北九州戦ハーフタイムの横断幕掲出について

NO IMAGE
ハーフタイムの横断幕について、説明をさせて頂きます。
賛否両論があるだろう事は承知の上で、私もこの掲出に関わっています。

周囲に確認をとってからの文章では無いため、個人の責任において、この文章は書かせて頂きます。私個人がこの横断幕掲出と言う行為に込めた想いを書いているとご理解下さい。

最初に、ハーフタイムに掲出を行ったことで、ピッチ上でパフォーマンスをされていたジェットスフィーンの皆さん、また、そのパフォーマンスを楽しみにされていた方には、不快な思いをさせてしまい、申し訳なく思います。

また、行為そのものを不快に思われた方も多いと思います。

言葉の足りなさ、説明の拙さについてもお詫びを申し上げます。

<意図・目的>

「社長 責任はいつも現場だけ?」

「JRさん古河さん本当の経営者をジェフに」

この2枚については文責は自分にあります。

スタジアムでもご説明をさせて頂きましたが、クラブへサポーターの危機感、現状へのを表す為です。

オシム監督が協会に売られ、それに見切りをつけた祖母井GMがチームを去ってから既に5年余り。ジェフは、坂道を転げるかのように、成績が急下降しました。その経緯は、サポーター仲間の皆さんが既に身に染みてご存知の通りです。

下記のリンクの表をご覧下さい。

この5年間の人事の変遷、クラブの経営状況をまとめています。

ジェフイユナイテッド市原・千葉 2005年~2010年

何故、こうした状況になったのでしょうか。
当サイトでは、何度かこの事について触れた記事を書いていますが、

・「経営」と「強化」の棲み分けが、未分化であること

・クラブトップの影響力が大きい組織構造

これらに問題があると考えています。

その結果として、対応が場当たり的となっています。

監督が悪い、選手が悪い、強化責任者が悪い。
現場にスケープゴートを作り続けて、その場しのぎの人事を続けてきた結果、ジェフは多くの人材を失ってきました。本来はジェフのために大きな力になってくれるはずだった人士であり、また将来を嘱望された若手選手たちが、この5年のうちに一体何人、クラブの混乱の犠牲となってチームを去らざるを得なくなってしまったのでしょうか。

そして、そのようなクラブに、これから有能な人材が加わりたいと考えるでしょうか。

しかし、今また、同じ事が繰り返されようとしています。 

江尻監督の退任自体は、この成績をもってすれば致し方の無い事でしょう。

しかしながら、前任のミラー監督においてもネット、太田の補強がされる直前に任を解かれ、非常に難しい状態で監督を委ねた江尻監督もまた、昨年の途中の強化責任者交代のあおりを受け、シーズン中の補強もされず、そしてトップからのサポへの説明は無いままに、任を解かれようとしています。

いま、こうした状況を看過し、なあなあにしてしまっては問題の根幹はうやむやにされると強く感じています。既に新聞紙面上では、新監督の名前であったり、新しい外国人の名前であったり、サポーター受けの良さそうな記事がちらちらと目に付くようになっています。

きっと、しばらくすれば、サポーターの目線はそこへと集められてしまうでしょう。

それでいいんでしょうか。

昨年、江尻監督の就任の時、三木社長は「江尻は熱い男です、応援してください」とウェルカムステージで訴えかけました。その言葉を信じ、サポーターは応援を続け、またこのクラブに集まって来た選手もいます。しかし、無策のままに今日という日を迎えています。

退任と言う結果は変わらずとも、一年前と同じように、三木社長が江尻監督と共に、守れなかった自らの責任だと言って、サポーターに訴えかけたのなら、また違ったでしょう。

残念ながら今のジェフは、「俺が責任を持つから、思い切ってやれ」と言い切れるトップが居ないのです。それが残念でなりません。

今回の横断幕は、サポーターは目先の変化だけには、もう誤魔化されないと言う事を、また、そうしようとするトップには、はっきりとNOを言うというアピールであります。

我々も好んでこのような事はしません。

しかし、ジェフの為に尽くそうとしてくれる人が、本意ならずトップダウンでクラブを離れる事を、黙って見続けるほどに、ジェフに対する気持ちは冷めては居ません。

サポーターは残念ながら無力です。

フロントといくら話合いを持っても、個人的にお話をしても、深夜のユナパで話しても、所詮はサポーターであります。しかし、無力な我々であっても、サポの立場だからこそ、内からは出ない、こうしたメッセージは発する事が出来るものです。

ジェフがクラブの為に尽くしたいと想えるクラブになる事が、私の理想であります。

人を大切にするクラブであって欲しいと切に願います。
親会社、クラブトップ、フロント、スタッフ、選手、地域、そしてサポーター、それぞれがこの5年を振り返り、何が問題だったのか、その問題を取り除くには、どうしたら良いかを真剣に考えるべき時だと思います。

多くの人間が賛同しなくては、あの横断幕は出せません。不器用な形であっても、今のジェフを想い、危機感を抱いているサポーターが多く居るとフロントには感じ取って貰えればと思います。そして、サポーター仲間への問題提起にも、この横断幕はなって欲しいと願っています。

<質問と回答>

Q.なぜ北九州戦だったのか?

A.前述の通り、江尻監督の退任発表と共に、来季に関する話題が急に紙面を賑わせはじめ、サポーターの中で問題がウヤムヤにされてしまうことを危惧したためです。そして監督解任でよしと思っていないサポーターもいる事をアピールする為でした。

Q.なぜハーフタイムだったのか?

A.フクアリに集まった方々、出来るだけ多くにメッセージを見て頂くためです。また、ピッチで戦う選手には、できるだけ心理的影響を与えたくなかった為、先発組がロッカーに下がってから掲示させて頂きました。
その判断の結果として、ジェットスフィーンの演技の最中となってしまった事については、前述の
り申し訳なく思っております。

※ご意見はコメント欄でも構いませんが、掲示板までカキコミ頂ければ幸いです。メールや、スタジアムで声をかけて頂いても構いません。