最終盤に大介の奮起を期待

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横浜FMに順大の天野選手が加入するとのニュースを読んでいて、
ふと伊藤大介の入団当時の事を思い出した。

天野選手は、大介と同じように、小学校~高校まではマリノスの下部組織で育ち、
大学は順大に行って、プロとしてマリノスに戻る。
マリノスに戻れる事を、とても喜んでいた。
大介の入団当時のリリースを探してみた。
やっぱり同じように、育ったクラブに戻れる事を喜んでくれていた。

それから4年。
今、大介にとっては苦しいタイミングを迎えている。
シーズン半ばには奪還したレギュラーから、今はベンチ入りの当落線上にあり、
4年目を迎えたプロ生活としては不本意な状況だ。

個人的には、大介の本来のポジションはトップ下だと思う。
ここでは、今、2年目の也真人がブレークしかかっている。

也真人にあって、今の大介に無いものは、周りを巻き込むほどの運動量であったり、
レギュラーを奪い取るべく、退路を断った、前への推進力。

「がむしゃらさ」とも言い変えられる。

今の大介は、そう言う部分がちょっと物足りない。
もっと前へ踏み込む勇気があれば、取り巻く状況は瞬く間に変わるように思う。

シーズン最終盤を迎え、一戦一戦の重みが増している。
そう言う紙一重の試合になった時、気持ちの強い方に勝負が傾くのを何度も見ている。

小学生の時からジェフを知っている大介が、
この最終盤に思いをぶつけてくれる事を願う。

自らの逆境を力に変えて、クラブの逆境を救って欲しい。