ちばぎんカップ・柏戦プレビュー
- 2013.02.16
- 雑感
シーズン前の風物詩・19回目の「ちばぎんカップ」。
今年の注目ポイントは『攻撃』。
守備陣に関しては大きく変わりは無かったチームが、攻撃に新しい形を見出せているか。
思い返せば一年前のちばぎんでは、木山監督がキャンプで植え付けた、「前へ」の意識が形となって表れて、来る新シーズンへの期待を膨らませてくれた。今年もそんな驚きと発見のあるゲームになって欲しい。
その中で注目選手を挙げるとするなら、間違いなくジャイールになる。先週のトレーニングマッチから、どれだけコンディションを上げてきているか。個々の選手の守備力もしっかりしたものがある柏の守備陣に、あえて単騎でもどれだけ渡り合えるかを明日の楽しみとしたい。
ケンペスは、練習はこなしているものの、まだ調整中といった感なので、明日の出場は微妙。
それだけに、ジャイールへの注目度が否が応にも高くなる。
新戦力では、ナム・スンウも、公式サイトで前日コメントが掲載されており、出場の可能性がある。
ポジションは定まっていないが、先日のTGで入っていたボランチの位置での起用となれば、なかなか面白い。本人の言葉通りに、足元の技術は確かにしっかりしたものがある。サイズは大きくないものの、守備をしっかり出来るようになれば、攻守の起点になり得る可能性を秘めている。
また、もう一人若手で期待したい選手を挙げるなら、先週2アシストの町田になる。
木山前監督の元ではあまり出番に恵まれなかったが、今年は出場機会を増やしそうだ。持ち前の俊敏さが、ジャイールと相性が良く、練習試合や練習の中でも、存在感を増し始めている。出場機会があれば、二人の連携を中心にチェックしてみたい。
最後に、やはり兵働の事を書かずにはいられない。
柏に戻るという選択肢を取れば、ACLや、J1での上位争いと言った、高いレベルの中でも戦えたはず。その中で敢えて残留してくれた事は、いちサポーターとしても嬉しかったし、昨年の国立での涙を、今年こそは兵働の左足でJ1復帰の歓喜に変えてくれるように思う。
完全移籍で「古巣」となった柏に思うところは当然あるだろう。
多くの柏サポーターに、『ジェフの10番』として、そのプレーを見せつけて欲しい。
今年は、改修が完了した日立台に初めてお邪魔させて頂く訳で、試合自体もだけど、スタジアムの変わり様も楽しみ。開幕に向けて、自分達の立ち位置を確かめるダービーマッチ。昨年のような怪我だけは無いように気をつけて、中身の濃いゲームを見せて欲しい。
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