7/24(日)サテライト・大宮戦
- 2005.07.25
- GAME REPORT
ジェフは、ガビがトップ・サテ共に不在で、その代わりに水野がトップ下で先発。怪我人が少ない事もあってサテとしてはほぼベストメンバーと言えた。前半、開始早々から左右のWBからチャンスメイクするものの、決定機での精度を欠く。このペースのまま押し込めるかと思いきや、徐々に動き出しがギクシャクして来て、易々とDFに挟まれているはずの相手FWにボールが回りはじめてしまう。
<前半>
--高橋--要田--
----水野----
滝澤------藤田
--楽山--中島--
-市原-瀬戸-結城-
----立石----
1点目、2点目共に相手FW森田はフリー。この日はキッチリ決めてきた。
特に2点目は、ゴールの角へと上手くコントロールしたナイスシュート。やっぱ、トップとサテでは緊張の度合いが違うのか。
いきなり2点のビハインドとなって、反撃に出るジェフだがユタカのシュートがどうしても決まらない。全体の運動量が足りずに、後ろへ、横へ、ボールを逃がす場面が続いた。時折、大きなサイドチェンジからWBがクロスを上げようとするのだが、悉くクリアされてしまう。精度が全く無い。
ゴール裏からは、「声が全然出てないぞ!」「動け!フォローしろ!」と声が飛ぶ。
期待の水野も、あまり目立たず。怪我上がりと言う事もあって、接触プレーを避けて戦っていたのかも知れないが、淡白なプレーに終始。
モヤモヤとした気分のまま、後半へ。
後半アタマからは、ミツキを下げて芳賀を投入。自分の目からは、代えられるほどミツキは悪くなかったのだが。むしろ結城が。。。
ともあれ、この交代で芳賀がボランチに入り、ラクがトップ下へ、水野が右WB、藤田がストッパーに下がった。このあたりの柔軟性はジェフならでは。
<後半>
--高橋--要田--
----楽山----
滝澤------水野
--芳賀--中島--
-結城-瀬戸-藤田-
----立石----
開始早々、水野が右から低く速いクロス。これに、要田が合わせて1点返したかに見えたが、これはオフサイドの判定。オフサイドには見えなかったが。。。
この勢いのままに、ほぼワンサイドで押し込むジェフ。特にラクが前に上がり、水野が右に入った事で中央から仕掛けるラク、サイドでキープしてクロスを上げる水野と言う攻めの武器がハッキリした。
また水野から、中の芳賀へのパス。芳賀はさらに中央のラクを経由して、最後は要田。これでまず、1点を返した。要田が決めると、えらく盛り上がる。
畳み掛け、瀬戸が泥臭いゴールを押し込んで同点!かと思いきや、またもやオフサイド。どうも、線審が神経質すぎる。めげないジェフは、ユタカのキープからラクが左に流れて同点ゴールを奪う。勢いに押された大宮は防戦一方になる。この間も、すり抜けた要田の1対1なりかけのチャンスや、遠目から撃った水野のシュート、芳賀のダイビングヘッドなど惜しいチャンスもあった。
そして、ゴール前のFK。
前回の対戦で直接FKを決めている、先輩ラクを囮にして水野のグラウンダーがゴールへ。ポストに当たったボールが跳ね返ってGKの背中に当たってついに逆転した。
この勢いのままなら間違いなく勝てたはずだが、そこでつまづいてしまうのがジェフ。すぐその後、森田にループを決められて失点。リードして、さぁそろそろかと待機していた若手の投入も先送りになってしまった。
その後も展開は攻めるジェフ、守る大宮。
ジェフは、トンス・川淵を投入して攻めるものの、どうしても点が入らない。特にトンスが外した2発はイタい。前日の決定力不足のリプレイを見ているかのようだった。結局、そのまま試合は終了。3-3。攻撃は良いが守備が・・・と言う課題は、ジェフの共通の課題のようだ。
さて、試合後は大宮のサポとエール交換するなど和やかな雰囲気。
久々に見る高木も、水野のFKが当たった失点は不運なものの、それ以外の場面では体を張っていい守備見せてました。後輩・岡本と対決させたかった。
このほか、大熊元U-20代表監督が視察に訪れており、試合中はオシム監督と一緒に観戦。教えを請いに来るのが、半年も1年も遅いっての。あんな縦ポンサッカーやる前に、もうちょい勉強しておけって。
<選手評価>
GK立石:自責点は無いが、少ない決定機を確実に決められてしまった。
DF結城:森田をマークしきれず、ハットトリックを許す。
DF瀬戸:厳しい場面でも体を張る。ただ、もっと周りに声をかけたい。静か過ぎる。
DF市原:相変わらず後ろから引っ掛ける事があるものの、守備だけでなく攻撃参加も積極的。悪くなかったが、前半で交代。
MF中島:簡単にはたくパスやサイドチェンジでチャンスも作るが、もっと守備でも貢献したい。
MF楽山:前半は可も無く不可も無かったが、後半は攻撃のけん引役として奮闘。2得点に絡んだ。前目で仕掛ける姿勢がいい。シュートをもっと意識すれば◎
MF藤田:前半のWBではクロスをまともに上げられず。中に切れ込むなど工夫していたが、まだ相手をかわせない。後半のストッパーはまずまず。
MF滝澤:前半は藤田同様クロスをほとんど上げられず。後半、いくつかのチャンスに絡んだ。
MF水野:前半はほとんど消えていた。後半右WBに入って好クロスを上げたり、DFを引き出す動きも。怪我上がりのためか、接触プレーは極少。
FW高橋:決定機を決められず。いい場所にいるのだが。
FW要田:泥臭くキープ。ゴールも決めて貢献。
MF芳賀:あんまりボランチっぽくなく、攻撃によく絡んでいた。勇人に近いプレー。
FWトンス:動き出しから、ボールを呼び込むまでは素晴らしい。シュートが練習から枠に行かない事だけが問題。惜しい。
FW川淵:滝澤に代わって左翼へ。惜しいシュートが1本あったが、これも枠を捉えられず。
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