若手の台頭に期待 -第17回ちばぎんカップ・プレビュー-

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ドワイト体制に移行して一ヶ月余り。
システムこそ同じものの、戦い方は完全にリセット。江尻監督が目指した、ボールを奪いに行き、細かいパスを繋いでゴールに迫るサッカーから、ポジションをセットして、“構えて”守り、ワイドに開いてクロスを上げるサッカーへ。キャンプを通じて、その浸透と、選手たちのコンビネーションを円滑にする練習が繰り返されている。 

迎えた明日の「ちばぎんカップ」は、勝利を目指しながらも、戦い方のシフトがどれほど進んだのかを確かめる場になるだろう。正直、ネルシーニョ体制下で1年半以上の経験を積んだ柏とは、大きな熟成度の差はあるだろう。それはそれとして受け止めて、現状をフラットに見る事が出来ればと思う。

さて、メンバーも大きく変わったジェフだが、明日は外国籍選手で出られそうなのは、オーロイくらいのようだ。他の選手は、コンディションが整わなかったり、連携の問題からか、 リーグ戦までお預けになりそうな感じではある。

残念ではあるが、別の楽しみも出てくる。
若手がどれほど明日、起用されるかと言う事だ。
特に練習試合でもスタメン組で起用される事の多かった左サイドバックの藤本をはじめ、意外な選手がベンチメンバーに名を連ねる事になるかも知れない。外国籍選手が不在の間に、若手が存在感を見せられるようならば、 今季の展望もより明るいものとなってくるだろう。

個人的に期待したいのは、久保・戸島のFW陣。
オーロイ不在の時は必ず来る。彼らが、神戸TDの期待の言葉に応えられるのかは、今季を戦い抜く上で、大きな鍵になってくる。

<予想スタメン>

----08----
09--11--14
--07--06--
24------02
--33--03--
----01----

さて。予想スタメン。
練習試合では、慶が右サイドバックをやっていたりするので、何とも言えないところだが、こんな感じのメンバーになるだろうか。 

今日の練習では、メンバーをシャッフルして「スタメン組」は良く分からなかった。チームを4つに分け、2分間ずつハーフコートのミニゲームで、攻守の切り替えをチェック。さらに、セットプレーの守備から、カウンターアタックの練習に時間を割いていた。

ミニゲームの中では、オーロイのシュートが、低く抑えられて3点ほど決まっていたと思う。動き自体は多く無いが、決して「頭だけ」と言う感じではない。
明日は、否が応にもオーロイに注目が集まるだろうが、彼を囮にする動き、彼がどうチームの中で活かされるのかも注目したいところだ。 

開幕まで2週間。ここで今季の戦い方に良い感触を掴んでおきたい。
去年の戦い方と全く変わるのだから、サポーターも途惑うかも知れないが、これが今季のジェフなのだと、伝わって来るような意欲あるサッカーを期待したい。