練習試合 vs 明海大学(秋津)

お盆時と言う事もあって、スタンドはほぼ満員。
江尻ジェフのサッカーとはどんなものかと皆注目していたとは思うけど、内容的にはキャンプ前に姉崎でやった順天堂大学戦と同じで、観るべきものはほとんど無し。期待してたワリに拍子抜け。

明海大学が思い切りよく動き、シュートまで持って行く積極性があるのに対して、ジェフはキャンプ疲れが残っているのか、それともサッカーする為の頭が回っていないのか、連携もままならず、シュートにも持ち込めない嫌～な展開。

結果的に、谷澤とOGで、2-1で勝ったものの、観ていた人のほとんどは、コレで週末の柏戦大丈夫なのかと不安に思ったはず。土曜日にトップコンディションに持っていってくれればいいんだけど、はてさてどうなるか。

メンバーは前後半でシャッフル。
怪我人という怪我人も無く、ほとんどのメンバーが出場していました。

期待していたのは、磐田戦の後半のような切り替えの速さ、攻撃にかける枚数。ところが、そもそも前半なんかは、シュートまでも持ち込めない・・・と言うより、明海大学陣内までも攻め込めない。
20分くらいまでは、シュートの一本も打てず、逆に危なっかしいシーンを、ぐぴおがようやっとセーブする有様。

何をもっさりやってるのか？そう言いたくなるくらい、守から攻に切り替わった時の周りの連動が少なく、ボールを持った選手が、周りを見渡してもボールを出す選択肢が無く、ようやくパスを出したと思ったら、簡単に取られてカウンター・・・そんなシーンが続きます。

アレックスあたりはよく動き回っているものの、自分で仕掛ける選手が少なく、そう言う選手のところまでもボールの行かないもどかしさ。運動量も少なければ、仕掛ける事も出来ないのでは、活き活きとした学生のプレスにハマるばかり。

それでも、前かりになった裏を衝いて、新居が１対１のチャンスを作ったりするものの、ＧＫに絡まって得点できなかったりとストレスのたまる展開。
結局、前半は明海がシュート７、こちらが５。
ＯＧで１－０でリードなんで、選手も頭を振りながら帰ってきておりました。

後半はガラリとメンバーが入れ替え。
その０分。いきなりネットのポストから深井が抜け出すも、シュートはポスト。跳ね返ったボールを、谷澤が狙いを定めて叩き込んで２－０。
おお、コレだよ、コレ。こう言う畳み掛けるような攻撃を見たいんだよと、その後のラッシュに期待したものの、残念ながら後は段々尻すぼみに。。。

前半よりかはいいんですけどね。
タメを作れるネット、自分で仕掛けられる谷澤と深井。こっちの方が、武器のある駒が多かったですから。ただ、ネット依存症が早くも顔を出してる感じ。全部、預けて何とかしてくれって感じだと、相手は読みやすくて、やり易いはず。マスロバルに預けてた頃にそうだったように。全体が動いて、その中で彼も活かさないとね・・・しかしながら、切り替えの遅さと、フォローの少なさは、後半も相変わらず。
オシム監督時代なら、ボールを持った選手の判断も速けりゃ、周囲の選手も無駄走り覚悟で、ガンガン追い越して、パスコースを作るわけじゃないですか。それが、まだまだ全くない。

磐田戦で、いきなり、ガラリと変わったいい動きを見ちゃったから、そのレベルで目が追ってしまうのだけど。この日だけの結果なら、いやーやっぱり、昔のあのレベルまでチームを引き上げるのは、相当時間かかるなぁとしみじみ感じてしまいましたよ。

後半の方が少しはいいぞと思ってるうちに時間はドンドン過ぎて行き。
終盤には、２７番のコをフリーにしてミドルから叩き込まれて、１点を返される始末。

明海大学の選手は、相当厳しくプレーしてくれたので、選手達には危機感を改めて持つ為に良いトレーニングになったのでは。
しかし、この内容だと、土曜のメンバーを決めるのが相当アタマが痛い。。。

キャンプに、二部練習、練習試合と、コンディション的には厳しいはずだし、３日後に向けて、身体と、頭と、心のコンディションを整えて欲しいもの。
磐田で、やりたいサッカーを体現してる姿を観ているからこそ、やれば出来ると知っているから、戦評も厳しくなるのですよ。俺が試合に出るんだって言う、気合のこもった姿を見せて欲しかったなぁ。練習から、そう言う気持ちを見せていかないと、これからの戦い、ギリギリの所で踏ん張れなくなる。

とにかく３日後、柏戦で、今日の内容は何だったのかと言うくらいの、結果と内容を見せつけて欲しい。これから連戦だし、８月が勝負。さあ、勝負はこれからだ。