久々の3-5-2-JFL後期第15節・vsFC琉球(@フクアリ)
- 2008.11.17
- GAME REPORT
所用のため、キックオフには遅れましたがリザを観戦。
この日は、風邪っぽかったので二階席でまったり観てました。
前半30分くいらいから見始めましたが、まだスコアは0-0。展開的にも五分五分といったところ。シュートシーンはどちらにもあるものの、ジェフのピンチは瀧本が当たりに当たっていて、悉くセービング。
前半の布陣は、4-4-2でいつも通りと言った感じでした。
--熊谷--奥山--
乾-------堀川
--中原--蓮沼--
李--田中-市原-安川
----瀧本----
これが変わったのが後半。
中原、熊谷に代えて、マツケンと金沢。そのまま4-4-2で組むには無理があるなとは思いましたけど、珍しい、越後さん。布陣を3-5-2に変えて来てました。
--金沢--堀川--
----奥山----
乾-------松本
--李---蓮沼--
-安川-市原-田中-
----瀧本----
前線は、ほとんど3トップ。トップ下らしいトップ下は置かず、しかもルール無しと言うか、ポジションが非常に流動的。
金沢・堀川・奥山が頻繁にポジションチェンジしながら、琉球のディフェンスを撹乱。それに、松本・乾が両サイドから絡み、更に左からは安川までもが乾の大外を回って攻撃参加して来る。
前は仕掛けるタイプばかり。一人抜ければチャンスになる。
この変更に琉球は相当惑わされたんでしょう。後半は、流れが一気にジェフペースになります。ただ、琉球も最後の最後での集中は切らさずに踏ん張ります。ジェフの攻撃への工夫が足らなかったとも言えますが、なかなか得点には至らない。もう少し、仕掛ける選手同士が連携して、相手にギャップを作るような動きが出来れば良かったんでしょうが、ほとんど単騎突破。ほとんど唯一、コンビが見られる乾&安川も、安川のクロスが琉球の網にかかり続けてしまいます。
時折訪れるピンチは、相変わらず集中力を保つ瀧本がセーブ。
こうなると、後は得点を誰が取るかと言うことに。
その均衡を破ったのは、堀川。前線への浮き球のパスを、オフサイドにはならないようにトラップ。そして抜け出して1対1になり、冷静に流し込んでゴール。
そのままこの1点を守りきって久々の勝利となりました。
大脱走も最後に歌ったし、ようやく勝てたなぁと言う印象。サポも、一通り勝利の儀式をやってました。
トップでも暫く見ていない3-5-2。持てる駒を最大限使い切ると言う意味では、この日のリザには良かったのかも。
攻撃陣が後半はイキイキしてました。トップの戦術との兼ね合いもあるので、常時3-5-2は難しいのかもしれませんが、役割を明確化してプレーしている選手の頭の中を整理する効果はあったように思います。
ただそうは言いながらも、琉球相手に圧倒的なプレーぶりだったかと言うと、そう言う訳でもありません。あくまでここ数試合との比較で良かったと言うくらい。厳しいことを言ってしまいますが、もっとプレーの精度を高め、判断の速さを上げていかないと、トップで見たいとは思えません。走りながら考えて、ボールを受ける基本は変わらないですから。いちいち止まっていたらやられてしまいます。
個々では、ゴールシーン以外でも堀川の後半の泥臭いチェイスは良かったし、金沢や奥山のドリブル突破も良かった。
後は、それが単発の攻撃にはならずに、シュートまで連動すること。JFLも残り少なくなりましたが、そうしたシーンを多く見たいところです。
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