【U-18】 千葉県クラブユース新人戦・FC MAKUHARI
- 2016.02.07
- GAME REPORT
千葉県クラブユース新人戦・FC MAKUHARIとのゲームを観戦。
場所は久し振りの稲毛海浜公園球技場。昔はよく、トップチームもここでTGや、サテライトの試合をこなしたもの。当時とは異なり、スタンドには入れず、外から金網越しに観戦。
11時からのゲームで、キックオフに10分ほど遅れて到着。
寒さはあるが、稲毛にしては珍しくあまり風もなく、穏やか。
昨年末、駒澤でU18の最終戦を観て以来、今年はなるだけU18も観たいと思っている。
監督はエジさん、GKコーチにクッシー。
それにU15の監督の坂本さんや、GKコーチのタテさんの姿も見える。
なんだか、トップより、こちらの方が馴染みがあるくらいだ(苦笑)
FC MAKUHARIもユニフォームはkappa。
Kappaダービー。
ジェフのメンバーも、まだイヤーブックも出ていないから全然分からない。
だから、むしろフラットに試合が観れる。
フォーメーションは、トップと同じ4-4-2。
GK17、DFが左から8、27(cap)、38、30、MFは、7と31がボランチを組み、左サイドに28、右に37、トップに19と10。
--19--10--
28------37
--07--31--
08------30
--27--38--
----17----
立ち上がりは動きが固かったものの、徐々に身体が温まり、ペースを握ったのはジェフ。
特に、28番の選手が面白い。相手の意表を衝くドリブルで相手ディフェンスを混乱させている。
他の選手も、まだ連携に難を感じるシーンがありつつも、フィールドを大きく使って相手を揺さぶり、裏を常に狙ってシュートシーンを作っていく。
観始めてから最初の大きなチャンスは、左からの大きなサイドチェンジで、右の37番がDFウラに抜け出てフリーになり、DFが寄せて来る前に、強烈なシュートを放って、ポストを叩いたシーン。若者らしい、思い切りのよさが見えた良いシュート。
(たぶん)先制はジェフ。
詳しい展開は見逃してしまったけど、10番が中央でボールを流し込んでゴール。
28分頃には、28番が左サイドから切り込んでシュート。決定的なシーンを逃すものの、直後に再び28番が中央で身体を切り返してシュートを放ってゴール。
その後もジェフペースだったけれど、37分頃にバックパスに詰められて、GKがマゴつく間に押し込まれるという、要らない失点をする不用意な場面も。
ただ、40分には、ボランチの31番がクリアボールを拾って、ペナルティエリア外から叩き込んで3点目。前半は、これで終了。
後半、メンバー交代は無し。
そして、後半はゴールラッシュ。
まず、3分に、19番のシュートに28番が詰めてゴール。
9分には、38番から36番への交代。
その後すぐ、大きな展開から、裏にフリーで抜け出した37番がゴール。
13分、右からのクロスに攻め上がって来た、27番がドンピシャのヘディングも枠外。あまりにも完璧な展開を外した事で周りから冷やかされてたが、センターバックがこの位置まで上がってきてヘディングシュートとは。まるでイリアンのような豪快なプレーだ。
26分、キーパーを40番に交代。
相手も反撃を伺うものの、時間と共に実力の差が出て、散発的なミドルシュートくらいしか、攻め手が無い。
27分には、28番のスルーパスに10番が抜け出てシュートするもキーパーのブロックに遭う。同じようなシーンは、32分にもあり、フィニッシュの精度、思い切りに課題を残していた。こう言うシーンを決めきるようで無いと、やっぱり一段上には上がれない。
30分、恐らく予定通りの交代。
10番、8番から、26番と11番に。
この交代で19番がFWから左サイドバックに下がる。
--26--11--
28------37
--07--25--
19------30
--27--36--
----40----
このくらいの時間になって来ると、運動量でジェフが圧倒。
特にサイドバックのオーバーラップが一向に衰えない。左サイドバックに下がった19番も、むしろこちらの方が本職であるかのように、力とスピードある突破を見せていた。
また、色々なシーンに顔を出している28番も、まだ相手をドリブルで千切る余力がある。
34分、中央でボールを受けた交代出場の11番が、ループシュートを沈めると、相手チームの集中も切れてしまったようだった。
36分、中盤の底で強さを見せていた31番から25番にチェンジ。この選手、上背がある。
38分には、左サイドで26番がキープしたボールのリターンを、入ったばかりの25番が、五輪予選イラン戦で中島が決めたシュートばりの、エリア外から反対側のサイドネットに突き刺さるゴラッソ。
本人も、入っちゃった感のあるゴールだったが、素晴らしい弾道。
41分には、26番が豪快に突き刺してゴール。
45分には、バックパスを奪った11番が、キーパーも交わしてゴール。
さらにロスタイムにも、28番がドリブルから加点。
最終的にスコアは、11-1。大量点のゲームとなりました。
個人的に興味をもったのは、28番の大川選手。
面白いドリブルのリズムがあり、個人で打開する力がある。
加えて、シュートへの意欲、スルーパスや、終盤まで走れるスタミナもあり、この試合に関しては悪いところが無かった。
もう1人は、31番のボランチの選手。
骨太そうで、体格がよく、身体を張ってボールをキープして、闘える選手と感じました。
この選手に限らず、ボールを失いかけると、倒れながらでも、少しでも足を出して、マイボールにしようとする粘り強さが各々に浸透しているのは、特筆すべきもの。
それに、前述の大きなサイドチェンジを駆使した展開、そうしたシーンや、中盤でボールをキープした際に、サイドバックが前の選手を追い越してどんどんオーバーラップを仕掛ける様は、ナビスコを取った頃のジェフのよう。
エジさん達、良いチームを作りつつあるなあと、見ていて楽しくなりました。
どんなレベルの相手でも、これだけやれるかは分かりませんが、やりたい事がはっきり見え、闘う姿勢の見えるチームは素晴らしい。
また見に行きたいと思わせるゲームでした
今季のU-18の躍進を祈ります。
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