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  アマル監督2年目。
  苦悩は深まる。阿部・坂本とプレー、精神面での支柱が移籍。ハースもナビスコ決勝の怪我が元で放出。その補強も無いまま、チームは軸を失ったまま、走り出す。
  追い討ちをかける代表との兼ね合い。 「千葉枠」と揶揄されながらも、次々に代表に選ばれる選手達。
  コンビネーションもコンディションも定まらず、降格も視野に入るほどの順位に低迷するチーム。代表、ジェフ、結果の出ない状況にさらに世間からのバッシングは強くなる。業を煮やして、監督を批判したイリアンが契約解除されるに及び、バラバラとチームは崩れていく。
  後半戦、チーム初の6連勝も飾りのようなもの。苦悩を深めるチームに追い討ちをかけたのは、オシム代表監督が脳梗塞で倒れたとの一報。そのショックも冷めやらぬままに、淀川社長は「脱・オシム」を後先無く掲げ、アマル監督を契約解除。史上最悪のオフに続いていく。

Archives(2007.01〜2007.12)

祈・御大全快

1/30(水)はメモリアルな一日だった。
昨年11/16に脳梗塞で倒れて以来、順調な回復を見せたオシム監督が、国立競技場で母国・ボスニア=ヘルツェゴビナと日本との試合を観戦した。
闘病生活を経て、かなりやつれてはいたが、自らの足でスタジアムに入り、鋭い眼光を飛ばす。ウィットに富んだ、いつもの言葉も、そのままだ。

本当に良かった。
早ければ、2月末にも退院出来るという。ただただ、御大の回復が嬉しくてならない。アマルさんも、アシマさんも、皆、ようやく一息と言うところだろう。

・・・ジェフは大変な状態になってしまったが、御大と過ごした時間、そこで学んだ事は生き続ける。見ていて下さい、ジェフも必ず立ち直ってみせます。


リザーブのモチベーション
10/27:第30節・広島戦は2-2の引き分け
得点:新居(工藤)、山岸(工藤)

ロスタイム。
智の同点弾が決まった瞬間、スタジアムがえも言われぬ静寂の中にあった。広島にとっては最悪な、ジェフにとっては歓喜の、あまりにも対照的なコントラスト。数十秒後に鳴る笛に、広島の選手達がバタバタと倒れる。サッカーの怖さを思い知る、一戦だった。

苦戦の原因は、主力を欠いた事よりも、自らのミス。
それさえ防げれば、苦しい布陣でも勝てた可能性はある。リザーブが、トップを抜くには、ミスをしないことはもちろん、試合に臨む高いモチベーションが必要だ。この試合では、選手ごとにその差が大きく違っていた。這い上がろうとする強い気持ちを持つ選手にこそ、チャンスは与えられるべきだろう。


開いた差。重たい個の力。
10/20:第29節・浦和戦は2-4の敗戦
得点:レイナウド、羽生

勝てるチャンスもあったが、判定に泣いた。
負けた事は悔しい。けれども、0-3まで一時期押し込まれたのは、間違いなく自力の差。春に対戦した時よりも、浦和は組織的で、一つ一つのプレーが重たくなっていた。序盤戦で出足で負け、局地戦でも後手を踏んだことが、最後の結果にも響いた。嫌いなチームではあるが、それなりの強さは認めざるを得ない。ワシントンに、あんな捨身で突っ込んで来られたら、守れというのが無茶な話だ。あれは、巻が見せるべきプレーだった。

ジェフも、並々ならぬ気迫で臨んだものの、浦和の自力に押されまくった。
一人一人が当たりも強く、仕掛ける意欲もある浦和。加えて、端々に良い時のウチのような、後方からの攻撃参加や、フォローアップが見られた。個の強さが有機的に連鎖する浦和に、ゲームプランだった失点せずに耐え抜くことが出来なかった。いや、無理やりこじ開けられた。

後半、選手交代をきっかけに、大反抗を見せたジェフ。
0-3になった事で、浦和の選手に安心感が広がったところに乗じて攻め抜いたが、そこに至るまでの三失点は大き過ぎた。故に、仮に同点ゴールが、きちんと認められていたとしても、そのまま押し切れたかは微妙なところだ。
反転攻勢で浦和を押しまくった後半は、今後に希望を持たせる戦いぶりでもあった。しかし、そこに確信できる力強さはまだ無い。その確信を得るために必要なもの、その為に足りないものが見えた戦いであった。

−−−

さて。試合前は、もっと阿部勇樹を意識するかと思っていた。
同じ日、イベントに参加していた永輔には涙が出るほど彼に対する想いが湧いてきた。
だが、阿部にはそれが無かった。かつて、千葉の主将としてプレーでも精神面でも代えの効かない存在だった姿を想うと、代えの効く浦和の駒の一つになった阿部に、自分の興味が削がれてしまったようだ。この試合の阿部の役割ならば、阿部で無くとも構わないだろう。坪井でも、堀之内でも。
彼が浦和のいちDFである限り、特別な感情を抱くことは無いだろう。


小瀬の夜空に孝太が舞う!
10/6:第28節・甲府戦は1-0の勝利
得点:青木(勇人)

引き分けを覚悟した後半ロスタイム。
最後の最後で、去年に続いて孝太がやってくれた。体ごと飛び込む泥臭いゴール。歓喜のままに、駆け込んで来る孝太に勇人、後はもう、ぐちゃぐちゃでよく分からない。クラブ新の6連勝は、青木孝太と言う新しい力の覚醒が、旧きを打ち破り、新しい歴史を築いてくれた。

連休初日の大渋滞をものともせず、小瀬のゴール裏を黄色で埋め尽くしたジェフサポ。数年前を考えると、本当に、どこからこんなに多くの人がやって来るのか分からない。
その大歓声に押されるように、序盤から激しい戦いを見せる両チーム。特に甲府は、降格の危機感を十分に見せる、気合の入った立ち上がり。ジェフの動きが決して緩慢な訳ではないが、それ以上の動き出しで、甲府がぐいぐいとジェフを押し込んで行く。
膠着した展開を打開しようと、激しいプレーが増える。お互い決定機を掴むが、それが得点までには至らない。双方が死力を尽くし、交代策まで出し尽くしても、まだ勝負は決まらなかった。
勇人のシュートはバーに嫌われ、孝太のドリブル突破は、シミュレーションと判断され、大さんのヘッドがバーを越える。
その膠着を破ったのは、青木の一撃。我武者羅な吶喊で、壁を突き破って見せた。
劇的過ぎる勝利。これが勢いと言うものか。

さあ、次は浦和だ。ニ週間あれば、羽生も戻るだろう。
そして、フクアリで見せ付けなくてはならない。「お前居なくても、俺達はやれる」と。
決戦まで、あとニ週間だ。


“確信”を垣間見せた5連勝。
9/30:第27節・東京戦は3-2の勝利
得点:新居、工藤、水野(PK)

