「雷」を観に富山へ ~第19節・カターレ富山戦~
- 2011.07.05
- GAME REPORT
第19節・富山戦は、2-1の勝利
得点者:深井、オーロイ(勇人)
今回は、久々に後援会バスでの参戦。
月曜朝に帰る事を考えれば、まあバスなら復路で爆睡すればOKだろと考えての選択。
高速1,000円の終了したSAは、心なしかどこも空いていて、渋滞と言う渋滞も無く順調に富山へ向けて進む。もうちょい天気が良ければ、日本海がもっと綺麗に見えたんだろうけど。朝の7時に千葉を出て、休憩を挟みながら約7時間の旅路。予定通りに到着。
都内の暑さに比べると幾分か涼しい。
ただ、空はどんよりと重たい雲が覆っている。
予報は曇り。なんとかもってくれればと思ったものの、この雲が後でのアクシデントの原因になる。
開門して、さて食事にありつこうとメインのコンコースへ移動しようとすると、富山サポのバス出迎えに遭遇。そういえば、なかなか勝てず苦しい戦いが続いている富山。前節の試合後は、監督がサポに向かって、トラメガで語る事態になっていたはず。
こう言う時って、順位の差は関係なく苦戦するんだよなと、一抹の不安を抱く。
富山牛串、なまず串焼きでチャージ。
さて、せっかくここまで来たんだ。応援、頑張りますか。
ジェフの布陣は前節と全く変わらず。
心配されたトーレも、スタメンで登場。
この暑い時期の連戦に、これだけ変えないと言うのは、監督からするとスタメンの選手への信頼の厚さと、サブとの力の差、両方があるのだろう。ただ、昨日も炎天下で2時間みっちり練習をこなしていた。体力は大丈夫だろうか。
対する富山は、黒部も苔口もベンチ。
大幅にメンバーを変えてきていた。
キックオフ。
富山の出足の鋭さと、ジェフの身体の重たさが、力の差を埋めて行く。
とにかく前半のジェフは、ボールを前に回そうにも、選手が動かず、スペースが生まれない。
ボランチのあたりから、前線へ楔のパスを送っても、出しどころ無くバックパス。
トーレに当てようとしても、当たったこぼれが拾えない。
致命的なピンチもないものの、後ろでボールを回すばかり。
連動性の無い突破は、富山の粘り強いディフェンスに止められて実らない。
フラストレーションの溜まったまま、ハーフタイムへ。
ここでアクシデント。
ゴロゴロと鳴り始めた空に、稲光。選手は出てきたものの、すぐにベンチに引っ込んでしまう。まあ、確かに雷雨ではあるものの、そんなに大した降り方じゃない。稲光も最初だけ。なのに、「中止」の誤報も流れて、ぶちキレ気味のゴール裏。
雨はとっとと小止みになって来て、早く再開しろよと言わんばかりに、懐かしのチャントを歌いまくる。「オーレ」に「ラスタ」昔の定番、黒歴史(?)になった定着せずに消えていった唄、などなど。竹内の応援が即興で、真中のジンギスカンになってみたり(仮)。
そんなこんなで、35分間の中断。
ようやく、試合の再開が決まる。
どちらに有利と言う事も無かったろうが、富山とすればある意味狙い通りのしぶとい戦いが出来た前半。逆に、その狙いにハマって、なかなか思うような攻めが出来なかったジェフ。
より修正が必要だったのは、ジェフの方だったろう。
その修正の為に時間をリフレッシュする時間に、この中断はなったようだった。
再開後、ボランチも含めた中盤の運動量が増したジェフ。富山への圧力を強める。
ボールを前から潰して奪い、深井がシュートを放つ。
乗っているせいか、深井のシュートは何となく「入る感じ」がする。
その予感は的中。
52分、大介→オーロイ→ゲッセルと繋いで左の深井で展開。ドリブル突破を警戒するディフェンスのあざ笑うかのような、強烈なミドルがペナルティエリアの外から、サイドネットへと突き刺さる。まさに、乗っている男ならではの強烈な一撃。均衡をあっけなく崩した。
すると、ジェフに落ち着きが出てくる。
ボール回しで富山をいなし、相手の体力も奪っていく。後半15分も過ぎた頃には、一方的なジェフのポゼッションになる。じわじわと、相手を追い込んで行く流れから、ヨネの突破が追加点の道を拓く。ヨネが3人を引きずって右を突破、クリアボールを勇人がダイレクトで中に折り返し、最後はオーロイが中央でヘッド!
「トールハンマー」
久々の炸裂で、2-0となった。
久々の炸裂で、2-0となった。
この追加点で、ジェフはシフトチェンジ。
アウェイで確実に勝ち点3を持ち帰るため、守りに入る展開になる。
後ろでボールを回し、攻めても無理をしない。湘南戦同様、大人な展開だなと思ったが、どっこい、そのままでは終わってくれなかった。
終盤、大介が右でドフリー、シュートできるシーンをボール回しに費やしてしまう。
過度な時間稼ぎ、消極性が跳ね返って来たのか、やらなくて良い失点をロスタイムに献上。すっきりとはいかない、2-1のスコアで終了となった。惜しい。
連戦を考慮すれば、前半の低調な出来も致し方無しか。
ハーフタイムにしっかり修正して、武器を活かした2ゴールに繋げた事は成長だろう。
最後が締まらなかったとは言え、湘南戦・富山戦と、ゲームをクローズさせるボール回しにも、進歩が垣間見える。
2位以下は詰まっているけれども、何とか踏ん張れている。
逆に背中を突かれているような緊張感が良いのかもしれない。
ここからの夏の連戦も、粘り強く戦って、勝ち点を積み重ねたいところだ。
試合後は、永年、運営としてサポとの間に立った近藤さんへ感謝の花束贈呈。
近藤さん音頭の、万歳三唱。
チームを離れる訳じゃないけど、営業担当に異動されるとのこと。
個人的にも色々ご厄介かけましたが、これまでありがとうございました。
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