ジェフに対する世間の評価

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Jリーグ開幕まで約1ヵ月半、各サッカー誌などでも今季の戦力・補強の評価を行う記事が増えてきた。ジェフはと言うと、さんざ言われてる通りに外国人3人+茶野・村井が抜け、補強については最低評価、戦力も厳しい評価が目立つ。外国人の補給次第と言うのはまぁ、妥当な評価だろう。
その妥当な評価の中身を探ってみたい。

 

確かに現状では心許ない。
ジェレ・茶野の抜けたDFラインは、補強をしなくては34試合の長丁場はとても耐え切れないだろう。FWも大砲が一枚は居ないと、1試合勝つことは出来ても2試合・3試合を競り勝っていく事は難しい。

 

ただ、だからと言ってジェフが致命的なダメージを受けたかと言えばそうでもない。
懸案のリベロも、昨年のリーグ戦で使われたのは、ジェレ・阿部・大輔だけ。ここは外人1枚入れれば昨年と同様の体制が整う。ストッパーも瀬戸はDFとしても使えるので、大輔・水本先発を基本に、結城・瀬戸・竹田らを競らせればある程度のクオリティは保てる。トルコキャンプで軸になる外人を加えたコンビネーションを鍛えて本番に備えたい。

 

FWも昨年終盤は巻+要田で乗り切った。
ここに、怪我から復帰する林と外人が加われば、大量の新加入組と合わせて昨年を上回る戦力が整う。サンドロの穴は、既に要田で埋まっていると考えていい。

 

そして、何よりもジェフの心臓であり肺である中盤は、村井が抜けたとはいえ、クオリティを保っている。両翼には、坂本を筆頭に山岸・水野がおり、滝澤も加わった。仮に山岸を左と考えるなら、左右二枚ずつ実戦レベルの選手が控える事になる。もちろん、楽山・芳賀・藤田と言った面々も可能性を持つ。


中央は、阿部・勇人・羽生の3人を基本に、瀬戸・中島・工藤らがひしめく。
もしこの中盤に一人でも即戦力の選手、たとえば外国人選手が加わったなら。たちまち、昨年のレギュラーが一人溢れる事になる。それくらいの熾烈さはある。

 

確かにビッグネームは今のところ無い。補強としては現状では赤点。
長いリーグ戦を戦い抜くにも、昨年の課題だった選手層の問題は解消されていない。

 

それでも、あと幾つかのピースが加わったのなら、恐ろしく化けそうな予感がある。
00-01年も、外人全部に加えて下川・小倉・広山・山口・酒井・・・8人もの主力がチームを離れた。それでも、その先に今があることを考えれば悲観する必要はまったく無い。

 

全18チーム中、最大の不確定要素。それが1月26日時点のジェフではないだろうか。
後は上を見るだけ、1枚2枚と今は見えない駒が加わったとき、他チームがジェフをどんな目で見るかが楽しみだ。