秋の訪れを感じさせる冷たい雨。冷気を切り裂くような熱気を帯びた試合は、それぞれが半信半疑で掴み始めた、お互いのサッカーへの自信を確信へと変えられるか。それを賭けた戦いだった。
先手を取ったのはホームのジェフ。前半戦で自らのミスから惨敗を喫した悔しさからか、中島が頭を丸めてこの試合への気合を見せる。サポーターも、悔しさを力に変えて大声援で選手を後押しする。そして、この試合を区切りにジェフを離れるスタッフへの惜別の念も、勝利への渇望に彩を添えていた。
前半、前監督時代の最盛期を見るかのような、猛烈なプレッシングが東京に襲い掛かる。ただプレスをかけるだけでなく、二重三重のプレスの網が、追い越し追い越される連動性ある動きの中で、効果的に東京を囲い込んでいく。巻を“反射板”にして、工藤・勇人・下村が次々にボールを絡めとっていく。そして、一気にシュート。あれほどまでに撃たなかったシュートを、次々に撃ち込む。
得点もまた、鮮やかだった。新居の、絶妙なトラップから対角線をなぞる様なドリブルからの一撃。浩平の、ここしかないと言うミドル。点にならなくとも、決定機の全てに意図を感じる。完璧な前半だった。
後半、さらに晃樹の絶妙なクロスから新居が抜け、PKをゲット。晃樹が沈めて3-0とする。
試合は決まったかに見えたが、ここからがこの試合だった。東京は、前半から決して悪かったわけじゃぁない。ジェフが、それを凌駕していたから、3-0となった。だが、ここでTGでの負傷もあってか、新居を下げ、代わりに守りの要員として東京の要注意人物・リチェーリ番として、池田を投入すると、リチェーリは抑えたものの、東京の攻撃を呼び込んでしまった。
あっという間の2失点。まだまだ、ゲームコントロールが出来ない。ここで、もう少し早くレイナウドや青木が投入されていたのなら、もう少し東京の攻撃を抑える牽制球にもなったのだろうが。
結局、最後は大脱走を歌う余裕も無いくらいに攻め立てられて、何とか逃げ切り。結果はしっかり掴んで、チームタイ記録の5連勝を飾った。好調の東京を破った事は、これまでの相手とは異なる意味を持つ。自分達のサッカーへの、自信がさらに深まる勝利だった。
次は、未踏の6連勝への挑戦。手負いの甲府は、一筋縄には行くまい。


悪いながらも、4連勝。
9/22:第26節・大宮戦は1-0の勝利
得点:大輔(工藤)

9月とは思えない酷い暑さ。そして、畑のような酷い芝。
10人の相手に対し、1-0の辛勝に終わった事を環境の辛さに転嫁する事は出来る。けれども、もう少し積極性と“らしさ”を見せて、スッキリさせて欲しいゲームではあった。強さは感じない。けれども、勝つべきゲームをキチっと勝つことが出来る、そういう力はある。
残留争いを完全に抜け出る4連勝。ようやく、ほぼ安全圏内だ。ここからは、残り8試合での目標を改めて設定して、自分自身に勝っていくこと、内容を高めていくこと、戦力を掘り起こしていく事も、必要になっていくだろう。
それにしても、大宮はどうしてしまったのか?残留争いは、もう少し泥臭さを感じるものだが、選手達からも、スタジアムの空気からも、それを感じる事は無かった。ホントに残留争いをしているのか、不思議な気分にさせられる、もうしばらく訪れる事も無いだろう駒場だった。


上へ。残留争いを振り切る3連勝。
9/15:第25節・神戸戦は4-2の勝利
得点:水野(PK)、OG、水野、青木(羽生)

前半16分の神戸GK榎本の退場で、ほぼ趨勢の決した一戦だったが、榎本が退場するまでの16分間にこそ意味があった。
開始から代表組は疲れを感じさせない動きを見せ、好調時のジェフが見せる、出足鋭いプレス
と、 連動した追い越しの動きで神戸を追い立てていく。勇人の不在を感じさせないほど、下村が効いていて、しっかりと神戸の出足を止め、強引にボールを奪って前へ運ぶ。
左翼の山岸から新居、さらに左から切り替えしての羽生のミドル、榎本が退場するその前に、伏線となるジェフの動きの鋭さがあった。神戸は、このジェフの序盤の攻勢に後手を踏んだ。止められないままに、羽生の突破を許した。それが勝敗のターニングポイントだ。
その後は、羽生・水野・新居の動きを中心に加点。得点は無かったものの、新居と周囲がフィットしてきた事を特筆しておきたい。
10人になった相手に対し、2失点した守備は反省すべき。ただ、それもこの日ゲームキャプテンを務めた水本が重々理解しているようだから、あえて言うべき事も無いだろう。
戻って来た自信。それこそが連勝の財産。これだけ出来ると言う事は、負け続ける間に選手達が自問自答し、各々に成長して来た証拠。課題は多い。けれどもう下は見ない。次節は大宮に引導を渡し、残り9節でジェフの存在を忘れていた上位陣に、ジェフの名前を思い出させるだけだ。


ギアチェンジ。
9/1:第24節・新潟戦は1-0の勝利
得点:新居(青木)

前後半で全く別の試合を見たかのようだった。
前半のジェフは、消極的そのもの。悪いときの典型で、ボールをゆっくりと後ろで回して、どうやって攻めるかの意図が見えない。バックパス狙われ、中島を狙われ、冷や汗をかくこと度々。実際、決められてもおかしくないシーンもあったが、この日は相手のシュートの精度が低く、運が合った。
前半を、0−0で切り抜けられたのが、大きな勝負の分かれ目だった。ハーフタイムに、攻撃の意思を再確認したジェフは、後半から羽生・勇人・山岸らが、果敢にゴールを狙っていく。前半は無かった、サイドチェンジや、ランニングが増え、幾度もゴールに迫る。膠着した展開の中、アマル監督がらしからぬ采配を見せる。新居・青木の同時投入。正直、晃樹を交代させるよりは、他の選手をとも思ったものの、結果としてこの采配が見事に勝利を手繰り寄せた。巻へのボールの入り方、晃樹の突破を警戒していた新潟は、わかり易い的を失って微妙にバランスを崩した。
羽生が右サイドへ移り、山岸は左で低めに。青木が左の高い位置と、変則的な布陣に新潟は対応しきれず、体力的にも厳しい時間で二人のスピードと閃きが活きた。その左を突破した青木のクロスを新居が流し込み、ビッグスワンを沈黙へと変える。
不恰好でも、今は勝ち点。その後の時間を凌ぎ切って、今季二度目の連勝を飾った。

良いゲームではなかったが、二戦連続完封と、守備陣の頑張りもあって結果が出た事は自信になる。自信が戻ればサッカーも良くなる。ここで1週空くのは勿体無いが、次はすぐ上の順位の神戸。リフレッシュして、大一番に快勝、14位と言う馴染みたくない順位から、早く抜け出したい。


J1残留へ価値ある一勝。大きな得失点差。
8/29:第23節・大分戦は6-0の大勝
得点:勇人(FK水野)、山岸(水野)、水野(新居)、工藤、水野(直接FK)、青木(勇人)

何年かぶりの大勝。ただ勝ったという意味以上に、残留と言う最低限の目標に対しては、眼下の敵を突き落とす大きな一勝となった。
ゲームの内容自体は、2点目が入るまでは拮抗したものだった。双方チャンスがあり、一点がどちらに転ぶかで分からないゲーム。ジェフの動き自体も、前節柏戦の方が切れがあった。だが、前半のピンチを立石のセーブで事なきを得ると、攻撃の中心として覚醒しつつある晃樹を中心として大分の守備網をかいくぐり、山岸の2点目のゴールを引き出してみせる。
前に出ざるを得なくなった大分に対し、次々と投入される新居、工藤、青木。動き回り、自ら仕掛ける、ジェフが誇る小兵選手達が、疲れの見える大分ゴールを次々と破って見せた。しかし、やはりその中でも一番の輝きを放ったのは晃樹だろう。2ゴール2アシスト、それぞれが多彩な彼の才能の結晶だった。久々に、一人の選手の存在の大きさを感じた試合だった。
勝ち点3、得失点差+6、これ以上ない結果だと言える。けれども、怖いのはこの結果から来る気の緩みだ。レイナウドが負傷し、出来つつあった攻撃の形が振り出しに戻った。累積警告もリーチがかかり、水本・水野のU-22招集も控える。今のジェフに、サポーターに必要なのは、この日6点を奪われても最後まで声援を止めなかった大分サポのような心意気だろう。喜ぶのは、もう十分、まだまだ今年は長く、厳しい。


「俺が決める!」新居、魂の一撃!
8/18:第21節・磐田戦は3-2の勝利
得点:巻(水野)、勇人(水野)、新居(レイナウド)

