妙な静寂

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ジェフのフロントが妙に静かだ。
まるで、「凪」のような。
こう言う成績にも関わらず、何の発信も無く、ただ沈黙を守っている。

サポに対し、現場を信じているとも、応援してくれと言うでもなく。
社長や、TDクラスからの発信がここのところ何にも無い。
何か嫌な感じがする。

ジェフのフロントは、悪い意味で意表を衝いて来る。
「このタイミングで?」と思わされる事がしばしばだ。

オシム監督の退任。
ハースの帰国。
イリアンの退団。
ミラー監督の解任と江尻監督の就任。
昼田SMの解任。
選手への戦力外通告のタイミング。

時期を外した決断は、往々にして悪い方向へ事態を傾ける。
今のタイミングで言えば、意地でも来季J1に上がる、諦めはしないと言うのならば、現在の体制で戦い抜くべきだろう。他のチームは、ジェフが内部から崩れる事を何よりも願っている。

この沈黙の中で、フロントが何を考えているかはわからない。
ただ、これ以上の混乱は、ジェフと言うクラブから、サポーターやスポンサーの求心力を奪い、ジェフに対して無関心な人を増やしてしまうだろう。

順位表の結果とは別に、何を決断し、その時期をいつにするか。
重要な局面に来ている気がしてならない。