狙い通りではないと言う自覚 第14節・町田戦
- 2012.05.15
- GAME REPORT
ハットトリックのユースケ、1得点3アシストの深井、
2得点1アシストの藤田、2アシストの兵働と、攻撃陣が爆発。
えらく久しぶりの大量点で、6-1の大勝。
現地は大騒ぎで、もちろん自分自身も大喜びだったけれども、
一歩退いてゲームの内容を思い返すと
目指すサッカーからはかけ離れたものだったと言わざるを得ない。
そこは、監督も選手も十分に分かっていた模様。
試合後のコメントも、大勝を手放しに喜ぶものでなかった事に少し安心をした。
ゲームの良し悪しは、既にあちこちにレポートされているので割愛する。
課題を2つ挙げると、
前半、相手にパスを「回させ過ぎて」しまった守備と、
相変わらずのシュートを撃つ意識の低さに集約される。
アルディレス監督の就任した町田は、ボールを良く回すチームになっていた。
それが分かっていて、相手にボールを持たせていた感もあったが、実際は相手に「合わせ過ぎて」、ボール回しを止められなくなっていた。前半早々の先制点で得た心の余裕が悪く働いたとも言えるだろう。
安全策に逃げに逃げて、逃げ場が無くなってミスパスをしては慌てる。悪循環だった。
また、後半4点目を挙げたあと、ここも心の余裕が悪く働いたのjか、
打てる場面で撃たないシーンが目立ってしまった。
無駄だった失点は、消極性が顔を覗かせた瞬間に喰らっている。
相手の決定力の無さに助けられたシーンも多く、2~3点獲られていてもおかしくは無い。
「獲れる時に獲る」
そう言う獰猛な気持ちを持たないと、本当に必要な時に点が獲れない。
大勝すると、小さなことを忘れて何でもOKにしがちだけれども、
喜ぶのは日曜日で終わりにして、切り替えて欲しい。
そうしないと、間違った自信をチームが持ってしまいそうだ。
次のゲームでは、「らしさ」とは何だったかを思い出して、結果と共に追い求めて欲しい。
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