今日はドローが妥当 第20節・松本山雅戦

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結局、常に攻め込みながらも1得点も奪えなかったので、勝ちは無かったゲームだった。
ただ、 前半早々に食らったPKは明らかな誤審。
あれがなければ、松本もあそこまで守備に徹しはしなかったろうし、試合自体が面白くなくなったので残念。
松本からも多くのサポが来ていて、スタジアムの空気が良かっただけに興を削がれた。

ジェフは、斉藤監督代行になっての初の試合。
メンバーはまったくいじらず、まるで鈴木監督がベンチに居るような変わりの無さ。

ただ、ゲームは前述のPKで早々にリードを許したことによって、ジェフがリスクを負って攻め、
松本はそれを受け止め、跳ね返してカウンターを狙うと言う明確な構図で90分が推移していった。

松本が守備に意識を強く置いていたので仕方の無い面もあったけれども、ジェフはリスクを負って攻めても、相手のゴールをこじ開ける部分で、あと一歩のリスクを負うことが出来ずに、セイフティにより良い体制でシュートを打てる状況を探すばかりに、シュートチャンスを失ったり、また相手が守備に戻る時間を与えていてしまったりした。

いずれも松本のGK村山のセーブに遭ったが、決定機と言えるシュートはケンペスの放った2本くらい。
それ以外は、いやその他の選手は、チャンスはありながらも、危険と言えるプレーが出来ていなかった。

サイドから完璧に崩しても、クロスの精度が低く、簡単にディフェンスに当ててしまう。
ミドルも、撃つ事は評価したいけれども、いかんせん、枠に飛ばない。

90分間、ほとんど攻めっぱなし。
よくボールを拾い、攻撃を仕掛け続け、主導権は握り続けたけれども、その先が無いのは相変わらず。
ここ4試合で3試合目の0-1の競り負け。

ゲーム内容自体は、開幕戦の頃に比べれば、良くはなって来ていると思う。
しかし、ゴールを奪わない事には勝利は無い。

一つ一つの判断を早めること、思い切ってシュートを打ってみること。
選手一人ひとりが、フィニッシュへの意識を強くしていかないと、いくら監督を変えても、同じ問題は引きずってしまうだろう。逆に言えば、あとちょいで点を取って勝てそうな空気は出てきてる。悔しい負けではあったけど、今日のように、少なくとも戦っていることが伝わるゲームなら、サポは激励を持って選手を迎えられる。

次こそ、惜しかった、では終わらずに、勝利の歓喜でフクアリを満たして欲しい。
良くなっては来てる。次こそ、勝てる。