練習試合 vs つくばFC ○4-2

練習試合 vs つくばFC ○4-2

2019/08/11(日)11:00
ユナイテッドパーク
練習試合
千葉 4(2-1,2-1)2 つくばFC

<得点>
9分  つくば 19川島
13分 千葉 25茶島
43分 千葉 21アラン
65分 千葉 41原田(U18)
67分 千葉 21アラン
76分 つくば 28山下

ジェフ公式試合結果

それにしても、この真夏の11時から練習試合とは。
もう少し、時間をずらした方が良いのでは。

コンディション調整にしても、試合勘の回復にしたって。
頭も身体も熱くなってしまって、見てる方だってぼんやりしてしまう。
ゲーム内容自体も、やはり暑さの影響は否めず、難しいゲームに。


ジェフの前半のメンバーはこんな感じ。
外国籍選手4人が先発しているあたりに、編成上の問題を感じずにはいられない。


対する、つくばFC。
関東1部リーグ所属で、VONDS市原や、ブリオベッカ浦安と同じカテゴリ。
スタッフが、自作のチラシを配っていたので、これでメンバー確認。

ボールを繋ぎ、組み立てる、オーソドックスなサッカー。
10番下重選手は、テクニカルな選手でチームの中心。


キックオフ。
暑さに両チームとも動きが重たく、なかなかフィニッシュまで行かない展開。

オープニングシュートは7分、つくばの下重選手。
その直後8分に、つくばが先制。
副審がオフサイドの旗をハッキリ上げていたものの、主審がこれを流して試合続行。ジェフの選手達の足が止まっていた状態で、中でボールを受けた19川島が、強引にシュート。これがゴール。

ジェフからすれば、ちょっと納得しがたいゴール。

ジェフの反撃は13分。
寿人が茶島にタテパスを通し、茶島が抜け出してキーパーと1対1に。
やや遠目からコースを狙ってシュート。同点に。

これで硬さがややほぐれたのか、

15分、茶島→本田→アランと繋いで、ミドルシュート
18分、本田→寿人に繋いで、寿人がポストになり、ここもアランがミドルシュート
19分、茶島のスルーパスにアランが抜け出し、GKと1対1に。
   ループシュートを狙うものの、決める事が出来ず。
20分、マサキのCKから、乾がヘディングシュート

と、チャンスは作るものの、決めることは出来ず。


25分に給水タイムをはさみ、プレーが再開するも、動きは重たく、ゲームは動かず。

34分、本田のパスから、寿人がヘッド
42分、ようやく追加点、ゲリアのシンプルなクロスに、アランと、茶島が合わせ、アランが流し込んでゴール。2-1と、何とかリードして折り返し。

アランは、決定力は無いものの、強引にシュートまで持ち込めるようになって来たのは好印象。

茶島も、トップで試合に絡んでいるだけあって、このメンバーの中では頭一つ抜け出たプレーぶり。


一方、期待を持ちつつ注目している本田は、左から何度か突破を見せて、寿人、アランのシュートに繋がる「お膳立て」までは出来ていたものの、武器のドリブルが相手に食い止められて抜ききる事がなかなかできず、今日はやや低調。

また、寿人については。
ジェフと言うチームが、彼の特殊な武器を活かす考え方になっていないのが見ていてつらい。寿人は、自分にボールが入ると、シンプルにはたいて、ワンツーでデシフェンスラインの裏に出るようなボールを求めているのだけど。全く、それが出てこない。

はたいて、預ければ、その選手は、どこにボールを出そうか考えて、迷ってしまい、挙句戻してしまうので、ボールが全然やってこない。

アランのゴールに繋がったような、サイドからのシンプルなクロスとか、寿人がシュートをインパクトする為の「点」を切り出すようなプレーを増やさないと、名刀は鞘に納められたまんま、美術館の展示品のようになってしまうだろう。
江尻監督、何とかしてくださいよ。。。


(とにかく暑い。厳しい環境に慣れる練習と言うのもあるにはあるけれど、逆にコンデシションを崩す選手が出てしまわないか、心配でならない。)

