3/29(水)・ナ杯第1日・サンフレッチェ広島戦
- 2006.03.30
- GAME REPORT
平日のフクアリ。
日曜日のTG&ジェフクラを観に行けなかった分の代休です。普段は歌詞カード配ったり、いろいろやる事があるのだけれども、今日はサマナラカレー食べたり、タコスを食べたり余裕がありましたよ。ナイターだけに、寒かったけれども。
さて。試合の方も余裕があれば良かったんだろうけど、そうも行かなかった。
まずメンバー。阿部・巻の代表招集、ハースの負傷もあって若干変更。要田のワントップに、水本・櫛野が先発。サブには、韻&青木の二人がメンバー入りした。選手紹介の際には、一際大きな拍手が二人に送られる。
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--09--22--
16------08
--02--07--
-04-05-24-
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広島は寿人・駒野抜きの若手中心。ウェズレイ・前俊もおらず、森崎和も先発から外れている。このため、登録上は森崎浩がFWを務めていた。中盤には経験ある戸田が底にいたが、その周囲は若手で固められている。
試合が始まると、隣にいた友人が「何か重石が取れたように」と言ったその通り、清水戦・鹿島戦と調子を上げてきたチームが猛攻を仕掛ける。出場機会の少ない選手のモチベーションの高さもあったかも知れない。
左右を大きく使ったサイドチェンジがサクサク決まり、細かいパスも面白いように決まる。その上、2分には早々に羽生がゴールまで奪ってしまう。広島は、中盤がバラバラ。プレスも厳しくなく、先日の鹿島とは比べるべくもない。ルーズボールはほとんど拾えるし、クルプニもキープ出来てパスがまずまず通る。その先パスの先には、羽生・水野・山岸・勇人が飛び出す。20分くらいまでは鮮やか攻撃だった。
ただ、相変わらずシュートに精度が無かったり、判断が遅れてシュートまで至らないシーンも多く、広島を瓦解させる2点目・3点目が奪えない。そうこうしているうちに、何となく試合が落ち着いてしまった。
明らかに前線をかき回す動きが減ったし、広島も地に足がついて来る。さすがにマズいと思ったのか、終盤には柏木→森崎和の交代と言う早めの対策も行ってきた。こうやって、リードに安穏として相手に息つく時間を与えてしまうのはウチの悪い癖だ。先発の要田も、キープで奮戦するものの、オフサイドの網に引っかかって決定的な仕事はこなせない。全体として見れば、押せ押せの展開は変わらないが、そのまま1-0で試合を終えてしまう。
何か胸につっかえたような気分のまま、後半が始まる。
するとまた、ミスから一気の速攻を喰らう。元はイリアンのミスからだったか?鳩が豆鉄砲を食らったように、あっけなく森崎浩のゴールが決まる。チャンスらしいチャンスは、これが初めてだというのに。本当にあっけなくやられてしまった。立ち尽くす櫛野の状況が理解出来ないと言った様子がまた、問題の根の深さを感じさせた。
同点になってからは、また取り返そうと自分達のペースを乱したリスキーな攻撃と、カウンターへの防御と言う、ここ最近見慣れた展開が続いた。交代はなかなか行われなかったが、監督がまず切ったカードは、クルプニ→中島。これまたリスキーではあったが、若干玉離れが良くなり、右の水野と絡んだ突破が数本出始める。
さらに、交代の直前には惜しいシュートも放っていたが、イマイチ機能しきれていなかった要田に代えて、楽山。この交代で左WBにラク、1トップに山岸と言う布陣になる。山岸はユース時代、特に中学生年代まではその年代でズバ抜けたFWと評価されていた事もあるので、FW起用に違和感は無い。
(67~81分)
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--22--15--
23------08
--02--07--
-04-05-24-
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この起用が思いのほか上手く決まる。山岸は、要田と違って、一旦下がってDFから消えてからボールを受ける動きや、捌くだけでなくキープもある程度できる。この山岸にボールを集める事で、終盤の再攻勢に繋がった。強烈な右足シュートや、惜しいヘディングは、ユース時代を髣髴とさせる。本人からすれば、「ユース時代にFWだったころなら、決められたシュート」だったのだろうが。
交代は、順番待ちの列に沿うように進み、終盤まで1-1で拮抗する展開の中でも、韻や青木の投入は無かった。
そのかわり、代わって入った楽山も積極的な突破でチャンスメイクする。中島も、ダイビングヘッドでボールに喰らいついていった。このチャンスを掴みたい気持ちは、たしかに彼らから感じた。その勢いが通じたか、残り10分と言うところで、イリアンや結城らも絡めた捨て身の波状攻撃から、勇人のシュートが下田をついに破る。
カウンターからいつ失点してもおかしくないほどの攻勢で、実際、広島の青山に危なっかしいヘディングも喰らったものの、櫛野が防いで事無きを得た。要は、決定力不足に助けられた。最後は、身体を張ってキープして、何とか勝利を勝ち取った。
ようやく勝ったとは言え、序盤の展開からすれば、点差を付けて勝たなくてはならない展開。メンバーが代わっても、問題は共有されていた。集中力や決定力で片付けるには、ちょっと修正に時間がかかりすぎている。
反対に良かったのは、サブ組がそれなりに力を発揮し、山岸のFW起用のオプションも見れたこと。水本も失点シーン以外は安定していたし、特にFW山岸は、ハースの負傷が長引く場合には、貴重な再発見になりそうだ。
立石、大輔の主力に休養を与えられた事も良かった。この勝利を弾みに、勢いある川崎に泥臭くとも勝つ事で、まだ波に乗れないリーグも調子を上げていきたいところだ。
それにしても、広島の序盤の戦いは目を覆うばかりだった。
今日の勝利は、相手に助けられた面があることをキッチリと把握しておく事が重要だ。まともに機能しているチームなら、あそこまでボールを支配できまい。
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