佐藤勇人の復帰への違和感
- 2010.01.19
- 雑感
勇人は、阿部・寿人と同じく彼が高校1年生の頃から見ている。
それだけに、思い入れは深い選手の一人だ。99年の残留争いの頃は、下に落ちたら彼らがトップに上がる事無く引き抜かれてしまうと、必死になって当時のチームを応援したものだった。
しかし、今回の勇人の復帰には大きな違和感を感じている。
素直には応援出来そうも無い自分が居る。
昨日の会見で「誰よりもジェフに対しての想いが強いし」と言えてしまうのは、口が軽すぎる。こう言う台詞を口にして良いのは、本当に苦しかったこの2年を共に闘った選手達だけだ。
彼は、2007年の主将だ。
黄色のユニを纏い、胸のエンブレムを叩き、幾度と無くサポーターを鼓舞し、戦った。しかし、如何にその当時のクラブ事情が悪かったにせよ、彼はクラブを離れた。その決断自体は、それで良い。選手として最も脂に乗った時期に、泥舟のようなクラブに居られない。年棒も移籍先の方が良い。移籍には十分な理由だ。
しかし、自分が離れれば、チームがどうなるかは彼自身も分かっていたはずだ。
姉崎のクラブハウスの前で、「どうしたんですか皆さん」と、サポーターの前で揺れる心境を語ったあの日を、自分は忘れない。あの時こそ、チームは勇人の力を必要としていたし、昼田さんも必死に説得にあたっていた。しかし、彼はチームを離れた。
だからこそ、彼らには負けたくなかった。
彼らと戦うときは、その想いを力に変えて、ジェフを応援してきた。
本当に苦しかった2008年のシーズンは、彼らが居なくても俺らは戦えるんだと示した事が誇らしかったし、2008年があるからこそ降格した昨年も、彼らが居なかったから落ちたなんて、一つも思わなかった。
勇人が想っているそれ以上に、ジェフサポのジェフに対しての想いは強い。
昔のような、甘えが許されるような目で、周りが見守ってくれると勘違いしない方が良い。
勇人は、それを自覚した上で「信頼」を取り戻さねばならない。どんなに尽くしても、昔と同じには戻らない「信頼」を、新しく積み上げるしかない。
それは、ピッチの上の結果でしかない。
戦い、結果を積み上げ、「J1復帰」へその力を絞りつくさんとするなら、自然と自分もまた、彼に声援を送れるようになるだろう。
永輔のように、ジェフに骨を埋めたくても、それが叶わなかった選手も居る。
現役のうちにここに戻れた意味を、もっと重く受け止めるべきだ。
それは、村井・林・茶野についてもそうだ。
ジェフは、考えているほどに心地良い場所では無い。彼らが全盛の頃からは時間が経ち過ぎた。今のジェフには、彼らのポジションが保証されない、若手の萌芽がある。
自分は、彼らが簡単にスタメンを獲るような事があって欲しくない。米倉・益山・金沢・孝太、それに新加入の選手たち。次代を担う選手たちが、過去のジェフを超えて行く事を強く期待したい。
かつて見た夢は終わった。
これからは、未来に夢を見るべきだ。
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私も今年のカンテーラ絡みの移籍に強い違和感があり、復帰を喜べない一人です。
本当に本当に苦しかった2008年のシーズンに、勇人は出て行ったしまいました。その時、戦ってくれたのは今年もジェフに残留したかった東美です。
本当に、昨年のシーズン前のような緩い空気ですね。
私は昨年J1で最下位の監督も変えずなんとかしようとしているジェフを応援できず、シーズンシートも更新しませんでした。
私のような極端なジェフさぽは少数派かもしれませんが、違和感を感じているさぽがいることをお教えしたくコメントいたしました。
こんばんは。
ウチには家出した家族が居ります。
復帰組には・・・ユナパでの仕事を期待して居ります。
勇人より・・・山口
林より・・・孝太、金沢
村井より・・・米倉、谷澤、深井
茶野より・・・良太、益山
東美、新居はサッカーファンとして応援します。
辰には日の丸湘南で暴れて、日の丸を付けて貰いたいです。
お邪魔致しました。