驚きの無い引き分け~第18節・栃木SC戦~
- 2011.06.27
- GAME REPORT
前節、引き分けて首位を明け渡し。
代わって、首位に立った栃木をホームに迎えての一戦。絶対に勝たなくてはならない試合であり、選手もサポーターもその為に全力を尽くした戦いだった。
深井の豪快な一撃。新鋭・久保のアシストからの米倉の一撃。
だが、結果は引き分け。
相手のエース、ロボを止めることが出来ず、シュート数でも上回られた。
選手は全力を尽くしていたと思う。
ルーキーの久保も良く戦っていたと思うし、ゴールを決めた深井、米倉は言わずもがな。その他の選手たちも、多少の出来・不出来はあるにせよ、十分に力を尽くしていたと思う。
そこに逆に不安を感じる。
ここまでに12試合が終わった。ほぼ、シーズンの1/3だ。
2位とは言え、重い停滞感をチームから感じ取っている。
今季、ジェフは昨年からガラリと戦い方を変えた。攻撃に移ったらオーロイを目指すシンプルな攻撃。ゾーンで待ち構える守備。理想よりも結果。
けれど、大きく変えたと言う割には、細かい問題は相変わら引き摺り続けている。
ボールを回し過ぎ、シュートで終われない悪癖であり、セットプレーでの守備での脆さ。栃木と引き分けたからと言って、多くの他サポは驚きはしないだろう。似たようなレベルのチームがJ2にしては面白い試合をして、力の差もさほど無く、引き分けたと。
栃木は、つい数年前にJFLからJ2に上がったチーム。
それが、たった数年で、ここまで力を蓄えて来ている。今季のJ2を見渡せば、鳥取や北九州のように、「これまでとは違う」と刮目せねばならないチームがいくつもある。
翻ってジェフはどうだろうか。
去年も、一昨年も、「何でシュートを撃たない」と叫び続けたように、なかなか「チームとして成長した」と感じられる事が無い。「またか」と思わせる事の何と多いことか。
この日のマッチデーカード。
2001年のジェフは三連敗のスタートだったが、一戦ごとに「チームとして強くなっていく」事を、感じられたものだった。それが今は無い。
ジェフはいまだぬかるみで、栃木は迷い無く前に進んでいる。
「泥臭く勝つ」事を目指した今季。
ホームでの引き分けに拍手は出来ない。
チームとして、如何に戦い、如何に勝つのか。
戦い方に成長がみられなければ、ジェフはこのまま混戦の中に埋もれるだろう。
敵は待ってはくれない。
もう誰もジェフが勝てなくても、驚く人は居ない。
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>もう誰もジェフが勝てなくても、驚く人は居ない。
勝たないのが普通だから応援しないんですね。わかります。
勝たないのが普通だから、フロントに文句言うんですね。わかります。
栃木や北九州、鳥取は思うような結果が出なくても方針を変えず継続的なチーム力強化をしてきたクラブ
ジェフは目先の結果ばかりに拘ってコロコロとやり方を変える一貫性のないチーム作りをしてきたクラブ
いい加減ジェフも周りの状況を気にするのはやめて、
自分達は如何にして強くなるかという部分に集中したほうがいいと思う
昨日の試合でブーイングって、ジェフこそJ2なめてますじゃないのか?結局過信がぬけてないんだ。背中を押してあげるサポートしようよ。
団体の中心部が、自分たちで申し出た企画が中止になったからって、その時に作ったTシャツをいつも着てるのはなぜなんだ?選手もモチベーション上がらないと思うけどな。