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 絶望の淵から、クラブの総力を結集して残留した2008年。
  その苦しさを胸に、今年こそはと挑んだ2009年だったが、結果は最悪のものとなってしまった。開幕前から言われていたのは、「奇跡」と言われた残留に自らが酔ってしまう事への懸念。最終節のような応援が常には出来ない、けれども超えて行かなくてはならないと言う戸惑い。「WIN BY ALL」のコールをクラブも軽々しく使い、その一方で「3チーム自動降格」が分かっていながら、FWの補強を怠ってシーズンに突入した。

  準備期間のある中で始まったミラー監督の2年目。
  補強が伴わない状況にも関わらず、クラブは監督の練習手法への疑念を深めていく。サポーターが訴える不安。噛み合わないクラブの動き。
  結局、ミラー監督の望んだ補強(ネット、太田)の前に、彼は解任され、後任は監督経験の無いかつてのミスター・ジェフ、江尻となる。最後のカンフル剤は、結果、経験の無さを露呈しただけで、一勝も出来ないままに11月の川崎戦の降格へと繋がっていく。

  昼田SMも解任され、その過程に嘘を交えるフロント。
  2008年の「WIN BY ALL」の空気はどこへ?ユナイテッドパークのオープンと言う記念の年となるはずが、古河電工以来の伝統に泥を塗る、最下位でのJ2降格。クラブは空中分解したまま、暗鬱たる空気のサポカンでシーズンを終えた。 
  ただ「YELLOW TOP」のスローガンだけが、虚しく響く。

Archives(2009.01〜)

中身も無ければ、熱も無い
ホントに、みんな、いいの?あれで?


▽サポカン行ってきました。
残念ながら、手は挙げたけども、指名はされず。

この時点で、確定的に話せることが少ないのは重々分かっていたけれども、過去の分析も、今後の展望も、予想以上にそこに行き着くまでの説明が曖昧で漠然としていて、お茶を濁されたようにしか感じることが出来なかった。
サポカンを開催した、と言う、ポーズとしては意味はあったかも知れないけど、内容はユナイテッド誌のインタビュー記事のほうがまとまっていた。

期待していたのは、もっと的を絞った今季の問題点と、それをどう改善しようとしているかと言う取り組み、そして、来季の開幕までにどう言う準備をするのかと言うフロントのノルマ。それが、全く触れられなかった。
責任の所在も、また曖昧だった。

何よりも恐ろしいのは、あの内容で特段不満の声も上がらずに、1,000人のサポがそそくさと帰ってしまったこと。たぶん、納得はしていないのだろうが、単に日曜夜だからか、諦めなのか、達観なのか、それとも本当に納得しているのか。。。とにかく、この1,000人が、あの会場の空気をそれぞれに持ち帰る事が、自分には怖くてならなかった。

10年前の姉崎は、怒号は飛び、深夜に及んだが、お互いの想いをぶつけ合い、最後は覚悟して来季を共に戦おうという前向きな空気が作られていた。
しかし、今日はどうだったか?あの何とも言えない、悪しき沈黙から、新しい情熱が生まれえるのだろうか?

J2降格と言う未曾有の危機に直面して、それでも今日のサポカンで、腹を割って話せなかったことが、今後何年にもわたって尾を引かないことを願うばかりだ。

三木社長。言い訳も、理想の押し付けもいらない。
口下手では済まされない。もっと、具体的に何をするかを言及して欲しかった。
我々を納得させるだけに足る説明も出来ず、今後に何も約束できないのならば、結果でより厳しくチームに問いかけようと思う。
そう言う厳しさが無ければ、本気でこのクラブは弛緩して、堕ちるところまで堕ちる。

本当に怖い。これで良い訳が無いのに。


最下位降格
再生への棘の道。


▽最下位。恥ずべき事だ。
これほどに悔しい事は無い。

「一年でJ1に戻る。」
三木社長はそう言った。
言うのは簡単だ。しかし、この惨憺たる結果から、如何にチームを立て直すのか。
具体的な指針に、行動が伴わなければ、そんな宣言は絵空事に終わる。

12月13日(日)サポカン。
10年前、姉崎の駐車場で深夜に及ぶ討論をしたあの時のように、クラブは再生への本気を、サポーターに示す事が出来るのか。

J1残留争いとは違う、常に負けられない、トーナメントの如きJ2へ向けて。
来季への戦いは、既に始まっている。
サポーターカンファレンス 12月13日(日)19:00〜21:00
千葉市民会館 大ホール 9日(水)まで意見受付 (公式)

▽契約満了選手も発表。
色々言いたい事はあるけれど・・・夜中の2時過ぎに発表と言うのは、クラブの姿勢としていかがなものでしょうか。

トップ契約満了選手 リザ契約満了選手


失望の敗戦
果たして、ジェフのユニを着る資格は“彼ら”にあるのか?
11/15:天皇杯4回戦・FC岐阜戦は、0-1の敗戦

▽先週、等々力で流した涙は何だったのか?
悔しさ、不甲斐なさ、本当にそう思うのならば、この日のような戦いは出来なかったはずだ。この日、熊谷のスタンドを埋めたサポの期待を、彼らは何も感じなかったのか?
誰一人も、岐阜よりも走れず、当たれず。それでいて、負けて突っ伏す姿なんて観たくも無い。負け慣れ、見慣れてしまった、試合後のスタッフ全員の挨拶。あんな姿を観るために、我々は応援に行っているのではないのだ。

江尻監督も、自らに自信を失っているのを口に出してはいけない。
試合後のコメント。言うに事欠いて、契約云々の話なんて持ち出す必要は無い。
新人監督だろうと、元ジェフの主将だろうと、そんな事はこっちだって重々分かってる。それを知った上で、我々も後押ししているんだ。弱音も、言い訳もいらない。

自らの目指すチームとは、こういうものだと自信を持って示し、結果を出さなければ、批判を浴びるのもまた当然だ。結果が出なくても、虚勢を張れ。自らの責任だと言って、責任を背負い、それでも前を向け。それが出来なければ、指揮官足り得ない。
指揮官は、自分を信じられなくなったら終わりだ。

選手たちも、一人一人が考えるべきだろう。
サポは観ている。今年、誰が走り、戦い、誰がそうでなかったか?誰がミスを繰り返し、誰がそのミスから学び成長し、誰が成長できなかったか?誰が、気持ちを折らず、誰がいい加減な時もあったか?
このチームで戦う、それだけのプレーが出来たかどうか、我々は見ている。

我々は、誰一人失いたくない。
ジェフで戦う覚悟を決め、このクラブのために尽くしてくれる選手を。
しかし、同時に「情」だけでは、勝利を掴めないと、否が応にも、今年のジェフの戦いぶりから、教えられているようにも思う。

悔しさも、何もかも、負けて負けて負け慣れた今のジェフには響かないのではないか?
仮にそうであるならば、「ゼロに戻す勇気」も必要なのかも知れない。
こんな事は、言いたい事じゃない。しかし、今日の熊谷の戦いぶりからは、そう言う虚しい想いしか起こらないのだ。

悔しかったら、結果を出せ!
選手も、監督も、そしてフロントも。
言いたいのはそれだけだ。
岐阜戦試合結果(公式)  


共に歩もう。
今日という日を乗り越えて。
11/8:第31節・川崎戦は、2-3の敗戦
得点者:工藤、和田


▽降格は現実のものとなった。
しかし、この日の等々力はホーム・フクアリもかくやと言うほどに戦っていた。選手もサポーターも、目の前に突きつけられた厳しい状況に立ち向かい、最後まで戦い抜いた。
崩れ落ち、涙に暮れる選手達を、サポーターは声援で最後まで後押しした。生温いという人も居るかも知れない。しかし、自分は、この仲間達を誇りに思う。
今のジェフは弱い。もっと多くの勝利を、もっと多くの得点を見たいのならば、他のチームを応援すれば良い。けれど、ジェフじゃなければ駄目なんだという人がこれほど多く居て、本当の意味で、苦しいときもサポートするんだという覚悟を持っている。試合後に起こった声援に、「共に歩む」という覚悟を、自分は感じ取る事が出来た。

その覚悟に、クラブはどう応えるのか。
今日と言う日は、新しい戦いの始まり。
しかし、けじめ無くして「WIN BY ALL!」は再び掲げられない。

今季のジェフは、昨年の劇的な残留の余韻から抜け出せなかった。
昨年の苦しさを美化し、他のクラブが、着々と戦力を整える中、外国籍選手枠を余らせ、準備不足を棚に上げ、結果が出なければ監督を挿げ替える事で、去年と同じように打開できるだろうとタカを括った。待望の新外国籍FWはベンチを温め。4人の外国籍選手は一向に揃わない。
強化の責任者たる、シニアマネージャーの「解任」も報道が先行し、未だに発表の無いままだ。


クラブには答える義務がある。
このクラブの未来を。
「1年でJ1に戻る」
聞きたいのはそんな薄っぺらい言葉じゃない。このクラブをどう言うクラブにするのか。どう言うサッカー掲げ、戦うのか。このクラブのアイデンティティ、「魂」そのものだ。

我々の心に響くクラブの「魂」を、今こそ伝えて欲しい。
この悔しさを、心の底から悔しいと思うなら。絶対にここから這い上がるのだと誓うのなら。
けじめをつけずして、このクラブの再生は無い。
川崎戦試合結果(公式) J'sGOAL選手コメント


悔しさを刻み、噛み締める、力の差。
残り4節。選手を支え、戦うのみ。
10/24:第30節・鹿島戦は、0-3の敗戦

▽まざまざと力の差を見せ付けられた。
鹿島は、点を奪い、敵を倒す為に戦っていたが、我々はミスを恐れ、自らを取り繕っていただけだった。今季、いやと言うほどに思い知らされる、他チームとの継続力の差。ジェフは、どう言うサッカーを目指し、他クラブと相対し、勝利をするのか?それを考え抜き、定めねばならない。

敵地に駆けつけた、多くのサポーター。
心底諦めない仲間が、これほどに多く居る。
サポートするとはどう言うことなのか?
仲間の姿が、その原点を思い起こさせてくれる。

厳しい状況にあっても、最後まで共に戦い抜く。
今季、ジェフを応援できるのは、残り4節。
このまま終われるか。
鹿島戦試合結果(公式)  


安堵の勝利。勝負は18日。
10/12:天皇杯3回戦・HondaFC戦は、3-0の勝利
得点者:巻、和田、新居(米倉)


▽本当に久しぶりの、フクアリでの勝利。
3-0のスコアにこぼれたのは安堵のため息。この勝利で何とか、少しでもチームの状態が上向いてくれれば。厳しい状況に追い込まれているリーグ戦こそが本番なんだと誰もが分かっているから、「俺たちジェフ」もなければ「オブラディ」も無く、淡々と、この勝利を受け止めていた。

ゲーム内容は悪かった。
モチベーションの高いHondaに対して、前半は後手を踏む。パスを回され、危ない場面を作られてしまう。巻に高々と上がるハイボールは、狙い撃ちされ、チームは連動せず、ミスパスを繰り返す。残念ながら、見慣れた光景だ。

後半、時間の経過と共に、Hondaは徐々に運動量を失っていく。
そうすると、個々の差が少しずつゲームの流れを変える。
流れはジェフに。ボールがジェフのプレスの網にかかり始め、大きなサイドチェンジと、サイドの追い越しの動きが、ようやく機能しだす。

流れが変わりつつある中、巻が粘って奪った先制点は、Hondaの挑戦者のスピリットを焚き付け、さらに前がかりにさせた。Hondaが犯したリスクは、ジェフにとっては格好の標的だった。人数をかけて攻めようとするHondaの選手だが、守りに転じた時に戻りきれない。
和田のカウンターからのゴールは、正にそう言う形。

攻めようとすればするほど、ジェフの術中だった。
後半半ばが過ぎてから、ジェフは攻撃のオプションとして米倉を左MFへ投入。この米倉の積極的な動きが奏功し、さらにHondaを押し込む。
スタジアムが工藤の消極的なプレーに気色ばんだ直後、今度は米倉がペナルティエリアに突っ込む、倒されながらも、粘って繋いだボールを、新居が今季初ゴール。勝負を決めた。

動けない中盤、止まっている場所にしか出せないパス、この期に及んで足りない連動性、信じられないパスミス、シュートへの消極性・・・課題は多いが、本当に少しでもこの勝利が重苦しい空気を振り払ってくれる事を祈るばかり。

勝利したといっても天皇杯。
気を抜く事は出来ない。喜ぶのは、今日まで。勝負は18日。今度こそ、フクアリで凱歌を。
HondaFC戦試合結果(公式)  


巻、2戦連続アシスト
10/3:第28節・浦和戦は、1-3の敗戦
得点者:深井(巻)


▽タイトルをどうしようかと迷った結果、下の記事を見てそういやそうだったかと。
前半の入り方は良かったんですけどね。浦和も低調な出来だったし。
少し前まで連敗を重ねていただけに、浦和サポも少し疲れているのか、スタンドにもかなり空席が。やっぱり、この6万のスタジアムを埋め続けるのは、並大抵の事じゃないと思う。