フクアリに、久々の歓喜。
もう、後が無い戦い。ただ求めるものは、勝利の二文字のみ。一戦必勝、すべてをピッチにぶつける、その気持ちだけで臨んだ一戦。ゴール裏には、選手達を鼓舞する手書きの横断幕が掲げられ、黄色く染まったスタンドは、ただ勝利のみを信じて声を枯らした。
だが、ここまで連敗を喫しているチームが、磐田と言う強敵を迎えてそうそう先手を取れる訳もない。磐田のボール回しは、選手が変わっても粘り強く、正確で、太田・前田という「個」の力を組み合わせて、主導権を握っていく。その磐田に、マークとプレスで対抗するものの、ボランチで相手を止めきれない。劣勢の展開の中、なんでもないロングボール、勇人が西に振り切られ、先制点を許してしまう。
ただ、ここからが今日のジェフは違っていた。やるしかない気持ちが、迷いを吹っ切らせたか、下を向く事無く反撃に転じると、右の水野から巻に合わせて、同点。その後、後半にセットプレーから茶野に被弾するも、それでも下を向かなかった。
この日に限っては、アマル采配も、サポーターの期待通りのカードとなった。新居が、青木が、次々に攻撃の打開の為に投入されていく。特に新居は、投入直後から、自らボールを引き出して突貫。ボレーで強烈なシュートをポストに見舞って、反撃の勇気をチームに吹き込んだ。
その新居の気迫に後押しされたジェフは、残り10分から強烈な反発力を見せた。まず、智のクロスが右に流れたところを、晃樹が強烈なミドル。勇人がシュートの弾道を変えて、同点に追いつく。
そして、最後は新居。レイナウドのスルーに抜け出して、一度は川口に弾かれるものの、こぼれ球に喰らいついて、魂のヘッド。その瞬間、フクアリは総立ちとなり、地鳴りのような歓声が勝利の後押しをした。
残り時間も粘り強く戦い、久々の勝利。
選手達は、自ら一致団結すべく、ミーティングを行ったという。危機的な状況を乗り越えるため、自ら変わろうとしたことが、結果に結びついたか。

問題はまだまだ大きい。
それでも、勝つと言う事がチームに与えた勇気は計り知れない。
「勝ちたい」誰もが思った想いを、新居がシュートに乗せて撃った。その想いが、チームを変えた。最後は気持ちの勝負。新居の迷い無き勝利への貪欲。それが、この勝利を呼び込んだ。


点差以上の差。変わらない采配。そして危険水域へ。
8/15:第20節・鹿島戦は1-3の敗戦
得点:OG

一年を経て。また、立場は元に戻ってしまった。
鹿島の厳しいプレッシャーの前に、ジェフのパス回しは、まるでその手の中で弄ばれるかのように、ゲームをコントロールされていった。パスは、精度を欠き、自ら苦しい状況を作り、鍛え上げたはずの連携は、もはや見る影もない。運動量は、自ら招いたピンチを繕うために費やされ。疲弊した身体は、最後の一歩を出すことが出来ず、敵のシュートを弾く事も出来ない。

変わらない采配。鹿島の壁を突き崩すはずの、新居と青木の俊足は封じられ。
焦燥ばかりが募っていく。
残念だが、もはや前監督の目指したものの、その先を積み上げられては今は居ない。何かを変えなくては。最低限の目標も失ってしまうだろう。


上積み無き敗戦。
8/11:第19節・川崎戦は1-3の敗戦
得点:羽生(工藤)

この日、スタメンに名を連ねたメンバーのうち、今年補強した選手は下村ただ一人だった。
阿部、坂本、ハース、クルプニ、そしてイリアン。戦力は削げ落ちるばかりで、補強は補強として機能せず、前監督の残り香にすがるようなメンバー構成だ。それは、ジェフで結果を出そうと気持ち新たに移籍した選手にも不幸なこと。噛み合わない補強は、強化部のコミュニケーション能力の無さを、現場の融合能力の欠如を、あぶりだしていく。
少ない資金は、非効率な補強に浪費され、芽吹き始めた新芽は、ダブつく戦力の前に出場の機会すら失う。全てが悪循環。そして、そうした現実から目を逸らして、自らの責任には言及せずに、出て行く選手の意志を尊重するような発言を言い訳がましく口走る社長。
誰が、何が、このクラブから求心力を失わせているのか、いい加減気づくべきだろう。

「再開後を見ていて下さい」と、その結果がこれだ。

補強も含め、何をどうしなくちゃならないか。そのビジョンの無さが、ジェフを迷走させている。
何より、フロント上層部に、このクラブで何かを成し遂げたいと言う熱き魂が欠けている。
本当に勝ちたいと、ジェフを良くしたいと思うのならば、この一年に起こった出来事を振り返れば、体中を掻き毟りたくなるような衝動に苛まれているはずだ。

悔しい。ただ、ひたすらに悔しい。
何故に、このクラブは一つになれないのか。何故、これほどまでに、サポーターとフロントに温度差があるのか。


【サポータークラブ連絡会】
今季の成績低迷、イリアン放出問題等に対して、サポータークラブの連名にて、クラブに対して公開質問状を提出。各問題への回答と、クラブ・サポーター間の議論の場の開催を要求。

7/5:クラブから、サポータークラブ連絡会へ回答がありましたが、「後日代表者と意見交換の場を持ちたい」とのこと。従って、質問事項への回答は改めて。
ゼロ回答で無い事は消極的に評価できるものの、クラブ幹部は、たとえまとまりのつかない場になってしまったとしても、公の場をつくり、サポーターが何を望み、何を大切に想い、ジェフと言うチームを応援しているか、サポーターの生の声にも時には耳に痛くとも、傾けるべきではないだろうか。少なくとも、いま起こっている問題に対して、声を上げ、何かしらの行動を起こしたサポーターに対しては。

サテ+リザ+ユース混成軍・強化遠征中!
7/18(水) vs京都(J2) ●0-3
7/17(火) vs 神戸(J1/U-21) ●1-2 得点:熊谷
7/16(月) vs 佐川急便(JFL公式戦・後期第3節) ●0-5
7/12(木) vs 甲府 (J1/Bチーム) ○3-0 得点:米倉、熊谷、小井土(Y)
▽J's GOAL・レポート ▽越後リザーブズ監督コメント ▽大木監督(甲府)コメント
7/11(水) vs FC岐阜 (JFL/※30分×3) 2●4 得点:中原(R)、米倉
7/10(火) vs YKK AP(JFL/Bチーム) 2△2 得点:小沼(R)、熊谷

勝っただけ、だが今はそれが何よりも。。。
6/30:第18節・横浜FC戦は1-0の勝利
得点:山岸(楽山)

イリアン放出問題に揺れるジェフ。目の前の試合にすら集中できない状況、そして暑さの中、出来は低調と言わざる得ない内容だった。「追い越す」動きがほとんど無く、ただボールを後ろに戻してからサイドへ展開、中に折り返すパターン。
何よりも欲しい勝ち点3を得たが、それは正直、さらに低調だった横浜FCに助けられたからであって、前回対戦時のような力の差を見せ付ける事は出来なかった。この内容では、残留を達する事は難しい。中断期間に、新戦力を加えつつどれだけ立て直されるのか。がたがたになった、チームへの求心力をどう回復するのか。問題は山積み。危険な空気の中断が始まる。


決めきる力さえあれば。
6/23:第17節・新潟戦は1-2の敗戦
得点:羽生

勝てた試合だった。もう少しだけ、決めきる力さえあったのなら。ここまで4位の新潟は、確かに安定した攻守を見せていた。FWエジミウソンと、MFマルシオを軸とした攻撃は、「個」の打開力があり、日本人を中心とした守備も、出足良く、ジェフの機先を制していた。さすが、“隊長”坂本が居るだけの事はある。
ただ、要所は押さえられていた。水本が、エジミウソンを押さえ込み、キープはさせても、決定的なプレーには持ち込ませない。粘り強く守ってカウンター。それが上手く流れを作りつつあった。しかし、ジェフの前線には巻&黒部。スピードや裏への動きは期待できない。それだけに、揺さぶって、揺さぶりつくして、中へあわせるという非常に難しい攻撃になっていた。

