市原雑感記

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12月7日(日)・スタンプラリーイベント 2003年12月8日(月)1時23分37秒 deletemodify

■12月7日に行われたスタンプラリーイベントにて、岡社長から選手の契約についての説明、及び質疑応答の時間が持たれました。
以下は、その大まかな内容です。筆者の聞き取りに基づいていますので、発言を行った岡社長の意図を十分に汲めていない部分もあると思います。それを理解した上でお読み下さい。

(※加筆・修正するかもしれません)

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98年から00年。J2降格危機を迎え、01年から3年計画で大改革を行って来ました。
ジェフでやりたいと言う選手だけを残し、日本人よりも優れた『助っ人』として、崔龍洙・ミリノビッチ、当時はムイチンと言う3人を獲得しました。3年間で優勝争いを出来るチームを作るため、経営的には清水の舞台から飛び降りるような思いでした。
その結果、ベングロシュ−オシム監督と引き継がれる中で花開き、今季も1STステージは3位、2NDステージは2位と躍進する事が出来ました。
ただ、1STステージは最後の2試合で、2NDステージも最後の5試合で失速と言わないまでも勝ち点を伸ばす事は出来ずに優勝する事は出来ませんでした。
何故優勝できなかったのか、その原因を解決しなくてはならない。オシム監督が再三話しているように、勝者のメンタリティがジェフには無いのだと思います。それを乗り越える事が必要です。

また、ジェフは経営基盤を固め、早くクラブとして親会社の支援から脱却するため、例えば「おとどけ隊」を作って地域に根ざした活動をしたり、営業の人間を増やして活動したりして来ました。千葉市への広域化も果たしました。
しかし、昨今の経済状態を考えると、なかなかスポンサーを増やす事は難しく、経営的には崖っぷちの状態が続いています。

これまでの3年計画が終わりを迎え、新3年計画を立案しました。
勝つことへのメンタリティ、3年後には優勝を目指すではなく「優勝する」為にです。
その為に若い人を中心としたチーム造りを考えています。
この事を踏まえて、オファーした選手(来季の契約の継続を打診した選手)との交渉も控えています。

個々の選手についての質問には答えられませんが、答えられる範囲でお答え致します。

Q:千葉県の有力高校から入団が無く、他チームに流れるのは何故か?
A:高校に入る段階で、クラブに入るか高校に入るのかが、まず分かれる。ジェフに来ようとする選手は、クラブユースに進んで実際に岡本選手、山岸選手のように入団を果たしています。また、ジェフにも来季、千葉市出身の市原君と言う選手が入団しますし。
一般的な話として、有力高校に進む選手は選手権に出場して全国から観てもらう事を求めている選手のようです。

Q:カシマでは秋田選手に対してクラブからしっかりした説明があったとの事ですが、ジェフではクラブからそうした説明の発信が無いのは何故か。
A:連絡・情報発信の方法は考える。

Q:@中西選手の解雇は仕方が無いにしても、ジェフとカシマでは選手に対する思いやりが違うのではないか?/A臨海に屋根が無い/Bバスの本数が少ない
A:@選手の契約はGMに任せている。特定の選手だけを特別扱いはしない。A市で行うこと。B無料バスは、実は来年止める予定でいます。

Q:@ジェフに残りたい選手を残したのではないか。今回戦力外になった選手には、ジェフでやりたいと言う選手が居たのではないか。Aジェフは、かつて若い選手ばかりだった時に成績が悪かった。若手主体で大丈夫なのか?
A:@選手個人は分からない。Aもちろん勝つつもりでいる。若手で、2・3年後に結果を出す。

Q:お金が無いから選手を切るのは納得出来ない。運営費の削減がまず必要では?
A:お金が無いから選手を切ったのではなく、限られた資源をどう割り当てていくかと言う問題。株主への説明も含めて、責任は私にある。

Q:天皇杯の活躍次第での再契約の可能性は?
A:長い検討を経て決定した事。天皇杯次第で覆る事はありません。
他の選手も10日から15日くらいにかけて、最初の交渉を行う。

