質問は難しい
- 2010.01.30
- 雑感
毎年出ているサポコミ。
意味ある討議をしようと思って準備していても、いざ指名されるとなかなか良いやり取りが出来ないものだ。
今回は、クラブ全体の強化の一貫性について質問をした。
祖母井GM以降、強化責任者が頻繁に代わり、その結果としてクラブの方針が大きく揺らいでいると感じていた。社長も、親会社との兼ね合いもあって、何年かすると変わってしまう。
社長の交代は、2つの親会社に支えられたジェフゆえに、仕方の無い側面があるのかもしれない。しかし誰が社長になっても、クラブの強化の現場が揺るがない、そう言うクラブとしての仕組みを構築して欲しい・・・そう言う意図で話をしたつもりだったのだが。
「強化責任者の解任が続いているのは何故なのか?」
そう言う質問に受け取られてしまったようで、
「その時その時に必要だから判断した。個別の事情には、サポーターの全てが納得いくようには言及できない。」
と言う回答しか得られなかった。
社長が、クラブビジョンは首尾一貫しており、変わらないとおっしゃっていたが、非常にマクロな部分では確かにそうなのだろう。
しかし、監督の任免だったり、チームとしての戦い方だったり、もう一段ミクロな視点で、答えて欲しかった。毎年のように選手の大量の出入りが起こり、監督や強化責任者がコロコロと変わり、坂道を転げ落ちるように順位を落として降格した。なんで、これほど背筋がしっかりしないのか。
その原因は、チームとしてミクロな視点でのビジョンが十分でなく、強化責任者に十分な権限が無く、その上の介入の余地があり過ぎるからではないのか。そんな疑問が残る。
強化は、クラブ内の会議を経て、監督も交えて決まっていると言う。
だが、誰が社長になっても、軸がブレない組織にジェフがなっているとは思えない。10年先のクラブが、誰が見ても背筋がしっかりしたものとなる為に、三木社長には、この問題に踏み込んで組織作りを行っていって欲しい。
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同感です。
昨年程ではないのですが、会場の何だかぬるい雰囲気。ruin様の質問をはじめ、昨年の総括や反省はたまたクラブのビジョンに関わる話を聞こうとすると、「昨年のことはもういいだろう」「今年の話をしようぜ」といったヤジまで入る。
このクラブはフロントもサポも「反省」や「総括」といったものを避ける傾向にあります。確かに前向きに今年のことを議論するのも大事ですが、「切り替え」や「ポジティブシンキング」が逃げのための都合の良い道具になっちゃっているんじゃないかと危惧するのは私だけでないことを。そしてこういった思いがシーズン終了時、杞憂であってくれることを願ってやみません。
コメントありがとうございます。
昨年の降格を「終わったこと」にしてしまっているクラブに強い疑問を抱いています。降格~サポカン~サポコミ、それ以外にも個人や団体でクラブの方とお話する機会もありましたが、理路整然とした反省と、それを土台にした新しいチーム作りは無かったように思います。
江尻監督には期待はしていますし、応援はもちろんします。
しかし、過去を有耶無耶にしたままでは、同じ失敗を繰り返す危惧があります。
たとえ、危惧が杞憂に終わったとしても、サポ目線から「問題」と思うことに関してはクラブにぶつけ続け、目先の成績とは切り離して、話し合いを続けるべきと感じています。