チェコ-アメリカを観ています
- 2006.06.13
- 雑感
今大会参加チームでも、一番好きなチェコ。
オシム監督に見た目も、やるサッカーも良く似ているブリュックナー監督率いるチェコ。高い技術を持った選手達が、洗練された組織の中で伸び伸びと戦っている様は、ジェフの目指すサッカーの完成形があるかのよう。コラーを巻に、ロシツキーをハースに、ネドベドを阿部に、重ね合わせてついつい観てしまいます。
代表戦、観ました。
予想通りの力負け。あんなサッカーで勝とうという方が無理。個々の力をチームの力に変える事が出来ていない。いや、その前に走る事すら出来ていないか。これが、日本を代表するチームであって良いはずが無い。
2002年までの方針を全部捨てて、川淵会長の鶴の一声で流れを捨て去った代償。
結果オーライで誰も問題を直視しなかった事への代償。
勝てなかった事が今日は問題なんじゃない。四年かけて、史上最強のメンバーが揃うはずの代表を潰してしまった事と今こそ向き合うべき。
チェコは、色々な事を教えてくれている。
若年層から首尾一貫した方針の継続が如何に大切かと言う事、上手い選手が揃っても、それぞれがお互いを助け合い、相手よりも走らなければ良いサッカーはできないと言う事、そして技術ある選手はそうした互助の中で活かされるのだと言う事。11人がまるで一つの生き物のように連環する事の機能美。
日本が「組織」を二の次に「個」なんかまだ語れるものか。
それを言って良いのは、ブラジルだけだ。
「組織」と「走力」と「魂」なら、日本にだって勝ち目はある。やり直しだ、四年後に向けて。まだ日本は弱いんだと言う事を皆が理解して、世界にはチェコのように素晴らしいチームがある事を知る事が出来れば、このW杯にも少しは意味があったと言えるだろう。
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日本のサッカーて何がやりたいんでしょうね。オージー達の戦い方を引いてくるだろうなんて言ってたのは何?ドン引きカウンターは日本の方。なんで走らないんでしょう。メキシコやチェコのテクニックに遠く及ばないのに。彼等の方が数倍走ってた。
管理人さんのチェコはジェフの完成系という言葉に凄く共感します。個人的には、ネドベドは羽生、体長はグリゲラ?そしてチェコにとって絶対に代えの効かないガラセックが阿部。同じ主将。阿部は今シーズン少し引き気味ですけど、守備は半端なく上手くなってますよね。日本で唯一守れるCMだと思ってます。
後プラシルに山岸の香りがしませんか?プラシルはまだ一皮剥け切ってません。山岸は大ブレイク果たしそうですが、ちょっと前の彼を見ているようです。イングランドやチェコが大好きな身としては山岸のように成長して欲しいんですけどね。水野はポボルスキになれるでしょうか?これも楽しみ。
そうですね、確かにネドベド=羽生、ガラセク=阿部の方がしっくり来ますし、プラシル=山岸も分かる感じがします。山岸は、前日観たオランダのファン・ペルシ、水野にはロッベンなんて妄想しましたが(笑)
しかし、代表戦を振り返って、オーストラリアも決して良くは無かったですよ。
日本が全然機能してない、走らないおかげでパスも繋がってましたが、最後は味気の無いロングボールに頼ってましたし。でも、そんな分かりやすいシフトにすら対応できない。終盤までリードされて焦る相手に、裏を狙って攻撃を怯ませる為に玉田・大黒あたりを入れるなり、ロングボールの基点にプレッシャーをかけるために、巻を入れるなり出来なかったのか。。。(続く)
劣勢は予想していたので、負けるの自体は受け入れられるんです。
でもね、出し切って負けるのではなく、何も出来ずに負けたのが悔しい。当の選手達が一番悔しいんでしょうが、これが日本のサッカーなんだと世界に受け止められてしまうのは、受け入れられない。
日本人だって、鍛えれば良い時のジェフのようなサッカーが出来るんです。かつての、磐田の全盛期のようなサッカーだって。同じ事を代表選手たちで錬度を高めてやれば、それをそれを上回るサッカーが出来るのに。
本当に悔しい。
ruin管理人さん こんんばんは。
私も代表戦後、眠れずにチェコ戦観ました。
まさに、チェコはJEFによく似ていますよね。
ボールが無いところでの早めのマーク、クサビへのフォロー・追い越しの動きの徹底、パス回しでのローテーションバランスなど、
ruinさんがおっしゃるように、日本は体が小さいからこそ、こういう攻守の切り替えの速さに基づく数的優位・運動量で勝負しないといけないことが再認識させられます。
一部メディアでは、ジーコの自由を日本文化を変える機会だと評価する論評を目にしますが、人が複数いる組織の中で最低限のルール(基盤)がなくてどうやって自由を謳歌できるのでしょうかね。
JEFのように自分達のサッカーという基盤があるからこそ、そこから選手たちのクリエイティブなプレーや話し合いによる対応力という自由も生れるはずですよね。
私も代表戦後、眠れずにチェコ戦観ました。
まさに、チェコはJEFによく似ていますよね。
ボールが無いところでの早めのマーク、クサビへのフォロー・追い越しの動きの徹底、パス回しでのローテーションバランスなど、
ruinさんがおっしゃるように、日本は体が小さいからこそ、こういう攻守の切り替えの速さに基づく数的優位・運動量で勝負しないといけないことが再認識させられます。
一部メディアでは、ジーコの自由を日本文化を変える機会だと評価する論評を目にしますが、人が複数いる組織の中で最低限のルール(基盤)がなくてどうやって自由を謳歌できるのでしょうかね。
JEFのように自分達のサッカーという基盤があるからこそ、そこから選手たちのクリエイティブなプレーや話し合いによる対応力という自由も生れるはずですよね。