幸先良く先制したけど、阿部のFKで同点。
どうせ、巻いてしか狙ってこないのだから、ぐぴおさんには、ポストに張り付いてもらってもいいくらいだったけど、確かに蹴ったボールは良かった。なんでこんなところにいつまでも居るか、阿部も。1度だけのサッカー人生だったけど、結局、お前は国内で止まってしまったのかと寂しくもあり。

その後、互角の展開で喰らいつくも、怪我のミシェウ、深井が下がってペースダウン。
なんでその時にネットじゃないのか?いや、何で先発で使わないのよ、エジさんと思う。ネットのモチベーションが下がってるのかも知れないけど、下がっているのを選手が悪いと思う前に、どうやったら、モチベーションが上げられるのか?それを考えるのが指導陣の役割。
ネットを先発で使えないのは、チーム内の補強と現場の連携。現場の指導、双方の問題があると思う。

ぐぴおに良太、昇平と、守備陣は奮闘していたけど。
水際で防がざるを得なくなったのは、後半、ガクリと落ちた運動量。
やっぱりね、勝てるようになるためには、他のチームを上回るだけの練習をして、練習をして、練習をこなさなきゃ、出来るようにはならない。
やりたい事は、分からないでも無い。だけど、やれるだけのベースが無い。そのジレンマ。

サポは最後までついていく。
だから、負けて頭を下げるだけじゃなく、一試合、一試合の成長を見せてくれ。
心配するな、俺たちは見捨てたりしない。だから、思い切ってやれ。
負ける姿、頭を下げる姿より、シュートを躊躇したり、意味の無いミスの連続、後ろ向きなバックパスが頭に来る。自信を持てとは言わない、開き直れ!出せるものを出し尽くせ!
神戸戦試合結果(公式)  


天王山の敗戦。
9/26:第27節・山形戦は、1-2の敗戦
得点者:ミシェウ(巻)


▽この敗戦が、堪えていないかと言われれば嘘になる。
残留争いのライバルをホームに迎え、選手もサポーターも、必勝体制で挑んだ戦い。その戦いに敗れたのだから。

まざまざと見せつけられたのは、チームとしてやりたいことの明確さ。
ジェフには迷いがあり、山形は明確だった。

内患外憂があったとは言え、ジェフは、GMを、監督を、短期間であまりに変えすぎた。もちろん選手も入れ替わりが激しかった。その中で、少しずつ、チームとしての力を失い続けてきた。継続する強さを失っていた。それが、この試合の結果だろう。
ジェフが自壊していく間に、山形は、しっかり地力を身につけていた。
シーズンを終えたとき、しっかりと振り返らなければならない一戦だった。

「継続」

この言葉が重く圧し掛かる。
昼田SM解任が、新聞では、もう決定事項のように報じられている。
三木社長。最後の責任を負うのはあなただ。だから、時には批判を覚悟で、苦渋の決断をしなければならない時があるのもわかっている。しかし、この決断は今すべきものなのか。10年前、サポの批判の最中にあった祖母井GMを、岡社長が支えたその時のように、貴方は黒子に徹し、支える事は出来なかったのか。このチームは一度壊されたチーム。チーム作りには、時間が掛かると言うことを、改めて気付いて欲しいと願う。

敗戦の笛の後、崩れる選手に、ブーイングと罵声。
奮起を願い、枯れた声を振り絞り、歌われるチャント。
混然一体とした空気は、この試合の意味をよく表していた。

しかしながら思う。
試合後のブーイングに残す余力があるのなら、何故、山形を打ち倒すために、試合中に全力を尽くさないのかと。このフクアリの空気を良くしなければと思うのならば、何故、もっと一人一人が、あと一歩踏み込んで、自ら動いてこのクラブを支えようと、自らの知恵を絞り、時間と身体を使って動かないのか。
誰かに任せ、誰かを批判する事で、自分は動かずに、それでよしとしているのなら、それは、何でそこでシュートを撃たないと、批判している選手の姿と変わらないのかではないか?
中途半端な気持ちでブーイングをしても、気持ちは伝わらない。「共に戦う覚悟」を、どこまで本当に持っているのか。
10年前の危機にはあった、一人一人の戦う覚悟が、今のフクアリからは伝わって来ない。

この試合で何かが決まったのだろうか?
何も決まっていない、そうだろう?

こんな敗戦、これから先のサッカー人生で、経なければならない数多の敗戦の一つでしかない。次の戦いはすぐにやってくる。振り返るのは、シーズンが終わってからで十分だ。
下を向いた心と、身体を無理やりにでも奮い立たせ、この選手達と戦い抜くだけだ。
山形戦試合結果(公式)  


まだ運には見放されていない。
9/20:第26節・神戸戦は、2-2の引き分け
得点者:ネット(PK)、工藤


▽神戸から帰宅して見た録画で、神戸のシュートがバーやらポストに当たりまくっているのを改めて確認して、まだ運はあるなと肝を冷やした試合。何とか、勝ち点3以内の差で山形と当たりたかったけど、負けなかったことを収穫とすべきゲーム内容か。
追い付いた事をポジティブに考えて、山形戦の勝利に全力を!
神戸戦試合結果(公式) 神戸戦レポート


届かない勝利。何が足りない?
9/12:第25節・新潟戦は、0-1の敗戦

▽届きそうで届かない。得点が、勝利が。
誰もが、この苦しい状況を必死で打開しようともがいている。けれども、結果は伴わない。あと一歩、あとわずかの差が詰められない。

失点に萎む声援が、もどかしい。
苦しい時にこそ、より大きな声援が必要。そんな事、誰もが分かっている。しかし、得点も、勝利も無く、歓喜と言う感情すらも干上がった中で、より多くの声援をと叫んでも、それはなかなか難しいものだ。

だからこそ、一点を奪い。一勝をもぎとり。
一つの得点が、一つの勝利が、このもどかしさの暗雲を振り払う。選手達の、あと一歩の踏ん張りで、我々サポーターの気持ちを奮い立たせて欲しいのだ。
一つ勝てば、空気は変わる。流れは変わる。誰もがそう思っているのだから。

9戦勝ち無しで、状況はますます厳しさを増している。
我々サポーターにやれる事は限られている。

この日は、万博のチケットの発売日
神戸のチケットも、浦和のツアーも、鹿島のチケットも、もう買った。
とことん、応援しつくしてやる。
新潟戦試合結果(公式)  


ミスを決められ、ミスを逃す。それが今の実力。
ミスを恐れず、戦え!ジェフ!
8/29:第24節・横浜戦は、1-1の引き分け
得点者:ネット(PK)


▽苦しい戦いだったが、勝つチャンスは十分にあった。
全員が、全力で戦い続けたが、それでも勝利の為に、あと一歩の力が及ばなかった。

チームとして、横浜戦もまた相手の方が一歩上手だった。
技術に優れ、若さに溢れる横浜の攻撃を、ジェフは身を挺して防ぎ続けていたが、再三の好セーブで立ちはだかり続けた櫛野が、眼に飛び込んだ照明に目測を誤り、一瞬の隙をゴールに繋げられてしまった。
残念な事だが、それは仕方が無い。けれども、同じようにジェフにもチャンスはあった。相手DFのミスをかっさらった太田。シュートを撃つ事すら出来なかった。横浜の金と同じく、交代出場した選手が、すぐに掴んだ好機。横浜は決め、ジェフは逃した。

苦しい戦いだからこそ。
この一撃がチームの命運を握ると思えばこそ。失敗を恐れる気持ちをかなぐり捨て、シュートを撃って終わるという強い気持ちで戦って欲しい。
失敗を続けてきたんだから、あと一度や二度の失敗が何だと言うのか。それよりも失敗を恐れずに戦う姿が、我々は見たいのだ。

坂本が涙を流しながら、ゴール裏に頭を下げていた。
他の選手も、一様に苦しい表情だった。
苦しい状況。他のチームも勝利を重ねている。しかし、まだ10試合がある。
戦いはこれからなんだ。
横浜戦試合結果(公式)  


「一部死守」
この勝ち点1を意味あるものに。
8/22:第23節・大宮戦は、1-1の引き分け
得点者:ネット(太田)


▽大宮の方が、チームとしての熟成度は一枚上手だった。
それが、この結果となって現れた。

そして、終わった試合は、いくら振り返っても戻らない。気持ちを消え替え、残り11試合の戦いに向け、気力を振り絞ろう。声援に、ようやく危機感を伴った力強さが生まれ始めたと思う。我々に出来るのは、応援する事だけ。大宮を圧倒した、この日の声援を続けられれば、きっと望む結果を得られるはずだ。

僅かな光明もあった。
ネットの初ゴール、後半30分を過ぎてからの中後の前線への突破、最終盤まで途切れなかった運動量。選手は、最後まで戦った。

まだ今のジェフは、磐田戦の後半のようなサッカーを常には出来ない。
気持ちが吹っ切れ、全員の気持ちのベクトルが、前へ前へと連動しないと、そこまではいけない。途端に技術は向上しない。連携も、一朝一夕ではならない。近道など無く、魔法など無い。
監督の言うように、人よりも多く練習し、今までの遅れを取り戻すしか、同じように必死な他のチームを上回る術は無い。必死の努力のその先に、目指すサッカーと勝利は掴み取れる。

苦しいのは、チームの誰もが同じ。
この次こそ。横浜戦こそ、全員の力で勝利を。
大宮戦試合結果(公式)  


今しか出来ない事がある。
▽34節終わったときに、15位までになっておけば良いだけの話。
まだ12節もあるのに、下なんか向いてられますかい。大宮は、勝ち点26でスグ上に居るチーム。勝てば1ゲーム差。ウダウダしてるヒマがあるなら、精魂尽きるまで応援するのみ。
江尻を漢にするんでしょ?それをやれるのは、俺らしかいない。


これからは、信じ抜く事が出来るか。
ただそれだけだ。

8/19:第22節・名古屋戦は、0-2の敗戦

▽ホームの連戦で勝てなかったことは痛い。
これで6試合勝ち星無し。いよいよ状況は厳しさを増している。

試合内容を見返せば、名古屋の方が一枚役者が上だったことはわかる。気合と根性だけでは補い切れない、試合を決めきる戦力の差があった事は否めない。大事な試合に、コンディションをフルに持って行く事が出来なかった、ジェフ自身の問題と言えるだろう。
加えて言うなら、やはり柏戦の限界を超えたような運動量は、僅かな日数では回復しきらなかった。

しかしながら、江尻体制になってから、攻撃への流れは確実に上向きつつある。
偶然ではなく、必然を持ってゴールに迫る道筋が描かれている。後は、自分を信じて打てるかどうかだ(なあ、東美!)。

かつての、ヨンスや、マルキのような選手が居ないのなら、自分が打つしかないだろう。
自分が、このチームを救ってやる、それくらいの気持ちを選手が見せて欲しい。谷澤と、深井くらいしか、意地でもシュートで終わってやろうという気概が見えないのでは、勝てやしない。

監督からは、十分にメッセージが伝えられている。
選手はやるか、やらないか、それだけ。
我々は、信じ、共に戦うしかない。
残り12試合あるのなら、まだやれることはいくらもある。
名古屋戦試合結果(公式)  


「走りきる」その先へ。
8/15:第21節・柏戦は、0-0の引き分け

▽ダービーらしい空気の中、一番テンションが上がってしまったのは、残念ながら西村主審だったか。11対11で、90分戦いたかった。
しかし、不安定なジャッジに苛まれながらも、10人で耐え続けて引き分けに持ち込んだ。勝たなくてはならない試合だったが、最低限の結果だけは確保したというところだろうか。

ネットを失ってからも、いや、失ってからジェフは更に戦った。
数的不利の中、押し込まれる展開が増えるのは仕方ない。
しかし、決して守り一辺倒ではなかった。守備陣が身体を投げ出して耐え続ける中、最前線に残る谷澤が機を伺い、攻勢に転じれば何人もの選手達が前線を目指して駆け出した。試合が終わるまで、絶え間なく。

「戦う」こと。
「勝ちに行く」こと。

それこそが、今のジェフに起こりつつあるポジティブな変化だ。
ネットの退場によって、目指すサッカーを見せ付けるのはお預けになったが、気持ちの持ちようの変化は磐田戦に続いて確認できた。残留争いは、メンタルな戦いになるだけに、どれだけ気持ちを強くし、クラブが一つになって戦うかが、最も大切になる。

試合後、深々と観客席に頭を下げる江尻監督の姿があった。
敗戦の責任を選手のものとせず、指揮官が先頭に立ち、結果に対して責任を負う。その姿を見て、意気に思う選手が居て、気持ちを強くするサポーターが居る。
厳しい状況に変わりは無いが、状況は好転しつつある。
結果を掴むあと一歩を埋めるのはサポの声援。この日のフクアリの空気を、常に作り出すこと。江尻に応え、共に勝利を掴むために、サポーターも、一人一人が気持ちを強くして、戦わなくてはならない。
柏戦試合結果(公式)  
犬の生活(西部さん) J's GOALレポート(赤沼さん)


8/15(土)柏戦の応援に関するお知らせ
(サポーター連絡協議会)
▽柏戦の応援の流れや、お願い事項がアナウンスされています。ぜひ、ご確認下さい。
16位と言う現状でも、まだまだサポの中には「何とかなるんじゃないか?」と言う空気を感じます。しかし、残り試合の数や、対戦カード、自動降格が3チームと言う厳しい現実に眼をやれば、今季は昨年以上に危機的な状態に陥りつつあると思います。
一人一人が危機感を持つ事が大事。残り、わずか7試合となったホーム・フクアリ。まずは、この柏戦で勝利を掴み取りましょう!

