GAME REPORT

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8/29・J2ND−3・鹿島アントラーズ戦 2004年9月1日(水)20時2分3秒 deletemodify

1−0の完封勝利。辛酸を舐め続けた歴史の中で、1ST・2ND共に鹿島を下したのは、おそらく開幕以来初めて。この日、三連勝を飾った浦和・G大阪と共に、かつて弱小と呼ばれた名門クラブが復活の咆哮をあげようとしている。

台風16号の影響を受け、試合開始時から豪雨が叩きつけるカシマ。しかし、ワールドカップ仕様の芝は雨の影響をほとんど見せない。
市原は、怪我上がりの羽生をベンチに残す以外、ベストメンバーで鹿島に挑んだ。言い訳の出来ないメンバーだ。対する鹿島も、バロン・鈴木の元市原2トップと代表級を揃えた中盤で迎え撃つ。

キックオフと同時に、市原が攻勢を仕掛け鹿島が受ける形で試合が始まる。わりとボールが繋がり、特にサイドで何人もの選手が絡んでチャンスを覗う。サンドロ・坂本のキレが良く、いい形で中への折り返しが出来る。上々の滑り出し。そして、その流れのままに工藤・坂本と繋いだクロスが、中で構えていたマルキにどんぴしゃで決まる。先制弾!目の前でバック宙を決めるマルキにスタンドは雨も忘れて大変な盛り上がりになる。
しかし、市原にあって先制=有利な展開とは限らない。点を獲ったスグその後に、一体何度失点してきたのだろうか。スタンドからも「集中!」と声があがる。

実際、ここからの時間帯は鹿島の攻勢がずっと続いた。中盤の構成力はさすがで、一度ボールを奪われるとなかなか奪い返す事が出来ない。こうなるとジリ貧になるところだが、バロンにジェレ、鈴木に大輔がついてイージーなシュートを撃たせない。
徐々に鹿島は可能性の低い遠目からのシュートが多くなり(新井場のシュートは危なかった)、逆にカウンターから市原がビッグチャンスを迎えるようになる。

後半になっても展開は変わらず、攻める鹿島を市原が受け止める形が続く。
涼しい気候も幸いしたのか、なかなか運動量も落ちてこない。工藤のミスが15分頃から目立った事で、20分過ぎから羽生が準備されるが、結局30分過ぎまで交代はナシ。攻められつつも試合の主導権を握る市原が、プラン通りにコマを繰り出していく。工藤→羽生で運動量の補充が行われ、勢いを取り戻したチェイシングが鹿島の攻撃を遅らせる。さらに、マルキ→巻の交代で完全に逃げ切り体制に。第一節同様、巻はその体を活かして前線で体を張ってボールをキープして時間を稼ぎ、さらにボールをひたすらに追いかけてプレッシャーを与える。
気がつけば45分が過ぎ、大脱走が歌われる中で危なげなく勝利を手にした。跪き両手でガッツポーズする櫛野。よほど完封勝利が嬉しかったのだろう、他の選手も笑顔で自信に満ちた顔をしていた。

この試合の大きな意味は、常に主導権を市原が握っていた事にある。
点差と言う意味ではなく、90分間の中で慌てず騒がず揺さぶられず、勝ち点を得る為に必要な事が当たり前に出来た、「コントロールされた」試合だった。そうやって鹿島のような相手を倒した事を今まで見たことが無かった。
例えば、1STの横浜戦は圧倒したベストゲームではあるものの、「コントロールした」と言うよりも「力技で押し切った」ような試合だった。1STで優勝した横浜の試合や、全盛期の磐田・鹿島の試合を見ると、派手さは無いがきっちりと勝つ「コントロールの効いた」試合が多い。それが、競合相手に市原でも出来た事が大きな収穫だ。
この日得た自信は、「勝ちきる」為に必ず活きてくる。

これで、浦和・G大阪が勝ち点9、市原が7。
返す返すも前節の引き分けが惜しいが、上位につける事が出来た。1ST低迷したチームとの対戦は前半戦に集中する市原。それだけにこれ以上の取りこぼしは出来ない。まずは次節の東京V戦、新しい因縁を粉砕し、上位定着だ。

8/21(土)・J2ND−2・アルビレックス新潟戦 2004年8月24日(火)23時14分17秒 deletemodify

3対3・・・前にブラジル人を3人揃えたからウチのDFを破れるもんじゃないぞと意気込んだものの、前がかりになったウラを突かれて3失点。あれだけ前半を良いリズムで攻めながら勝ちきれなかった内容に、去年の西京極の京都戦が被ってくる。まぁ、あん時は優勝の芽を潰されて、今回とは比較にならない凹み方だったけれども。。。


