深井が「魂」を吹き込んだ 第12節・愛媛戦
- 2013.05.04
- 雑感
やっぱね、走ってナンボ。
ジェフサポが見たい姿ってのは、大前提で一生懸命走っている姿。
下手くそだって構わない。
けれど、無我夢中にボールを追いかけて、泥だらけになっているような姿にこそ共感する。
かつての大柴がそうだったように、そして今の深井がそうであるように。
何を勘違いしているのか知らないけれど、前半のジェフはダメダメだった。
特に前線の選手が棒立ちで、「走る」のカケラもない。
疲れとかそう言うのじゃない。「走る」事を忘れてしまっているかのようだった。
観ているだけで、苦痛を伴う前半が終わり、ブーイングさえも起こった。
そして後半、深井が投入されると、空気は一気に変わっていった。
前線から猛り狂ったように走り、相手をプレスで追い込んで、届かないようなボールでも喰らい付く。
誰しもが、深井のプレーに「見たかったのはこう言う姿なんだ」と思ったことだろう。
そんな深井の姿を見て、ようやく他の選手達もスイッチが入ったようだった。
単純な話、全員が深井のようになれば、チームは強くなる。
そして、それをみたいと思うサポーターも増えるだろう。
逆に、前半のような棒立ちしか出来ないのなら、チーム自体が無くなるかも知れない。
監督がどうこうよりも、この違い、選手の意識の問題なんじゃないのか。
まず、立てなくなるまで走りぬく。それが原点なんじゃないのか。
今日のMVPは間違いなく深井だ。
魂の抜けたチームに、熱い「魂」を吹き込んでくれた。
彼が居ても、居なくても、全員が出来て当たり前のことだ。
気持ちの入っていないサッカーなんて、誰が観たいなんて思うだろうか。
「魂」のこもったサッカーを見せることは、プロとしての最低限なんじゃないか?
ジェフの選手達。
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