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9/23・J2ND−6・大分トリニータ戦 2004年9月24日(金)20時56分9秒 deletemodify

まずは、C大阪戦と同じ轍を踏まずに良かった。内容はどうあれ、2−0の勝利で乗り切れた事で、上位陣が総崩れとなった第6節にあってその差を詰める事が出来たのだから。

しかしながら、再三の決定機逸に代表されるように、市原のサッカーはこの日も湿ったままだった。久々に組んだベストメンバーの試合だったにも関わらず、停滞感が漂ったのは、荒れたグラウンドを気にしてロングボールを起用したからだけでは無いだろう。
前半から、大分の守備は徹底していた。とにかく前のマグノ=アウベス・高松・吉田らにボールをあずけ、徹底してカウンターを仕掛けてくる。7〜8人で固めたゴール前の密集に、市原は打開を図る事が出来ない。村井の突破に、活路を見出すがさすがに村井が仕掛けてくることくらいは相手も研究している。必ず複数のマーカーが村井に相対して、決定的なクロスを上げさせまいと守っていた。それでも何度か決定機は作った。しかし、最後は大分の守護神・岡中がしっかりとゴール前に構えて一線を割らせることだけはしない。

こう言うとき、強いチームならばセットプレーから点を奪って見せて守備を固めても無意味なことを相手に見せ付けて、そして戦意を奪うものだ。だけれども、阿部・村井・工藤が蹴るキックには何と言うか可能性が乏しい。例えば、マリノスの中澤のようなストロングヘッダーがいないと言うのも理由だろうが、得点の匂いを感じないのだ。

攻め込んでいても、点が取れない。その気持ちが、少しずつチームのバランスを蝕んでいく。C大阪戦に引き続いて安易なミスが増えていく。特に、DFラインからの最初の一歩目のパスの精度がぶれている。
大分は、マイボールになると例え潰れても必ずポストになって繋ごうとする。監督が、体格の小ささを三度もコメントで指摘していたが、その玉際での踏ん張りが大分に負けていた事も苦戦になってしまった要因だとは思う。

正直、このままの展開が続いていたなら。焦って攻撃に出た裏を突かれて、大分の鬼札・木島に一撃を食らって敗戦をしていかやもしれない。ところが、その停滞した展開が一瞬で砕けた。大分DFサンドロの退場だ。
抜け出ようとしたマルキを後ろから羽交い絞めにして押し倒し、一発レッド。これで均衡が完全に崩れた。直後の阿部のFKは決まらなかったものの、羽生・林を投入して前線の運動量を増やして攻撃を一気に活性化させた市原は、林の機転の利いたスローからマルキが豪快に叩き込んで先制。
さらに、前がかりになった大分にカウンターを仕掛け、マルキ→サンドロと繋いで二点目。勝負を完全につけて見せた。
本当ならこの他にも、林のドリブルシュート、CKから珍しい阿部のヘディングシュート、勇人の反転シュート、阿部のパスに巻が飛び込んだプレー・・・など、完全とも思える決定機だけでも4つはあったので、C大阪戦の負債は完済出来たはずなのだが・・・。相手サポに感謝されるほどの決定力の無さで、大勝をフイにしてしまった。

試合を通じて、上位らしい強さはまだ何も無い。
厳しい言い方をすれば、今日の試合内容ではこれから強豪と当たる戦いを勝ち抜くのは難しい。だけれども、勝利と言う結果を今は得ることで、次の試合・また次の試合に新しいモチベーションを得て戦うことが出来る。何かが懸かった真剣勝負ほど、チームをたくましくさせるものは無い。

柏戦も一筋縄にはいかない泥試合になるだろう。
その中で勝って、新しいその先を見たいもの。市原のサッカーをして、浦和への挑戦権を得る。

9/19・J2ND−5・セレッソ大阪戦 2004年9月21日(火)20時38分25秒 deletemodify

試合前に「こう言う風にならないといいな」と思ったことが全て裏目に出たのが、セレッソ戦。優勝争いする中での下位への取りこぼし、セットプレーからの失点、大久保のハット、完封負け・・・どうしてジェフはっっっ!!毎度毎度・・・。