試合内容からすると、守備から攻撃への転換は今季の中でも良い方。3点取ったから、と言う訳ではなくて特に前半開始から30分くらいまでは、市原側のプレスが上手く機能して、圧倒的に新潟を押し込む展開。ボールを奪う位置が常に高く、そしてタイミングは早く、ロクにチャンスらしいチャンスなぞ与えない。新潟陣内でボールを奪っては、そのままFWだけでなく、WBがオフェンシブの工藤が追い越し合うプレーを繰り返しながら突っ込んで行く「らしい」サッカーが展開される。
先制点も勢いのままに奪い、さらに普段なら穴を感じさせる中島もしっかりとボールを追い、左右に早い判断でボールを散らし、ほとんどボールを下げない。これまでとは一味違うキレのあるプレー振りに、おもわず「いいぞ浩司!」と拍手をしてしまうくらいだ。

何度もこんな事書いてるような気がするが。。。
ここでもう1点獲れてれば、ほとんど一方的な虐殺劇になっていたと思う。それくらい、新潟は攻め手が無かった。ところが、ウチ側のシュートミスにも助けられて何とか1失点で食い止めていたところで、ポコポコと市原陣内に跳ね返してくるボールが身構えていたブラジル人三人衆に渡ってしまう。で、これが点になる。
前がかりになって、攻撃に意識が行くのは良いのだけれども、すっかり後手のカウンター。これがこの日三回。で、全部点になる。

挙句、3点目が入った時には、もう新潟はホーム「初」勝利を目指してガチガチの守備。中島に代えて林を出せば、新潟は三田を当てて守りに入る。ここで、流れは変わるかと思った。守りに入った新潟に、攻める市原。残り30分、ウチの攻撃を耐え切れるものかよと。・・・とは言え、相変わらず前線にはブラジル人が3人。中盤は省略してる新潟の攻めの枚数はほとんど変わっていない。脅威は変わらない。分かっていての3失点が重く圧し掛かる。
この後、マルキの気迫が生んだこの日二点目に何とか助けられたものの、術中にハマったと言う意味では負け試合。1STも苦労したが、新潟は確実にベースアップを果たしていた。「3点獲られたら勝てない」と言う、マーキングに苦労した大輔の言葉のまま。1STでは勝っているだけに、敗戦に等しい重い引き分けだった。
これから戦うどのチームも簡単には勝たせてくれないことを、骨身に染みて分からせてくれる引き分けであった。


満足出来る結果じゃないが、阿部・羽生不在の二試合を勝ち点4で乗り切れたとも言える。この試合の翌日、二人は揃ってTGに出場。U−19の水本も、SBS杯から戻って来る。選手層の薄い市原にとっては、大きなプラスだ。
次節は、実力者・鹿島との戦い。ベストメンバーの市原が本来の力を発揮できれば、決して臆する相手じゃない。9戦10発のマルキの勢いにも乗って、監督を男にする為にも快勝劇を期待したい。

8/24(日)・練習試合・栃木SC戦 2004年8月24日(火)2時12分51秒 deletemodify

市原5(4−1、1−0)1栃木SC

【得点者】
05分:阿部(羽生)
12分:林
26分:羽地(林)
33分:林(羽生)
63分:椎原(結城)

【スタメン】
GK立石、DF市原・鷲田・結城、ボランチ阿部、
左WB楽山、右WB水野、OH羽生、
FW羽地・巻・林

【交代】
54分:望月(←林)
60分:野本(←阿部)
60分:椎原(←羽生)
60分:金位漫(←水野)

※望月は、オフェンシブハーフ気味。
※野本は投入後ストッパー、結城がボランチに。椎原もボランチ気味。

【前半】
市原:SH12/CK05/FK04/GK04/PK00/OFF00
栃木:SH04/CK02/FK04/GK06/PK00/OFF00

【後半】
市原:SH10/CK00/FK04/GK05/PK00/OFF02
栃木:SH04/CK01/FK04/GK09/PK00/OFF00

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阿部・羽生が戦列に復帰。
阿部は前日にアテネから帰国したばかり。正直、時差ぼけとかコンディションも整わなかっただろうに、それでも存在感あるプレーを見せていました。対して羽生は、長期離脱からの復帰。試合勘はともかく、疲れは十分取れているようで軽快な動きでチェイシングにアシストにと既に8割ぐらいには戻って来ている感じでした。二人とも、今週末の鹿島戦には、問題なく復帰するでしょう。

試合は、これだけトップメンバーが多いので、終始栃木SCを押し込む展開。もう少し得点機もあったのですが、守りを固める栃木に完全に崩しきる事が出来ませんでした。前日出場の林も途中からは流しモードで、後半、少々傷む場面もあったので大事を取って交代していました。

