阿部がカギ－横浜戦展望

予想布陣ではＤＦとしたが、ジェフとしては、阿部を中盤でそれも出来れば前目に使って攻撃に厚みをかけたいところ。阿部の位置次第で、ＷＢの活き方も変わって来るし、神戸戦のような飛び出しからの得点も期待できる。阿部が前に出る機会が多くなれば、横浜も混乱するはずだ。
現実的には、２バックの前でフォアリベロと言うのが、可能性としては高いだろうか。

対する横浜も中断明けから布陣変更をしている。
３バックから４バックへ。ジェフと違うのは、ＷＢだった田中隼とドゥトラの２人が、元々純正のサイドアタッカーだけあって、攻守にバランスが取れているところだ。坂本ならばともかく、山岸や羽生では少々守備面で荷が重い。数的優位を作って、クロスを上げさせないようにしたい。

フィニッシャーは、巻と同じ７点を挙げている大島。そして、スピードスター・坂田。
どちらも厄介。それだけに、リスクを避けるなら３バックにして、ストッパーをそれぞれに当てたいところだが、監督の判断や如何に。

とにかく、王者らしく堅実でミスの少ないサッカーを行ってくる横浜だけに、こちらもプレーの正確さが求められる事はもちろん、さすがに引き篭もっては来ないだろうから、逆にいいサッカーを出来る可能性もある。
横浜のサッカーを受け止めて、ウチらしいサッカーが出来るか。強敵相手に、真価が問われる中盤戦の山場になりそうだ。