工夫なき90分間 第11節 vs讃岐 △1-1
- 2017.05.04
- GAME REPORT 雑感
今日は、あまり書くこともありません。
ほとんど、讃岐のゲームプラン通りに戦われてしまったし、それに対して、何の工夫も無い90分間でした。守りを固める相手に対して、正面から攻城戦を挑むだけでは、ドローと言う結果も妥当でしょう。正直なところ、同じシーンの繰り返しに、途中から眠気が差してしまったほど。
ここ2試合全く同じメンバーだったと思ったら、今日は大きく変更。
ターンオーバーの意味合いもあるのでしょうが、試合内容を見る限り、この変更の意味は不明。
前線に構えるラリベイ&指宿のツインタワーが、活かされることも無く、本当に「調子の良いメンバーを並べただけ」では無いかと言う気すらします。
「3バックに戻した意味、ツインタワーにした意味が全く見えない」
「事前に讃岐対策をしていたかどうか見えない」
「膠着した戦線を打開する引き出しが見えない」
この3点で、今日の試合は不可解でした。
確かに、ボールはキープできるものの、文字通り「持たされて居ただけ」で、堅く閉じられた讃岐の守りを綻ばせ、破るだけの工夫は最後まで見えず。
自分達のサッカーを全うすることは大切ですが、相手がそれを利用してきた時のプランBは必要では。
一方、良かった点としては、この試合でもハイラインのディフェンスは、大きな破綻を見せなかったこと。守備のリスクコントロールが少しずつ出来ているのであれば、これからの大きな課題は、ますます攻撃の構築と言う事になります。
回数の割りに、得点の気配に乏しいセットプレーの改善も合わせてお願いしたいところです。
前述したように、今のジェフは、自分達ばかりを考えて戦っているように思います。
そこでまた、昔話ですが。
2001年のベルデニック監督時代は、やはりハイプレス(ゾーンプレス)のカウンターサッカーを志向していました(ラインはここまで高くはありませんでしたが)。様々なディプシリンで、選手の動きをオートマティックにする一方、次に当たるチームへの対策に深く注意を払う監督でした。
同監督は、試合前の木曜か金曜になると念入りに、次節戦うチームに見立てた紅白戦を実施して、試合中に相手がやってきそうな色々なパターンを想定して対策を施していました。
そのイメージがあるから、実戦でも各選手の判断が早く、効果的に戦えていたように思います。
今は、そう言う準備が出来ているのでしょうか?
この試合では、正直、準備不足だったように思います。
自分達のサッカーが出来なければ相手の事まで考えられない、と言うことも無いはず。
来日前にたくさんのジェフ戦を研究してくれたエスナイデル監督のこと、長谷部さんや江尻さんと知恵を出し合って、膠着した攻撃を何とか活気付けて貰いたいものです
いずれにしても、群馬や、讃岐と言った、他のチームが勝ち点を得ているチームから「3」を得られ無かったのは大きな痛手。何とか、上位に喰らい付きながら、チームを成長させたいものです。
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