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6/15(日)・練習試合・ザスパ草津戦 2003年6月16日(月)0時42分14秒 deletemodify

■16時・臨海
市原2(1−2、1−0)2ザスパ草津

【前半】・1−2
GK櫛野、DF(左から)斎藤・永輔(C)・結城、ボランチ山岸・クォン、
左WB楽山、右WB金位漫、OH拓土、FW巻・林(32分・工藤)

※工藤投入後、OH工藤、FW拓土にポジションチェンジ。
※途中から楽山がボランチ。山岸が左WB。

得点者:
市原・37分・結城(工藤)
草津・38分・10番、39分・13番

市原:SH05/CK01/FK09/GK04/PK00/OFF00
草津:SH05/CK01/FK06/GK05/PK00/OFF01

【後半】・1−0
GK石川、DF(左から)斎藤・永輔(C)・結城、ボランチ楽山(13分・金東秀)・野本、
左WB山岸、右WB金位漫、OH工藤、FW巻・拓土

※金東秀投入後、OH拓土。工藤はボランチ。

得点者:24分・OG

市原:SH06/CK03/FK11/GK02/PK00/OFF01
草津:SH02/CK00/FK09/GK02/PK00/OFF02


■聞くところによると、午前中も稲毛でダッシュや攻撃練習の反復を含む、結構激しいメニューだったらしい。にも関わらず、この午後に連戦。ほとんど高校サッカー選手権並みのメニューだ。

さて、前置きが長くなると書いてるほうも疲れてしまう。かいつまんで内容だけ、連戦第一戦の草津戦に関して書いておきたい。
メンバーは上記の通り。クッシーや大輔・永輔も入っているが、どちらかと言えばサテライト主体のメンバー構成。

もともと「走れない」メンバーが多い構成だが、疲労の色がアリアリ。ザスパの動き出しの早さもあってバックパスが序盤から多い。ダイレクトやワンタッチで繋ごうとするのだが、動き出しの連動性が悪くてボールが繋がらない。特にWBの楽山と金位漫が高い位置で張ったままで、後方にぽっかりと大きな穴を残して戻らないため、出所が極端に少なくなっている。
金位漫・巻の二人も、昨日の活躍が嘘のようにザスパの早い寄せの前に動きうを封じられていた。もちろん、ジェフが主導権は持っているのだが、決定的なシュートは撃てない。
ザスパは、意外なほど運動量も技術もしっかりしていて、回数は少ないものの、外からも中からも攻める形を持っていた。特に10番の選手はドリブルにもキープにも秀でたものを持っていて、度々市原の中盤を混乱させていた。

この中で、一人だけ際立った働きをしていたのがクォンで、当たりも散らしも前方への攻撃参加も、どれも無難。コンタクトプレーに非常に強いのでぐいぐいとボールを前線へドリブリルで運んでいける。周りがぐったりと元気が無いので、余計に彼のプレーが目立つ。

ただ、彼一人ではどうにもならない。前半は、ずるずると時間ばかりが過ぎ、30分過ぎに林(勝ち抜け?)に代えて工藤を入れて膠着した展開の打開を図る。捌けて、動ける工藤の投入で瞬間的にリズムが出来る。
すると、37分。工藤から巻のパスでCKを得ると、拓土からのショートコーナーを工藤が受けてクロス。最後は結城が豪快に突き刺して先制した。

・・・これで、やっと調子が出るかと思ったら。
直後の38分に、右からのクロスの流れを中央に走りこんできた10番に豪快にミドルでブチ込まれて同点。さらにその1分後、金位漫の不用意なプレーから左サイドでボールを奪われて、グラウンダーのアーリークロスに合わされて逆転。永輔・櫛野も何も出来なかった。

全体的に、このメンバーだと気持ちの切れる時間帯があるし、そこから立て直せない。
許せる動きなのは、この時点で大輔・結城・クォン、それに代わって入った工藤くらい。鉛が足に入ったような状態で、とても普段目にするジェフの走るサッカーじゃない。

後半。
及第点の動きのクォンが勝ち抜け。昨日、動きの良かった野本に代わる。
だけれども、この重い動きの中で野本も同じように動けない。むしろ、当たりの強さや確実なキープと言った部分で、クォンとの差をまざまざと感じさせてしまう。中盤は、スカスカな状態。たまに前線に通じても、足が動かないのか凡ミスでチャンスを潰してしまう。

