“マキ”の故郷、モンテネグロが独立

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先月21日、モンテネグロ共和国で行われた国民投票の結果に基づき、モンテネグロがセルビア・モンテネグロとの国家連合を解消し独立する事が決まった。これで、かつて6つの共和国から構成された旧ユーゴスラビアは完全に解体され、それぞれ独立した国家となる。


モンテネグロと言えば、“マキ”ことマスロバルの故郷。
セルビアと言えば、クルプニコビッチの故郷。
そして、オシム監督にとっても複雑な胸中にさせられる出来事だろう。


自分達に何が出来る訳では無いのだが、こうして旧ユーゴスラビア諸国出身の選手・スタッフと多くの関わりを持つクラブのサポーターとして、私達も常に彼らの故郷の現状に目を向けておく事が必要ではないだろうか。


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近年、日本の歴史ですら十分に知らない若者が増えていると言う。特に現代に直接繋がる近代の歴史が、十分に学ばれていない事が多いらしい。かく言う自分も十分とは言い切れない。
自分達が、どう言う歴史(=つまりは先人が何をしてきたか)の元に生かされているのかを、しっかり理解して行かなくては自分達の事を何も主張できなくなってしまうと思う。


振り返って、旧ユーゴスラビアがこの10年で負ってきた傷は深い。そこに暮らしていた人達と接する時、たとえ傍観者でしかなくても、少しでもその人達を理解しようと学ぶ事は必要な事、礼儀なのではないだろうか。


<読売新聞>
<Wikipedia「モンテネグロ」>
<soccerclick「フットボールの犬・バルカン訪問記」宇都宮徹壱>
<FootBall LIFE Vol.2(※旧ユーゴ地図/現在の国勢データも)>