遠いゴール 第19節・北九州戦

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本日は、TV観戦でした。
TVでも分かる尋常ならざる豪雨の中、現地観戦の皆様、応援ありがとうございました。

 ゲームの方は、本当に惜しい試合。
あと少しの決定力さえあれば、勝てた内容でした。

あれだけの雨が降っているにもかかわらず、北九州のピッチは排水が素晴らしい。
水溜りにハマってボールが動かないと言うことも無く、序盤から攻撃を仕掛けたジェフ。
この日は前半11分までにシュートを4本放つなど、サイドも中央も、ミドルシュートもと硬軟織り交ぜての攻撃で、北九州に反撃を許さず、こぼれ球はほとんどジェフが拾うワンサイドゲーム。

その中で、ペスのファウルで認められなかったセットプレーからの智のシュートなど、惜しいシーンはいくつかつくるものの、ゴールがなかなか奪えない。

後半に入っても、流れは変わらず、再びセットプレーから智、また大塚のパスから井出のシュートなど、決定機をより多く作ったのはジェフ。

その間、北九州はじっと耐えていた。
一本でも決まっていたら、そのまま押し切れていたと思う。
それでも、ファウル判定でのノーゴールや、ポスト直撃、シュートの不正確さもあって、 決めきれない。

決め切れなかったし、決めさせないように、北九州は時には全員が自陣に篭っていた。
ペスには3番の渡邉を張り付かせて対応し、
そして、カウンターの機会を、勝機を伺っていた。

選手交代、ベンチに居た渡が出てきたとき、イヤな選手が出て来たなとは思った。
ジェフは攻め疲れて、徐々に足が止まり始めていた時間帯。
絶妙なタイミングでの交代策だった。
ジェフも、山中を投入するも、試合を動かしたのは先に動いた北九州だった。

ボールキープはジェフであっても、がっちりと固められた相手の陣を崩せずに居たところから、北九州としては注文通りの電光石火のカウンターが発動する。攻撃に意識が寄っていたジェフは、それを防ぎきる事が出来なかった。シュートのこぼれを井上に詰められて先制を許す。

先制され、田中、森本を投入するも、大きく流れは変わらない。
ますますがっちりと固められた前線は渋滞してしまい、思うようにスペースが見つけられない。
降り続く雨に、微妙なボールコントロールが乱れて、決定機を作るに至らない。

時間は刻々と過ぎ、そして上手く使われてしまい、挽回が出来ぬままタイムアップ。
シュート数は16本対6本。 紙一重の差ではあったが、今日は北九州の術中から抜け出す事が出来なかった。

90分通じて攻めきることは難しい。
厳しい時間帯にもう少し踏ん張ることが出来れば、勝機もあったろうが、耐えられなかった。
逆に、劣勢の試合を自覚して耐えて、そして勝機を掴んだ北九州の徹底ぶりは見事だった。

ジェフは、悪いゲームでは無かったものの、膠着を打ち破れる精度と運が無かった。
また、北九州の狙いははっきりとしていたのだから、カウンターへの対策はもう少し取りようがあったのではないかと思う。苦しい時間帯に、相手のカウンターを遅らせられるような守備の改善が出来れば、勝ち点をもぎ取ることも出来るようになるだろう。

それにしても、勝ち点3差で迎えた上位とのゲーム。
これで6差に離れてしまったと思うと、痛い敗戦。
切り替えて次の山雅戦へ挑んでいってもらいたい。 

試合結果(公式)