何が悔しいって、さんざ練習を重ねて錬度を高めたジェフが、大森やら古橋やらの付け焼刃の新戦力と、2NDからの新監督のセレッソに負けたって事実が悔しいさ。
セレッソが必死なのも分かるし、大久保が良い選手だってのも良く分かる。でも、ここで負けたら、イヤになるくらいやってる練習の意味が薄れてしまう。何かやって来たことが無駄なんじゃねぇかと、少しでも思ってしまう事が悔しい。

全部が勝てるなんて思っちゃいないけども。でも、浦和と当たるまでは勝たなくちゃいけなかったでしょ。大分・柏の2試合は、今日と同じくらいにここまでの成果と結果が求められますよ。今の力関係を見せ付けなくちゃ。



で。試合のほうはと言うと、大久保の独壇場はたいしたもの。
茶野&大輔で止められないし、セットプレーではドフリー。これまでは適当にイライラさせて退場して貰えば良いかと思うくらいだったけれども、乗せたら怖い選手だと言うことをまざまざと見せ付けられてしまった。あの思い切りはジェフにも欲しい。

敗戦の原因は、チャンスは作りながら決め切れなかった事に代表されるプレーの精度と、「右サイド」にあったと思う。
セレッソの守備陣が、そんなに堅かったとは思わない。ただ、完全に崩しておきながら、肝心のシュートが枠に行かない。そうこうしているうちにリードを奪われ、次第に焦ってペースを失ってしまった。このあたりは「たら・れば」の話しか出てこない。
焦りと同時に、イージーなミスパスが多くなった。キックが簡単にサイドラインを割り、相手の足元目掛けてパスが飛んでいく。何故そうなってしまったのか?それはもう一つの原因の「右サイド」にあったと思う。

その、もう一つの敗因「右サイド」は深刻だった。
坂本が不在の場合、これまでは山岸が入る形で補ってきたが、この日は羽生。試合前は心配して居なかったが、結果論で大きな穴になってしまった。特に守備面では、追い込むものの、相手を止めるプレーが出来なかった。「攻」の村井、「守」の坂本、のバランスが崩れてしまい、小さなズレがチーム全体に波及して連動性が無くなってしまった。攻勢を図った後半開始後も、林との呼吸が合わずにミスが重なり途中交代。
羽生云々と言うより、普段の坂本の守備面の役割を負えない選手に任さざるを得なかった台所事情が、キズを深くした理由だとも思う。

改めて思う、坂本の重要性と言うか。
あの位置でのバランス感覚は、替えが効かないんだと思い知らされた試合だった。



試合後、スタンドからは結構ブーイングだったけど。
そういう試合でも、選手が近くに来てくれたらなぁと広い長居で思った。警備上の問題から、こうなってしまうのは仕方ないのだけれど。ローマサポじゃないんだから、本当に悔しがっていれば、俺らも一緒に悔しがって次、頑張ろうって言うよ。
そのへん、サポが出来ない「盛り上げ」とか「切り替え」を選手に望んでしまうのは、間違っているんだろうか?

9/20(日)・練習試合・流通経済大学戦 2004年9月20日(月)23時18分25秒 deletemodify

市原6(2−0、4−2)2流通経済大学

【得点者】
21分:金東秀(水野)
31分:巻(PK)
51分:芳賀(不明)
62分:金東秀(結城)
64分:水野(結城)
85分:楽山(金東秀)

【サテライト・スタメン】
GK立石、DF市原・ジェレ・鷲田、
左MF楽山、ボランチ坂本・結城、右MF水野、
OH椎原、FW巻・金東秀

【交代】
46分:芳賀(←椎原)
46分:野本(←鷲田)
57分:岡本(←立石)

※芳賀はアマ。

【前半】
市原:SH07/CK03/FK04/GK02/PK01/OFF01
流経:SH02/CK01/FK05/GK03/PK00/OFF02

【後半】
市原:SH09/CK02/FK03/GK02/PK00/OFF01
流経:SH03/CK00/FK03/GK01/PK01/OFF00


市原がDFで起用された以外は、なかなか適材適所な感じがしたスタメンの顔ぶれ。ジェレが復帰し、出場停止の坂本もボランチで全体を見渡す。
トップ下に椎原。ウイングでの起用が多かったが、鹿児島実業時代の本職のポジション(?)でドコまで出来るか。

