やり尽くす覚悟はあるか-第32節・横浜戦プレビュー-
- 2008.11.22
- JEFUNITED News
崖ッぷちに追い込まれた。
上との差は詰まっているが、残りは3試合。一つの敗戦が即、命取りとなる状況。
だが、このゲームはホーム・フクアリが舞台だ。
誰もが、この日、この試合に向けてまだ「やれることが」ある。
それをやり尽くしさえすれば、結果はついて来る。
横浜は、この試合に勝てば、ほぼ残留争いから抜けられる。その意味でも、全力を持ってジェフを叩きに来る。意地と意地。やるか、やられるか。結果だけが全ての戦いだ。
勝つしかないホームにおいて、奇策は不要だ。
布陣は、いま繰り出せる最強の布陣。変化があるとするならば、FWはレイナウドを先発させるのではないだろうか。巻はカタールから帰国してきたばかり。出場機会が無かった為、試合勘と言う意味では十分ではない。
それに、中澤が先発するならば、ハイボールは有効な作戦にはなり得ない。ならば、タメを作れる起点としてのレイナウドの可能性は十分にある。
----レイナウド----
谷澤--ミシェウ--深井
--下村--工藤--
良太-エド-池田-坂本
----岡本----
タメを作れるもう一人、ミシェウの先発は微妙だ。
前節、大分戦で負った怪我の回復は短期間では十分では無いだろう。欠場となれば、工藤がトップ下に入り、ボランチには下村と戸田もしくは大輔になるだろうか。怪我人の回復具合が気に掛かる。
他の選手は不動。
サブにも、巻・新居・根本らを温存し、状況に応じて戦う準備は出来ている。
まずは、先制点。そこまでもっ行きたい。
対する横浜。
前節、京都戦では苦杯を喫していたが、中澤が退場するまでは、京都を圧倒する内容だった。特に目立っていたのは、売り出し中の狩野。前線でゲームを作ることが出来る存在で、ジェフが苦手としている坂田にボールを配給する役割も担う。同じく、兵藤もゲームを作れる力を持っている。狩野・兵藤・坂田の前線が、ある程度自由に任されているのが今の横浜。ここを自由にさせない守備が必要だ。
----坂田----
--狩野--兵藤--
小宮山----田中隼
--松田--河合--
田中裕-中澤-栗原-
----榎本----
また、松田を中盤に上げた守備も安定している。
小兵が多いジェフは、身体を寄せられたら劣勢は否めない。身体を当てられる前に、どれだけ動いて交して、ボールを出せるか。カギになるだろう、深井vs小宮山、谷澤vs田中隼の両サイドを生かすも殺すも、中盤のせめぎ合い次第。先手を取れれば勝機は生まれる。
今の横浜は、勢いがある。
しかし、中澤が抜けたその後のように、不測の事態をカバーできるほどに熟成してもいない。先制点を奪えば、横浜のゲームプランを崩れるはず。横浜を前に釣り出す展開にしたい。
0-0の時間が長くなれば、辛くなるのはジェフ。
時間が無くなってからセットプレーが決壊し、中澤の頭にやられるような展開が一番怖い。
前半から仕掛ける姿勢を前面し、シュートで終わる事が重要だ。
フクアリでのゲームは、まる一ヶ月ぶりになる。
試合に餓えていたサポーターも多いだろう。
溜まった鬱憤の全てを吐き出し、それを選手の後押しへと変えよう。
まだ、やれる事がある。
まだ、何も終わっていない。
何もしなければ、何も変わらない。やるのは自分たち一人一人。
貴方がジェフの事が好きならば、どうしてもJ1に残したいと思うならば、その準備をしてフクアリに来て欲しい。明日、フクアリに居ると言う事は、それだけで意味がある。来たくても来れないサポーターの、声を出したくても試合を見たくても出来ない裏方の人たちの、その人たちの気持を背負って、選手達を後押しして欲しい。
それが出来たなら、結果はついて来る。
待ち望んだ、皆が創る、ホーム・フクアリだ。
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