日本サッカー協会に「理」なし。謂れ無き「処分」には断固抗議を!

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■大分、千葉に処分も=天皇杯のメンバー問題で-サッカー協会会長(時事)
■天皇杯で主力温存の大分、千葉を処分…犬飼会長(毎日)

■天皇杯主力温存の大分&千葉に制裁案(日刊)

先日、犬飼会長が指摘した「天皇杯ベストメンバー問題」。
これがどうやら、本当に「問題」として14日に開かれる日本協会の理事会で取り上げられ、大分と千葉が処分(何の?)の対象として協議されるらしい。
どう考えても、異常な事態だ。犬飼会長の発言には、先日指摘した通り、論拠も無ければ統一された考え方も無い。にも関わらず、それが処分の対象となると言うのならば、日本協会は全くを持って異常な組織だ。
いや、契約中の監督を引き抜くと言う行為をした前科があるのだから、常識が通じない組織だと言う事はジェフサポは嫌と言うほどに分かっているのだが。

しかし、だからと言って看過する訳には行かない。
改めて、以下の2点を強く指摘したい。
1.Jリーグ規約第42条の「最強チームによる試合参加」に天皇杯は含まれない
2.「ベストメンバー」の基準が無い

直近の試合から、大分は10人、千葉は7人、清水は6人を変更。ちなみに、磐田は、10人を変更。また昨年、天皇杯で愛媛に敗退した浦和は、5人を直前の試合に対して変更している。調べれば、そんな例はいくらでもあるだろう。にも関わらず、処分の対象として大分・千葉を名指しにしている理由が全く分からない。
そもそも「ベストメンバー」は、現場を預かり、結果に責任を持つ監督が決めるもの。外から押し付けられる謂れなど無い。


この2点だけでも、犬飼会長の主張に筋道は立たないのは明らか。
それでも、日本協会の中からは鬼武副会長(Jリーグチェアマン)が、同調するなど、内側からの反対意見は見られない。また、各マスコミや評論家陣も、この件に関して異議を唱える動きは今のところ自分が知る限りは見られないのだから、サポーターの立場から声を上げるしかない。

日本サッカー協会のやり方が、おかしいと思う方は、ぜひ下記の連絡先から日本サッカー協会へ抗議を行って頂きたい。14日の理事会の前に、電話でもFAXでも手紙でも。JFAハウスに行けると言う方は、直ででも。
正直、ジェフサポ的には残留争いに全力を注がなきゃいけないときに、こんな余計な「問題」を投げかけられるのは、迷惑な話だけど、おかしいと思う事は言っておかないと、彼らはおかしいことを平気で通すでしょうから。

言いがかりを付けられて、大分・千葉だけが、何か悪い事でもしているように報道、印象操作、あまつさえ処分をされるのは、納得出来ません。
メンバーを決め、目の前の試合に尽くすのはクラブの、現場の権利。
サポーターは、そうある事が正しいと考えていると、はっきり日本協会に伝えましょう。

▽謝罪すべきは、犬飼会長。(11/7)
▽日本サッカー協会お問い合わせ

<11/12追記>

コメント、ありがとうございます。
今日付けの日刊スポーツでさらに過激な記事も出ていますが、記者の偏向が入りすぎると問題の核心から離れてしまうので、現状整理の為に日本サッカー協会に電話してみました。
とりあえず、電話を受付してくれた担当者の方のレベルでのお話ですが、箇条書きで参考までに。

・「ベストメンバー問題」について犬飼会長が、大分・千葉を処分すると言及した事は事実。
・しかし、日本サッカー協会として公式な見解を示した事や、クラブに対して何らかの指示・処分を行った事実は無い。
・Jリーグの規定が天皇杯に適用されない事は認識している。
・14日の理事会で、処分が下されると言う事は恐らく無い。
(日刊スポーツの)記者の見解と思われる。
・この問題に関しては、Jリーグ・各クラブ・日本サッカー協会の三者で検討する事になる。
・大分・千葉だけではなく、Jリーグを通じて各クラブと協議・検討する。
・意見の電話があった事は、伝える。

担当者レベルと言う事を再度前置きした上で、ですが・・・協会としての見解は示されていないものの、規定の有無に関係なく、「問題を検討する」と言う認識のようです。
また、一通り筋道が通らない点に関しては指摘し、それに対しての回答を求めるFAXも念の為送っておきました。

14日に何らかの結論が出るかどうかはわかりません。
とはいえ、サポとしての意見は挙げるだけ挙げておいた方が良いと思います。

<11/13追記>

・主力温存問題、食い違う現場と協会の立場(11/13・日刊(共同))
・主力温存の大分、千葉を聴取せず処分も(11/12・日刊)

記事の追加。13日の日刊(共同)の記事の最後には、こんなシメも。

「今はいろいろなことがゴチャゴチャしている。シーズン制が変われば、こういう問題も全部解決できる」と言う。今回の強硬姿勢は、秋に開幕して翌春に閉幕する「秋春シーズン制」への移行論に拍車を掛ける布石では、との観測も広がっている。

俄かには信じ難い話ではあるけれども、あり得る話。
別件の当て馬を“作る”ために、“もしも”生贄的に大分・千葉の両クラブを処分しようとしているとしたら、更にとんでもない話。
ともあれ、明日14日の「日本協会理事会」で何らかの動きはあるのだろうから、その結果の報道を待ちたい。

<11/14追記>

・天皇杯の主力温存、事実上処分見送り 日本サッカー協会(産経)
・大分への処分見送り…天皇杯主力温存問題(報知)

当たり前の結果に落ち着きそうとの一報が。
ウチがJの規定に照らしても違反していない事、規定自体が無い事も確認されている模様。
犬飼会長の言動には、思慮が足らないと言うイメージだけサッカーファンに残す結果で終わりそうです。やれやれ。