5月29日(日)・サテライト・大宮戦
- 2005.05.30
- GAME REPORT
<大宮公式>
昨日のナビスコ・柏戦を仕事で行けなかった鬱憤晴らしに大宮へ。
大宮競輪が開催していた影響で、大宮公園の隣の駐車場は使用できず・・・仕方なく800mほど離れた別の公園の駐車場に停めてスタジアムに向かったら、あまり時間に余裕が無くなってしまった。
昨日後半から出場した高橋が先発。同じく途中出場して好調の楽山がトップ下に入る。こうして見ると、案外メンバー的には組めてる感じがする。
滝澤------山岸
--中島--中原--
キックオフ。
ホームの大宮は序盤から積極的に仕掛けてくる。激しい中盤のプレスに後手を踏み、なかなかペースをつかめない。本当ならば、ボールをしっかりとキープして繋がなくてはならない、中盤の底に入った中島と中原のプレーの軽さが目立つ。細かいパスを繋ごうとするのだが、中島は相手に簡単に読まれてしまう淡白なパスが相変わらず。中原は判断の遅さも去ることながら、身体を入れられると簡単に体を入れ替えられて、ボールを奪われてしまう。
カバーに入った瀬戸やミツキ、立石が間一髪で防いで事なきを得ているものの、前までボールが上がらない状況が続き、最初の10分間がえらく長く感じた。
中盤の底は前半中は全く改善しなかったものの(笑)、10分以降ゲーム自体は徐々に落ち着きを取り戻してくる。攻めるものの枚数の足りない大宮をいなし、滝澤・山岸の両翼の単騎突破で崩しにかかるジェフ。彼らのクロスからシュートへのパターンがようやく開通するようになる(※トップのような追い越す動きが無いから、止むを得ず単騎突破になっているだけ)。クロスを受けて積極的にシュートを狙っていったのは、古巣相手に健在を見せ付けたい高橋。ポストを直撃したりして残念ながら得点には至らないものの、シュートで終わってプレーを切ることで劣勢を跳ね返す攻撃のリズムを作っていた。
その後、楽山の中央突破や、智のシュート、何度かあったCKの場面からチャンスを作るものの決められず。逆に大宮MF大沢のスピードにミツキあたりが手を焼く場面もあり、一進一退で前半は終了した。
後半、おそらくロッカールームで修正のやり取りがあったのだろう、ようやく中盤の底に締りが出てくる。DFラインの一歩手前でボールを奪えれば途端にペースはジェフになる。奪ったらスグに左翼のタキに預け、ラクと高橋もしくは要田の援護を受けて3人くらいで崩しにかかり、数的優位からCKを奪っては、波状攻撃で大宮にプレッシャーをかける。
押し気味の流れから、ゴール前で得たFK。これを蹴るのはラク。壁を巻き、ファーに突き刺す美しい弾道で、先制点を奪ってみせた。実は2年ほど前から、「ラクのFKはいい」と言われ続けていたのだが、先日の姉崎のTGと今日の一撃を目撃したことで、どうやらそれが本当らしい事がようやく分かった(汗)
勢いに乗り、さらに攻勢はジェフ。ラクやタキがフリーで抜け出すのだが、肝心のシュートを撃たずに周りを探してしまって結局潰されてしまう。この辺は、トップと同じだ。シュートを撃たなきゃ始まらない!リスクを冒せ!と叫んぶが、なかなかいい形で終われない。
試合が膠着するかと思った矢先、いい形で左中央でボールを奪う。ボールはタキへ。ゴール前に上がったクロスボール、飛び込んだ選手のダイビングヘッドでゴールって・・・キャプテンマークってコトは中島!?一瞬、ミツキか要田あたりが飛び込んだかと勘違いしそうになった泥臭いゴール。中島浩司の渾身のダイビングヘッドだった。
気を良くしたのか、中島の動きも幾分(?)良くなる。
攻め急ぐ大宮の背後を突いて、両翼の山岸・滝澤にボールを送っては、繋がったりサイドを割ったりしている。
それからの展開はまた一進一退。
それにしてもトップと比べてしまうと、やっぱり基本的な動作が出来ている選手が少ない。「最後までボールを追う」「前線からプレスをかけ“続ける”(←大事!)」「味方がボールを持ったら押し上げて、追い越す」「身体を張ってボールをキープする」体力的な問題もあるだろうが、いくつかは意識付けの仕方でクリア出来る問題のはず。その一つ一つが欠けているから、彼らはここに居るんだろうと思ってしまった。
結局ゲームは、2-0で終了。
先週の反省を生かして身体を張って無失点に押さえたDF陣の奮闘は評価したい。最後まで集中を切らさずによくやったと思う。けれども、もっと締まった内容にも出来たはずだ。このゲームを来週の大分戦出場のアピールの場としてしっかり出来た選手は何人居ただろうか。もっと出来る、そう思えてならない。
試合後、場内を一周してクールダウンするジェフの選手が大宮ゴール裏に差し掛かったとき、大宮サポから高橋に大きな声援が起こっていた。出て行った選手がこうして祝福されるのは見ていて微笑ましい。サテライトだから出来る事かも知れないが、心和む大宮公園のワンシーンだった。
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【選手評価】
GK立石:セットプレーからのハイボールを確実に処理して無失点。安定感があった。
DF市原:危ない場面もあったが、スピードで対処。CKから強烈なヘディングシュートも。
DF瀬戸:守備のMVP。身体を張って大宮の攻撃を防ぎ続けた。
DF藤田:プレー自体にメリハリが足りなかった。大きなミスは無いが、繋ぎは正確に行いたいところ。
MF中島:前半はミスパスでチームをピンチに。ボールを蹴る力が弱いか、読まれやすいプレーをし過ぎ。後半持ち直してプレスで貢献。ダイビングヘッドには驚いた。
MF中原:判断が遅く、プレーが軽い。前半は大宮に狙われ続けた。中島同様に後半は持ち直して、タイミングの良い繋ぎも行っていた。腰の入ったプレーを。
MF滝澤:左翼で楽山と連携して攻撃の基点に。中島のゴールもお膳立て。
MF山岸:前半は惜しいシュートも、あまりボールが回らずに不完全燃焼。もっと呼び込まなくては。
MF楽山:ゴールだけでなく、確実に調子を上げつつある。この日も攻撃のリズムを作ってチームを牽引していた。後は守備の厳しさと、追い越すプレー、シュートがあれば。
FW要田:身体を張ったキープとポストで貢献。もっとシュートを意識していいのでは。
FW高橋:昨日の疲れもなんの、とにかくシュートを優先して相手の脅威となり続けた。
<途中交代>
FW金東秀:出場時間短く、評価なし
MF芳賀:出場時間短く、評価なし
FW川淵:出場時間短く、評価なし
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ruinさん
まだ私が千葉県民の時の記事ですけど懐かしい面子になりました。
3月のファジアーノ戦で両チームOBの竹田さんがフクアリに来場されました。