肉を斬らせて骨を断て!-磐田戦展望
- 2005.08.12
- JEFUNITED News
第一戦を3-2で辛くも勝利したジェフだが、この試合は0-0からのスタートのつもりで、気を引き締めて戦わなくてはならない。まだ、何も成し遂げていないことは、選手・スタッフもサポーターも十分過ぎるほどに分かっている。
まして、磐田は主力6選手が復帰。ジェフは、櫛野・水本・水野の怪我組に加えて、中盤のキーマン羽生が出場停止で離脱する。正直、苦しい。それでも、主将・阿部と代表で新たなモチベーションを得た巻が戻る事は、磐田以上にジェフにとっては大きい。
準決勝への最後の関門。全戦力を結集して、勝って千葉へ帰る。
<千葉>
GK立石、DF大輔・イリアン・結城、
MF阿部・勇人・山岸・坂本・ガビ、FW巻・ハース
<磐田>
GK川口能、DF鈴木秀・田中・茶野、
MF服部・福西・太田・村井・名波、FWカレン・前田
戦力は磐田はベスト。中断前のリーグ戦で快進撃を続けた主力陣だ。村井の負傷も癒え、正直なところ穴らしい穴は無い。ジェフとしては、4月の対戦時同様に組織力で押し込みたいが、いくつかのマッチアップに不安が残る。
>山岸vs村井
4月の対戦では、水野がスピードで村井のリズムを切り裂いたが、山岸はそう言うタイプではない。「鰻(ウナギ)」と形容される村井のドリブルに対抗するには、勇人もしくは、ガビの援護が必要になる。羽生が欠ける事で最も影響を受けそうなポジション。
淡白に戦っていては、簡単に抜かれて上げられる。どこまで山岸が耐え切れるか、攻撃で押し込めるかがキーになりそうだ。
>ガビvs福西
あまり動き回るタイプで無いガビは、易々と福西に捕まってしまいそうだ。簡単にボールを奪われる事は無いだろうが、前はなかなか向かせて貰えないだろうし、バックパスが多くなるかも知れない。
それ以上に危険なのが、福西のラフプレイにガビが激昂しないか、と言うこと。福西が退場してくれるならいいが、報復などでガビが退場すると苦しくなる。オフェンシブには工藤と言う選択肢もあるが、果たして。
アウェイゲームで、現実的には1点リードと言う展開。
カップ戦と言うことも考えれば、守ってカウンターと言う事も選択肢としてはあり得る。だが、残念ながら90分間守りきれるチームでない事も確か。ジェフとしては、守ることは考えずに、とにかく普段通りの前に出るサッカーをやること。
この試合も3-2で勝つ、それくらいの「肉を斬らせて骨を断つ」戦いぶりで磐田に引導を渡して欲しい。それこそが、阿部・巻、二人の代表へのアピールにもなる。7年前の清算を果たし、ジェフのサッカーを見せ付けて勝利あるのみだ。
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