また、その交代で望月が出場。
相変わらず運動量とか、チームへの貢献では「×」ですが、一瞬の判断で通すサイドチェンジなどはさすが元代表というか、体が覚えているんだなと感心させられました。ただ、如何せんチームの中での立ち位置がハッキリしない選手だけに、今後出場の機会があるのかは不透明です。

その他では、久々に鷲田のサイドチェンジを数本見ました。
右の水野とのコンビが合わずにボールが流れていましたが、最終ラインから相手敵陣深くまで抉るロングパスは魅力十分。昔、丸岡高校の10番着けてた頃の様に、もっとこう言うアクセントあるプレーを増やしたら武器になるのにと惜しい感じがします。経験はあるんだから、もうちょい自分を前面に出して良いと思うんですけどね。後は判断。

来週末は鹿島戦。
復帰する阿部&羽生、楽しみです。

8/14(土)・J2ND−1・サンフレッチェ広島戦 2004年8月21日(土)0時17分15秒 deletemodify

勝つことが何よりの良薬。
チームの誰もが、それを感じていたのだろう。試合後、選手もスタッフも、そしてサポーターも「勝てた」事を素直に喜び、じっくりと噛みしめていた。久々に歌う「大脱走」がずいぶん永く感じた。不恰好でも手にした勝利が、きっと市原を勢いづかせてくれる事だろう。

試合内容自体は、あまり褒められたものじゃない。
阿部と羽生を欠き勇人がオフェンシブ、坂本と中島がボランチを務める布陣。ペースを掴めないうちに、警戒していたはずのセットプレーから開始早々の失点。選手達がすっかり浮き足立ってしまい、しばらくは広島の攻勢を許してしまった。
そのまま、ズルズルと劣勢を引きずっていたなら1STと同じように勝機を逸するところだったが、ここでエース・マルキーニョスがピンチを救う。後方からのパスを受け、個人技で相手DF2枚を引き剥がし、早い時間に同点とする。この一点で落ち着きを取り戻したジェフは、徐々に広島からペースを奪い取って行く。

細かいパスがつながり始め、局地戦では村井が対面の高柳を集中的に攻めて、左からチャンスを作り出していく。途中、山岸の負傷で右WBに回った坂本も、広島の左を受け止めて、攻め手をつくらせない。両翼が噛み合って、チーム全体が少しずつ「らしい」プレーを取り戻していく。
ただ、前半中はシュートに繋がる場面は少ないまま。全体的に切り替えが遅く、選手が選手を追い越すプレーがなかなか出来ない。同点には追いついたものの、じりじりとした展開で前半は終了する。

膠着しかけた流れ、奮闘する中島が中盤から長いサイドチェンジを前線に通して打開を図ろうとするが、チャンスはなかなかモノにならない。そのイヤな流れを一気に変えたのは、市原の鬼札:林だった。
投入直後から、鋭い動きで広島DFを撹乱すると、1分後にジェレ→マルキと繋いで逆転弾が生まれる。その後も、左右に流れては第二のサイドアタッカーとして、村井・坂本と連動して広島の横っ腹を抉りまくる。流れは完全に市原になった。

勝つために、3点目を奪いにかかる市原。けれども、トドメの1点が奪えない。
マルキがハットのチャンスを何度も迎えてるが、気負いがあるのか決めきれない。時間は過ぎ、ロスタイム前のイヤな時間帯に入って来る。マルキに変えて、巻。ここで、市原は意外な行動に出た。前線で巻が体を張り・・・ボールをガッチリと囲い込んで奪わせない。サイドに流れて、コーナーに寄り・・・明らかな時間稼ぎだ。ボールを奪われても、奪い返しても、積極的な攻めには行かない。

「絶対に勝つんだ」

攻め続ける自分たちの信条を殺してでも、それでも今は貪欲に勝ちに行く。
チーム全体が泥臭いまでに勝利にこだわり一つになる。まるで、99年の最終戦を観ているかのようだ。「大脱走」が歌われる中、広島も必死の反撃を見せる。最後の最後に危ない場面も迎えたが。。。ついに終了のホイッスル。臨海では、改修終了後初めての勝利を、苦手の広島から挙げてみせた。

安堵感がチームを包む。久々に見るでんぐり返しが心地いい。
今までは、これうやって勝つことが出来なかった。それが今日は、無骨でも勝つことが出来た。時に結果が、中身を変えて行く事がある。とにかく今は、勝ちきる事を身につけること。それがまた、市原のサッカーを新しい段階へとレベルアップさせていくのだろう。

8/15(日)・サテライト・大宮アルディージャ戦 2004年8月17日(火)23時29分20秒 deletemodify

市原2(2−1、0−2)3大宮

【得点者】
23分:巻(水野)
27分:林丈統(金位漫)

