的な仕事はなかなか出来ていないが、相変わらず流れを変える役といえば彼しかいない。また、最近は体力もついて先発90分でもプレー可。 ウイングとして使われる事もあり、幅を広げている。
とは言え、彼は得点してナンボの選手。2NDは、より多くの得点を。
 
13
サンドロ
Kリーグ得点王の看板。助っ人選手である彼には大きな期待と、そして結果が求められる。新人選手なら許されるミスも、彼には許されない。
結局、彼は誰にも何も言わせない結果を出すしかない。マルキのコンディションが整った2NDこそ、彼の真価が問われるシーズンになる。
16
山岸 智
FW登録だが、実際には右WBでの出場がほとんど。短い出場時間の中で4得点し、しっかりと結果を残した。
クロスの精度は無いが、中に切れ込むドリブルには鋭さがあり、シュートも正確。自分で決められるウイングとして、特に後半の手詰まりの時間帯が見せ場になる。
18
巻 誠一郎
今の日本人FWには珍しい、体躯を生かした強烈なヘディングが打てる貴重な存在。崔龍洙譲りの豪快なシュートシーンで、リーグ/ナビスコ共に結果を残しつつある。昨年来、散々走らされたせいか。課題であったスタミナをはじめ、だいぶ走力も上がって来ている。
試合毎の波をなくせば、さらに活躍が期待できる。2NDでは、3トップ編成時のポスト役としても出番がありそうだ。
19
羽地 登志晃

体は大きいが、どちらかと言えば得点感覚で勝負するタイプ。今の市原にあって貴重な左利きだが、まだ自身の特徴が十分発揮されていない。
自分だけの武器をアピールしていかないと、今のFW陣(マルキ、サンドロ、林、巻)は崩せないだろう。
(※J1柏レイソルへ期限付移籍中。05年1月31日まで。)

31
市原 充喜
FWからDFまで。実に市原らしい育てられ方をしている。主力の怪我もあって、ナビスコでJデビュー。レアル戦にも出場した。
魅力はなんと言っても負けん気の強さ。ゴリゴリとシュートまで持っていく強引さと、先輩にも声と身振りで要求が出来る自分の見せ方の上手さがある。ファール気味のプレーが多いのが残念だが、積極性を失わずに成長して欲しい逸材。
 
32
金 東秀
今年もユースではなくトップでプレー。レアル戦ではベンチ入りもした。
期待のFWであることに変わりは無いが、ライバルも増え、加入から時間も経っている。年少である事に気後れせず、戦えるかが課題。
(※04年9月22日トップ昇格)
 
36
斉藤 正樹
04年社会人関東二部得点王。マルキ、サンドロ、林の負傷を受けて緊急昇格を果たした。プレーについては、観戦した回数が少なく評価なし。
(※04年10月1日トップ昇格)
 
37
要田 勇一
元横浜FC、神戸など。先日まではパラグアイでプレーしていた。登録後すぐ10月31日のG大阪戦でJ1デビュー。出場時間は短かったが、体格の割に体が張れ、強引なシュートに持っていける強さがあるようだ。派手さは無いが、今後の活躍に期待。
(※04年10月27日加入)


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