巻誠一郎選手 引退に寄せて
- 2019.01.16
- 雑感
また一人、あの時代を知る選手が現役を退く。
その中でも、巻誠一郎に特別な思いを抱くジェフサポは多いだろう。
オシム監督の下、ジダンのような技術は無くとも、自らの武器を磨き、愚直に、常に全力で走り、身体を張り、戦い続けた姿。
初めての栄冠をもたらした、ナビスコカップでの最後のPK。
ワールドカップ代表を掴み取った、フクアリ・浦和戦のゴール。
そして、2008年。
チームが中からバラバラになった時、ジェフを見限らず、泥舟に敢えて残ってくれた。
本当に嬉しかった、有り難かった。
負け続けた。本当に苦しい中でも諦めずにチームを、サポーターを鼓舞し、最終戦、絶望的な状況からの逆転勝利に繋げた、谷澤へのアシスト。クロスを跳ね返し続けたディフェンス。
どのシーンも、綺麗ではなく、泥臭くて、熱いシーンしか思い出せない。
そう言う巻のプレーが好きだったし、その巻に象徴されるような、がむしゃらで、必死に戦うジェフが好きだった。
心からありがとうと言いたい。
これから、第二のサッカー人生が、実りあるものになりますように。
第二、第三の巻誠一郎の「魂」を持つ選手を、世に送り出してくれる事を期待しています。
16年間、本当にお疲れ様でした。
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