さて、そんな事を考えながらキックオフ。
試合は、サテライトらしいスローペースな立ち上がり(それじゃダメなんだが)。15分過ぎまでほとんどシュートすらない。ゴチャゴチャと、潰しあいに応じてしまっている感じだ。グラウンドには、坂本の声ばかりが響く。

選手個々に見ていく。
まず椎原。サイドに居る時よりもプレーにメリハリがあり、前を向いてプレーしようとしていた。だが、相手の早い潰しに囲まれ、なかなか前に運べない。連携と、フィジカルを含めた個人技、双方の問題であるように見えた。
後で書くが、後半に出てきた芳賀との対比になってしまったのも痛い。

活き活きとしていたのは水野、本来は「右」が得意と入団当初から行っていたが、この日は希望どおりのポジションで、いいクロスを上げたり中に切れ込んで大久保ばりの反転シュートを決めるなど、攻撃面で目立っていた。スピードに乗ったままクロスを上げられる技術と、急ブレーキをかけて反転できるエンドラインでの切り返しが効いていた。

また、結城がボランチで奮闘。
ストッパーのように潰して、展開する。後半は前掛かりになったチームに便乗して、2点に絡むなど攻守に渡っていい動きをしていた。
この他、金東秀が2得点1アシストと好調。水野のクロスに綺麗に合わせた得点は、走りながら上手く合わせたファインゴールだった。トップに上がる事も決まって好調。今日に関しては巻より良かった。巻は遠征もあって、やや疲れていたか。

で、注目のアマの芳賀だが。
昨日出場しているらしく、疲れはあったはずだが・・・後半アタマから出場して、いきなりエンジン全開。後半15分までに抜け出して3本のシュートを放ち、1得点。その間、巻への惜しいパスも通すなど、停滞していた攻撃を一気に活性化させていた。
20分経った後は、チーム全体がリードも広げてテンポが落ちてしまったり、彼自身も運動量が落ちたり、サイドとのポジションチェンジをしたりと役割が変わっていたので、最初ほどは目立たなくなっていたが、スタートダッシュが素晴らしかった。

隣で観戦していた方が曰く「覚悟が違う」と。
なるほど、他のサテの選手と違って、この試合の意味と言うかアピールしなくちゃ先が無いんだと言う気持ちが観る側にも伝わって来るプレーだった。俺には時間が無いんだ!と言う空気があった。正直、技術的なものが上手いとは言えなかったけど、気持ちは一番だったと思う。

見習わなきゃいけない選手がサテの中にもいるはず。
内に秘めてる前に、分かるように伝えなきゃ、アピールできないんだよと。芳賀のプレーが言っているようだった。

試合自体は流通経済大学のどうやらサブらしいチームにテンポを握られるシーンも。
坂本と、岡本、野本、と数人しか声を出さないのは相変わらずと言うか。チームなんだよ、サテライトも。もっと体育会っぽくやれないのかな・・・単純な理由で連携の悪いプロなんて、いい加減ヤメにして欲しいもんだ。

9/12(日)・練習試合・ジェフアマチュア戦 2004年9月14日(火)0時16分51秒 deletemodify

サテライト2(2−1、0−1)2アマチュア

【得点者】
15分:アマ・樋口
35分:サテ・結城(水野)
38分:サテ・林
50分:アマ・斉藤(PK)

【サテライト・スタメン】
GK櫛野、DF椎原・鷲田・結城・金位漫、
左MF楽山、ボランチ羽生・水野、右MF芳賀、
FW巻・林

※4バック。
※芳賀はアマ。

【アマチュア・スタメン】(※頂きモノです Special Thanks)
GK上野、DF上里・野本・阿達・林裕太
ボランチ吉住、左MF柳、右MF河野、OH緒方、
FW樋口・斉藤

※野本はアマ側で出場。
※林裕太はユースの3年生。アマに登録済。


【交代】(※サテのみ)
08分:金東秀(←巻)
14分:望月(←楽山)