【スタメン】
GK岡本、DF水本・鷲田・結城、ボランチ椎原・水野、
左WB楽山、右WB金位漫、OH市原、
FW林丈統・巻

【サブ】
GK立石、DF林裕太(Y)、MF野本、FW川淵(Y)、FW羽地

【交代】
46分:野本(←椎原)
64分:羽地(←巻)
64分:川淵(←市原)
68分:林裕太(←楽山)

※林裕太投入後、結城がボランチ、野本が左WB

【前半】
市原:SH07/CK01/FK09/GK02/PK00/OFF**
大宮:SH03/CK05/FK08/GK06/PK00/OFF**

【後半】
市原:SH06/CK03/FK05/GK04/PK00/OFF**
大宮:SH09/CK02/FK10/GK05/PK00/OFF**

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順番が逆になりますが、日曜日のサテライトの試合を先にアップします。

負けてはしまいましたけど、巻の豪快なヘッドと、林のオーバーヘッドゴールが爽快!チャンスに決めるこの二人はさすがにトップのメンバーだと改めて思いました。

試合全体では、前後半ともボランチのところで苦労していて、攻守の切り替えの早さに課題を残す内容。椎原や野本は周囲やベンチから大きな声がかけられていました。ただ、ボランチだけが悪いのではなく、周囲の動きが足りないばかりにパスの出しどころが少なくなっていたのも問題。もっと、選手が選手を追い越すフリーランを増やしていけば、チャンスも量産できたはず。2得点が決まった時間帯は、ディフェンスラインも含めて、押し上げがしっかり出来ていました。気候もかなり涼しく、前日に比べたら動きやすかっただろうに、良い時間帯が続かなかったのは残念。

後半も、出足の悪さは変わらず、エンジンが掛かったのは大宮にゴールを許してから。
それでも、ゴール前での決定的なチャンスを羽地が決める事が出来ずに、逆転を許してしまいました。大宮の決勝点は、直接FKが混戦の中をゴロで転がり抜けたもので、トップ・サテ共にセットプレーの守備は練習が必要。

大宮の話になりますが、31番を着けた右サイドの選手が良かった。
スピードのある突破で、市原の左翼を完全に崩していて、尚且つクロスまで持っていける。大宮の大きな武器になっていました。

初めて行きましたけど、大宮サッカー場はなかなか良いところですね。
入り口はアルディージャカラーに装飾されているし、中に入れば秋津にコンクリのゴール裏とバックスタンドをつけた感じでとても見易いサッカー場でした。サテにも関わらず、多くの大宮サポも駆けつけていて、市原のサテでももっとこう言う応援をやりたいもんだと思いました。



ちなみにこの試合の後、水本は背広に着替えてU−19代表合宿に直行しました。
静岡で行われるSBS杯、その後はアジアユース。真剣勝負で鍛えられて、レベルアップして帰ってきて欲しいものです。

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【選手評価】
GK岡本:失点の場面での大きなミスは無いが、判断が中途半端で危なっかしい場面が目立った。
DF水本:概ね安定していたが、後半にはミスパスでピンチを招く場面もあった。先輩選手も「ラク!」とか割り切って指示できる積極性は◎。
DF鷲田:判断が遅く、相手FWのチェイシングに追い詰められるシーンが目立つ。
DF結城:一対一の場面では相手のスピードに悩まされた。ボランチに入った後は、それまで落ち着きの無かった中盤を落ち着かせて、守りの起点になった。
MF椎原:慣れないボランチだったが、判断が遅くボールを戻すシーンが多々。前半で交代。
MF水野:巻のゴールをアシスト。攻撃参加した時は良いが、守備的な貢献は少なく、時間と共にミスパスが増えてしまったのが残念。
MF楽山:トップよりも思い切ったプレー。強烈なミドルシュートも積極的に撃っていった。守備面では、大宮の31番に完敗。
MF金位漫:前半は林のゴールをアシストするなど良かったが、後半は攻め上がってもアピール不足。ダッシュの出足もワンテンポ遅かった。
MF市原:巻・林の影に隠れ、なかなか攻撃に絡めなかった。
FW巻:強烈なヘディングシュートで1得点。その場面以外は、相手のマークにてこずった。
FW林:絵に描いたようなオーバーヘッドキックで1得点。なかなかボールが回って来ずにフラストレーションの溜まる展開だった。

【交代選手】
MF野本:ボランチ、左WB共に目立ったプレーは無し。
FW羽地:チャンスに決められず、決定力に大きな課題を残した。
FW川淵:目立ったプレーは無し。
DF林裕太:劣勢の場面の投入で、無難ではあるが目立つプレーは無かった。

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PBS v.1.01