気持ち切り替えて-柏戦展望

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磐田戦の激闘から一週間。
怪我人も続々と戦列に復帰する中、ジェフにとって気をつけなくてはならないのは「気の緩み」だ。ナビスコもまだ何も成し遂げてはいない、もちろんリーグ戦も終わったわけではない。その中で、緊張感を持って戦えるか。自分自身との戦いだ。
もちろん、同じことはジェフサポにも言えること。先週と同じ緊張感がこの試合にも必要だ。


<千葉>
GK櫛野、DF大輔・イリアン・結城、
MF阿部・勇人・山岸・坂本・羽生、FW巻・林
<柏>
GK南、DF平山・薩川・土屋・小林亮、
MF明神・大谷・クレーベル、FW玉田・フランサ・レイナウド


ジェフは櫛野が通常メニューに復帰、ただしコンディション次第では立石の先発もある。また、水本・水野も復帰しているが、結城・山岸らが結果を残している状況では、サブもしくは帯同が妥当だろう。サブには、ガビ・要田・中島・楽山、それに好調の高橋と人材は多く、それを選ぶだけでも贅沢な選択になりそう。
ハースの代役は、林で決まり。攻守において不安は無い。


一方、柏は外国籍選手の入れ替えがあり、崔成國・リカルジーニョに代えて、レイナウド(パリSG(仏))・フランサ(レバークーゼン(独))。欧州リーグに在籍していたブラジル人の補強だけに、タイプは分からないがそれなりの前線の打開力はあるだろう。サンパウロ時代にはコンビでプレーしていたと言う話もあるので、予想以上にフィットしている可能性もある。


この2人を軸に、柏は玉田-レイナウド-フランサの3トップをクレーベルがTOP下でカバーする布陣を試行する見込み。ジェフは、誰が誰をマークするのかをハッキリさせておかないと、混乱させられる恐れもある。それは、柏の狙いとするところだ。
「初物に弱い」「勝てそうな試合に勝てない」ジェフの悪癖を打破するためにも、大輔・結城には、粘り強い守備を期待したい。


組織力の熟成では明らかにこちらが上。
序盤を慎重になり過ぎると、相手にペースを持って行かれかねない。選手までの距離が近い日立台だけに、応援で後押しして序盤からジェフらしさを出した展開にしたいもの。ダービーの空気を、上手く力に変えてゆきたい。