Q:勝者のメンタリティを上げる具体的な方法は?
A:意識改革。チーム全体の闘争心、ハングリー精神、限界に挑戦する選手が何人現れるかを見定める。

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個人的な感想としては、まず選手の契約更改に対して、イレギュラーであったにせよクラブ側から公に説明の場を持ったのは評価したいところ。イベントのオープニングでその旨が説明され、突然の発表に場内もざわついていた。
上のレポートを読んでも分かると思うが、決して短い時間で流したのではなく、質疑応答も含めて40分以上もの時間を割いていた。

要約すると、今回の契約に関しては以下の5つか。
−−−−−
@選手個々の契約内容に関しては答えられない。
A特別な選手は居ない。どの選手も平等に扱っている。
Bお金の問題ではない。
Cクラブとして若返りを目指し、3年後に優勝するチームにする。
D勝者のメンタリティを身につけさせる。
−−−−−

永輔らに関しては、これらの総合的判断が下されたか。
ファン心理として簡単に納得出来るものでもなく、何が正解と言う事も無い。社長も話していた通り、発表のやり方に考える余地もあるだろうが、クラブとして言いたい事は今日の説明でだいたいは分かった。

このクラブの決定を、個々がどのように消化し、14日の天皇杯に繋げて行くのか。
ボールは、今度はこちらに投げかけられた感じだ。

練習見学雑感記・10月13日(月・祝) 2003年10月13日(月)23時28分31秒 deletemodify

■姉崎の芝の養生期間がようやく終了。久々に姉崎へと車を向かわせたが、途中でものすごい豪雨に。道路の左側を走っていると、四駆と言えどもタイヤが浮いたような感じになる。恐る恐る357〜16号を南下した。

姉崎に着くと、芝は綺麗に生え揃っていた。一面の鮮やかな新緑だ。



ただ、ピッチは田んぼのよう。ピッチから排水溝に「ザーッ」と音を立てて雨水が流れ込んでいる。このままスパイクで練習したらせっかく生え揃った芝がグチャグチャになってしまう。スタッフが出てきて状況を確認すると、ほどなく練習が天然芝から人工芝に代えて行われる事となった。こう言うときに、代替のグラウンドがあるのならば良いのだが・・・ピッチの確認に一瞬だけ顔を出した監督は何を思っただろうか。

さてこの日は、某東海地方の高校のサッカー部一行が見学。いつもより賑やかな中で練習がスタートした。人工芝のコートは、金網やネットが貼ってあって見にくい。見学者はぴったりとネットに張り付くように見学している。久々の姉崎だけに、常連も含めて人は多い。そろそろと網の無い入り口あたりから中を覗うと、見慣れない練習生2人の顔も見える。GKとフィールドプレーヤーだ。

練習はいつも通り、ボール回しからスタートして実践的なゴール前の訓練、ミニゲームと言った具合。練習生の動きもチェックしたかったが、なかなかこれだけだと力も図りがたい。この日はプレーのチェックは諦める。

非公開の最中も練習の激しさは変わらなかったとスタッフ。なるほど、それぞれに気合の入ったプレーだが、相変わらず林のキレが良い。力のこもったシュートをミニゲームでも突き刺していた。別メに大柴とサンドロ。気合が入らない訳が無いか。



監督は相変わらず大きな身振りで指示を出している。
練習前に、高校生たちがおっかなびっくり監督の脇を通っていたが、その時の寡黙さとはえらい違いだ。
その指示を出す先、ミニゲームは攻守の切り替えの速さを意識したもの。
人工芝のフットサルコート3面分と言えどフルコートに比べれば小さい。そのスペースの無さを逆に考えた練習だった。それにしても、普段フットサルをプレーすると果てしなく広く感じるコートも、プロがプレーするとずいぶん小さく感じるものだ。