チャンスは無かったわけではない。
巻には、決めなくてはならないチャンスが少なくとも2つあったし、それ以外にもチャンスはあった。けれども、決められない。それが、ダイレクトに結果に出てしまう。失点は、ミス絡み。自ら、勝機を逃してしまった。問題は、ずっと変わらない。
こう言う試合を勝つために、監督にフロントにはやれる事があるはず。いい加減、成長を見せてくれないと、同じ事の繰り返しでは書くこともなくなってしまう。選手が頑張っているのは分かる。だから、その頑張りを結果に変えられる方策が必要なのだ。


耐えて連勝。ひとまず、自動降格圏脱出。
上は団子、抜け出せ、その更に上へ。

6/20:第16節・大分戦は1-0の勝利
得点:山岸(羽生)

サウナ状態のビッグアイ、水曜平日にも関わらず大遠征したサポの皆さん、お疲れさまでした。
苦しい戦いには違いなかったようだけれども、耐えて忍んで、手にした勝ち点3、連勝の意味はとてつもなく大きい。今はただ、勝つことで得られる自信が重要。守りきった立さん、ありがとう。
喜ぶには今、このときまで。次は、不気味な強さを見せている、坂本の居る新潟だ。
水野出場停止。イリアンはまだか。


一つ勝つ事の苦しさ、意味。
問題は山積でも、今はひたすらに前へ。

6/17:第15節・甲府戦は3-2の勝利
得点:巻(新居)、巻(CK水野)、羽生

山積みの問題の中、それでも勝つしかなかった。誰もが苦しんでいる。重圧から開放されるには、ただ勝つしかない。
苦しむチームを勝たせたい、勝ちたい、その気持ちがスタジアムを包み、選手達の背中を後押しした。もっとやれるはず、シュートを撃ってくれ、泥臭く当たって、走り抜けてくれ。とにかく今は、気持ちを込める事が必要だった。
不恰好なサッカーの中に、その勝ちたい気持ちが込められていた。餓えたエース、巻が、入団当初のような泥臭さを取り戻していた。踏まれようが、蹴られようが、ただひたすらに前へ。気迫を込めた2ゴールに選手が、サポーターが勇気付けられ、追いつかれても、勝てると信じることが出来た。
羽生。いつもと同じように、そしていつも以上に。ピッチを駆け、勝利を追い求めた。彼らだけじゃない。誰もが、気持ちを表して戦った。
決していいサッカーじゃなかった。それでも勝てたのは、兎にも角にも「気持ち」だろう。最後、立石の指がボールに触れたのも、そう気迫がそこに乗り移ったからだ。

まだまだ状況は厳しい。
それでも、今日は選手達の頑張りを褒め称えよう。
目指すものを追い求めるのは、厳しい現実に打ち勝ったその後だ。


『雨降って地固まる』そうなれるように。
▽ジェフユナイテッドはクラブ組織だ。その中にあって、部外者であるマスコミを通じた監督批判は、規律を守る上で間違った方法だったと言わざるを得ない。状況が厳しいのは分かる。焦る気持ちも分かる。ただ、不満があるのならば、話す相手、順序が違う。謹慎処分は妥当だろう。
一方で、 いち選手がこれほど痛烈なコメントをするほどに、チームが一枚岩で無かったこと、それが大きなショックだ。この台詞を言わせてしまった、監督にも責の一端はあるだろう。そして、監督・選手を管理する立場であるGMや社長も、起こっている事態への責任がある。

いま、確実に言えるのは、イリアンと共に戦い続けたいと言うこと。
アマル監督の去就云々関係なく、イリアンにはジェフの選手で居て欲しいという、いちサポーターとしての願いがある。

相応の処分はあるかも知れない。一度出来た溝は元のようには戻らないかもしれない。それでも、改めて冷静になって何故こうなったのかを話し合って欲しい。
もう、これ以上失う事なんてイヤだ。
『雨降って地固まる』
そうなるよう、クラブのGM、社長には、しっかりとこの事態を収拾してもらいたい。「選手が出たいといったから仕方ない」なんて、そんな言い訳はもう聞きたくない。目の前の試合に集中できるように。サポーターが安心できるように。チームを一つにするために。

ニッカン:千葉ストヤノフ退団覚悟のアマル監督批判
公式: イリアン・ストヤノフ選手について


全力を尽くした結果だ。さぁ、次だ!
5/26:第13節・G大阪戦は1-2の敗戦
得点:新居(巻)

どうしても、勝ちたかった。選手達の勝ちたいという気持ちが漲り、スタジアムの空気も選手達を後押ししようと言う気合に溢れていた。勝ちたかった。間違いなく全力を尽くした。今、このメンバーで出せる、ジェフの100%以上の力だったかもしれない。・・・けれども勝てなかった。
負けた理由は、悔しいが、今のガンバは確かに強かった。それに限る。ほんの少しの隙を得点に結びつけ、遠藤と言う名手のFKで最後の最後に勝ち点を根こそぎもって行く。引き出しの多さ、持てる武器の強さ。ジェフにも勝てるチャンスはあったが、決めきれず、最後はチームとしての厚みの違いを結果にされた感じだ。

だが、やれる事はやった。ならば、下を向く必要は無い。胸を張って次に切り替えようじゃないか。
この試合のように、ゴールへ向かう強い気持ちを持って、一人一人がサボらず、走って、身体を当てれば、今だってどんなチームにもひけをとらない。それだけの強さがジェフにはある。
問題は、それが続けられるか、だ。

きっかけは掴んだ。新居の初ゴール。FWらしい嗅覚を発揮した一撃。
徐々に、チームが新居を活かす裏へのボールを意識しつつある。これまでのジェフには無い、新しい武器の予感がする。しかし、奪えたのは1点。勝ちきるには、どうしても2点3点が必要だ。たとえ、イリアン、勇人が戻っても、前線の状況は改善しない。ならば、やはり試合を決める決定力は生き残るために必要不可欠だ。
後半戦に向け、飛び抜けた外国籍FWの補強と、その上での日本人FW同士の競争。それにこの日の気合が加わるなら、こんな順位に居るチームではない。まずは、次節・横浜戦。今度こそ、勝つ。ただ、それだけだ。


逆境を覆せず、ナビスコ敗退。
5/23:ナビスコ杯・第6節・広島戦は0-1の敗戦
今の戦力状況、成績のままの妥当な結果になってしまったと言うこと、なのだろうか?選手達は恐らく全力を尽くしたのだろうが、あと一歩が足りなかった。この結果は、ただの一敗に留まらず、秋に向けてのモチベーションも奪ってしまった。
サポーターも含めて、自信を失っている現状ではリーグ戦も厳しくなってしまう。今こそフロント、強化部の出番か。同じ事の繰り返しでは、状況は打開できない。暗雲を断ち切る、何かが必要だ。


【告知】ジェフサポ有志によるクラブへの公開質問状回答状況
有志の代表者の方から告知依頼があったので掲載いたします。2月初旬のサポコミへ提出した合同質問状への回答状況とのことです。興味がある方は、ぜひご一読下さい。
(※サポコミ当時、当ホームページで行っていたクラブ・淀川社長への要望書とは別件です。ご注意ください。)


