天皇杯3回戦・甲府 vs 岡山
- 2008.10.13
- Football News
天皇杯3回戦・甲府1(1-0、0-0)0岡山
試合結果(甲府公式)
この週末は、小瀬まで天皇杯の甲府-岡山戦を観に行ってきました。
行楽渋滞を甘く見ていて、行きも帰りもえらい目に遭いましたが(汗)
さて、当初の目的は岡山に在籍している元ジェフの野本選手だったんですが、少し前に怪我をしてしまったらしくて、この日は欠場。ちょっと残念でした。来週の鴨川でやるジェフリザとの試合までには間に合ってくれれば良いんですが。
さて、そんな訳で、ゲームの興味はJ2昇格を目指す岡山が、甲府相手にどこまでやれるかと言う点になっていました。公式戦でJチームとやること自体が大きな挑戦となる岡山。地元からも、バス2台が出る熱の入りようで、200人くらいがホームと変わらない熱い応援を行っていました。
反対に甲府は、ゴール裏中心の人数が、京都戦のジェフくらい。
入場数が4,420人と、昔、臨海でやった天皇杯を思い出すような雰囲気で、去年のリーグ戦での活気には全く及ばず、ちょっと寂しさを感じる空気でした。天皇杯だし・・・と言う思いがあったのかも。
ゲームは、甲府優位の予想に反して、岡山の健闘が目立つ展開となります。
甲府は、前線にサーレスとマラニョンと言う外国籍選手を置くものの、岡山DF陣がしっかりと対応。反対に岡山は、攻撃に転じると10番の川原を基点として、素早く、シンプルに攻撃に転じます。役割が明確で、シンプルと言うところは、ちょっとミラー監督のジェフに近い感じ。
今季、2試合見ていた岡山の戦い方とは、やり方を変えてきたので、おやっと思いました。
試合後に、元ジェフの竹田選手と話したときも、そんな話をしていたので、カップ戦を勝ち抜くための戦い方を準備してきた様子でした。それが、きっちり集中力を持ってこなせていたのが凄い。野本・伊藤と言うDFの中心2枚を欠いていたにも関わらず。
ただ、問題は、攻め込みながらもフィニッシュへ持ち込めない事。
良い所までは思い切り行くんです。けれども、そうやってビッグチャンスを作ると、決定機を大事に思ってしまうのか、迷いのようなものが出て来てしまう感じ。特に後半は、そんな場面が多く、何度もスタンドからはため息が。
後半ロスタイム寸前の甲府GKとの1対1は決めたかった。
ようやく、思い切りの良い一撃が打てたのに、正面でした。スタンドも、ベンチも、頭を抱えた場面。
結局試合は、前半のロスタイムに甲府が決めた一発が決勝点になりました。
右からのクロスを、中で大西が合わせてヘッドでズドン。
でも、正直、甲府の攻撃で惜しかったのは、これ以外には後半、GK正面への1発とサイドネットの1発くらい。上手く岡山が敷いて来た甲府対策にハメられた感じでもあるし、それ以上に昨年までの「前への速さ」が失われていたように思いました。
この日だけなら、岡山の方が良いサッカーをしていました。
試合後、敗れた岡山サポからは、大きな「ファジアーノ」コール。
しかし、岡山の選手達。せっかく遠くからサポも来ているんだから、近くまで寄って挨拶して欲しかったな。
岡山のコールリーダーからも、選手は頑張った。良いサッカーをしていたのだから、これからもっと頑張ろう的な声がかかってました。
観るたびに思いますが、岡山は本当に楽しそうな感じ。
今、自分達が応援することで、新しいクラブを作ってる、全てが新しいし、挑戦、そう言う前向きな空気を感じました。観るたびにサポも、熱さを増しているように思います。
反対に甲府は、岡山のようにずっと挑戦者として上り坂だった時期を過ぎて、今は初めて下降線を描いている時期。ここをどう乗り越えて行くか、クラブとしての力が問われているようにも思いました。
次のファジアーノ観戦は、来週のジェフリザ戦。
敵として見るこの日のファジアーノは相当な強敵。中途半端に戦うようなら、リザは簡単に負けてしまうでしょう。一体感では岡山が上。モチベーションの高い彼らを、松犬や伊藤ら新しいメンバーをさらに加えたリザがどう対抗するか。
以下、こぼれ話。
・ジェフサポが何名も小瀬に(笑)理由はそれぞれみたいですが。
・ファジアーノ、ハーフタイムに「桃太郎」のメロディで応援やってました。結構衝撃的。「おーかやまです、おかやまです♪」と聞こえたような。
・雉がいました。二羽。
・竹田選手が、次節が鴨川開催なのを残念がってました。この先はリザのフクアリ開催も多いだけに。
・昨年壊してしまった柵、アップで撮影してきました(汗)
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