姉崎の人工芝に新しく設置された照明に照らされて、熱のこもった練習が続いていた。
一週間後にせまった仙台戦。ベルデニックは、ずいぶんウチを研究していると言う話も練習場で耳にした。勝手知ったる市原のほうが、ベルとしても対策を立てやすくはあるだろう。とは言え、それは逆に市原にとっても同じ。ベルの考えは分かる。今頃は、仮想市原の紅白戦を延々とやっている頃だろう。

その頃とは、選手も武器も変わっている。
さて、今週末。仙台との一戦はどうなるか?公私充実、キレもある林が大暴れしそうな期待が今日の姉崎にはあった。

9/21(日)・(仮称)UNITED後援会準備委員会・説明会 2003年9月21日(日)22時52分38秒 deletemodify

■この春から設立の準備を進めていた(仮称)UNITED後援会準備委員会の会合に参加して来ました。配られたプリントに、会合の内容を交えて簡単にレポートしたいと思います。
 ちなみに内容に関しては、まだカッチリと決まったものではなく、商標登録の問題からJEFUNITED市原の名称も使えないため、会の名称も含めてこれから固めていきたい、とのことです。

(仮称)UNITED後援会準備委員会(以下、後援会)は、『ジェフユナイテッド市原に誇りを持ち、クラブを支援していくとともに、ホームゲームでのスタジアムを常に満員にするために運動を進めて行く事を目的とする』とされ、設立にあたっては、サポーター4団体=S.C.ハレルヤ、市原粋犬会、ジェフ市原を応援する会、いちはら市民の会で中心的に活動していた方々が携わっています。

▼プリントの内容から。
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>活動内容
・クラブ運営・活動に有意義な物的な支援を行う
→ビブス/マーカー、練習場のパラソルから、将来的な夢としては車輌であったり、スタジアムの大型映像装置の資金の一部と言ったものまで。トップチーム以外の、アマチュア・ユースといった下部組織も支援していきたい。
・クラブを応援する人たちへの支援
→ex.ユニフォーム型ビッグフラッグの製作

・各種イベントの企画・運営
→激励会、バスツアー、フットサル大会等ジェフユナイテッド市原を支援・応援するイベントを企画・運営する。

>会員/会費
原則的に、個人を対象とした個人会員のみ。
年会費制、1口5千円(何口でも加入可)

>会員特典
・会員証の発行
・各種イベントの先行案内
・各種イベントへの会員割引での参加
(各種イベントへの会員割引での参加人数は、加入口数につき1名とする)

>運営/運営費
後援会運営委員がこれにあたる。
会費を運営費に充てる。
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このほか、10月5日(日)に姉崎練習場近くに事務所を開き、活動拠点とするとのこと。
主に平日の夜7:00に会合を行い、それに参加出来る人を委員として募集しています。
運営委員は、金銭的な報酬があったり、メリットがあるわけではありません。
あくまで、チームに対して『無償』のサポートが出来る人を求めています。

また、会員にも後援会に所属する事でプラスアルファのメリットがある事に期待するのではなく、チームのサポートをするという事を第一に考えて参加して欲しいとのことです。

HPなどを作成しての情報開示も、今後行って行くそうです。

来年春の正式な発足に向け、まず目標会員500人を目途としてPR活動をしていき、10月〜11月のホームゲームで告知をする事になりそうです。
500人と言う人数は、現在のオフィシャルファンクラブ会員の数(=約3千人)や最もコンディションが悪い時の臨海の集客などを鑑みた上での現実的な数字。

活動にあたっては、消滅した旧・後援会と同じ轍を踏まないようにクラブから慎重さを求められているようで、バスツアーや激励会など出来るところからコツコツとやって実績を積む事が求められています。

他チームの例として浦和の後援会は、個人会員だけで8千人以上。法人会員は350社以上。企業の株主総会のような総会の栞があったりします。
札幌の後援会は、チームに対して『金銭的な』支援を年間に数億円もしてるとのこと。

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会合では、質問も活発に飛び交い、旧・後援会に関する話や、後援会の運営に関しての討議も行われました。