13分、金東秀投入。流れは変わらない。
周囲が動かないのでスペースが出来ず、巻・金東秀までボールが届かないし、届いてもボールが収まらない、よって押上げを待てない。
後ろにボールを戻すか、前線に可能性の少ないパスをするか、偶然に頼るか・・・そんな展開。同点弾も、拓土のごちゃごちゃっとしたシュートのこぼれ球が相手に当たって入っただけだ。近くにいたザスパサポから「市原って強くないよな」と聞こえてくるくらいの内容だった。

・・・しかし、3日間連続練習試合をすれば、こうもなるだろうに。
試合はこのまま引き分けで終了。終了間際に、巻のポストから拓土のシュートがあったが、これはザスパGK小島が腕一本でセーブ。さすがは元日本代表か。

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【選手評価】(目立った選手だけ)
DF結城:攻撃参加と、粘り強い守備は健在。判断が早くなった気がする。
MFクォン:昨日と同じ。当たって良し、捌いて良し、飛び出しのタイミングも良し。阿部と勇人を足して2で割って、ロングフィードを出来なくしたような感じ。今日はスタミナもあることが分かった。工藤・山岸・岡本はコイツと戦わないといけないのか・・・。
MF楽山:悪い意味で目立った。迷っているのかもしれない。全体的にプレーから意図を感じられない。集中できていないのか、リスタートのキッカーを任されながら「軽い」プレーが目立った。
MF工藤:昨日よりも「捌き」の意識がありリズムを生み出していた。時折前線や、逆サイドへ、阿部ばりのフィードを展開し、膠着した流れにもクサビを打っていた。
MF山岸:悪い意味で目立っていた。何処にいたのか記憶に乏しい。サイドに居るなりに工夫が欲しいところだ。

6/14(土)・練習試合・慶応大学戦 2003年6月15日(日)1時51分26秒 deletemodify

■16時半・稲毛
市原17(1−1、4−0、1−0、11−0)1慶応大学

【1本目】・1−1
GK立石、DF(左から)永輔(C)・ジェレ・結城、ボランチ中島・クォン、
左WB楽山(33分・金位漫)、右WB山岸、OH望月、FWサンドロ・林

※1:クォンは練習生(U−20韓国代表&ケルンユース(ドイツ2部))
※2:金位漫投入後に、山岸が左翼。右翼に金位漫。

得点者:4分・サンドロ

市原:SH08/CK02/FK09/GK00/PK00/OFF04
慶応:SH01/CK00/FK07/GK02/PK00/OFF01

【2本目】・4−0
GK櫛野、DF(左から)小林・ジェレ・結城、ボランチ中島・野本、
左WB山岸、右WB金位漫、OH工藤、FWサンドロ・金東秀

得点者:5分・ジェレ、14分・金位漫、38分・山岸、39分・金東秀(サンドロ)

市原:SH12/CK01/FK02/GK00/PK00/OFF00
慶応:SH02/CK02/FK02/GK07/PK00/OFF00

【3本目】・1−0
GK石川、DF斎藤・長谷部・茶野、ボランチ阿部(C)・勇人、
左WB村井、右WB坂本、OH羽生、FW拓土・巻

得点者:14分・羽生(拓土)

市原:SH07/CK01/FK06/GK02/PK00/OFF02
慶応:SH03/CK00/FK03/GK03/PK00/OFF01

【4本目】・11−0
GK高木、DF斎藤・長谷部・茶野、ボランチ阿部(C)・勇人、
左WB楽山、右WB金位漫、OH坂本・羽生、FW巻

得点者:1分・巻(坂本)、8分・巻(阿部)、11分・阿部(坂本)、13分・坂本、14分・長谷部、20分・巻(金位漫)、26分・長谷部、30分・巻(金位漫)、34分・羽生、35分・勇人、37分・巻(長谷部)

市原:SH15/CK02/FK04/GK01/PK00/OFF04
慶応:SH02/CK00/FK05/GK01/PK00/OFF01


■潮風の強烈な稲毛。
韓国キャンプもハードだったが、この稲毛キャンプも相当にハードだ。毎日二部練習・・・と言うか、午前中が練習で午後が練習試合。しかも、この週末金・土・日は三連戦。それも、40分ハーフ4本を繰り返して全員を試している。明日はザスパと東洋大学とやるから3日で12本というハードさだ。冗談では無く、今日の4本目が終わった時には芝にへたり込む選手が続出。いかなプロの環境とは言え、これほどのメニューもなかなかあるまい。ある意味、故障離脱でランニングのみだった大柴・武藤・メグはラッキー・・・もとい差がついて行く事に焦りがつのってしまうだろう。

