変化が必要 第9節・讃岐戦
- 2014.04.28
- 雑感
サッカー日よりにも関わらず、観客6,500人。
とうとう臨海並の動員になってきてしまった。
こうなるのも当然だ。
湘南戦で0-6で大敗を喫し、その素晴らしいサッカーに打ちのめされた。
富山・讃岐と、下位に沈むチームに勝ちきることも出来ず。
内容でも、果たして観るべきものがあったかどうか。
緩慢な円陣ダッシュ。
いま、選手達から覇気を感じない。
自信を失ってしまっているのだろう。
智ですら、集中力が切れたと感じるシーンは、一度や二度ではない。
このままではダメだ。
チームには変化が必要だ。
即ち、「走る」ことだ。
今のジェフは、やはり決定的に「走り」が足りない。
ボールを全部止まって受けている。
「どう動くか」が、明確で無いから、
今持っている走力すらも、十分に発揮しきれていないように見える。
走れる選手を集めていた訳ではない。
まず走り、それが出来る選手がチームの中で自然と生き残っていったのだ。
選手達が走れるように、鈴木監督らがすべきは、 どうすれば選手が走るかを、
具体的に落とし込む事だろう。
例えば、2001年。
ベルデニック監督の下では、ボールを奪うため、プレスをかけるエリアがハッキリしていた。
ボールを奪ったら、FWや、ウイングバックがタテに抜け出す。
成功しても、失敗しても、それを愚直に繰り返す。
非常にオートマティックにボールが出されるから、判断が早く、相手の対応を上回れる。
そう言うパターンをいくつも作って、相手の機先を制していた。
その時のボランチは、長谷部(茂利)と武藤(真一)。
年齢も高く、決して走力があった訳でもなければ、本職と言う訳ではなかったが、
明確なルールがあったからこそ、周囲と有機的に連動し、
欠点を補って余りある働きが出来ていた。
今のジェフに、それが出来ないと言う道理は無い。
この讃岐戦で、ボランチを組んだのは勇人と兵働。
ボールを前に運べず、時間のかかるシーンが目に付いた。
仮に、彼らがボールを持った時に、「必ず」サイドバックが敵のサイドバックの裏へ走り、
「必ず」そこへパスを出す(例え失敗しても)と言うルール付けをしてゲームに臨んでいたとすれば、
もっと、効果的な崩しのシーンは出来ただろうし、結果も違っただろう。
選手に自主性を求めるのは結構。
選手には点を取る為に、シュートを撃つ為に、必死に考えて貰わなくてはならないが、
迷ってもらわれては困る。
考えながら身体が動くようになるためには、その前に考えなくても良いように選手を指導するのが、
チーム戦術を指導する監督の役割だろう。
監督・コーチは、選手が走れるように、ルールを明確にし、指導しなければならない。
自主性に任せるばかりで結果が出ないのであれば、一歩戻ってシンプルにする必要がある。
鈴木監督が目指すサッカーは、もしそれが出来れば素晴らしい事だろう。
しかし、古今東西、走らずにそれを達成したチームは無い。
海外強豪チームであっても、いや、あればあるほど、間違いなく走っている。
自信の砕けたチームを立て直すのは容易ではない。
折れた心に喝を入れ、選手を再び走らせる。
鈴木監督ら指導陣には、それが難しかろうとやってもらうしかない。
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そして選手達。自分で試合を決めてやろうってヤツは居ないのか?
走れないというワリに、試合後、余力が残っていないか?
スタンドからでも伝わるような、「ジェフを俺が何とかする」 って闘志を見せてくれ。
それが出来なきゃ、J3だってあるぞ。
身体ごと、ポストに当たってもゴールに流し込む。
そんなプレー、しばらく見ていない。
眠たくなるバックパスより、そう言う気持ちの篭ったプレーをスタジアムで観たいんだ。
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