さて後半。
ジェフは、旭、安田、大野、大悟がイン。
乾がセンターバックにポジションをチェンジ。

12時のチャイムに、頭がさらにボヤっと。

開始早々、本田が足をつって、U18の原田に交代するアクシデント。
幸い軽症。

後半序盤も様子見の展開だったものの、
56分には、原田(U18)が、左でタイミングよく抜け出してボールを受け、角度の無いところからシュートを放ち、これが防がれたところ、茶島がもう一度シュートを撃つも枠外。

同56分、今度はつくばの攻撃。
左から7冷岡がドリブルで切れ込み、シュート。大野が何とかセーブ。
ボールがこぼれるものの、再度のシュートは撃つ事が出来ず。

58分、旭のクロスをアランがヘディングシュート。
59分、大悟か右サイドからミドルシュート。
61分、マサキのCKを、アランがヘディングシュート。
62分、つくばの28山下がミドルシュート。

ややジェフの攻撃が多い状況で迎えた65分、アラン→茶島→原田(U18)と繋いでミドルシュート!これが決まって、追加点。3-1に。


(ナイスゴール。朝岡監督が見てるぞ、原田くん。)

その直後にも、アランが相手のミスからゴールに流し込んで、4-1に。
試合の勝敗を決定付けるような得点に。

が、その後のゲームのクローズが上手くできないのが今のジェフ。

69分、つくば26今井のパスから、19川島が大野と1対1になるも、ファインセーブ。

70分の給水を挟み、流れは完全につくばペースに。
ジェフの足がトップ同様に止まってしまったともいえますが。
江尻監督からは、ピッチ上の誰よりも大きな声が飛ぶものの、ピッチの中は立て直しが出来ない。もどかしい。

75分、つくばの得点。
左クロスを大野が処理しきれず、弾いたところを28山下が詰めてゴール。

直後76分にも、14小泉がフリーになってループシュート。
大野が何とか腕を伸ばして触って、CKに逃れる。


81分、つくばのロングシュート。
84分、つくば27堀西がシュート。
85分、つくば34土遠が抜け出してシュートも、大野がファインセーブ。
86分、つくば左クロスから、15竹中がシュート
89分、90分にも、つくばがミドルシュート

と、書き出してみるだけでも、時間が経てば経つほど、ジェフの攻撃機会が減る展開。
引いて、守っているのではなく、前に足が出なくなってしまって、ボールを握られてしまっている。

守備で気にかかるのは、相手がボールを持ったときに、周りの選手が寄せるのだけど、その選手に誰が最初にプレッシャーをかけに行って、その次は誰がコースを切って・・・と言うような、決め事があるように見えないこと。

何となく、ボールの近くに人は居るんだけど、相手のボールホルダーが、そこからドリブルだろうが、パスだろうが、仕掛け放題で、仕掛けられてから、対処方法を考えているかのよう。

これじゃ、守備してても、後追いしてるばかりで疲れる。
スタミナの問題も当然あるけれど、「守り方の問題」が大きい。

そして、4-1とリードしている状況だったのだから、そのリードを生かしてカウンターを狙うとか、1試合の中で、どのようにゲームをデザインするか、選手達に共通理解があるべきでは。
この試合も、トップで活躍する経験ある選手が多く出ている。
ピッチの中で、声を掛け合い、修正して、終盤のつくばFCの攻撃の流れを断ち切って欲しかった。

シュート数は、
ジェフは、前半8本、後半9本。
つくばは、前半5本、後半10本。

4-2で勝利をしたものの、チームとして戦えていたのは、どちらかと言えばつくば。
試合内容的には、快勝とはいえないゲームでした。


なかなか好材料には乏しいゲームでしたが、本田が45分以上試合に出れるようになってきたことや、U18の1年生、原田の思い切りの良いプレーは収穫。

また、大野は、失点に繋がるファンブルもあったものの、至近距離の1対1を何度かセーブし、反応の良さを見せた。彼の活躍が無ければ、同点に追いつかれるような展開もあったかも知れない。
今季はなかなか出番が回って来ないが、少しずつ調子は上げているように思う。
周りとの連携を良くして、守備陣をコントロール出来るようになって欲しい。


つくばFCの皆さん、遠いところありがとうございました。
マイクロバスでもなく、各自、自家用車でユナパに集合してのプレー。
関東1部リーグでの健闘を願っております。

※更新の順番が前後しますが、昨日の愛媛戦については、改めて記事を書きます。