さて、点差を見ると大差だが4本目に11点をブチ込んでいるので、それほど他のフェイズでは点が入った訳では無い。もちろん、慶応がスタートが主力で後でサブを出して来たこと、対してジェフが主力を分割してきた事でますます差がついてしまっていた。

ジェフは、1・2本目が主にFWとDFがレギュラー。3・4本目が中盤がレギュラーと言う布陣。全員をまんべんなく使っているので、選手としたら言い訳が出来ない陣容だ。
試合はもちろん終始ジェフペース。動き出しの速さ、パスの正確さ、当たりの強さで当たり前の如く慶応を圧倒。これが出来ないTGが多いだけに、ある意味大きな進歩だ。

1本目、サンドロのミドルであっさり先制。
だけれども、後が続かない。林やサンドロの速さを活かし、時折後方から永輔が攻撃参加してブ厚く攻めるのだが、ゴール前に人数をかける慶応の前にシュートタイミングがはかれない。
囲まれた中での無理なシュートになるので、枠を外すパターンが多い。
ラクとギシの両翼も効果的なボールを供給できない。左翼は、頻繁にサンドロとラクがポジションチェンジをして揺さぶりをかけるのだが、精度を欠く場面が多々あり、決定機が決定機にならない。結局、こぼれ球を可能性の低いミドルで叩く場面が目立った。
また、サンドロと周囲の連携がイマイチな場面が、いまだに目立つ。

さて、この一本目に注目のU−20代表MFクォンが出場している。ポジションはボランチ。体格的には180cm強くらい。見た目どおりに頑強なプレーぶりで、コンタクトに見劣りする場面は無い。足元も正確で叩けるし、それに周囲との連携も悪くない。引く場面ではきちんと攻め上がった選手の穴をカバーし、周りに人が足りなければキープしてタメを作る事も出来る。ミドルを撃つ積極性もある。
阿部と比較すると、ロングフィードは撃てないが、フィジカルが強力な印象。
オシム監督のメニューに黙々とついて来れる事に「大器」の雰囲気を感じる。でも、ボランチ(--;



試合は、33分に慶応がタテパスから27番が抜け出して永輔・ジェレ・立石をかわしてゴール。シュート一本で同点に追いつく。
ここでジェフは、動きの悪かった左翼の楽山に代えて右翼に金位漫を投入。山岸が左翼に入る。だが、攻め込むのだが・・・と言う展開。中盤で運動量を発揮するタイプの選手が居ないので、循環不足になっているようだ。

この流れのまま1本目は追加点を奪えずに終了。すぐさま2本目。大幅にメンバー変更。
トップに金東秀。TOP下に工藤、ボランチに野本と言う布陣。この交代が功を奏す。
驚いたのは、この金東秀・野本の成長。金東秀は、年長の慶応の選手に混じってもそこそこキープが出来ているし、野本に至っては人が変わったかのような動き。まだ、持ち過ぎのきらいはあるが、ボランチの役割をこなしながら、守る時はDFラインに入って相手をカバー。攻めあがっては、特に左翼の山岸を追い越してクロスを量産。また、勇人ばりに中央へ進出してシュートシーンに絡んだりと、非常に印象に残るプレーぶり。野本の幅広い動きのおかげで、サイドもワイドに使える。

流れの中から攻撃参加したジェレのゴールで加点。さらに金位漫が続く。
サイド・中央を崩す展開がスムーズに作れていた。ただし、攻め込み過ぎてカウンターを狙われる場面や、攻め込んでも肝心のシュートで終われないケースも多々あった。ただ、シュート本数は1本目より増えている。
この他で目立ったのが、金位漫。ダイレクトで簡単に叩いてワンツーを狙い、自分の攻め上がりを促す工夫が読み取れた。プレーに手数をかけないのが良い。左の山岸が、こねまわし過ぎて野本のバックアップを待つのとは対照的。クロスも、徐々に的を得るようになって来ている。
2本目は、この後に山岸と金東秀が加点。
金東秀のゴールは、サンドロの右からのグラウンダーを綺麗に合わせたゴールだった。

さらに、時間を置かずに3本目。一気にメンバーを入れ替え。
中盤は、レギュラーメンバーが固める。リベロにベーさんが入り、レギュラーの茶野・斎藤を引き連れる・・・とは言え、実力差があるのでベーさんは完全に「リベロ」好き勝手にやっている。
運動量のある中盤が入り、さらに阿部が時折一気にサイドを変えてくるので、慶応の選手たちが可哀想な感じがする。走るだけ走らされる。2バック状態のところへ茶野がオーバーラップしてくるものだから、DFはパニック状態。でも、踏ん張りを見せてゴールは14分の羽生の1得点のみに抑える。