柏戦・応援スケジュール(目安)
<開門前>
16:00頃〜
  三木社長挨拶
16:15頃〜
  サポーターミーティング
<開門後>
18:00頃〜
  チームバス到着後
  ピッチにて選手挨拶
  江尻新監督挨拶
(変更)18:30〜
  コンコースにて決起集会
選手入場前
  ジェフサポ全席スタンディングオベーションにて、
  「オイ・オイ・オー チバ!」のコール、
  続いて「あっこちゃん」で、キックオフへ


◇フラッグ持参のお願い
◇選手入場時の応援について

◇柏戦の応援スケジュール
市原粋犬会 歌詞カード(ネット、深井アリ)
(※PDFファイルです。)


「江尻ジェフ」 その片鱗を現す。
8/1:第20節・磐田戦は、2-3の敗戦
得点者:巻(谷澤)、谷澤(ネット)


▽新監督の初陣は、ほろ苦いものになった。
残留を争う磐田相手に敗戦。
ますます状況は厳しくなった。

だが、何だろう。
この胸の奥底から湧き上がるような衝動は。まだやれる、これからが本番だ。そういう想いが次から次に湧いて来る。

その片鱗を垣間見せた『江尻ジェフ』。
3点は失ったものの、前半から流れは悪くなかった。そして後が無くなった後半、何か今まで秘めていた「こう言うサッカーがやりたいんだ!」と言う衝動が、一気に濁流となって溢れだしたように感じた。身体と、心とを縛りつけていた鎖を、ブチブチと引き千切るかのように、攻めれば攻めるほどに、攻撃は加速していった。

これまで、前に放り込むか、個々の打開力に賭けるしかなかった攻めが、運動量と球際の厳しさに裏打ちされたプレスから、様々なバリエーションで、試合が終わるまで繰り返し畳み掛けられた。
中後のパスがサイドを活かし、ネットのポストが、2列目の飛び出しを促す。
巻・谷澤の連続ゴールが決まったとき、スタジアムの空気は逆転まで一気に持っていけるだけのものがあった。

得点を挙げた谷澤をスパっと代える潔さ。
交代した太田の突破、紙一重のシュート。最後にカードを切られた新居も、限られた時間の中で結果を残すべく、果敢にゴールを狙いにいった。

それでも、結果的には敗戦。
先発メンバーは、新監督の「賭け」が裏目に出てしまったものだし、相手の事故のようなミドルが決まるなど運も無かった。後半の攻勢も、3点のリードがある磐田が、引いたという側面もあるだろう。
三連敗。遠のきつつある、J1残留圏。結果への悔しさ、そして残り14試合と言う焦りは、もちろんある。

だが、それ以上に。
今日と言う日は、目の前に目指すべきサッカーが形を現した、清々しさがある。
監督就任から一週間も経っていない。だが、江尻監督には、このチームのポテンシャルが見えていたのかも知れない。

自らが自らにかけていたリミッターを解放すること。
新監督は、まずそれを短い時間で成し遂げた。
そして、それは私自身が、見たかったジェフの姿でもある。もっと出来るはずだ。もっと自分達の力を信じて攻められるはずだ。引くな、前に出ろ。攻めている間は、相手は怖くない。今日と言う試合で、イ・グノがどれほど目に付いたか?それが、一つの答えだ。

敗戦の瞬間。
選手達が、ばたばたと地面に倒れた。全力を尽くした証拠。
選手も、監督も、スタッフも、全員が挨拶に来た。

この光景、まるで2001年春の名古屋戦のようだ。
内容ある戦いをしながらも、あと一歩が及ばない敗戦。
終わった事は仕方が無い。だからこそ、次のホームでは必ず結果を出す。この敗戦、次に繋げてみせる。
磐田戦試合結果(公式) J's GOAL(江尻監督コメント)
J's GOAL(各選手コメント)


まさかのミラー監督解任。
今季の命運は、江尻監督・間瀬コーチのタッグへ。


▽このタイミングで、まさかの人事だった。
ミラー監督の解任、そして江尻新監督、間瀬コーチの就任。

ネット、太田の補強が成り、さあ、これからと言うタイミングで切られた最後のカード。連敗が単純な引き金ではなく、三木社長の言葉通りに、「19試合」トータルでの判断なのだろう。おそらくは、順位・勝ち点も去ることながら、繰り返されたゲーム内容や、フロントが志向していた、これからのジェフのサッカーとの価値観の相違が合ったのかもしれない。
あまりに手堅過ぎる、結果として引き出しの少なかったサッカーが、評価されなかったという事なのだろう。

昨年の功労者に、非情な決断ではある。
が、これもまたフロントの、チームを良くする為のプロとしての決断として受け止めたい。
同時に、ミラー監督、グレッグコーチ、沢入コーチに心から感謝したい。

しかしながら、このタイミングで難しいカードを切ったものだ。
江尻新監督、間瀬コーチ共に、指導者としての経験は決して多くは無い。それでいて、ジェフと言うクラブの虎の子の人材である。成績が悪かったからといって、そうそう簡単に外に出して良いような人材ではない。この苦しい成績の今が、果たして適しているのか。

また、期待と同時に不安もある。
このコンビ、正に日本人で考えられる限り、オシムサッカーの直系とも言える組み合わせ。シーズン途中で、チームにフルモデルチェンジを迫るとしたら、大きな賭けである事は間違いない。フロントが、ミラー監督のサッカーに不満を持っていたのだろうから、サッカーの質が変わることは間違いないだろう。それが問題なのではなくて、シーズンの残り期間で浸透させながら、勝つ事が出来るのかが、心配ではある。

もう一つ、彼ら二人と選手の年齢が近いこと。
これまで、兄貴分として選手と接してきた彼らが、監督として、コーチとして、しっかりと適切な垣根を作って接する事が出来るのだろうか。特に江尻さんは、監督就任と共に変わらなくてはならない。
結果が出なかったとき、選手が「なあなあ」に接し、二人を「舐めてかからないか」その事も心配ではある。

それにしても、ついに「J」でプレーしたOBが、主将が、チームの指揮を執ることになった。
時の流れと共に、大きな期待と、感慨を禁じ得ない自分が居る。
「やるしかない」その覚悟を植えつけるには、これ以上の監督は居ないかも知れない。

賽は投げられた。江尻監督・間瀬コーチを信じ、支え、勝利のために戦うのみだ。

ミラー監督契約解除、
江尻新監督就任 (公式)
ミラー監督解任
江尻新監督就任(ブログ)

今季最高の内容も、ミスが命取り。
7/25:第19節・清水戦は、1-2の敗戦
得点者:深井


▽ネット・バイアーノがついにフクアリデビュー。
補強された戦力、怪我人の回復。一気に層の厚みが増したベンチ。ようやく陣容が整い、そして実際に試合内容も、これまでとは一味違うものとなった。18本のシュートが現すとおり、「攻める」意識を強く持ったゲーム。
リードを奪われても、二の矢、三の矢として、深井を、新居を繰り出せる。

新しい選手が増えたから、連携の難があったのは確かだった。
けれども、それを補って余りあるほど、ゲームを作る幅が広がっていた。中後が、アレックスが、太田が、前から前から当たりに行って、ボールを奪う。一気のサイドチェンジで、展開を切り替える。中央の巻・ネットに向けてクロスが叩き込まれる。
ここのところしばらくお目にかかっていない、攻めの楽しさ、得点の可能性を感じられる。ゲームだった。

ただ。パスの、クロスのトラップの、その精度の一つ一つが。
フォーローの足りない動きの一つ一つが、大きな差となって結果に繋がらなかった。
命取りになった、巻のミスパスも、セットプレーでのマークの甘さも、今に始まった事じゃない。まだ、ジェフは甘い。

良くはなりつつある。選手も手応えは感じている。
後は結果だけなんだ。
清水戦試合結果(公式)  

成熟度の差が結果に。
「足りないもの」を、次に活かせ。

7/19:第18節・広島戦は、1-4の敗戦
得点者:工藤

▽現地観戦した仲間達は、「広島ペースに上手く持ち込まれた」と感じていたようだ。「後半、ジェフのスタミナが切れるのを、じっくり待たれていた」とも。

たしかに、広島は上手くジェフを術中に引き込んだ。
広島のポゼッションに対して、ジェフのカウンター。新加入の太田を左に置き、アレックスが復帰した新しい布陣は、これまでになくテクニカルにボールを前に運び、惜しいチャンスも作っていた。特にアレックスと太田のコンビは、攻撃の新しい幅を感じさせるものだった。
しかし、 しばらくは広島も戸惑いを見せていたようだったが、ジェフが決めきれないうちに、時間と共に落ち着きを取り戻していった。熟精度、何より考えてボールを回す事に長けている相手は、イリアンを起点に来ると分かっていても潰せない、急所を衝いたボールをサイドに回して、得点の気配を漂わせつつあった。

後半開始から、広島がラッシュをかける。
この数分が勝負の分け目だった。 ここを凌げれば、結果も変える事が出来たのだろうが、寿人・イリアンの「個」の力が、それをぶち破って、ペースを一気に広島に持って行ってしまった。

リードを奪われてから、交代を早めに行い、何とか反撃の機会を伺うジェフ。
巻を入れて、4-4-2にしたものの、前半よりも攻撃が単調になる。前でキープできない、時間を創れない、全員がパスを繋げないのは相変わらず。対して、広島はじっくり繋ぐ。体力に、何よりアタマの疲れに、大きな差が出てくる。

トドメになった3点目の頃には、坂本の足ももう動かなくなりつつあった。
4点目の頃には、身体も、アタマも追いつかなくなっていた。
こう言うサッカーをやってた頃があったよなと、過去の残光に打ちのめされるのは、気分の良いものではないが、「今」、足りないものを実感するには、意味ある試合だったとも言えるのでは無いだろうか。

完敗だが、一敗は一敗。
先は長い。問題は、切り替えて、収穫の部分をどう伸ばして戦うかだ。

広島戦試合結果(公式) 日刊スポーツ(スタッツ)

あと2ヵ月半。J1残留への大きなモチベーション。
蘇我新練習場、全貌を現す。


昨日の神戸戦のときに、「クラブハウスがずいぶん出来上がってるなー 。」と思われた方も多いのでは。改めて、写真を撮りに行ってきました。 ほぼ1ヶ月前にも撮影に行っているので、比べてみると進捗具合がわかります。
7/12(日)蘇我新練習場 ・6/14(日)蘇我新練習場

ホームで、わずかにシュート5本。
前半戦勝ち点20を達成できず、危機感を持って後半戦へ。

7/11:第17節・神戸戦は、1-1の引き分け
得点者:谷澤(益山)


▽怪我人が続出している状況はわかる。
けれども、この日のフクアリにおいて、より積極的に攻め、ボールを正確につなぎ、走っていたのは、アウェイの神戸だった。勝たなくてはならない戦いを、ようやく引き分けられて良かったとしか思えない試合にしてしまった原因は、相変わらずの戦いしか出来ない、ジェフ自身にあった。

変化の無い前線への放り込み。
攻めても、シュートまで至らない攻撃。
こぼれ球を相手に奪われ、後手を踏む守備。

そうなってしまうのは、サイドからの攻撃、裏への飛び出しを掲げながらも、キープ出来ない前線。厚いサポートと、運動量と判断力あるオーバーラップの出来ないサイド。跳ね返すだけで、しっかり繋げないDFライン。
それを繰り返しながらも、一向に修正し、顕著な進歩を見せられないミラー監督の指導にも責任はある。

試合前、期待の新戦力:ネット・バイアーノが姿を見せた。

いま、ジェフが抱える問題の解決のための一つの解決の手段である事は確かだ。だが、これからの残留争い、彼だけに頼るようなチームでは勝ち残れない。
出来る事ならば、彼が合流するまでに、もう一歩チーム作りを進めておきたかった。
彼が居なくても戦える、今のジェフのサッカー、今のジェフの攻撃の形と言えるものを手に入れて、それをもって、この17節フクアリで、勝ち点20を達成して欲しかった。

残留ライン、勝ち点40。
大分が、これだけ負けると、ラインはもっと上がるかもしれない。
シーズンの半分を終えて、20に達していない現状を、ジェフはもっと重く捉えるべきだ。
奇跡は起きない。やれることを、やらないと、望む結果は得られない。


東美の一撃で決着。
次節、勝ち点3を奪い、勝ち点40へのノルマを。

7/4:第16節・大分戦は、2-1の勝利
得点者:深井(工藤)、下村


▽正直、試合前は大分の気迫が怖かった。
ドン底に突き落とされて、もやるしかないと開き直ったその時の強さを知っているだけに。選手、フロント、サポが一体となるのが、どう言う力を引き出すのかを分かっているから。

