鹿島戦展望

今年も厳しい戦いになりそうだ。
柳沢が復帰し、若手も台頭しつつある鹿島。監督が変わったとはいえ、ベースに変化は無く今季も安定した戦いを続けている。勝てないままのジェフだったなら、凹まされていたかも知れないが、幸い一つ勝って気持ちを上向きにして臨む事が出来る。

－－アレ－－柳沢－－
－－－－本山－－－－
増田－－－－－小笠原
－－－－青木－－－－
新井場－－－－－内田
－－大岩－－岩政－－
－－－－小澤－－－－

鹿島は、守備に若干の不安を抱えている。
守護神・曽ヶ端に加え、ボランチ・フェルナンドが怪我のため不在。右ＳＢ内田はイキの良い若手とは言え、守備では周囲の援護で助けられている状態。このため、中盤のボランチを減らして、ダイアモンド型で臨む事が濃厚。手薄な守備を、攻撃で補おうと言う意図か。

対するジェフは、勇人の出場が微妙。
鹿島の中盤を誰がどう潰すのかが重要になってくる。マンマークでは、阿部vs小笠原。そして、鍵になりそうなのは、新井場のいるジェフの右翼だ。勇人が出場出来るなら、右には坂本が入るだろう。そうなれば、問題は少ない。問題は勇人が出場できない場合に、水野がここに入った場合だ。
守備力に劣る水野をどれだけ周囲がカバーできるか、水野がどれだけ攻撃力で押し込む事が出来るかが勝敗の鍵を握る事になりそうだ。

また、ストッパーは、大輔・結城だろうが、ここは水本を使いたいところでもある。大輔にはアレックス・ミネイロに昨年の雪辱を期待するとして、問題は柳沢の対応だ。老獪な柳沢の動きに対して、肉弾系の結城では少々分が悪いのではないか。監督は変えないだろうが、ここは水本の方が安定感があるように思う。
最近の結城は、後ろが怖いのかなかなか上がらない。上がる魅力が無いのなら、水本の方が地上戦・空中戦共に良いと思うのだが。

攻撃は、クルプニを先発させて、後でギアを変える為に羽生を温存するだろう。
クルプニ自身、徐々に噛み合って来ているし、途中から出てくる羽生は、林並にイヤな存在だ。そこまでは０－０でも良い。耐えて、残り３０分で勝負を決めたい。ハース、巻も良いところに走りこんでいるし、決める力はある。

序盤戦の大勝負。
フクアリで一気に反転攻勢スタートと行きたい。