フクアリの涙雨。
5/19:第12節・広島戦は1-3の敗戦
得点:水野

試合開始から、この試合で何かを変えようと言う気持ちは見えた。だが、5分と経たないうちに、不用意なプレーから失点。今のチームには、ここから立て直す気持ちの強さが無い。頼るべき主将も、プレーの無理が祟って怪我でピッチを去る。それでなくとも、誰もが無理をしているような慢心創痍の状態。足に巻かれたテーピングが痛々しい。
エースはチャンスをモノに出来ず、悉くゲームのターニングポイントを逸していく。選手達の焦燥が、スタンドまでも伝わってくるかのようだ。

後半、意地になって攻める。久々に長い時間を得た新居が走り、鬼気迫る形相で羽生が駆ける。それでも、何故か攻撃パターンは単調化する。助けを求めるように、右へ、水野へ。そんな事は百も承知の広島をそれでも抉って、1点を奪ったのは意味があるが、今のジェフにはこれが精一杯なのだ。敗戦。俄かに湧いた雷雲から、冷たい雨が落ちる。

厳しいシーズンになった。
サポーターの前に挨拶する、選手達の顔は、見るたびに暗く、重たくなっていく。ブーイングと、後押しの声援が半々で、混沌とした空気がスタンドを包む。この焦燥を、辛さを、苦しさを理解するのがサポーターだろう。苦しい、勝たなくてはいけないゲームで、前節のように気の抜けたゲームをしたならば、思い切り檄をいれてやれば良い。
けれども、いびつではあっても、後半、何とかしようと言う気持ちは見えた。羽生の決死のプレーが眼に焼きついて離れない。負け続け、苦しいその時に応援し続けるのは、苦しい事だ。けれども、選手は目の前の試合から逃れる事は出来ない。

苦楽を共にすること。それは、並大抵の覚悟ではない。
苦しい今を知っているサポーターなら、この先にきっとある歓喜を、より大きく感じる事が出来るだろう。

<追記> 何はともあれ、羽生が大事に至らないで良かった。脳震盪と、痛めた場所が場所だけに、無理せず時間をかけて直して欲しい。責任感の強い彼だけに、強行出場しないか心配。


心折れる、惨敗。
5/13:第11節・FC東京戦は1-4の惨敗
得点:勇人

とても、正視に堪えない。何年かぶりに、途中で応援する気力を無くした。
サッカーなのだから、勝つ時も負ける時もある。けれども、戦う気持ちだけは、いつだって込める事が出来る。今日のジェフからは、それを感じ取る事が出来なかった。最初から眠っているかのような、集中力の無さ。ボールを持っても、後ろへ下げるだけの消極性。ミスを犯しても、それを選手同士で責める事も無く、ただうな垂れるだけの気持ちの弱さ。鍛え上げた走力は、自らが能動的に攻めるために使われる事は遂に無く、戻したボールを奪われて惨めに追走する、ただそれだけに使われる。
誰かが悪いのではなく、誰もが悪かった。これが今のジェフ。去年の今頃までのサッカーを観ているから、認めるのは辛いが。これが現実だ。
何が一番悪いのか。何が今までと違うのか。それを考えてみた。昨年までなら、悪いプレーをすれば先代が厳しく皆を叱りつけた。心折れかねないシーンでも、阿部が坂本が手を叩いて皆を怒鳴りつけて奮い立たせた。今のジェフにはそれがない、気持ちを支えられる存在が無いのだ。それでも、勝てていたのなら、自信を失う事は無かっただろう。負けることで、自分達のサッカーへの核心が薄れ、どんどん気持ちがマイナスに落ち込んで行ってしまっているのだ。
アマル監督は、今でも好きだし、このメンバーで勝ちたいと思う。けれども、もしかしたら、そうした気持ちの部分を支えるという意味で、アマル監督は今のジェフを支えられていないのかも知れない。若すぎるのか、とても「ぬるく」感じてしまうのだ。
FC東京も決して良くは無かった。その中で、ミスを繰り返しての惨敗。怪我人の続出。離れ離れになるような心。思い出したくは無い、昔の嫌な空気が蘇ってくる。この試合を見せられたあとだ、今はネガっても構わないと思う。けれども、サポも、この一週間で立て直さなくては。何が選手の眼を覚ますのか。やり直しだ。何も、かも。


勇気が足りずに、勝ち点1
5/6:第10節・柏戦は1-1の引き分け
得点:山岸(水野)

絶対に勝たなくてはならなかった千葉ダービーで、痛み分けの勝ち点1。
正直、下位から抜け出すためには、これでは足りない。
ゲームは序盤から激しい主導権の争いになった。柏は、予想以上に運動量が多く、前線からの素早いプレスと、スピード感に溢れた攻撃への切り替えは、とても昨年J2で戦っていたとは思えない、チーム全体に迷いの無さを感じる好チームだった。これも、石崎監督の手腕か。
それでも、ホームのジェフは前半から旺盛なプレスで応戦。惜しいチャンスもつくり、互角以上の戦いを見せていた。ただ、これまでも指摘をされていた事だが、どうしてもジェフには迷いがある。攻守の局面で「勇気」(あえて、リスクとは言わない)が足りないのだ。相手のゴールまで一直線。攻め抜けば良いのに、シュートを撃って終われば良いのに、と言う場面でパスで時間をかけてしまう。あるいは、ひたすらバックパスで安全策を採る。気持ちが逃げに入っているから、結果が伴わないのではないかと思う。シュートを撃たなくてははじまらない。だから、点が取れない。勝てないのだ。
勝利するために、あとほんの少しの勇気が欲しかった。
結局、先制されて山岸の同点弾で追いついて引き分けたが、GW三連戦で、勝ち点3。状況は本当に厳しい。そろそろ上を見て行きたいところだ。連戦で疲労はピークだろうが、ナビスコの神戸戦、来週の東京戦。こんどこそ勇気を振り絞って、勝利をつむぐシュートを放って欲しい。


5万5千のブーイングと言う「存在証明」
5/3:第9節・浦和戦は1-1の引き分け
得点:水本(巻)

イリアン・ジョーレを欠き、大輔を退場で失った。
満身創痍のメンバー、浦和にはジェフを甘く見る気持ちが無くは無かったはずだ。ジェフらしい連動性で内容では互角以上の戦いを見せた前半。リードされても、1人少なくなっても、諦めない。「絶対に負けるものか」とジェフサポの反骨心を乗せて突き刺さった
水本の同点弾。時間が進むにつれ、浦和の攻めには徐々に「焦り」が加わり、反対に紙一重で防ぐジェフは「守り抜く」一点に純化しつつあった。その結果としての「勝ち点1」は、困難な状況の中で諦めずに得た最低限の結果。ジェフとしての意地。
「勝てる」と思っていた浦和のゴール裏からは、試合後に大きなブーイングが起こった。それこそが、この日、この埼玉スタジアムで戦った存在証明。例え、メンバーが欠けても、ジェフはジェフのサッカーで対抗する事が出来る証だった。10人で劣勢を強いられる中、最後まで勝利を追い続けた選手達に感謝したい。

そして、この試合は、前主将・阿部勇樹との初めての対戦の場でもあった。
意識するなと言われても、意識をしない訳はないが、試合中はロスタイムのシュート以外「22」を感じるシーンはほとんど無かった。
試合前から、浦和のチームメートから「阿部ちゃんのために」と気遣いを受ける阿部。昨年までなら、自らがチームの先頭に立って、周りを気遣う立場だった。それが、なんとも言えず悔しい。情けない。「阿部さんが抜けたから弱くなったと言われたくない」と言う晃樹と何とも対照的じゃないか。 お前ほどの実力があるならば、浦和全体を自分が引っ張るくらいになってみろ!そう叫びたくもなる。
もしも、海外に移籍していたのなら、厳しい環境を自らの力で切り拓かねばならない気持ちの強さも身についただろう。しかし、今のように浦和のチームメイトの影に隠れるようにしているだけなら、これ以上の成長は無いだろう。
「世界に羽ばたけ!阿部勇樹。浦和で良いのか?阿部勇樹。」
阿部勇樹。ここで終わってしなうのか?もっと大きな世界を相手にするんじゃなかったのか?