それだけに、九石の屋根のように、覆い被さるような大分の気迫を跳ね返す強さを見せた選手達の戦いぶりは素晴らしかった。何故、それが前節も出来ないと言いたくなるが、大宮戦の反省を今日の結果に繋げたのだから、また一歩前進と言えるだろう。

何が何でも勝つという気持ちを前面に出した大分。
攻め込んで来てくれると言うことは、カウンター狙いのジェフには好都合だった。出足の良いプレスで高い位置でカウンターの基点をつくり、深井の足を活かして先制点を奪った。
すぐさま追いつかれたのは、相変わらずの課題だが、トドメを刺したのは東美の目の覚めるような強烈なミドル。東美からあのシュートが!?と言うのは驚きだったが、追いついて上潮になる大分の気勢を削ぐには十分なインパクトだった。

後半、相変わらずのドン引きには辟易したが、それでも守りが粘りきれた。

課題も多かったが、勝利と言う結果、これ以上無い気迫の大分を上回ったのは素直に喜びたい。これで順位は14位、そしてハーフシーズンでの当面の目標勝ち点20まで、あと2となった。次のホーム、フクアリで勝てば、勝ち点は21。怪我人も多く、東美が出場停止だが、勝ってネット・バイアーノの加入を迎えたい。

逆襲はこれから。これからは上を。


1歩進んで2歩戻る。
昨年の醜態の繰り返し。

6/27:第15節・大宮戦は、0-2の敗戦

▽試合後のブーイングも当然だろう。
残留を争う大宮に対して、75分間主導権を奪われたまま。さしたる抵抗も見せる事が出来ず惨敗を喫した。この一戦の重要性を最も理解しているべきは、昨年あれだけ苦しい思いをした選手達であるはずなのに。残念ながら、より理解して戦えたのは大宮の選手達であったようだ。

大宮は、しっかりとジェフ対策を行ってきた。
巻を狙うロングボールを、マトがケアすること。サイドで起点になる、深井と谷澤を、2人・3人で潰しにかかること。奪ったら、シンプルに前にボールを運んでFWに預けること。
いや、そんな事はジェフ側もわかっていたはずだった。けれども、運動量でも球際でも、基本的な部分で粘る事が出来ず、ミスパスを繰り返し、自滅を繰り返したからこう言う結果になった。誰が悪かったというより、全員が悪かった。
そんなゲームを、ホームで曝してしまうのだから、残念でならない。

名古屋戦と同じスタメンで、こう言うサッカーになってしまうのだから、このチームは成長しているのか、後退しているのか、わからなくなってしまう。

かすかな光をさがすなら。
怪我人が重なる中、米倉→益山と繋がったボレーシュートか。久々に、若手の躍動を見せてもらった。そう言う、新しい力が出て来なければ、チームの新陳代謝は起こらない。

痛い敗戦だが、引きずるわけにはいかない。
次は大分。切り替えて、勝っていくしかない。


去年の借りは、ここで返す。
前半戦・勝負の4試合2戦目 vs 大宮アルディージャ

(※サポミ・13時から予定)


▽去年の秋。NACK5の半分を黄色く埋め尽くしたサポは、不可解なPKの判定に唇を噛むしかなかった。再び、残留争いの狭間に落とされた、あの日の帰り道。思い出すのも苦々しく、記憶の底に疼いている。

去年の夏。中断明け。
調子を取り戻し、臨んだ東京V戦、そして札幌戦。浮ついた空気は、残留争いのライバルに対する、0−3、0−3の敗戦に、絶望の淵へと再び追いやられた。

去年よりも、今年のチームが、少しでも成長を見せていると言うのならば、この試合は是が非でも落とせぬ勝負の一戦であると言うことは、ジェフサポの誰しも分かるだろう。
名古屋戦の勝利で浮ついたココロが少しでもあるのなら、試合の前に全て削ぎ落とさなくてはならない。いまだ、我々は自動降格圏の16位に沈み、勝って上がるしかない。そう言う状況にある事を肝に銘じるべきだ。

大宮もまた、残留争いの直接対決であるこの一戦、しぶといジェフを、蹴落とそうとしてくるだろう。気持ちで上回れるか、一歩でも相手より速く、強く、戦えるか。どんな内容でも、相手に勝つという気持ちを強く持てるのか、そう言う戦いになる。

久々のフクアリ。
それが出来るかどうかは、サポ一人一人の気持ちの持ちようにある。
去年のような苦しい秋を迎えたくないなら、上を目指すのなら、この一戦は勝たなくてはならない。サポーター全員の力で、最高のフクアリの空気を。
あとは、選手達が結果を出してくれる。


最後まで引き篭もらなかった、意義ある勝利。
6/20:第14節・名古屋戦は、1-0の勝利
得点者:深井(ミシェウ)


試合前のスタジアムの空気が、この日の結果を暗示していたかも知れない。
名古屋にとっては、この一戦は、16位に低迷する弱小との勝って当たり前の試合だったのかも知れない。狙いは、水曜日のACL。スタジアムDJの呼びかけにもほとんど反応を示さない瑞穂のスタンドは、弛緩していると捉えられてもおかしくない空気だった。

その16位に低迷するチームにとって、この試合は絶対に落とせない戦いだ。
既に残留争いを戦い抜く心構えを固めつつある黄色いスタンドは、アウェイながらにも声の限りを尽くし、この一戦に臨んでいた。

キックオフ直前、アレックスの欠場が伝えられても、サポは冷静だった。
「ゴール!新居!」のコールが響き、活躍をその背中に願う。

そして始まったこの一戦は、予想外に今季のジェフのベストゲームとも言える戦いとなった。
25度を超す暑さの中だったが、序盤からジェフの出足が良い。ボランチがしっかり効き、工藤のボール奪取、下村の展開から、両翼を走らせ、サイドで主導権を窺い合う一進一退の攻防が続く。

前半は、ある程度形を作るものの決定機はわずか。グランパスも、危ないシュートを放つものの、ゴールには至らない。じりじりとした展開。ゲームは、後半、両チームのペースを維持したまま、0-0の均衡した時間帯が続いていく。

状況を打開しようと手駒を動かし機を窺うピクシー。
反対にジェフは動かない、と言うか動けない。ジェフにとっては、この0-0の均衡が長く続いた事も、アレックスの欠場で交代出場の選択肢が限られた事も、勝利と言う結果へ、プラスに作用したかもしれない。

じりじりとした展開。時間は残り少なくなっていく。
同じ失敗が繰り返されてもおかしくない状況ではあった。

けれども、今日のジェフは違っていた。
「勝ちたい」と言う気持ちが、0-0の均衡を破ろうと最後まで湧き上がっていた。
残り時間が少なくなっても、懸命にラインを押し上げ、カウンターで機を窺う。

交代で入ったミシェウも、今日は良い働きをした。
一瞬のタメ、前線へのスルーパス。ミシェウの良さが久々に存分に発揮され、そのミシェウのパスセンスと、深井の相手DF陣を真っ二つにしたフィールドを斜めに駆け抜ける動きが、見事な先制ゴールへと結びついた。81分。逃げ切りに頭を切り替える上でも、素晴らしい時間帯だった。

そして、そのままに名古屋をいなして勝利。
引き篭もらず、ゲームをコントロールできた意義ある勝利だったと思う。
今季、何度試合をしても改善されなかった問題を乗り越えるきっかけを掴むと言う、大きな一歩を踏み出した。

手にした勝ち点3の意義もまた、途轍もなく大きい。
リーグ前半戦の残り、大宮、大分、神戸。この三連戦に向けて、上のチームを射程圏内に捉えた事は、大きなモチベーションになる。内容に手応えある勝利を手にしての前半戦の山場へと向かう準備は整った。

まず一つ。勝負はこれからだ。

名古屋戦試合結果(公式)  
犬の生活(名古屋戦) J's GOAL レポート

6/13:久々の練習見学
▽姉崎&蘇我に行ってきました。姉崎には、調整中の晃樹の姿も。
調整中の晃樹の方が、プレーで目立ってしまうのは考えもの。晃樹に余計な心配をかけないためにも、今居る選手達には一層頑張って欲しいもの。

・晃樹の居る姉崎 ・蘇我新練習場建設状況

もしかして、スタミナ不足?
6/7:ナビスコ第6節・京都戦は、2-1の勝利
得点者:深井(谷澤)、巻(工藤)


ナビスコの敗退が決まった消化試合。
消化試合だからこそ、ホームで無様な試合をして良い訳も無いし、勝っても負けても結果が変わらないのならば、逃げ切りなんて考え方は不要だし、それ以上に内容あるサッカーを見せる事が重要だった。

メンバーを落としてきた京都に、多分に助けられた面もあっただろうが、果たして選手達は最初から飛ばしてゲームに入った。五分五分のつば競り合いから、中盤の出足と運動量でジェフが勝る。細かいパスの繋ぎから、谷澤がヒール気味に中央へ折り返したボールを、深井が冷静に流し込む。
さらに、今度は工藤のスルーパスに抜けた巻が、年イチのループシュートを決めて、駒大コンビがアベックゴール達成。前半早々に2点のリードを奪う。そして、この日は更に攻め込む。波状攻撃から、アレックスが決定的なシュートを放ち、今季未踏の「3点目」を奪いにかかる。

2点を奪われ、攻めるしかなくなった京都も、勇人の飛び出しや、柳沢のポストを武器に反攻に出るも、前半は、そのままジェフが押し込んだ。

後半、アレックスに代えて新居。京都はパウリーニョが入る。
アレックスは怪我との事だったが、ジェフは、少しずつリズムが崩れていく。それでも、後半25分頃までは、散発的にだがチャンスはあった。けれども、あと一歩が足らない。

駅伝で、先頭集団から一人、また一人と脱落するように、運動量が落ちた選手と、まだスタミナに余力がある選手との差が、「ここに走りこんでいるはずなのに」「あそこにパスを出したはずなのに」と、小さな差が大きな差へと傷口を拡げていく。

いつしかディフェンスラインは、下げたくも無いだろうに下がり。
クリアボールは、どこにも収められずに、敵へと渡り。
パスは繋がらず、波状攻撃を受ける。
「いつもの残り15分の構図」が出来上がっていた。

勝ちたいのは勝ちたいだろうが、この試合で引きこもる必要も無かろう。
と、言うことは、もしかしてウチの選手達は90分間戦えるスタミナが無いんじゃなかろうか?もちろん、ベンチワークで補えるスタミナもあるだろうが、そもそも、ほとんどの選手がスタミナ不足だとしたらと、ちょっと怖くなってしまった。

これまでは、守りに入って攻められまくるから、主導権が奪えないから、スタミナを浪費しているんじゃないだろうかと思っていたが。。。

単純なようで、根深い問題。
この日は、何とか守り抜く事が出来たが、終盤にかけて危ない場面は盛りだくさん。
走りこんでスタミナをつけるにしても、一試合の中でのペース配分をコントロールできるようにレベルアップするにしても、一朝一夕では解決できない。

試合後の巻のインタビューで、選手も課題は分かっている事は救いか。
ナビスコで掴んだ、山形戦、そして今日の京都戦での勝利。不恰好でも「勝った」と言う結果が、気持ちを強くする事もある。わずか2週間の中断。課題を克服し、一歩でも前に進んだ姿を瑞穂で見たい。

京都戦試合結果(公式)  

辛勝を糧にして、少しでも前へ。
5/30:ナビスコ第4節・山形戦は、1-0の勝利
得点者:深井(谷澤)


「良い内容のゲームだったか?」
と、問われて、「そうだね」と答えられる内容ではなかった。

これまで山積みになっている課題は変わらないままに、怪我人続出の山形のコンディションの悪さ、決定機に決められなかった運に、多分に助けられた勝利だった。
先制した後は、相変わらずの逃げ切りモード。巻を下げて、谷澤・深井の前線を残したときは、「2点目を奪いに行け!」と思ったが、同点を狙い攻め立てる山形のロングボールを弾いても繋げずに波状攻撃を喰らい、40分過ぎからは谷澤が必死にコーナーでボールキープ。3分のロスタイムも凌いで、辛うじて勝つことが出来た。

ただ、今のチームには「勝てた」と言う成功体験が必要だ。
勝利が何よりの薬となることもある。
そして、初出場の福元。正直、出来はまだまだだったが、完封と言う結果が自信になるはず。
この勝利をキッカケに、チームも、個人も、突破口を掴んで欲しいものだ。

山形戦試合結果(公式) J's GOAL レポート

同じ事の繰り返し。
1点のリードを臆病に30分も守ろうとするから追い付かれる。

5/23:第23節・横浜FM戦は、1-1の引き分け
得点:巻(谷澤)


ホーム側で巻の先制点が見れたのは良かったけど・・・。

いや〜・・・同じ展開に飽き飽きした。
先制しても、早々に逃げ切りに入って、サンドバックにされて失点する。
いい加減、気付かないかね。今年、完封がただの一つも無いチームが、試合時間を30分も残した状態で守りに入って、サンドバックのように殴られ続けて、それでも失点しないで済むのか、済まないのかって事を。

何で信じられないかね。
1点を奪うまで続ける事が出来た、ラインを下げない、勇気ある攻めの方が、よほど相手にとって怖いことなんだと。出来るのに、それをやらないのは、選手達一人一人の心の弱さであるし、そうしたサッカーしかできないように、選手を萎縮させてしまっている監督の責任でもある。

やはり、2点・3点を奪いに行く、そう言うサッカーじゃないとダメだ。
かろうじて、1点だけ奪えて、そこから先がドン引きのサッカーには未来が無い。
この結果が出ない中でもスタジアムに集う、15,000余名のサポーターの期待に応え、結果を出していくには、もっと前に、もっと強い気持ちで攻めなくちゃならない。

「負け癖」のついた、臆病なサッカーは、成績でも、動員でも淘汰される。
「頑張った」と、ただ拍手では迎えたくない試合だった。勝たなくてはならなかった。ここは、ホームなのだから。もう一つも落とせないのだから。

横浜FM戦試合結果(公式)  

まだ今年は、だたの一点もホーム側で見ていない。
そんな試合ばかりじゃ、面白くない。

5/20:ナビスコ第3節・FC東京戦は、0-1の敗戦

悲しいったら、ありゃしない。
今日も、1点も見れなかった。今年になってから、ただの1点もフクアリのホーム側で見ていない。それが、ただただ1人のサポとして、悲しくてならないのよ。

選手は、巻が言うように頑張っているのだろう。
連戦が続いて疲れてもいるだろう。
監督も、勝つためにベストは尽くしているのだろう。

でも、明らかにメンバーを落とし気味にしてきたFC東京相手に、ホームで、ロクに攻める事も出来ずに、無様に敗れる事しか出来ないのなら、そろそろ何かを変えなくちゃいけない時に来ているんじゃないだろうか?

