力負け ~第31節・ザスパ草津戦~
- 2011.10.17
- GAME REPORT
何本もあった惜しいシュートがもしも入っていたなら、勝てたかも知れなかった。
とはいえ、負けるべくして負けた試合。
試合の大きな流れの中では、草津の方が勝っていたと思う。
徹底したロングボールとクロスと言う「型」があったし、ボールを何処で奪うか狙いもハッキリしていた。
対してジェフは、相手云々ではなく、相変わらず自分達の欠点を修正できなかった。
深井以外、選手の運動量が少なすぎ。突っ立ってちゃ、パスコースは出来ません。そら、相手も潰しに来ますって。結局、バックパスして、一か八かのロングキック。確率論で、可能性が低すぎます。そのループを繰り返してちゃ。
後半、孝太に代えて、太田。
この一手、深井を左サイドに移動させたのは悪手だったと思う。前半は、中央の深井が羽生のように、あちらこちらに顔を出して、他の選手の運動量を縦横無尽に補ってた。それが、後半はヨネに変わった事で、中盤の中央でのプレッシャーがほとんど無くなってしまった。采配も悪いけど、周りが動かないのが情けない。 「どう動いたらいいか分からない状態」なんだろうか。
他の選手が深井の半分でも動けていたら、結果はたぶん、違ったでしょ。
リードされながらも、草津は選手を代えながら、反撃の機を伺います。
前線の選手を代えて、運動量を落とさない。
後半、時間の経過と共に運動量の落ちるジェフ。けれど、監督の御眼鏡に叶う、代えるべき選手がいません。
こう言うときに、信頼できる、使える選手に育てられなかったんですね。
何のためのベンチ。何のための交代枠なのか?
運動量はさらに落ち、同点とされて焦るものの、相手の勢いを止める事が出来ないままに迎えた88分。
交代出場の万代をフリーにして、決勝点を奪われます。
(去年か今年か・・・アウェイ草津でも、こんなゴールを見たような)
がっくりと、崩れる選手達。
そら、ショックでしょうが。でも、たとえ時間が無くても。ホームで、勝ち点1でも獲って先に繋げなきゃならんと、全員が思わなきゃならんのでは?とっとと、ボールをセンターサークルに持っていけよ。ホームのサポーターの前で、いつまでも相手に喜ばせておいて。自分らは、うな垂れてちゃしょうがないでしょ。
そんな心構えじゃ、残り数分を戦えるワケも無く。
結局、そのまま試合終了。
一斉に引き上げるサポ。ブーイングも無く、無言で迎えるゴール裏。
これ、ブーイングが起こるより、酷い状況だって選手はわかってるだろうか?
確かに、痛い一敗。だけど、まだ9試合ある。カラ元気でも何でも出して切り替えるべき。
それに、ここで苦しんでるのは、他のゲームをたくさん落として来てるからでしょ?シーズン序盤も終盤も、一試合で奪える勝ち点は同じ3。今更「全力」叫んだところで、「全力じゃない試合もありました」と言ってるようなもの。
例えば、アウェイの岐阜戦やら、札幌戦みたいにね。
少なくとも俺は「もっと出来る」と思った試合、今年、何試合もありましたよ。
今の状態は、ある意味、ここ数年のジェフの集大成。
目の前の問題をずっと先送りして、その場しのぎ。継ぎ接ぎだらけ。ごまかしてきたから、こうなってる。
他のクラブは、もっと必死なんだって事に気が付いてくれ。
今年求めるのは、とにかく結果。
現実も見ないで、キャンペーンで「優勝」なんて言われても、自分は白けてしまう。
とにかく、「J1昇格」。勝ち点1差、得失点1差、なんでもいい。
その為に必死な姿が見たい。
無様だろうが、糞サッカーだろうが、何と言われようがいい。
サポは皆、シーズン頭からブレちゃいない。
とにかく上がることだけに集中する。他には何もいらないんだ。
-
前の記事
苦笑いの初戦突破 ~天皇杯・デッツォーラ島根戦~ 2011.10.11
-
次の記事
連戦とは言え ~延期第6節・水戸戦~ 2011.10.20
同感です。
一番情けないと思ったのは逆転されてうなだれている姿。悔しいのはわかるけど少しでも勝ち点を稼がないといけない状況なのに。
ジェフサポはオシム時代のサッカーの幻影が頭から離れない限り、このサッカーで昇格しても共感は得られないんでだろうね。
選手はサポより意外と理想と現実に葛藤は無いのかもしれない。その点、サポ自身が変わらないといけないんですね。