>試合後には、浦和側から「卵」の投げ込みと言う暴挙が。
被害に遭った中には、自分の友人も複数。投げ込まれたエリアには、小さな子供も何人も居て、一歩間違えば取り返しのつかない事件になっていた可能性も。一部の暴徒のせいで試合が汚されるのは、許しがたいこと。犯人の補足と、再発の防止を強く願います。
浦和公式:ファンサポーターの皆様へ
千葉公式:ジェフユナイテッド市原・千葉サポーターの皆様へ


消耗戦の末の「勝ち点1」
4/29:第8節・川崎戦は1-1の引き分け
得点:水野(直接FK)

アウェイでの勝ち点1、現在の川崎の順位。それを考えれば、引き分け、勝ち点1は決して悪い結果では無いが ・・・消耗戦、もとい肉弾戦の末に負傷者が相次いだのは、川崎と戦う上で予想はされた事だが、チームにとって重い。出来る事ならば、後に影響の出ない試合にしたかったが。負傷していてもレギュラーを優先して起用するアマル監督の選択にも疑問が残る。
試合の趨勢は、川崎優勢。ジェフは、キックオフのボールを下げた時から、気持ちが守りに入っていた。川崎の、その攻撃力に対する、畏怖・警戒がありあり。今のジェフよりも練度で勝るサッカーをしてくるのならば、相手がリスクを負う瞬間にカウンターを当てるしかなかった。前半にあった、勇人の巻の決定機を決められなかった事で、よりゲームは難しくなってしまった。
正直、川崎は中村を欠き、水曜日のACLの疲れもある、本調子からは程遠い状態。隙はあった。それだけに、現在の1トップ2シャドーの核になる、巻を削られたのは痛かった。褒められた試合内容では無かったが、目論見はある程度まで成功していた。負けなかった事を収穫として、次節・浦和を埼スタに沈めて欲しい。

不恰好でも、結果が欲しい!
4/22:第7節・大宮戦は1-0の勝利
得点:工藤(羽生)

飛車角落ちの大宮相手に、一方的に攻め込みながらも突き崩せない。
1点をもぎ取るために、恐ろしいほどにパワーが要る。水本・水野を強行出場させても、岡本を外しても、どんな形でも良いから、とにかくこの試合は勝たなくてはならなかった。チーム全体に宿った危機感。その気持ちが、欲しかった1点を呼び込んだ。羽生の最後まで諦めないランニングと、工藤のバイシクルボレー。真新しい黄色のゴールネットに飛び込んだのは、勝利への執念そのものだった。
チャンスの数を考えるのなら、もっとラクに勝たなくてはならなかっただろう。
前線にスーパーな選手が居ない今、苦戦はこれからも続くだろう。けれども、今は、ただ勝ち点3が欲しかった。自信を取り戻し、前を向くための勝ち点が。不恰好に時間を稼ぎ、守りきった勝ち点3。守り抜いたものは、勝てるという自信だろう。まだまだ、これからだ。


無理が通れば、道理が引っ込む。
4/15:第6節・神戸戦は1-2の敗戦
得点:ジョルジェビッチ

負傷を押して出場した羽生のコメントが痛々しい。
良い流れを切りたくない。欠かせない駒だからこそ、責任感ある彼だからこその強行出場だったのだろうが、チームとしてのその判断は裏目に出てしまったかのように思う。
横浜戦の快勝が、逆に気を緩ませたか、内容も含めてこの試合では悪かったと伝え聞く。自信を失う必要は無いが、この順位この勝ち点で慢心する理由は何も無い。挑戦する気持ちの薄れ、それが結果に現れているのではないか。それは、選手もサポーターもジェフと言うチームが、だ。
誰かに責任をなすりつける前に、それぞれがそれぞれに出来ることがある。「WIN BY ALL」が、何故このクラブのスローガンなのか、今一度考えるべきだ。皆が一枚岩でなくては、弱いと知っているから、一つになれば強くなれると知っているから、だからじゃないのか。


時には「引き分けられる」強さを。
4/11:ナビスコ杯予選-4・G大阪戦は0-1の敗戦


ジェフのサッカーが戻って来た!
4/8:第5節・横浜FC戦は4-0の勝利
得点:水野(下村)、巻(工藤)、羽生、
山岸(水野)
▽意思を持つ濁流のような、絶え間無い攻撃。
熟練の連動と、日々の鍛錬が無くては決して続かない運動量。ジェフが、自らのものとした原点のサッカー。それが久しぶりにフクアリで躍動した。
憑き物が落ちたかのように、この日は終始横浜FCを圧倒。特に、巻のポストを起点にして、中盤の水野・羽生・工藤らが、全く相手の的を絞らせない小気味の良い攻撃を続ける様は爽快そのものだった。
それでも、なかなか得点が奪えず、1点を奪っても次が取れない時間帯が長く、やきもきさせられたが、余程ガンバ戦の勝利が自信となったか、最後まで迷いは一切無かった。
誰が、と言う事ではなく、チームとしてやりたいことが出来たこの日の勝利は、さらにジェフの復調を後押しするだろう。
ただし、勝利の裏に、逃した数々のチャンスに見る精度の無さ、相変わらずのサイド偏重の単調な攻撃。危ない場面も相手の攻撃回数の割りに多かった守り、セットプレーの守り、などこれまでの課題も引きずっていた。勢いを確かなものとするため、水曜、再びG大阪にこのサッカーを見せ付けたい。

黒部号砲!勝って自信を取り戻せ!
4/4:ナビスコ杯予選-3・G大阪戦は1-0の完封勝利
得点:黒部(水野)

今季負けなし。ガチンコのガンバに、正面から挑む戦い。
思えばジェフは、こう言う挑戦する時にこそ、その真価を発揮してきた。ゲームは見ていないから、何がどうだったとは言えないが、おそらく「そういう」試合だったのだろう。
そして、ジェフは「こういう」試合できっかけを掴んできた。
黒部の号砲が、リーグ戦への、そのきっかけとなってくれるか。


運を掴む、攻め抜く勇気を。
3/30:第4節・磐田戦は0-1の敗戦
勝てないときと言うものは、運もめぐらない。
けれども、運を呼び込めなかったのは、分かり易過ぎるワンパターンのサイド攻撃と、勝負を決めきるシュートを撃てない消極性。勝利は奪い取るもの。同じパターンで失点し、それを取り返すアイデアと勇気が足りなくては、この結果も当然だろう。
それでも、少しずつだが流れを取り戻して来ている。選手・スタッフは辛いだろう、サポーターも辛い。けれども、そんな時こそお互いがお互いを信じねば。3敗1分け、確かに危機的ではある。それでも、下を向き始めたらダメだ。終わった試合は糧に変えて、次の試合を戦い抜かなくては。


フクアリで勝つ喜び
3/25:ナビスコ杯予選-2・広島戦は2-1の勝利
得点:工藤、
山岸
▽長かった。ひたすらに永かった。。。
ホーム・フクアリで勝つことがこれほどまでに難しいとは。何は無くとも、サポーターにとって、そして選手にとっても、ホームで勝つことは何よりの良薬。本当に久しぶりのでんぐりを見て、気分は上々、これからは上潮に乗って行ける事だろう。

ゲームは、絶好機からのカウンターで失点と、ここ数試合の悪い流れを引きずっていた。だが、右サイドの朴の突破と、前日の代表戦でも出場した羽生が普段以上の運動量で流れを引き戻すと、その羽生の突破から好調・工藤の同点弾を呼び込む。
さらに、智が貴重な逆転弾。調子は良くなかったが、結果を残して見せた。
守っては、初先発の池田が鬼気迫る守備で寿人に仕事らしい仕事をさせず、途中投入された巻もチェイシングで貢献。大脱走を響かせて、2-1の辛勝を収めた。