【前半】
サテ:SH14/CK03/FK02/GK03/PK00/OFF00
アマ:SH04/CK02/FK01/GK06/PK00/OFF02

【後半】
サテ:SH06/CK01/FK04/GK02/PK00/OFF01
アマ:SH04/CK03/FK05/GK03/PK02/OFF01



ジェフアマの連携の良さが目立った試合。チームとしての統一感があるのは、明らかにアマ。トップチームの選手が多数出場したサテは、そうした部分が希薄で、シュートは撃つものの単発の動きが多かった。練習試合は、アピールの場ではあっても互いの足を引っ張り合う場じゃない。もっと連携が図れないと、いつまで経っても進歩が起らない。

9/11・J2ND−4・東京ヴェルディ1969戦 2004年9月13日(月)20時5分50秒 deletemodify

長く苦しい試合だった。退場を食らってからの30数分、4分のはずが6分半もあったロスタイム。違ったのは勝ち点3をもぎ取ったこと。苦戦を経て、また一歩チームは強くなった。

戦前、「因縁の対決」と気持ちも高まっていた広山との対決は、結局彼のベンチ外と言う事で肩透かしとなった。逆に市原も守護神の櫛野とジェレを欠く非常事態。前日までは全く欠場の情報が無かっただけに、不安は大きかった。立石が数年ぶりにゴールマウスに立ち、阿部がリベロ、中島がボランチに入る。オフェンシブには前節に引き続き工藤。

キックオフからしばらくは、中盤でのせめぎあいが続いた。予想以上にヴェルディの出足が鋭く、なかなかペースが握れない。ディフェンスラインも、怪我のせいか阿部の動きがおかしく、メリハリのついた守備が出来ない。2・3本、一歩間違えば失点に繋がるミスパスが相手にわたる。その度にギリギリで何とか守った。
ヴェルディの攻撃で厄介なのは桜井。ドリブルで何度か危ない場面を作られる。ただ、他の選手のフォローがあまり無いので、一回クリアできれば波状攻撃はほとんど無いので、跳ね返しながらチャンスを伺う市原。願っても無い先制点は、ヴェルディの攻撃を凌いだ後、村井のシュート性のクロスが無回転でサンドロのアタマへピタリ。GK高木を一歩も動かすことなく決まった素晴らしいクロス&シュートだった。

その後、反撃に晒されるものの、ここはコントロールしていなす。
思い通りでは無いものの、1点をリードして前半を折り返す。

後半に入ると、序盤から市原が猛攻を仕掛けた。
勝負の2点目を奪わんと、前線のマルキ&サンドロにボールを合せる。サンドロが二度、GKと1対1の場面を迎えるものの、いずれも正面を突く。こぼれ球に合せたマルキも、GKに当ててしまう。攻めながらもトドメをさせない、いやな展開。
ここでチームを救ったのが坂本。右からドリブルで切れ込んで日本代表の三浦淳をかわすと、DF2人の間を最後は股を抜いて決めて見せた。らしくない、それでいて、坂本にこうあって欲しいと願っていたシュートに臨海が揺れる。どうだ、これが市原の「右」だと!

ただ、落とし穴はすぐその後にあった。
2分後、「Another World」の犠牲になって、坂本が一発レッドで退場。ビデオで見たが、桜井のきれいなダイブ。ただ、あそこまで攻め込まれて後ろから二人で行けば、PKは止むを得ないか。連続出場記録を断ち切ってくれた穴沢主審には、多くは期待できないし。

このPKを決められて、1点差。ここからはひたすらに耐える展開になった。
人数をかけて攻めるヴェルディに一気に押し込まれる。森本を投入して勢いを加速させるヴェルディ。苦しい30分が始まった。
交代はなかなか切られない。坂本が退場になってすぐに、結城が準備されるが監督は再び彼をベンチに引っ込める。最初の一枚は、坂本の退場があってから10分以上後のマルキから羽生への交代だった。得点力のマルキより、運動量とフィジカルのサンドロを残した交代。羽生は中盤のチェイシングを活性化させ、流れを取り戻そうとするがヴェルディの攻勢は止まらない。
・・・むしろ、ラインを上げずにヴェルディに攻めさせて受け止めている。展開がこの辺から鹿島戦のようになりはじめた。36分、巻をサンドロに代えて投入。巻は今日も力任せなチェイシングでプレッシャーをかけ、体を張ってボールをキープする。戦術的な逃げ切りの為の交代だ。さらに40分に林を投入して、ヴェルディに背後への無言のプレッシャーをかける。