それにしても、羽生・勇人の運動量は尋常では無い。
この二人だけは、カメラに収めようとしても、スグに枠から外れてしまう。それだけ、動きまくって居ると言う事だ。

で、この1得点の3本目を受けて即席の説教タイム。オシム監督からの檄がさらに飛ぶ。
4本目、ラクとウィマンが再びIN。両翼に入り、坂本が2シャドーの一角に。慶応は、だいぶ背番号が重たい選手ばかりになっているところに加えてバテバテ。そこに、容赦の無い攻撃が襲い掛かる。
阿部・羽生・勇人・坂本の4人の運動量と当たりの強さで完全に中盤を支配すると、まず1分に巻が坂本のクロスに豪快なダイビングヘッドで合わてまず1点。
ここから、慶応の左サイドを坂本とウィマンが使いまくって一気に攻め立てる。8分には阿部から巻で加点。11分には坂本のパスから阿部が抜けて、悠々と加点。13分に坂本、14分には攻撃参加した長谷部が、気持ちの折れた慶応を蹂躙。
20分には、ウィマン→巻の駒大ラインでハットトリック達成。
26分、長谷部の今日の2点目で安貞桓バリの指輪キスのパフォーマンスの余裕(ってか、独身だろ・・・べーさん(^^;)。30分、再びウィマン→巻。34分羽生、35分には勇人が難しいミドルを叩き込み、4本目で10得点。最後は、長谷部→巻のラインで豪快なダイレクトボレーが決まって得点ラッシュに締めを行なった。


結果的には、当たり前のように大量得点勝利だが、それが出来たのがまず進歩と言えるだろう。そして、全員を試すと言うことを実践した監督もまたすごい。簡単に見えて、なかなかできない事なのは、この10年が物語っている。
また、これまでのレギュラーとサブを完全にミックスして試合に臨んでいるのも画期的。実力が伯仲する中で、例えば「左が機能しない」となれば、それはそこに「穴」があると言うこと。つまり、その選手は先発のレベルから遠いことになる。競争意識を喚起させる意味では、非常に優れた、選手にとってはキツイ練習方法だと思う。
「練習では出来ているのに」と言ういい訳も練習試合をここまでやられては通用しないし。ホンキでふるいにかけている。

明日もニ連戦。
4本目が終わった時、あんなに練習でくたびれ果てた選手を見た事が無い。でも、怖いことに走りきってしまっている。よく動いていたと正直思う。クソ暑いのに。昨日も4本やってるのに。
これがオシム監督の「やり方」なのか・・・。

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【選手評価】
GK立石・櫛野・石川・高木:特に見せ場はなし。石川が相手の飛び出しを絶妙のブロックで防いだシーンあり。櫛野は、やはりコーチングが良い。
DF永輔:短い時間ながら攻撃参加多数。このレベルではドリブルも破格。
DFジェレ:余裕を持ってディフェンス。ただし、やはり足元には弱く失点もスピードを抑えられなかった。永輔同様に度々攻撃参加し、1得点。
DF結城:可も無く不可も無く。地味に貢献。
MF中島:動きが少ない。また、周囲との連携面で問題。もっと前線のスペースへ進出してアクセントを作って欲しい。
MFクォン:さすが韓国U−20。当たって良し、足元良し。ちゃんと走れるし、スペースを突く事も潰す事も出来る。レギュラークラスと並べても、ほとんど遜色ない。
MF楽山:この日一番不出来だった。突破できない、簡単にパスして勝負しない。かといって運動量や、その他で勝負するでもなく。前半途中で唯一交代を喰らう。また、4本目の再出場でもリベンジ出来たとは言い難い。
MF山岸:1得点も、こねまわしてバックパスか、囲まれる場面が多い。消極的に感じてならない。
MF望月:トップ下で出場も、効果的なパスはほとんど無く「存在感」は少なかった。動こうとしている意志は、プレーから伝わって来ているが・・・。
FWサンドロ:相変わらずコンビに難。可能性の低いシュート・パスが目立ってしまっている。楽山とのポジションチェンジは、なかなか機を見て敏だった。
FW林:何度か飛び出すが、オフサイド多し。決定機に決められないあたりもいつも通り。もう少し、単独の突破があって良いと思うのだが・・・。