後は、FW陣の得点か。この良い流れをリーグへと繋げて、反転攻勢と行きたいところだ。

きっかけと出来るか。久々の快勝!
3/21:ナビスコ杯予選-1・神戸戦は4-1の勝利
得点:工藤(水本)、工藤、羽生、勇人

三連覇を目指すナビスコ杯のスタート。
とは言え、不振のリーグ戦に向け、ジェフらしさを取り戻せるかが何よりも重要な戦いと言えた。そして、結果から言えば、今季初の勝利。布陣をいじくって来た神戸の間隙を工藤が衝いて先制点。その流れのままに、4得点を重ねて幸先の良いスタートを切った。
工藤の活躍は言わずもがな、だが、羽生のゴールの起点となった、巻のヘディングシュート、水野のFKのこぼれ球に食らいついた勇人の動きなど、久々にジェフらしいシーンが見られた。この感覚がこれからの戦いのきっかけになれば、この淀んだ空気も良くなって来るだろう。
まずは一勝。さぁ、ここからだ。


3対3に見えた、光と影。そして代表発表。
3/17:第3節・鹿島戦は3-3の引き分け
得点:羽生(水野)、水野(新居)、ジョレ

勝ちたかった。勝てる試合だった。
勝ち越しを期待するホームの空気のままに、餓えるFWを解き放っていれば・・・あるいは。

久々の得点に沸く、フクアリ。羽生の闘志が生んだ同点弾に始まるシーソーゲームは、今のチームが内包する不安と可能性を垣間見せ、「半歩前進」の内容だった。羽生の猛烈な運動量を頼みに、追い越しの動きを仕掛け、鹿島のディフェンスを揺さぶって見せた攻撃陣。ほんの一瞬だけれども、今後に期待を持たせる連動性だった。
反対に、相も変わらずバタつく守備陣は、昨季からの変化の大きさをまたも強く感じさせた。
全ては立て直しの過程。忍耐が必要なのだろう。

そんな中、代表発表がなされた。選ばれたのは羽生一人。
極めて妥当で、そして強烈なメッセージ。
もとの静寂が戻るだろう姉崎で、「代表」と言う熱病の中で忘れては居ないつもりで忘れかけていた自分を取り戻すだろう。そして、「挑戦する気持ち」を思い出すに違いない。かつて必死に奪い取った勝利は、いつしか自信になり、過信になり、今は焦燥になった。
一歩戻っても、また二歩進めば良い。ジェフはジェフが出来る事をやるしかないだろう。


前を向け!切り替えろ!
3/10:第2節・清水戦は1-3の敗戦
得点:ストヤノフ(PK)

ホーム開幕戦で集中力を欠き、サポの前で5分で3失点。
そんな内容では、ブーイングも当然、だとしてもだ。
もう、今日は終わった事として切り替えたい。これ以上、負けを引きずる事が怖い。自信を失ってしまう事が怖いのだ。ネガティブに考えすぎても、いたずらに選手へプレッシャーを増やし、プレーを固くするだけだ。2試合が終わって最下位。開き直って戦うしか無いじゃないか。
失点するまでは、流れは良かった。エスパルスが引いた後とはいえ、後半も我武者羅に攻めることが出来た。良かった点を見つけて、そこを見てみよう。俺らはもっと戦える。今は、何かの歯車が噛み合っていないだけ。次だ、次。上だけを見て、一つずつしっかり戦うしかない。

苦しい時に支えるのは、サポーターの声援だけだ。


“自滅” アマル監督、采配の意味は。
3/4:第1節・名古屋戦は0-2の敗戦
▽期待感を持って臨んだ開幕は、無残な敗戦となった。選手個々は、それぞれによく戦っていたと思うが、チームとしての成熟を感じることは出来なかった。もっとも憂慮すべきは、試合中に戦いの「穴」を埋めることが出来ずに、交代でむしろ傷口を拡げて行ったアマル監督の采配。
敗戦から、何を学ぶかで敗戦の価値は変わってくる。この一週間で立て直す事は可能なのか?アマル監督、もっと自らの言葉で核心を語り、貴方を信じさせてくれ。
>>GAME REPORT

新しい歴史を、ジェフに関わる全ての人の力で。
2007シーズン、開幕!
3/4(日)16:00・vs名古屋グランパスエイト(瑞穂陸上競技場)
▽冷たく長い冬を越えて、いよいよ溜まりに溜まった熱い気持ちを吐き出す季節がやって来た。この冬に、どれだけ掻き毟るような叫びたい気持ちに今年もさせられたのだろう。それでも今、ジェフは、このチームに残ると決めた選手達と、このチームに懸ける新戦力とで、あらたな息吹を得て、ここにある。溜まった想いは全て、瑞穂のピッチに吐き出して、勝利を掴もう。
「ジェフはジェフのサッカーをやる」。反骨の叫びを、ピッチへ闘う選手達への応援に変えて。今年こそ優勝するために、ジェフがジェフであるために戦おう!

▽開幕の相手は、名古屋。
正直、戦い難い強敵が相手となってしまったものだ。今年の名古屋の武器は「継続性」。フェルフォーセン監督の下、昨年研ぎ澄まされた戦力がさらに磨かれて今季を迎えている。シーズンごとに別のチームのようになる、これまでのような姿はもう、どこにも無い。完成度の高いチームだ。
各ポジションにはスキが無く、飛び抜けた選手として、ヨンセンとスピラールの存在がある。各になる外国籍選手、そして藤田・中村直ら中盤を支える経験豊かな選手の存在が、若手に安心感を与え、チーム全体に勢いをもたらしている。

どう、打ち破るのか?
組織には、それ以上の組織で当たれば良い。突出した「個」には組織の網と、強力な「個」で当たれば良い。 序盤、共に探りあいになるだろう時間帯に、中盤で流れをつくり、局地戦での勝利の下地を作ること。水野vs本田、ジョレvsヨンセン、下村vs中村直、拮抗する中で、どちらが「個」を活かせるか。

ジェフは、新加入選手の消化状況が鍵。単純に考えれば、メンバーの変わらなかった名古屋の方が組織は上なのかも知れない。この一ヶ月の間にどれだけチームが一つになっているか。
拮抗した展開になれば、ジェフは新居&青木、名古屋は玉田と言うジョーカーを繰り出せる。昨年は出来なかった「ギアチェンジ」がゲームを熱くするはず。

いまのジェフの力を測るには格好の相手。必ず勝って千葉に戻る。目指すは勝ち点3、ただそれだけだ。

雨に泣かされたアピール合戦
2/18:ちばぎんカップ・柏戦は1-2の敗戦
得点者:大輔(楽山)

▽黒部・新居・下村の移籍組に、マツケンの先発、韻の途中出場と、新戦力のお披露目の場となったちばぎんカップ。それぞれが、時折きらりと光る特長を垣間見せたものの、全体としては悪コンデションもあって、力を発揮し切れなかった。(続きは改めて)

サポコミ終了・淀川社長に問い続ける
▽2/3・サポコミ終了。詳細はクラブのオフィシャルレポートを待って頂きたい。
クラブ側の懇切丁寧な質問への回答資料(※3部A4計11P)あり、淀川社長の一時間以上の答弁あり、時間延長ありとクラブ側の誠実な対応には感謝。各セクションの担当責任者の方々も、要点を押さえられている印象だった。例年以上の参加者と、質問の活発さで展開。
しかしながら、その一方で特に淀川社長の答弁自体には具体性が乏しく、また選手の移籍に関する部分でも質問の核心をあえてはぐらかすような回答もあった。これらは残念ながら、私自身は納得できる答弁ではなかった。それゆえ、これからもクラブ、特に淀川社長には、様々な面から質問をぶつけ、問い続けていく必要があると大いに感じたサポコミだった。
(※2/8:サポコミの感想を追加しました)

トルコキャンプへ出発!
1/28:新加入・下村を加え、アンタルヤへ
▽ 〜2/13まで17日間の長丁場。新加入選手の融合も、新外国人選手の見極めも、戦術の熟成も、主将の選抜も。全てはこの地から新生する。
まずは開幕前の腕試し、クロアチアの雄・ディナモ・ザグレブ戦でどれだけ出来るかが、昨年との違いを測るバロメーターか。昨年、先代の率いるジェフを粉砕して嘲笑したディナモに、今季は一味違うところを見せ付けてやれ!