ミラー監督も言いたい事はあるだろう。
最重要ポイントのFWの補強が成されないまま、シーズンを迎えて結果を残せないものかしさ。けれど、今の状況を見ていると心配になってしょうがない。たとえ、FWの補強が成されたとしても、その選手が怪我をしたら?累積で居なかったら?相手に徹底的に押さえ込まれたら?・・・そんな時、このサッカーに戻ってしまうとしたら、どうやって点を奪って、勝つと言うのだろうか?
誰かに依存しない、居るメンバーで攻めることが出来るサッカーが出来なくては。。。

今のジェフは、簡単なパス&ゴーも出来ない。
ボールを持ってから、考えはじめて、ボールを受ける側も考えて動けていない。
それでも、プレミアの選手達ならば、個の力で何とかしてしまうのかもしれない。けれど、ここは日本で、プレーしているのも日本の選手達だ。そんな、オートマティズムのかけらもないサッカーが、J1で勝ち残れるのか?
それが心配でしょうがない。

5月に入るまで、少しずつ攻撃の形が出来てきていた。
けれど、今日は、またズルズルとラインが引き下がり、前に向けてボールが動かせない、苦し紛れのボールが出るだけのサッカーに戻った。またシーズン頭のサッカーに戻るなんて、イヤだ!

「一生懸命やっている」なんて、口に出して言う言い訳じゃない。
学生のアマチュアのゲームだったら、頑張っているだけでもいい。
でも、ジェフは、プロなんだ。
だったら、そのぶんシュートの一本でも増やしてくれ。
ジェフが戦う姿を、攻める姿を、点を獲り、歓喜に沸き、勝利に酔うその姿を、サポーターだって観に行っている。

ドン引きの、臆病な姿など見たくない。
闇雲に、ボールを蹴り上げて、波状攻撃を喰らう姿など観たくない。
この選手達なら、もっとやれると思うからこそ、もっと、その力を引き出して欲しい。
サポのココロを、もっと熱くさせる試合を見せてくれ。頼む!

FC東京戦試合結果(公式) J's GOAL レポート(赤沼さん)

駒澤大OBの競演。
5/9:第11節・広島戦は、2-1の勝利
得点者:深井(下村)、巻(CK中後)

▽試合前。広島に、かつてのオシム・ジェフを重ね合わせる向きは多かったが、試合が始まってみれば、だいぶイメージが違った。
連戦で疲れていたのかも知れないし、ウチが上手く守備陣形に広島を嵌め込んだ事もあったのだろう。

ただ、この日に限れば、広島は圧倒的に運動量が足りなかった。丁寧にボールを繋いでくれるおかげで、ボールを囲い込みに行き易くすらあった。
そうした広島の戦いぶりもあって、今日はいつになく、ハーフカウンターが決まったのだった。

序盤から、広島のボールを囲み奪って、深井が前を向けそうなシーンはいくつかあった。
だが、それが得点となる前に、広島に鮮やかな先制点を奪われてしまった。

攻勢を仕掛けられてもおかしくなかったが、広島にはスピードが無かった。
最終ラインから上がってくるイリアンの動きだけは厄介だったが、そこから先のボールを潰し、さらに最前線に構える寿人へボールを繋がせない。ワンタッチゴーラーである寿人の場合、ボールが入って来なければ力を発揮できない。
ジェフの守備は上手く効いていた。

同点のシーンは、深井を褒めるしかない。
まるで、ブラックバーン戦のフェルナンド・トーレスのように、下村からのボールを豪快に振り抜いた。FWらしい、ボールを受ける前からシュートのイメージが見事に描かれたゴールだった。
そして、中後のCKから巻。中後のボールも良かったし、巻のマーカーを引き剥がす動きも秀逸だった。ホーム側で見たい、豪快な一撃だった。

勢いのまま入り込んだ後半。
個人的に最大の見せ場だったのは、後半の2分あたり。ハーフェーライン付近でボールを奪って、和田のシュートまで行ったシーン。あの瞬間、最近のジェフでは見られなかった、4人くらいの選手が一気にゴール前まで殺到する動きが出来ていた。
点にはならなかったが、ああ言う動きが出来れば得点は自ずと増えてくるだろう。

逆に残念だったのは、交代で入った浩平・米倉共に、攻めるのか守るのかが中途半端だったこと。ベンチからの指示なんだろうが、深井や谷澤のように、仕掛ける動きが少なく、交代がされる度に、攻め手が無くなっていった。
無難に勝ちたい気持ちはわからないでもないが、その後大さんが入った時間でも残り15分間。専守防衛の引きこもりで耐え抜くよりも、「攻撃は最大の防御」と攻め込み、3点目を目指す時間を、もっと長くしても良いのではないだろうか。
守りに入るにしても、残り10分を切るくらいになって時間を使い始めるのならわかるのだが。。。

今日は勝てたが、課題はまだ山積。
それでも上と離されないためにも、この勝ち点3は大きかった。
もっと、主導権を握れる戦いを。シーズンは、残り2/3だ。


雨中に消えた勝ち点3
5/5:第10節・清水戦は、2-2の引き分け
得点者:大輔、ミシェウ(谷澤)


雨の日本平には良い思い出が無い。
照明灯に照らされる大粒の雨を見やりながら、停電の日や、優勝が霧散した過去の日が思い出される。

デーゲームで、順位の近いチームが軒並み勝利したこの日。
勝たなければ離される。意地でも勝つぞ、過去が何だと意気込んで戦った一戦。
勝利は目前だったが、またも最後の最後で、今のチームの力の足りなさを思い知る結果になってしまった。

>>続き

清水戦試合結果(公式) J's GOAL レポート

例え、歩みは遅くとも。
4/29:第9節・鹿島戦は、0-2の敗戦

悔しいが、チームとしての力の差は歴然だった。
ジェフは全力を尽くしたが、それでも鹿島との間には埋め難い差があった。必死にもがいても、7割の力で平然と受け止められる。そんな虚しさが昨日の戦いにはあった。

けれども、立ち向かう姿勢は見せてくれた。
21本のシュート。シュートすら撃てなかったチームが、9節を経て、シュートまで持ち込める、躊躇せずに撃つ、それを試合を通じて実践できた。その事を前向きにとらえたい。

内容的には、東京戦の後半から攻撃面において向上して来ていると思う。
転機は、偶然の産物でもある坂本のCB起用だろうが、「声の出せる」坂本がラインを押し上げる事で、チーム全体がコンパクトになり、プレスが効果的に効き始めている。
高い位置からのボール奪取を基点としたカウンターを、浦和・新潟・鹿島の上位勢に対してある程度見せることができた。陣形がコンパクトになったことで、選手間の距離が縮まり、巻に当てたボールを繋げるようにもなりつつある。その結果、シュートで終わる回数も増えてきている。

足りないのはゴールだけ。
あと一歩のところまでは迫りつつある。

>>続き
鹿島戦試合結果(公式) J's GOAL レポート(赤沼さん)


“最初の10分”を続けよう。
4/29:第8節・新潟戦は、2-2の引き分け
得点者:エド(CKアレックス)、大輔(東美)


谷澤、巻、アレックスの決定的なシュートが次々と新潟に襲い掛かる。
シュートはいずれも、新潟GK北野にセーブされたが、それでも、今シーズン初めて目にするようなシュートへの意欲、点を奪う気持ちを強く見せた場面だった。最初から、あの姿勢で臨んだからこそ、リードされても2点を奪い返し、ドローへと持ち込めたのだと思う。

試合が始まってからしばらくは、全体がコンパクトで、1トップの巻と、周囲を動く谷澤・深井との距離感が良かった。アレックスのフォローも効果的で、前である程度時間を作れていた。
だからこそ、序盤のチャンスもつくれた。

反対に、新潟からは好調チームの怖さ、力強さはあまり感じなかった。
何が違うかと問われれば、ペドロ・ジュニオールのキープと速さに代表される、外国籍戦力を上手く使いこなせているかと言う点だけだったように思う。だからこそ、シーズン前の補強でついてしまった差が歯痒く思えてならない。
守れるのだから、攻撃の絶対的な駒が居たなら、ここまで苦しみはしなかったろう。

けれど、駒が足りない中で、少しずつ意識が変わりつつもあるのだと思う。
前に出る気持ちがようやく見えるようになってきた。
他のチームでは山形が勝ち点を重ねているけれども、やっぱり攻撃して点を奪わなければ勝利はついてこない。ジェフだって、もっとやれるはず。“最初の10分間”に垣間見せた攻める気持ちを続けて、次こそホームで勝利してもらいたい。

新潟戦試合結果(公式)  

殻を破れぬ、“片輪走行”が続く。
垂れ込める、この黒い雲のように。

4/25:第7節・浦和戦は、0-1の敗戦

前半。たしかにジェフは今季最高の出足だった。
かつてのジェフのように、誰かに頼るのではなく、“チーム”として機能するようになった浦和。前節京都との対戦も、1-0の結果以上の内容だった。尽きぬ運動量、ポジションを厭わず、次々とゴール前まで飛び出す選手達。かつて見慣れたサッカーを、浦和は引っさげていた、はずだった。

だが、この日は違った。
これまでがなんだったのか?そう思いたくなるくらいに、ジェフの動きがいい。前線から、走り、囲み、しっかり身体を絡めてボールを奪い取る。あれほどに下がりまくっていた最終ラインも、センターに入った坂本が声をかけて高く、コンパクトに保つ。
降りしきる雨の中で、巻をターゲットにするシンプルな戦術も、悪くは無かった。

前半は、互角以上の展開が続く。守りに関しては、完璧に近い出来だった。
足りないのは、ゴール。後半、目の前でゴールが見られたなら、この試合、モノに出来る。そう思えるだけの戦いをしていた。

しかし、いくら守れても、攻めの問題は、この試合でも解決しなかった。
相変わらずに、バリエーションも精度も、積極性も無さ過ぎる。撃ったシュートはわずかに4本。枠に飛んだシュートがあったか、無かったか。

硬直した試合は、後半。下村が負傷したにも関わらず、ゲームを切れなかった隙、いやミスを衝かれて、ジェフが10人の時にあっさりと決められた。89分守れても、1点を失い、尚且つ、2点を奪う力が無ければ、そう負けるのは当然だ。今日の試合ならば、決定力を50%まで高めなければ勝てない。

選手達の、必死の奮闘はわかる。
この日の前半から、守りも、さらに一段とレベルアップしてい事もわかる。
だが、全試合の5分の1にあたる7試合を終えて、いまだに攻めの形が見えない事に危機感を感じずにはいられない。こなせない選手達の問題なのか?確率の低い攻めの徹底しか行わない指導が問題なのか?そのいずれもなのか?