また、ハレルヤ代表氏からは、オシム監督に続投して貰うためにもクラブが全ての面でレベルアップしている事を監督に見せる事が必要だと言う説明が重ねてありました。
その為に後援会は成功させなくてはならない。例えば、監督が日頃問題にしている一面しかない練習場の問題でも、後援会が行政に働きかける事で八幡宿の県スタ予定地に整備される予定のグラウンドを使わせてもらうなど出来る事があるはず、と熱の入った言葉もありました。


会に参加して思ったのは、ジェフユナイテッド市原と言うクラブが本当に愛されるビッグクラブへと成長していくには、こうした活動をサポーターが自ら盛り立てて行かなくてはならないと言うことです。
出来る事は違っても、それぞれに協力出来る事があるはず。クラブを地元に根付かせる事が出来るか、サポーターの力が問われていると思います。今後、後援会の活動にぜひ注目して、来季に向けた後援会の会員募集に大勢のサポーターが参加して欲しいと思いました。

練習見学雑感記・8月16日(土) 2003年8月16日(土)16時25分12秒 deletemodify

■今日も姉崎は雨。しかも結構強く降ってる。いい加減にしてくれ。
選手達はもちろん定刻・・・だが、ピッチに姿を現しているのは崔龍洙とレギュラー組の何人か、それに居残り組の選手たちだ。ずいぶん不規則な選手構成だ。残りの選手達は、どうやらミーティングやら何やらをやってるらしく、まだピッチに現れない。

この先にピッチに出ていた選手達は、早々にシュート練習に入る。そして、それが練習終了までずっと続いた。もちろん、やり方は変えている。目立つのは昨日と同じく、崔龍洙。低いシュートを次々に放って感触を確かめている。



まず最初は単純にクロスボールに合わせる練習。次にサイドの選手と壁役の選手を置いて、一回壁に当ててからリターンボールを手数をかけずに中央に上げる練習。さらに、大外を別の選手が回りこんで波状攻撃をかけ、さらに独自のアイデアを求める。
だいぶん練習に熱が入ってきた頃、残りの選手たちがぞろぞろとピッチに出てくる。監督も登場。入口のところで夏休みで来ていた子供に「こんにちは」のような感じでちょっと声をかけて、ピッチに入っていく。声をかけられた子供は、突然の事で驚いたり嬉しがったりしている・・・と思ったら、その後ろで親御さんがはしゃいでいた(笑)
監督は、スパイクを片足けんけんで履いていた阿部のところに行って、同じようなポーズをとってみせたり、リラックスムードだ。けれども、ゆっくりとピッチ中央に歩いて行く頃には、のんびりした空気は消えていた。シュート練習をする組と、ウォームアップからボール回しをする後発組の間あたりに立って、選手たちをじっと観察する。

しばらく黙って見つめていたが、シュート練習組の動きが気に入らなかったのか、プレーを止め、練習の意図を伝える。雨音が激しくて、大きな声を出さないと広がっている選手たちに伝わらない。間瀬さんも、かなり大声で指示を出す。監督も身振り手振りを交えて、プレーの精度を要求する。





延々と続くシュート練習。その奥では、阿部や羽生・勇人ら中盤の選手が細かいゾーンでのボール回しをやっている。これも延々とやっている。
しばらくして、DF陣が呼ばれてシュート練習に参加。実際に相手をつけての練習で、攻撃陣も守備陣もプレーを確認する。昨日と同じく、「シュートのブロック」がDFの狙いのよう。さて、明日はこの練習が活きて神戸DF陣を混乱させられるか。
今日も1時間半、みっちりと練習を行なって終了。神戸遠征組は、まぁ「いつも通り」と言う事で。コンディションを見ながら、走れる順番に17人くらい連れて行っています。布陣はともかく、メンバー的な驚きはないんじゃないでしょうか。

盆休みも今日で終わり。こうやって、姉崎通い出来る日々も終わってしまうわけで。今日から2NDも開幕、まずは他のチームの仕上がり具合でも夜は確認しますか。
・・・明日は、大丈夫。市原のサッカーが出来るだろうから、1STとは逆の結果が出るでしょう。