そして、ロスタイム。4分・・・長い・・・。
スタジアムが一体の応援で逃げ切りを後押しする中、2分が回った頃、ポッカリと空いた穴に決定的なシュートを桜井がヘッドで放つ。それを、立石が片手一本で阻止して見せた。スタンド全体が大きな歓声と安堵に包まれる。ベテラン健在。この場面でこれが出来るのが立石の10年以上に及ぶ地味な毎日の練習の成果だ。

さらに4分が過ぎ5分になろうかと言う頃に、巻がカウンターからシュートチャンスを迎える。決めれば、勝利が決まる。だが−−−巻は、1STステージのガンバ戦、同じような場面でキープをせずにシュートに行き、カウンターからゴールを決められて同点にされ、勝利を逃しているシーンがある。あの場面が、過ぎったのだろう。自分を抑え、シュートを撃たずに、コーナーに背を向けてキープする。二人に囲まれてもボールを離さない。そこに、1STの巻のプレーを責めた林が、加勢に入ってキープする。
二人から、絶対にこの掴みかけた勝利を離さない、強い意志が伝わって来た。

そして時計は6分半を回った。いい加減にしてくれと言う、ロスタイムが過ぎ、ようやく市原は勝利を手にした。守りきった勝利に、安堵と喜びがスタンドを包む。間違いなく、勝ったのだと。


これまでなら、負けていたかもしれない展開。その中で守りきった勝ち点3は本当に貴重だ。3勝1引分けで、首位浦和・2位G大阪を追撃する体制を守った。不恰好でも、勝ちきった事でまた一つ大きな自信を手にする事が出来た。
ゲーム内容的には課題も多いが、時間帯によってメリハリがついていた事を評価したい。後半開始から攻め、坂本のゴールに繋げられた一連の攻勢は「狙って」行ったものだったろうし、残り20分の守備も同様だった。今後、どれだけジェフが自分達のペースで試合を支配できるか、試合中での戦い方の変化にも注目して行きたい。

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【選手評価】
GK立石:終了間際のビッグセーブで勝利を掴む。時間が経つ毎に安定感を増した。
DF茶野:桜井にはてこずったが、体をよく寄せて失点を最小限にとどめた。
DF阿部:怪我もあったが序盤はパスが不安定。失点に繋がりかねないシーンも。後半は、ヴェルディの攻勢を体を張って耐えた。
DF大輔:平本・森本をよく押さえていた。
MF勇人:中島とバランスをとって、攻め上がりの場面は少なかった。そのぶん、チェイシングで貢献。
MF中島:ボールの散らしどころとなって、攻撃面で貢献していた。ミドルパスの精度も上がって来たように見えるし、体も以前より張っている。
MF村井:米山の応対に普段よりもてこずったが、サンドロの得点をアシスト。
MF坂本:ファンが監督が求めていた積極性溢れるシュートで決勝点。ここ3試合全てで得点に絡んでいる。それだけに、穴沢主審の犠牲になったのが残念。
MF工藤:「タメ」のプレーで起点になれている。もう少し体を張れたなら、スルーも自在に出せるんだろうが。試合を重ね、自信を増している。
FWマルキ:連続得点は止まったが、相変わらずの鋭いシュートで相手を脅かした。古巣が相手だけに決めたかっただろうし、後半のチャンスは決めて欲しかった。
FWサンドロ:村井のクロスをアタマで決めて先制点。その後、立て続けに決定機を失敗し、穴沢相手にファウルを貰いに行ったプレーは残念。

MF羽生:マルキに交代。運動量を増やして、チェイスに貢献。
FW巻:サンドロに交代。投入された意味をよく理解している。自分を抑えてのキープ、体を張った競り合いなど、戦術的な意味で評価を大いにしたい。
FW林:巻同様、短い時間の中で投入された意味をよく理解していた。

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