いずれにせよ、どうすれば、攻めて点が奪えるのか。
ジェフは結論を急がなければならない。
1-0の戦いを求めるのなら、まずは1点を奪える攻めの構築が必要だ。

オフィシャルでは、「浦和の堅守を崩せず」と書いていたが、そうじゃない。元から、チームとしても、個人の能力でも相手を崩す術を持ち合わせていないだけの話だ。
「0点」の攻撃では、結果は残せない。

浦和戦試合結果(公式) J's GOAL レポート(赤沼さん)

“最終戦”の残光。
聖火は、希望の光か。儚き灯火か。

4/18:第6節・東京戦は、2-1の勝利
得点者:巻(アレックス)、深井(谷澤)


煌々と輝く聖火の下、深井のループシュートが歓喜の声に乗せてゴールネットを揺らす。
照らされた黄色いスタンドが、“あの日”のように大きくうねり、待ちかねた今季初勝利の余韻に浸っていた。

4ヶ月を経て、繰り返された劇的勝利。
最後まで諦めなかった選手達の姿勢は、賞賛されてしかるべきものだ。勝てない日々からようやく抜け出し、自信も戻ってくるだろう。そして勝ち点3を手にし、順位も14位まで大きく持ち直した。
ただ、“あの日”とは違う。シーズンはこれからだ。一週間後には、試合はすぐにやってくる。この日の勝利で息をつく時間など無い。

残り時間が少なくなってからの、「火事場の馬鹿力」。
攻める事が出来たのは、東京が守りに入ったから。2点目が奪えたのは、攻めるか守るか意思統一出来ない東京の混乱につけ入る事が出来たから。いずれも、相手に助けられた側面が大きい。

試合を通してジェフが愚直に続けたのは、中盤省略のトップに当てるサッカー。
確かに巻は、これまでの試合以上にボールを落とせてはいた。だが、今度は落としたボールを拾った選手が、「次」へと繋ぐ事が出来ない。これを成長と観るか、それとも停滞と判断するのか。

相変わらず選手の距離は遠く、フォローも動きも少ない。パスを繋ぎ、複数の選手が絡んで突破を果たしたシーンは、最後の総攻撃モードに切り替わるまで、ほとんど無かった。
トップの巻へ当て続ける戦術と言うのは、相手にとっては守り易い事この上無い。1点目、アレックスが抉ったような場面を、もっとゲームの流れの中で作り出さなければ、相手の守備陣のマークはズレやしない。

監督が言う、「攻撃と守備の切り替えが上手く行かない」と言う問題。
それが、いつまで経っても解決されない。チームは、果たして成長しているのか。
今日の勝利は、やりたいサッカーで勝ったのではなく、意地で上回っただけじゃないのか。

もちろん、勝利が嬉しくない訳は無い。
この勝利を勝ち取った選手達の戦いを称えたい。
ただ、勝利の余韻から覚めたとき、消せない不安が心に引っかかったのも事実だった。

次は浦和戦。
ボールに、2人3人4人が寄せ、ボランチもディフェンスも、後ろからガンガン上がってくる。よく我々が見知ったスタイルを築きつつある。
今のジェフが、どこまでやれるのか。我々は正しい方向を向いているのか。その真価が問われる戦いだ。

東京戦試合結果(公式) J's GOAL レポート

巻よ、お前の師匠は
龍洙じゃないのか?

まさに、「17位」と「18位」の対戦。
4/11:第5節・磐田戦は、1-1の引き分け
得点者:オウンゴール

▽1-0で折り返したハーフタイム。
リードしている安堵感よりも、心に湧いてきたのは、「このままじゃ、どちらもJ1には残れないだろう」と言う、凡戦へのため息にも似た気持ちだった。

この試合、前後半含めてジェフが良かったのだろうか?
自分には、磐田の状態が、ジェフと同じようにあまりにも悪く、お付き合いをしてくれたから、良いように見えただけのようにしか、感じる事が出来なかった。
その意味で、日刊の記事は自分の思いに近い。

数年前まで、Jで一番の面白いカードとも言われたジェフvsジュビロがこんな戦いしか出来ないとは、正直、残念な気持ちでならない。試合後、追いついたからだろうか、盛大な拍手で出迎える磐田サポーターをみて、過去の強い磐田と重ね合わせて、「それでいいのか?」と言いたい気持ちだった。
お互い、こんな順位、こんな内容で、4月から残留だけを願うような事をしていて良い訳がない。

いきなりチームが強くなる事は無いし、現在の戦力が他と比べてアドバンテージを持っていない、苦しい陣容であることも分かっている。今日の試合も、2点目を奪い勝てていたなら、感想もまた変わったのかも知れない。
だが、結果はまたも引き分けだ。今年は、去年じゃない。準備期間は十分にあったはずだ。ただ「頑張っている」だけで、拍手し鼓舞出来る状況じゃない。

自分をはじめ、サポーターが得られる情報はいつも限られている。
選手達に投げ掛けている言葉は、もっと異なるものなのだろうが、少なくとも自分の目には、会見でミラー監督が述べたような「素晴らしい内容」には、前半も含めて思えなかった。「これでいい」と言うのでは、あまりに温すぎる。
ミラー監督が何と言おうと、今日のサポの反応がチームの正直な現状だ。

ゴール裏は、拍手と、沈黙と、ブーイングとがちょうど同じくらいの割合のように感じた。方法は違えど、みんな、彼らに期待しているからこそ、この場に足を運んでいる。勝ちたい気持ちは、みんな一緒だ。
その事を、14,000人を超えるサポーターの思いを、選手達は、フロントは、今一度プロとして噛み締めて欲しい。「期待」を繋ぎ止める事が出来るかどうか、それは、これからに懸かっている。

磐田戦試合結果(公式) J's GOALレポート(赤沼さん)

柏を物差しに、測るチームの成長。
3/29:ナビスコ杯予選第2節・柏戦は、1-1の引き分け
得点者:新居(ミシェウ)

▽3度目の対戦となるが、内容的には一番良かったと思う。
前半から厳しいプレスで柏を押し込み、シュート数では8対18と劣勢だったものの、決定機の数では互角以上に見えた。

大輔を中盤のスイーパー的に配し、前線に機動力のある3人を揃えた布陣が機能。これまでの試合より、全体が高いラインをキープ。奪ったら柏のDFの裏を狙うシンプルな攻撃で、好機を演出した。

谷澤・新居の2トップに、ミシェウを加えたユニットは、相手の意表を衝くアイデアがあり、また、それぞれにある程度キープが出来るので、全体のバランスを取る時間を作る役割も果たしていた。
この3人と、大輔が運動量を維持出来ている間は、ジェフの時間帯と言えた。
機能させられる、布陣のバリエーションを増やせたと言う意味では、意味ある試合だった。

ただ、今後についてはと問われれば、転機となる布陣でもあったと思う。
即ち、これまでように巻を先発させ、彼を活かす布陣を1stチョイスにするのか、それとも、この日の布陣を1stにするのか、と言うことだ。チームの目指すべき攻撃の方向性、その選択を迫られているようにも思う。

次の山形、磐田で、ミラー監督の考えがどう布陣に反映されるか。
それが、今後のジェフの方向性の一つの指針になると思う。

柏戦試合結果(公式) J's GOALレポート(赤沼さん)

不完全燃焼、続く。
3/25:ナビスコ杯予選第1節・神戸戦は、1-1の引き分け
得点者:谷澤(アレックス)

▽中継が無く、映像未見。
追いつかれての引き分けと言う結果が残念。公式のテキスト実況を見る限り、好意的に見ても互角、そしてそれなりにピンチもあった模様。
25日のスカパーでは、J1J2合わせてもダントツにシュート数の少ないチームとして数字を示されてしまった。負け続けて居る訳ではないが、そろそろ目指すサッカーの形が分かり易く見える、内容の伴った勝利を目にしたいところ。
神戸戦試合結果(公式) 神戸戦試合結果(ニッカン)


臆病な戦いは見たくも無い。
3/22:第3節・川崎戦は、1-1の引き分け
得点者:谷澤

▽つまらない。こんな試合観たくも無い。
試合後の正直な感想だ。

前半途中から、ズルズルと下がったラインが全く上げられなくなった。
後半、自陣に深く引き篭もったジェフは、サポーターの待つサイドへ、まったく攻め上がって来ない。目にするのは、悠々とボールを回す川崎のDF陣の背中ばかり。望遠鏡でもかけて観たいくらいだ。

たまにボールを奪っても、味方は押し込められた狭い自陣にしかいない。ボールを預けようとすれば、すぐに寄せられて、ボールを奪われる。繋ぐ事も出来ずに、ミスパス?いや、とりあえず前に蹴る事しか考えていないから、「ミス」になるのだろう。攻撃の意思を持たない、力の無いボールが、よろよろと転がってくる。
前線の巻は孤立し、彼の強みを活かせるようなクロスボールなど、望むべくも無い。

べったりと、引いたDFの周りを、川崎の選手がぐるぐるボールを回していく。
ペナルティエリアの中は詰まっているから、彼らも崩しきれない。痺れを切らして、打ち込まれるミドルシュートの雨あられ。それが1失点に収まってくれたのは、運以外の何物でもないのだろう。

何より悔しいのは、そんな状態が何十分も続いていながら、自らそれを打開出来ない選手たち。状況を打開出来ないベンチワークだ。
ホームなのだから、フクアリなのだから。前に出て戦う気持ちを!シュートを放ち、相手を穿つ強さを!我々に見せて欲しかった。このチームが、もっと出来るのは、わかっているからこそ、前に出ないチームが歯痒かった。

前半、米倉が見せてくれた思い切りの良いプレーは明るい兆しだったし、鋭いカウンターも何度か見せてくれた。ラインを上げろと、大きな身体で指示するエドの姿があった。
やれる力はある。だから、出し惜しみなんかする必要は無い。

後半のサッカーじゃ、何よりプレーしている選手達が面白く無いだろう。
目指すサッカーを、自ら仕掛けてこそ、チームの成長がある。
神戸戦を挟み、来週も舞台はフクアリだ。三度目となるダービーで、桜咲くフクアリで、ミラー監督の目指す、「ジェフのサッカー」を、見せつけて欲しい。

川崎戦試合結果(公式)  
犬の生活・川崎戦(西部さん) J's GOALレポート(赤沼さん)

新しい「心臓」へ。中後、出陣。
3/14:第2節・柏戦は、1-1の引き分け
得点者:坂本

▽ちばぎんカップの敗戦から3週間。
チームの成長が問われる一戦。
ミラー監督は布陣を動かした。ボランチに、下村と中後。そして、サイドハーフにアレックス。昨年までの「負けないためのアウェイ対策」とは違う。開幕戦を08年型とするならば、第2節は、09年型へのシフトチェンジ。特に中後は、期待通りの活躍を見せてくれた。

風雨の後の重いピッチ。
両チーム共に、思い通りの戦いとは行かない中、ジェフはチェイスとプレスで、フランサを中心とした柏の連携を寸断しに行く。ちばぎんと違って、柏がやり辛そうにしているのがわかる。

その中心で、小気味よくゲームを動かしていたのが中後だ。
下村とのコンビでボールを奪った後、シンプルに、速く正確にボールを散らしていく。これまでは、ボールを奪っても、その後がバタついて、結局は相手ボールとなることも多かった。それが繋げられる。奪った後に取り返されて波状攻撃を喰らうのではなく、しっかりとジェフのターンに切り替えることが出来る。

彼一人で、停滞感を払拭できた訳じゃない。
攻守に課題を上げれば、この試合もキリが無いほどだったが、それでも、前向きな変化をチームが見せてくれた事も事実だった。
中後が、谷澤が、深井が絡んだ、素早いパス交換のシーンもあった。単騎突破に頼りがちだったチームに、新しいパターンが生まれつつあるようにも思う。
もっと運動量を。素早いプレスを。もっと選手を追い越し、もっともっとフォローアップを。そして、もっとクロスを、シュートを!中後と言う新しい核を輝かせて、次こそ勝ち点3をもぎ獲って欲しい。
柏戦試合結果(公式)  
犬の生活・柏戦(西部さん) J's GOALレポート


惨敗のフクアリから始まる、本当の開幕。
3/7:第1節・G大阪戦は、0-3の敗戦

目指すものの違いが、この差を、この結果となった。
冬を経て、両チームの差は、さらに大きなものへと広がっていた。

チームとしての成熟度の違い。連携も、技術も、選手層も差を見せ付けられ。
それでもウチが上回らなければならない、運動量と戦う心でも勝てなかった。

昨季の劇的な残留。フクアリは、素晴らしい「ホーム」との評価。
そこから醸し出され、拭えども、拭い去れなかったのは、昨季15位と言う現実を忘れ、浮かれた温い空気だった。
そこに冷や水を浴びせ、現実へと引き戻す大敗。
あえて、この試合の意義を見出すなら、そんな温い空気を一掃した一敗と言うことが出来るだろう。

チームの状態は、昨年からの課題を未だ解消出来ていない。
補強選手や外国籍選手が軒並みベンチを温める様は、順調にも思えたオフが、必ずしも力の上積みになっていない現実を示している。ガンバの補強戦力が結果を出したのとは、対照的だ。

ホームで、0−3の開幕。あってはならない醜態だと思う。
それでも、シーズンは始まった。もう、戻る事は出来ない。
この結果もまた、ジェフに携わる皆が受け止めなくてはならない結果の一つだ。下を向くのではなく、考え、前に進んで行かなくてはならない。

大敗の結果を、誰かのせいにして批判する事は簡単だ。
だが、開幕戦が終わったばかりの今、それをする事が果たしてサポーターとしてすべき事なのだろうか?それよりも、フクアリの空気が温く感じたのなら、それはスタジアムに集った一人一人が、少しずつ声が小さかったからだ。勝ちたいのなら、もっとやれる事が、サポーター一人一人にもあったはず。

今季も、決して楽な戦いにはならないだろう。
けれども、結果を残せるだけの力がジェフには眠っている。それを信じ、引き出せるかどうかが、私達一人一人に懸かっていると言う事も、今一度心に留めなくてはならない。
緩んだ心を捨て、惨敗を心に刻み、そこから立ち上がる今こそが本当の開幕だ。
ガンバ戦試合結果(公式)  
犬の生活・G大阪戦(西部さん) J's GOAL レポート(赤沼さん)