練習見学雑感記・8月15日(金) 2003年8月16日(土)0時53分23秒 deletemodify

■夏らしくない日々が続いている。
昨日も姉崎は朝から大雨だったが、今日も夕方になっても一向に天気が良くならない。降りしきる雨の中で、それでも練習は定刻どおり18時からだ。毎日の激しい練習に芝はいたるところでめくれ、田んぼのように水が光っている。そんな天気だったが、観客は10人ほど居る。ある意味たいしたものだ。



入口から向かって奥の方で、選手たちが体を温めるように動かしている。
しばらくして監督が登場。大雨の中でも当然と言った感じでいつものように鋭い視線をピッチに向けている。
ウォームアップが終わると、ボール回しの練習。フリーマンを一人置いて、ワンタッチでボールを回して行く。ただし、ボールが水で止まってしまうので強く蹴っているせいで、流れてしまったり止まったり、やり辛そうな感じだ。
どうやら今日はトップの攻撃陣+サテの守備陣+浩平、サテの攻撃陣+トップの守備陣+勇人・・・と言った感じだ。ちなみに崔龍洙と大柴がサテ組の攻撃陣に入っているので、どっちがサテだか分かったもんじゃない。その周りでは、別メ組の3人が黙々とランニングに精を出している。

この日は奥のゴールを使って、攻守のポジション取りに重点が割かれた練習を繰り返した。
フリーマンからボールを出し、ゴール前の攻防を再現する。1組が練習を繰り返している間、残りの組はその周囲をランニング。雨が強くて、誰が誰だか区別がつかない。
この練習が終わると、今度は1対1でのシュート練習。サイドからフリーマンがボールを出して、攻撃側の選手に合わせ、それから一歩遅れてスタートした守備側の選手が「シュートのブロック」をする練習。
この頃になってくると、もうゴール前は泥水の水溜り。ボールは動かない、選手がスライディングをするたびに2〜3mの水しぶきが上がるわ、GKは風雲たけし城のアトラクションをやってるみたいだわ・・・。それでも、練習は熱をおびて続いて行く。時々、コーチや監督がプレーの間に入って見本を見せて、それが出来るようになるまで。

こう言うときの崔龍洙や大柴は、シュートごとにコースを狙ったり、ループにしたり、よく考えているなと観戦仲間氏がしきりに感心していた。実際、「まず撃つこと」を考えている選手よりも、パターンを考えている選手達は一回の練習で学んでいる量が違う感じがする。
じっくり1時間以上練習をこなして、さらに最後にランニング。神戸組とその候補が先にクラブハウスに消える。

残った面子、崔龍洙と居残り組らしい選手達はさらに30分ほどシュート練習に励む。ニ人一組でリフティングでボールを回して、強烈なボレーシュートやハーフボレーを叩き込んで行く。崔龍洙のシュートはとにかく重い。外れたボールが、練習場の周囲を囲むネットに当たって、ざあっと溜まった雨粒を芝に落とす。



だいぶ、金東秀もシュートが上手くなっている。コースを狙ったシュートが冴えていた。高校2年だが、崔龍洙のそれを吸収してレベルは上がっているようだ。
GK陣も負けてはいない。泥だらけになりながら、指一本で弾き出し「よく触った!」とコーチから褒め言葉が思わず漏れる。弾いて、ゴールしてしまえば水溜りのピッチを叩いて悔しがる。

結局、練習が終わったのは19時半くらい。
クラブハウスの横で、ホースの水をじゃばじゃばとかけ合って泥や芝を落とす選手たち。「こんな日にもよく来ますね」と言われたが、まぁそりゃお前らが練習やるからだろうと思いつつ。
こんだけ練習やってるチームは他には無いだろうと。
きっと、2NDも良い結果が出るはずだ。とにかく風邪には気をつけて。。。

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zakkan v.1.01