2015シーズン前、補強雑感

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プレーオフ決勝から一ヵ月半。
早いもので、2015シーズンの新体制発表となりました。

まだ開幕までに動きはありそうな感じですが、
ここまでの補強について、書いておこうと思います。
まずは、1/17(土)現在の戦力の振り返り。

[現有戦力]
GK 1.岡本、21.高木、△22.岡
DF 2.大岩、3.田代、20.キム、◎27.浦田、◎4.北爪、◎28.乾、○13.金井、▲24.栗山
MF 6.田中、7.勇人、8.谷澤、25.佐藤祥、26.井出、14.町田、16.佐藤健、17.中村、◎30.仲村、☆5.パウリーニョ、○29.水野
FW 9.森本、19.オナイウ、☆11.ペチュニク

監督 関塚

[凡例] 
「☆」・・・新外国籍選手  /「◎」・・・新人
「○」・・・移籍加入(完全)/「△」・・・移籍加入(期限付き)
「▲」・・・レンタル復帰 

[IN]
○コーチ 菅原
○コーチ 小倉
○フィジカルコーチ 里内
△GK 岡(185cm・75kg/J1甲府) 
▲DF 栗山(179cm・76kg/J3町田) 
◎DF 浦田(177cm・69kg/千葉U-18)
◎DF 北爪(177cm・71kg/専修大)
◎DF 乾(187cm・63kg/桐生第一高) 
○DF 金井(174cm・60kg/J1鳥栖)
◎MF 仲村(165cm・61kg/千葉U-18)
○MF 水野(173cm・66kg/J1甲府) 
☆MF パウリーニョ(177cm・77kg・ブラジル/J2栃木)
☆FW ペチュニク(189cm・83kg・スロベニア/レッドスター・ベオグラード(セルビア)) 

[OUT]
コーチ 武藤→J2福岡
フィジカルコーチ 大塚→J2札幌
GK 碓井→J1清水
DF 山口智→J2京都
DF 竹内→J1名古屋 
DF 天野→J1横浜FM
MF 山口慶→引退
MF 山中→J1柏
MF 兵働→J2大分
MF 幸野→J1FC東京
MF ナム→未定
FW 大塚→J2北九州
FW 戸島→J3町田(レンタル)
FW ケンペス→未定
FW ジャイール→未定

さて。主力中の主力、智の契約を更新しないと言う判断から始まった、今オフ。
クラブは、今年こそ自動昇格でJ1復帰を果たす為、主力を含めた大幅な戦力の刷新が図りました。補強のキーワードは3つ。

1.世代交代と選手間競争
2.走れる選手、戦える選手
3.得点力の向上
1.世代交代と選手間競争

3年前、木山監督の下に集った智や兵働が抜け、一つのサイクルが終了。
それと共に、若手への世代交代が図られました。
獲得した選手は、水野とペチュニクを除くと、中堅よりも若手の選手ばかり。

短期的な目標としてのJ1昇格と共に、新しいサイクルでチームを作り直していく意図がうかがえます。

まだ、ポジションがどうなるか分からない選手も居ますが、
チームを2つに割ってみると、だいたい下記のような感じで2チームが出来ます。
----森本----
谷澤--町田--ネイ
--パウ--勇人--
中村------金井
--大岩--キム--
----高木----


---田中(阿道)--
井出--仲村--水野
--健太--祥---
浦田(乾)----北爪
--栗山--田代--
---岡本(岡)---
こうして見ると、それぞれのポジションで競争状態が作られているのが分かります。
特に、パウリーニョの入ったボランチは、残り1枠を勇人と健太郎が激しく争う事になりそうな気配。
また、昨年層が薄かった右SBは、金井と北爪が争い、場合によっては大岩も参戦すると言う激戦区に。

これらの競争を通じてチームの底上げを図ることが、今年のテーマの一つになりそうです。
2.走れる選手、戦える選手

昨年のJ2では、湘南を筆頭に、松本、山形と、昇格した3チームはいずれも走力に長け、また局地戦でしっかり身体を張れる選手達が揃うチームでした。
彼らの後塵を拝した事は、今年のチーム編成にも大きな影響を与えたようです。

若手への切り替えを図ると共に、走力に長けたチームとしてJ1でも認識されている鳥栖から来た金井選手に代表されるように、走り負けをしないチームへの転換が行われています。

今年は恐らく、どれだけ走れるかがスタメン奪取の基準になるのではないかと思います。
キャンプで、フィジカル、メンタルがどれだけ鍛え上げられて戻ってくるか、期待したいところです。
3.得点力の向上

関塚監督は、事あるごとに、昨年の得点力・決定力不足を問題視されています。
シュート数は多くとも、決定力は下から数えたほうが早い現状。

監督は「もっとコレクティブに」と、チームとしての連携の強化を志向しています。
一試合に3得点できるチームを目指したいとも。

その鍵を握るのは、やはり、ケンペスとジャイールを放出してでも新たに獲得した現役スロベニア代表のネイツ。大きな期待がかかります。トップ下か、サイドか、それとも2トップの一角か。

それに、現役代表であるがゆえに、代表召集で彼が不在の時どうカバーするかも、課題となりそうです。

昨年のメンバーでは、トップ下でリーグ戦無得点に終わった也真人。
「補強ポイント」とみなされ、ネイツに白羽の矢が立てられたようにも読み取れます。
今年こそ、得点と言う結果を残せるか。巻き返しに期待したいところです。 

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メンバーを見渡して、戦える体制は整いつつあります。
ただ、斉藤TDもウィークポイントと話していたように、CBなど質・量共に、まだ薄いと思うポジションもああるのもまた事実。
難敵揃いの今年のJ2で、開幕ダッシュを狙うには、あともう一歩と言う状況。

まずは今日発表された、このメンバーの成長に期待しつつ、
開幕までにプラスアルファの補強があることを期待したいと思います。