一人一人が、試される一年。
2008年のフクアリを超えられるか。

▽いつになく、短いオフが終わろうとしている。
この夜が明ければ、蒼い空の下、見慣れたフクアリのシルエットが、私達を出迎え、いつもの見慣れた顔がこのスタジアムの前に集うのだろう。

逆境に耐え、一丸となって危機を乗り越えた2008年。
あの戦いを、今、私達は本当の意味で糧と出来ているだろうか。
ジェフを応援していく事は、並大抵ではない覚悟が居る。劇的な残留は、今季の成功を約束するものではない。新しいシーズンに胸を高鳴らせながらも、いま、このクラブがどう言う立ち位置にいるのか、それを各々が心に留めて、このクラブが向かおうとしている道筋の正しさを見極め、34節の長い戦いを、一節一戦共に歩んでいかなくてはならない。

ジェフと言うクラブは今また、大きな転機を迎えようとしている。
もしかしたらジェフは、『このクラブで戦いたい』と心から思える、そう言う心で繋がったクラブに、なれるかもしれない、変われるかもしれない、そう言う時を迎えつつあるのかもしれない。

昨年だけでなく、苦しかった過去と言う歴史の積み重ねがあるから、今がある。
そして、このチャンスを掴めるかどうかは、私達サポーターにかかっていると言っていい。
昨年の得難い経験を、今季の応援への力へと変えて。
2008年12月6日、あの日、どう言う気持ちでフクアリに集ったかを今一度思い出して欲しい。それが出来たならば、何度でもあの日のフクアリは創り出せる。
あの日を超える、あの日以上のフクアリを創る。その為に、何をしなくてはならないのか?何が出来るのか?一人一人が試される一年が始まる。
J's GOAL プレビュー(赤沼さん) 試合運営方法について(公式)
ガンバ戦の応援の流れ(粋犬会) 開幕戦イベントについて(公式)

お疲れさまでした。タテさん。
▽いい引退セレモニーでした。
ビジョンに映った、タテさんと奥さん、クシ、ぐぴお、皆良い顔をしていました。こんな風に選手の新しい門出を祝う事が出来たのは、エド(ムイチン)やジェレ以来。

タテさん、その背中がゴール裏で応援する自分達に、どれだけ心強かったか。ナビスコの決勝のPKストップ、そしてMVP。ジェフに残る事を選んでくれた選手が報われる事があってもいいじゃないか、ああ、タテさんがMVPで本当に良かった。あの時、そう思ったものです。

お疲れ様でした。そして、これからも宜しくお願いします。
ジェフを誰からも愛されるクラブにするため、一緒にこの先も伝統を築いて行きましょう。

▽一方、戸田選手の公式には、直筆のメッセージが。
タテさんのように送る事は出来なかったけれども、昨年のプレーの一つ一つは目に焼きついています。自分も、いちサポーターとして今季も共に戦いたかったけれども、それが叶わない今、戸田選手の次の所属先が一日も早く決まり、熱いプレーが見られる事を心から祈ります。一日も長い現役生活、そして完全燃焼を出来る事を祈ります。31歳、まだまだこれから!


球春。攻守に課題多き敗戦。
2/22:第15回ちばぎんカップ・柏戦は、1-3の敗戦
得点者:谷澤(工藤)

▽3月に二度対戦する柏相手に、手の内を隠しながら戦ったの?と、勘繰りたくなるようなメンバー構成、戦い方だった。
監督が変わったとは言え、去年からの積み重ねのある柏の方が熟精度は数段上。そうした相手に対して、連携だけでなく運動量でも後手を踏み続け、残念ながら、判り易い収穫は少ない戦いになってしまった。

攻守に課題は多いが、池田の欠場で和田・良太がエドのパートナーを務めたDFラインは、柏のカウンターの前にいい様にやられすぎ。7分での失点をはじめ、裏を取られ続け、「ジェフの調子が悪すぎるだけなんじゃないか?」と、柏側に心配される程の出来。

そうなってしまったのも、「パスの出しどころ」に十分なプレッシャーがかかっていないから。個々人の出来ではなく、「高い位置でのプレス(ミラー監督)」を志向しながら、最前線の巻を含めて柏のボールホルダーへのプレッシャーが甘過ぎた。“囲い込んだ”シーンは、ほとんど無かったのではないだろうか?

攻撃においても、連携に不安が残った。
確かに、谷澤・深井・浩平あたりが絡んだ時にはそれなりに期待感のある攻撃は生まれる。しかし、チームとしてどう点を獲るのか、どうやって攻守を切り替えるのかが不明確で、個々の選手のアイデア、もしくは偶発性に依存した攻撃にも見えた。
特に、巻を使い続けるのであれば、彼を生かすようなボールをもっと放り込みたかった。

何か、全体的にちぐはぐ。
右サイドの浩平にしても、ボランチを担当したアレックスにしても、このポジションだと何か窮屈そうにプレーしていて、身体が伸びきっていない印象を受けた。
個々ではなく、チームとしての戦い方上手く浸透しきっていない。
加えて、フランサのゲームメイク力代表されるように「個」の力の差も、やはり感じてしまった。さらには、昇平の欠場や、新居が怪我しかけたときに「層」に対する不安も。
リーグに向けての教訓に出来ればいいが、思った以上に、まだまだ整備しなければならない部分は多かった。

そして、日立台の半分を埋めたサポの出足は凄かったが、観戦してた自分自身もそうだが、昨年で応援のためのエネルギーを相当に消費していた感じ。90分間が長く感じた。
燃え尽き症候群的な空気から早く脱するためには、今日の日のような厳しい結果も、プラスに転化出来るんじゃないだろうか。

・試合結果(公式)  

中後、まずは期待通り。
2/18:○6-1・栃木SC
得点者:新居2、孝太、工藤、深井、OG

▽秋津に平日に500人?この試合を観に行った身内は、座る席を探すのに苦労したとのこと。昨年来、膨張を続けるバブル的な人気は嬉しいけど、ちゃんとこの人気が定着して欲しいもの。去年の惨状の中で鍛えられた、Mっ気の多い?サポだから大丈夫か?

さて。この試合も、メンバーはかなりシャッフル。
そして、アレックスと新居もついに実戦へ復帰。特に新居は、すぐに2得点と結果を残した。正直、栃木SCも調整段階でメンバーも固まっておらず、あまり点差や内容は参考にならないが、巻以外のFW陣が順調に得点を重ねているのは、FWの補強が見えない中では頼もしい限り。

目立っていたのは中後。
プレーに落ち着きがあり、安心感があったとのこと。この日は、アレックスとドイスボランチを組んでいたそうだが、中後の存在で、中盤にしっかりと軸が出来た感じだったとのこと。誰が中後のパートナーになるか、楽しみだ。
また、アレックスは調整段階。ミラー監督は、中盤の何処でもと考えているようだが、ボランチよりは、サイドの方が良いように思える。さて、ちばぎんではどうなるか?
・試合結果(栃木公式) ・試合後コメント(栃木公式)
・下野新聞 ・サンスポ
・スポニチ ・ニッカン
・「ふるさと」千葉で飛躍誓う=鹿島から期限付き移籍の中後(時事)


キャンプの成果は、今後に持ち越し。
2/14:シーザーマッチ・横浜FC戦は、0-2
の完敗。
J's GOAL GAME Report
J's GOAL(ミラー監督コメント) (各選手コメント)
公式・試合速報
▽新居、アレックスを除く主力クラスが揃って出場。特に前半戦は、昨年のメンバーに中後が加わっただけのマイナーチェンジで臨んだものの、課題の得点は奪えず。レポートによれば、全般的にロングボール主体の変化の乏しい攻撃になってしまった模様。
勝って弾みをつけたかったが、この段階では課題が浮き彫りになるのも悪いことじゃない。今日の問題点は、来週のちばぎんカップで修正して、開幕へ向けてチームを固めてゆきたいところ。


石垣島キャンプ終了。
今日14日は、横浜FCとのPSMでシメ。

J's GOAL GAME Preview

▽天候にも比較的恵まれ、予定通りのメニューがこなせた初めての石垣島キャンプは順調に終了。そのシメとして行われる横浜FCとのPSM「シーサーマッチ」は、新戦力の馴染み具合が一つの注目。調整が遅れ気味のアレックスの出場があるかわからないが、中後をはじめとして、それ以外の選手の出場の機会は十分にありそう。
昨年の「残留だけを目的とした」サッカーから、どんな進化があるのか。来週の、ちばぎん杯と合わせて、その片鱗は見えるはず。現地からの情報を楽しみにしたい。


■公式・キャンプレポートまとめ
■八重山毎日新聞
10
11
■J's GOAL Photo Report
▽貴重なキャンプレポートありがとうございます
・石垣島在住の「islomania」さん
南西商会
・遠征中の「ケンケン」さん
JEFのサッカー


順調なチューニング。
2/10:○5-1・沖縄国体選抜(青年)
得点者:中後、工藤、谷澤、下村、ミシェウ

▽引き続き、調整はまずまず順調。前後半でメンバーをシャッフルしつつ、まだレギュラーとサブの垣根を作らずにチームの土台を作っているとのこと。疲労もたまるキャンプ中盤なので、ここで怪我人を出さずに乗り越えたいところ。
ここ2試合で、連続得点は谷澤とミシェウの2人。今年も、巻の1トップと言う布陣が組まれる試合もあるだろうから、2列目の得点力アップは必須。その意味で、2人の好調は心強い知らせだ。
・2月10日・キャンプレポート(公式)
▽貴重なキャンプレポートありがとうございます
・石垣島在住の「islomania」さん
南西商会
・遠征中の「ケンケン」さん
JEFのサッカー


選手に、サポに、地域に、魅力あるクラブに。
2/8:サポコミ、円満に終了
▽今年から会場を千葉駅前の「京葉銀行文化プラザ」に移したサポコミ。会場に入りきれないほどの、500人を超えるサポーターが集まって熱気は相当なもの。そして去年の反動か、今年のオフの平穏さゆえか、酒井道代さんも驚きの、時間通りの非常に平穏無事な議事進行に。
詳細は、例年通りに後日公式ホームページに掲載されるので書きませんが、三木社長、昼田さんから前向きな話が聞けたのではないかと。そしてやっぱり、秋に控えた新練習場の竣工はクラブにとって大きな節目になりそう。選手の環境整備はもちろん、育成の面でも、本社機能や営業の側面でも、新しいファンの獲得にも効果は大。ファンが楽しめるようなつくりにもしてくれるそうなので、楽しみに完成を待ちましょう。
ただ残念だったのは、壇上に上がった、島田さんと、小林さんのお話が無かったこと。ぜひ、セクション毎に、それぞれの生の言葉で、今季のついて語って欲しかったと思います。と言うか、お二方とも、話したかったんじゃないのかな。
・2月8日・サポコミ、速報レポート(公式)


2009年初戦は快勝。
2/7:○9-0・琉球大学
得点者:孝太2、ミシェウ2、深井2、工藤、池田、谷澤

▽調整試合とは言え、何年も前には大学生に苦戦・・・なんて話もあったTGだけに、9得点を奪っての快勝は、調整が順調に来ている事を示しているはず。
特に、今年が正念場の孝太が飛ばしているのは朗報。層が薄いFW陣。新体制会見で、ミラー監督には「FWは3人しか居ない」と言われてしまっただけに、「俺も居るんだ!」と、アピールしまくりたいところ。孝太たち、若手が出てこない事には、ジェフの未来はないのだから。頑張れ!
・2月7日・キャンプレポート(公式)
・2月8日・キャンプレポート(公式)


開幕に向けて。
実戦でチューニング。

▽チームは27日のミラー監督来日を待って本格的な戦術練習に移行するはず。
そして、2月4日からはキャンプインとなる。石垣島でのキャンプは、隔絶された環境で集中出来るという点では素晴らしいが、これまでのトルコキャンプのように練習相手に困らない環境とは行かない。それだけに、開幕に向けての2試合のPSMは重要な機会になる。
今季のサッカーの「方向性」は示されるだろう、PSM。驚きと発見の多いゲームとなる事を期待したい。
第15回千葉ダービー
ちばぎんカップ

2月22日()13時
日立台
vs 柏レイソル
一般販売中


2009シーズン、ついに始動。
「危機感」を持って戦いに備えよう。

あまりに濃密だった2008年の反動か、短く感じたオフを終えて、いよいよ新シーズンが始まった。周りを見渡せば、ライバルはどこも実のある補強で、優勝への意欲を、アジアへの野望を、「3」に増えた自動降格に対する危機感を露にしている。
上位を目指さなくてはならない今季。戦う心構えがジェフには出来ているか。
いつまでも、昨年の劇的な残留の余韻に浸っていては、ライバルを上回る事は出来ない。昨年15位からの逆襲。苦しかった、あの2008年を無駄には出来ない。残留に賭けた気持ちを上回る強い「危機感」を持って新シーズンを戦い抜こう。
俺達の成功は「J1残留」じゃない。J1で頂点に立つことだ。その為の一歩一歩を、今年もジェフに関わる全員の力で。


