■台風一過の姉崎。1STが随分前に感じる。
炎天下の中、息つく暇も無く来週から始まる2NDステージに向けて、チームはいつものように厳しい練習に励んでいた。この日は、午後から秋津でサテライトのゲームがあるため、そこに出場する選手たちは20分ほどで早々に練習を終了する。
残った選手達は、オールスターに出場した3人を除く現時点での「絶対的なレギュラー」とゴールキーパー陣、そして調整中の選手たちだ。ちなみに、別メ組はメグさん、タクト、楽山、巻、羽生と言う面々。メグさんはまだ時間がかかりそうだが、その他の選手達は怪我というよりも「調整」と言った雰囲気。かなり厳しい走り込みも行なっていて、すぐにも通常メニューに復帰しそうな感じだ。
グラウンドには、ジェレ・茶野・斎藤・村井・坂本・サンドロ。
その後ろでは、トンスがGK陣の練習に付き合わされている。
まずはボール回し。わりと広くエリアを取って、2人が鬼になって4人がボールを回す。このときボールは2つ。判断力を養う練習だ。
次にボールを一つにして、さらにエリアを狭くして、もっと狭くして外野にボール出しをするコーチを付けて・・・と、どんどん状況を厳しくして反復練習。その間、監督は(ここしかないから)付きっきり。「サカ!サカ!」「チャーボ!チャーボ!」と声が飛ぶ。やってる選手はてんてこ舞い。水を被りながら「カーっ!!」とか声にならない声を挙げてボールを追っている。
この練習が一息つくと、ポイントを2列に並べてダッシュ練習。でも、ただのダッシュじゃない。1対1で、相手を見ながらポイント毎に緩急をつけて、そしてフェイントをかけて、相手を振り切るようにダッシュを続ける。
試合の中での1対1駆け引きが目に浮かぶようだ。。。にしても辛い練習。ここまでで、約1時間。
ここからGKを付け、攻守を分けてハーフコートの練習。
攻撃はサンドロ・坂本・村井にプラスして、トンスにエジさん。
守備はジェレ・茶野・斎藤。
「両翼」を使う事に主眼が置かれている。クロスの上げ方、クロスへの対応。最初は、単純にサイドから上げるだけだが、しばらくすると、中央から一旦ボールをセンターサークルに戻し、それとは別のボールがサイドから出て反転して一気に攻撃にかかる。高い位置からのプレスでボールを奪って、カウンターに入る、その一連の動作だ。ひたすらにこの動作を繰り返す。トンスが、なかなか良いボレーを決めたりしているが、だいぶ選手達の息が上がっている。ジェレがかなり苦しそうで、水を絶えず飲んでいる。
そんな中でも、相変わらず監督は長袖長ズボンのジャージ姿だ。
11時半過ぎ、ようやく今日の練習が終わったとこで、監督に「その服、暑くないですか?」って聞いてみたが?しれっと「そんな事無い、涼しいよ?」とかわされてしまった。いや、確かにそんなに汗だくな感じはしないんだが・・・暑いでしょ?ホントは(汗
監督や、他の選手たちがクラブハウスに戻っても、調整組は淡々とランニングを続ける。
いつもは練習中に笑いの絶えない羽生も、口を真一文字にしてぐっと力をこめて走り続ける。巻も、最後まで島村さんと小さなボールを使ってシュート練習に励んでいた。
残り一週間。それぞれの緊張感が姉崎には漂っていた。
P.S.14時からのミッシェルさんのトークショー@サンプラザに行って来た。
観客は50〜60人くらい。司会は日々野真里さん。16時からのサテライトに間に合わなくなるので、30分ほどしか見聞き出来なかったが・・・(被せないでくれよ、ホントに日程は・・・。)昔の映像がたくさん流れて、ずいぶん懐かしさがあった。昔の臨海はあんなに人が入ったんだよな・・・とか。移籍がまだまだ心象が良くなかった時代、佐々木雅尚さんと一緒に市原に戻ってきた裏話や、その他なかなかwebには書けないような話まで。
最後まで聞いて居たかったが、心の中で謝って秋津へ・・・。