1/30・vsハイデュク・スプリト(クロアチア)●0-1
(from クロアチアサッカーニュース

アマル・ジェフ2007年スタート!
1/27:遅れてきた男・MF下村東美(C大阪)も加入決定!(千葉公式)
▽ファン感の前、姉崎練習場にて。それぞれに少しずつ、何かが違ってきている。先頭に立って走る晃樹の姿、周りを盛り上げようとする羽生の気遣い、静かな闘志を見せる勇人。 ベテランも若手も、移籍組も、皆、新しい意欲をかき立てていた。昨年のレギュラーから、2番・6番・9番・10番が去った。その穴を自らが埋めようとする意欲、既に埋まった席を押しのけて奪い取ろうという闘志。確かにジェフの一時代は終わったかも知れない。けれども、その先を切り拓こうとする息吹は確かに感じられた。
▽そして、この日の夜、新たな「6番」下村の加入が決定した。『ナビスコカップを連覇している強いクラブの一員になれたことを 大変うれしく思っています。』このクラブで闘う歓び。このメンバーで成し遂げよう。出来なかったリーグ優勝の大願を。見ていろ、ジェフの反骨の志を!

【IN・確定】 【OUT・確定】
DF山中誠晃(明徳義塾高校) MF松ヶ枝泰介
MF米倉恒貴(八千代高校) MFクルプニコビッチ
FW金沢亮(金光大阪高校) FW川淵勇祐
DF池田(清水) FW要田勇一
FW新居(鳥栖)   FWハース(→S・グラーツ)
FW黒部(京都※浦和レンタル中)   GK櫛野(→名古屋(レンタル))
MF下村(C大阪)   DF田中(→鳥栖(レンタル))
  MF阿部(→浦和)
  MF坂本(→新潟)  
  MF瀬戸(→YKK A.P.)

坂本も新潟へ・・・
1/14:千葉坂本が新潟への移籍を決断(ニッカン)
1/14:坂本は新潟移籍決断…千葉崩壊危機(スポニチ)
▽永輔の時と一緒だ。選手に敬意を持ち、信頼関係を築けずにどうして強いチームが作れるのだろうか。悔しい。坂本。。。


今年は絶対に優勝しよう!
1/13:MF阿部勇樹主将の浦和移籍が決定的に(千葉公式)
▽愛すべき我らが主将・阿部勇樹の浦和への移籍がほぼ決まりました。オリジナル10にあり、持たざるチーム・千葉から、持てるチーム・浦和への移籍。反骨の志を自らの誇りとし、拠り所にする我々にとって、その象徴たる生え抜きの主将の移籍には、身を斬られるが如き耐え難い辛さがあり、いまだ事実を受け入れたくは無い自分が居ます。
>>>ブログに続く


悪夢は繰り返されるのか。
▽正直、阿部の移籍話よりも衝撃だったのは、1/10付けのスポーツ新聞各紙の載った坂本のコメント。

「姉崎に来ても(クラブの人は)誰も声をかけてくれないし、もう1回交渉しようという話もない。クラブは出そうと思っているんでしょう」
「ここ1カ月くらい移籍の話が出ているのにクラブのリアクションがないのは寂しい。このまま行けば来年は0円提示になる。代表も諦めたくない」
「サポーターにはボクの意思だけで決めたわけじゃないということを分かってほしい。結論は2、3日中に出します」


永輔を失ったあの時と同じように、選手に、それも最も率先してクラブを引っ張った一人の坂本が、こんな言葉を残してチームを去らなくてはならないのか?このクラブは、何度、人の心を踏みにじるつもりなのか。
こんな事を繰り返すのなら「UNITED」の看板など下ろしたほうがいい。
止むを得ない移籍があることは重々承知している。けれども、こんな言葉が出る移籍は間違っている。クラブは、この坂本の叫びに答える義務がある。

2007年予定
1/11:ファン感謝デー・スペシャルマッチ応募締切
1/13〜19:ちばぎんカップ・先行割引販売期間
1/20:ちばぎんカップ・一般発売
1/20:サポコミ質問締切
1月下旬:始動
1/27:ファン感謝デー(@市原臨海)
1/28〜2/13:トルコキャンプ
2/3:サポーターコミュニケーションデー
2/18:ちばぎんカップ(@日立台)
■GOODS SHOP(amazon.co.jp)
ジェフユナイテッド市原・千葉 2007シーズンレビュー
▽我が家では封を切らずにコレクション・アイテムとして書棚に眠っております(汗)
迷走の2007年。オシムサッカーの残光。後半戦の6連勝がせめてもの見所か。
気持ちに余裕がある時に。
オシムの言葉−フィールドの向こうに人生が見える
木村 元彦 (著)
▽ ジェフサポのバイブル。旧ユーゴ時代監督時代の奮闘に涙し、オシム監督と共に戦った日々に改めて感謝出来る一冊。
文庫版では、代表監督時代38頁を大幅加筆)
祖母力
祖母井 秀隆 (著)
▽元GMの祖母井氏が綴る一冊。ジェフの裏の姿とも言える内容が暴露的にも書かれていて、読むにはパワーが必要。嫌な事から眼をそむけない気持ちを持ってから読んでみては。
日本人よ!
イビチャ・オシム (著), 長束 恭行 (翻訳)
▽「クロアチアに行こう!」のサイトを運営されている、長束さんが訳者となったオシム監督からの日本人へのメッセージ本。
イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (著)
▽未読。スポナビで「犬の生活」を連載され、昨年の激励会のゲストでもあった西部氏によるオシム監督本。代表監督として注目される前から、オシム監督に注目していた氏の本だけにぜひ目を通したい一冊。
引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜
▽オシム監督の旧ユーゴ代表監督時代の苦悩を収めたDVD。
イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
▽サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。現地の視点での同監督の分析が興味深い。
オシムが語る
シュテファン・シェンナッハ (著), エルンスト・ドラクスル (著), 小松 淳子 (翻訳), 木村 元彦 (著)
▽未読。「オシムの言葉」の木村さんが訳者になっているので、他の類似本とは一線を画して読みたい一冊。
オシム主義
高部 務(著)
▽未読。最近多く出版されている“オシム本”の一冊。ジェフ時代の話が多いとの事なので、近々チェック予定。
FootBall LIFE vol.2
キネマ旬報社
▽「幻の黄金軍団、旧ユーゴスラビア」を特集。勇人のインタビューも。
オシム監督の、代表監督辞任当時の新聞記事が生々しい。熟読し、より深く監督を理解をしよう。
一番星
石田ミホコ
▽レディース所属の石田選手のデビューシングル。ジャケットのフクアリが良い感じ。歌手との掛け持ちと言うと、宮澤ミッシェル氏が思い出される自分はそう言う歳です(汗)
Over / Day By Day
光永亮太
▽ 試合後のリプレイでもおなじみ。元ジュニアユース舞浜の光永亮太が歌うサポーターズソング。05年のイヤーブックで阿部との対談から製作が実現。臨海のあの風景を思い出しながら聞こう。
U−31(1巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽ジェフをモデルにした架空チーム「ジェム市原」のエース・河野の物語。かつての城がダブる河野の姿は、現実の多くの選手の姿にも重なる。
U−31(2巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽作者はコアなジェフサポ。バスツアーにもよく参加されてました。サポで無ければ気が付かない小ネタ多数。臨海の描写が恐ろしく細かい(笑)


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