背番号発表。浩平が10番!
1/20:トップチームの新体制が発表。
意外だったのは浩平の10番!固定背番号制になってから、生え抜きの日本人では初めてじゃ?こりゃ、今年は10得点10アシストくらいしてもらわんと。
他にも、ぐぴおさんが30→1番、深井が36→9番。新加入の中後は8番。
一方で、戸田・馬場・トンスが登録されず。正式な発表は無いが、チームを離れる事になるのか。クラブには、どの選手も同じように動向をハッキリ発表してほしい。
(公式:2009シーズントップチームについて)


<人事動向>
1/19:大宮からベテランのボランチ佐伯が加入。
手薄なポジションにベテランを補強。往年の長谷部さんのような活躍を期待。
しかし、昨年の経験がある戸田ではダメだったのだろうか。。。この違和感ある選手の入れ替わりに、今季の補強のツボが見えてきそうな気がする。 (公式)
I N
O U T
FW深井(鹿島/完全移籍) FW金(Rvs)→引退
MF佐伯(大宮/完全移籍) FW苔口→C大阪(レンタル終了)
MF中後(鹿島/レンタル) FW堀川(Rvs)→引退
MFアレックス(柏) FW熊谷(Rvs)→V長崎
DF福元(大分/レンタル) FW加藤(Rvs)→引退
DF和田(清水/完全移籍)   FWレイナウド→ボタフォゴ(ブラジル)?
  MF戸田→ 慶南FC(韓国)
  MF馬場?
  MF伊藤(Rvs)→栃木
  MF松本(Rvs)→新潟S
  MF中原(Rvs)→讃岐
  MF朴→江原SC(韓国)
  MF根本→大分(レンタル終了)
  MF中島→広島
  MF楽山→広島(完全移籍)
  DF早川→横浜FC(レンタル終了)
  DF川上→栃木
  DF田中(Rvs)→HOYO Atletico ELAN
  DF結城
  GK立石→引退・クラブスタッフへ

・人事往来(未確定報道含む)

・JFA移籍リスト(2/10現在)


サポコミ開催発表。今年は、2月8日()13時〜、
JR千葉駅前「京葉銀行文化プラザ(旧ぱるるプラザ)」にて

▽ようやく今年のサポコミの概要が発表に。
恒例の五井のサンプラザではなく、千葉駅前の京葉銀行文化プラザが開場になります。去年とは空気も違う、より建設的な会に出来そう。
個人的には、これからのチーム作りの方針についてじっくり聞いてみたいところ。あとは、新練習場や、リザの位置づけかな。
(公式・サポコミ開催について)  (京葉銀行文化プラザアクセス)



ありがとう、オシム監督
1/4:イビチャ・オシム元監督、オーストリアへ向けて帰国の途に。
“御大”オシム元監督が、数百人の黄色いジェフサポに見送られ、成田空港から帰国。関係者では、江尻さんや岸本さん、湘南の反町監督、坂本さんや阿部の姿も。
オシム監督が我々に伝えてくれたものを、今度は我々自身が大きくして、監督に成長を見せなくてはならないと思います。監督、どうかお身体を大事に。いつかまた、お会いできる日を心から楽しみにしています。

追伸: お別れの機会の無かったサポーターに代わり、オシム監督からのコメントを掲載して下さったクラブの温かい配慮に、深く感謝いたします。
“Yesterday is Yesterday.Tomorrow is important.”
この言葉を胸に、今この瞬間から気持ちを切り替え、今季もクラブと共に戦ってゆきます。

1/5付・・・(ニッカン) (スポニチ) (報知) 
      (トーチュウ) (サンスポ) (朝日新聞) (FIFA.com)

1/4付・・・(ニッカン) (デイリー)

復活への2008-2009 OFF
J1残留は、来季へのスタート。
今の力は、J1で下から4番目。来季は、下位3チームが自動降格する。より厳しくなる競争に打ち勝つには、的確な補強での人材確保と早い段階での来季への体制固めが必須。キャンプを、アジア枠のエドを含めた、外国籍選手4人を揃えて迎えられるよう、昼田GMをはじめとした強化部の奮闘に期待。
本当の意味での復活へ、今オフこそチーム力のベースアップを。
(2008年を振り返る)


<人事動向>
1/16:中後獲得。新たなる中盤の核へ。

ようやく決定。期限付きながら、鹿島MF中後を獲得。
かつての阿部・勇人が抜けて以来、まだ埋めきれていない中盤のレベルを上げる事が出来る存在。ジェフユースで基本を磨き、駒大で鹿島で鍛えられた力で、チームを引き上げて欲しい。昨年の主力、下村・工藤、さらには米倉や益山ら若手が危機感を持つことは間違いない。ここでプラスの化学変化が起こせるかが、今季のポイントだ。 (公式)

1/10:中後獲得決定か?
鹿島MF中後獲得が、ほぼ決定的になって来た模様。
タイプ的には、かつての阿部に近く、中盤の軸になれる存在。王者の経験を、ジェフで存分に発揮して欲しい。地元・千葉出身、ジェフユース出身だけに、新しいクラブの象徴となれるよう、期待しています。 (報知)

1/10:苔口はC大阪復帰
新居、深井、孝太、奥山、乾と敏捷性をウリにする攻撃陣が居並ぶ中、得点に絡む結果を出せなかったのがこの結論を導いたか。C大阪も、前線のタレントは若手にイキの良いのが多かったはず。競争を勝ち抜き、再びJ1での活躍を。(公式)

1/9:ありがとう、仕事人・早川さん
残念な発表。早川さんがレンタル終了で横浜FCに戻る事に。
正直、チームが苦しい勝負どころで、地味ながらもキッチリと役割を果たしてくれた早川さんの存在が無ければ、残留は無かったと思う。それだけに今季も残って欲しかった。
こんなに短い時間で、大きな存在になる選手っているんだなと気づかせてくれた。ブログでの真摯な文章、勇気付けられたし、立派でした。これからも、応援します。横浜FCをJ1に引っ張り上げて、J1へ凱旋してフクアリに戻ってきて下さい。ありがとう、早川さん!
(公式・早川選手期限付き移籍満了) (早川選手ブログ)


1/6:エジさんのコーチ復帰が決定。
さらに柏から、MFアレックスが移籍加入!

二日続けての嬉しい加入発表。
「お帰りなさい」のエジさんは、言わずもがなの初代ミスタージェフ。歴代監督の下で指導者としての修行を積み、外の空気も取り込んでレベルアップ。歴史をよく知っているだけに、“兄貴分”以上の働きを期待。伸び悩む若手を、ぜひ覚醒して欲しい。
アレックスは、永輔並のユーティリティ。DFからFWまで、ミラー監督の構想では一体何処になるか?セットプレーが蹴れるのも強み。今季のジェフは、アレックスが何処でスタメン張るか次第?
(公式・江尻コーチ (公式・アレックス)


1/5:ミラー監督続投正式発表。
深井の完全移籍、福元・和田の移籍加入も決定!

ほぼ確実と見られていた、ミラー監督の続投と、深井・福元・和田各選手の移籍加入が決定。
福元は、元U-20代表主将。層の薄いCBにあって、エド・昇平・大さんとスタメンを争う存在として期待。また、和田もこれまた層が薄いSBに競争をもたらして欲しい。
フクアリの空気に好感を持ってくれているのも嬉しい。ミラー体制化で、どれだけ潜在力を開花させてくれるか。期待以上の活躍を!

(公式・ミラー監督) (公式・深井) (公式・福元) (公式・和田)


ありがとう、タテさん

12/26:突然の引退発表。
タテさん自身のコメントが全てだとも思う。タテさんの歴史は、正にジェフの歴史そのもの。ずっと、下川・櫛野両選手の陰に隠れながらも、決して腐らず、手を抜かず。いざと言う時には、きっちりと仕事をこなす。そのプロとしての姿勢は、後輩達に背中でプロとはどうあるべきかを語っていたと思う。
ハイライトは、2005年のナビスコ杯の決勝。あの日、あの舞台はジェフと言うクラブの総決算。今考えれば、そこに立石が居る事は必然であったのだと思う。ガンバの猛攻を食い止め続け、遠藤のPKを止めて掴んだ、初の栄冠。それまでの努力が報われた一瞬。MVPの笑顔。どれだけ、その姿が頼もしく、そして眩しく、サポにとっても嬉しかったか。
ありがとう、タテさん。そして、これからも宜しくお願いします。


12/25:MF中後(鹿島)、DF福元(G大阪)、DF和田(東京V)の獲得が濃厚に
いきなり大きな動き。
それぞれ、中後はボランチ、福元はCB、和田はSBと、それぞれ懸案となっていたポジションの効果的な人材ばかり。特に、福元は西日本新聞や大分合同新聞でも同様の報道があり、かなり可能性が高そう。

その中でも、中後は今季の鹿島にあって、小笠原の怪我の穴を埋めて優勝に貢献した実力者。それだけに、獲得出来れば大きな戦力になる事は間違いない。ジェフユース時代から、攻守にバランスが良く、セットプレーも蹴れるので今のジェフに足りないものを補ってくれるはず。しかし、本当なんだろうか?
さらに、福元と和田。層が薄かったDF陣が一気に厚くなる。福元に関しては、ガンバの補強攻勢のおこぼれに預かった感じだけれど、素材は最高級。ぜひ、ミラー監督の下で才能を開花させて欲しい。本当に来るのかは別にしても、今年の補強は本気かも。

(日刊) (報知) (西日本新聞) (大分合同新聞)

12/20:柏MF/DFアレックスを獲得?
新外国籍選手として、柏のアレックスの名前が日刊に。結構、確定的な書かれ方だから、獲得は濃厚と見ても良いのでは。
2002年、川崎の選手として来日以来、福岡・柏を経て来季で日本でのプレーは8年目。左サイドならば、DFからFWまでこなせる幅広い能力を持つ。と、なるとジェフでは層の薄いSBでの起用かも。良太・坂本さんの二人が両翼を出来るようになれば、一気に層は厚くなる。他の補強ポイントに、“それなりの目処”がついたからこその動きなのかも。
さて、次の一手はどうくるか。

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ジェフユナイテッド市原・千葉 イヤーDVD2008
今こそ!WIN BY ALL! Complete!

▽最終戦を長大に収録。これまでドコの局でも使ってなかった確度のゴール、サポーターの表情で、2008シーズンが鮮やかに蘇ります。
エンディングの編集もGOOD。2009年を戦い力が湧いてきます。
オシムの言葉−フィールドの向こうに人生が見える
木村 元彦 (著)
▽ ジェフサポのバイブル。旧ユーゴ時代監督時代の奮闘に涙し、オシム監督と共に戦った日々に改めて感謝出来る一冊。
文庫版では、代表監督時代38頁を大幅加筆)
祖母力
祖母井 秀隆 (著)
▽元GMの祖母井氏が綴る一冊。ジェフの裏の姿とも言える内容が暴露的にも書かれていて、読むにはパワーが必要。嫌な事から眼をそむけない気持ちを持ってから読んでみては。
日本人よ!
イビチャ・オシム (著), 長束 恭行 (翻訳)
▽「クロアチアに行こう!」のサイトを運営されている、長束さんが訳者となったオシム監督からの日本人へのメッセージ本。
イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (著)
▽未読。スポナビで「犬の生活」を連載され、昨年の激励会のゲストでもあった西部氏によるオシム監督本。代表監督として注目される前から、オシム監督に注目していた氏の本だけにぜひ目を通したい一冊。
引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜
▽オシム監督の旧ユーゴ代表監督時代の苦悩を収めたDVD。
イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
▽サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。現地の視点での同監督の分析が興味深い。
オシムが語る
シュテファン・シェンナッハ (著), エルンスト・ドラクスル (著), 小松 淳子 (翻訳), 木村 元彦 (著)
▽未読。「オシムの言葉」の木村さんが訳者になっているので、他の類似本とは一線を画して読みたい一冊。
オシム主義
高部 務(著)
▽未読。最近多く出版されている“オシム本”の一冊。ジェフ時代の話が多いとの事なので、近々チェック予定。
FootBall LIFE vol.2
キネマ旬報社
▽「幻の黄金軍団、旧ユーゴスラビア」を特集。勇人のインタビューも。
オシム監督の、代表監督辞任当時の新聞記事が生々しい。熟読し、より深く監督を理解をしよう。
一番星
石田ミホコ
▽レディース所属の石田選手のデビューシングル。ジャケットのフクアリが良い感じ。歌手との掛け持ちと言うと、宮澤ミッシェル氏が思い出される自分はそう言う歳です(汗)
Over / Day By Day
光永亮太
▽ 試合後のリプレイでもおなじみ。元ジュニアユース舞浜の光永亮太が歌うサポーターズソング。05年のイヤーブックで阿部との対談から製作が実現。臨海のあの風景を思い出しながら聞こう。
U−31(1巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽ジェフをモデルにした架空チーム「ジェム市原」のエース・河野の物語。かつての城がダブる河野の姿は、現実の多くの選手の姿にも重なる。
U−31(2巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽作者はコアなジェフサポ。バスツアーにもよく参加されてました。サポで無ければ気が付かない小ネタ多数。臨海の描写が恐ろしく細かい(笑)



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