DF小林:何度か攻撃参加するが、チームが前がかりであまり目立たず。
MF野本:良かった。よく動き、カバーリングもサイドのフォローも、中央突破も自由自在。2本目は彼を中心にボールが回っていた。
MF金位漫:2本目はそうでもなかったが、4本目に爆発。巻との駒大ラインでアシストを量産した。相変わらず守備は?だが、こねずにダイレクトで球を叩くので、良いアクセントを作っている。
MF工藤:散らし役に徹する。目立ったプレーは無し。
FW金東秀:だいぶキープできるようになった。また、強引にシュートを撃とうとする姿勢には好感が持てる。ただ、まだまだ遠慮がある。

DF茶野:オーバーラップで攻撃参加も。・・・DFはみんな攻撃参加出来るようになって来てしまったようだ。
DF長谷部:やることが無いからオーバーラップして2得点。技術は健在。巻への正確なクロスも良かった。体調は実に良さそうだ。
MF阿部:流しモードも、動いて散らして、十分なプレーぶり。プレッシャーが無いからか、伸び伸びやっていた。
MF勇人:よく動き、久々の勇人キャノンで1得点も。
MF村井:相手が3枚マークについていた。それでも、強烈なシュートなど要所は締める。慣らし運転的なプレーに感じだ。
MF坂本:運動量は相変わらず。積極的な突破で右の起点に。
MF羽生:必死。カメラで追えないくらい良く動いていた。点も奪い、ポイント高い。
FW拓土:よく動いていたが、あまり得点場面には絡めなかった。
FW巻:体を活かし、豪快に5得点。このレベルでは、やはりズバ抜けた選手のようだ。突き刺さるような強烈なヘディングシュート、豪快なボレーはストライカーとしての可能性を感じさせる。もう少しスタミナがつけば・・・。

6/1(日)・クラブユース関東二次リーグ・大宮戦 2003年6月2日(月)23時30分57秒 deletemodify

■13時半・市原臨海
市原3(0−1、3−0)1大宮
得点者:市原=後半1分・首藤(米澤敦)、後半3分・林(米澤敦)、後半30分・首藤(菊地)
大宮=前半7分(直接FK)

【前半】
GK塚原、DF(左から)尾野・中山・林、ボランチ八角・秋葉、
左WB米澤敦、右WB小泉、OH半田、FW川淵・首藤

市原:SH10/CK01/FK06/GK05/PK00/OFF01
大宮:SH03/CK00/FK10/GK06/PK00/OFF00

【後半】
GK塚原、DF(左から)尾野・中山・林(22分・小西)、ボランチ八角・秋葉、
左WB米澤敦(14分・菊池)、右WB小泉、OH半田、FW川淵・首藤(41分・金子)

市原:SH14/CK01/FK08/GK04/PK00/OFF04
大宮:SH00/CK00/FK14/GK08/PK00/OFF00

■久々にユースを観戦。はてさて、今年の育ち具合はどれくらいかと。
試合前、期待していたのはDFの秋葉とMF八角。秋葉は、若年層の強化が遅れているDF陣の後継として。八角は、勇人型の動けるボランチとして。サテライトがここのトコ足踏みしているような状況だったので、押上げ出来るか注目していた。

ところが、始まってみるとかなりスローモーな展開。
最近のジェフの試合に慣れてしまったせいか、動きの一つ一つが遅い遅い。加えてミスが多く敵にしょっちゅうパスしてるし、可能性の低いパスをスピードも無く出している。ボールは上空を行ったり来たりで、意味の無いバックチャージが多い。
・・・こう考えると、阿部とか勇人&寿人が如何にすごかったかが今になって分かる。ユースの試合を観て「お!」と思わされたし、瞬間の判断の早さは当時から群を抜いていたように思う。山岸の懐の深いボールキープや、工藤のパス捌きなんかも、ユース時代は随分目立っていたものだ。

試合は、一方的な市原ペースだったのであまり感想が無い。
7分に大宮がFKを直接突き刺して先制。優勝したような派手なガッツポーズ・喜び方が敵の得点なのにほのぼのとした気分にさせられてしまう。しばらく、大宮の高い位置での守備が効いて互角の展開が続く。
だけれども、実力の差は歴然。12分の首藤のポスト直撃弾を皮切りにジェフが怒涛の攻撃を開始する。23、28、28、29、30、31、33、35分・・・とシュートラッシュ。どれも、決定的なのだけれども、どれも入らない。最後のツメの甘さはちょっと頂け無かった。
トップと比較して決定機で多いのが、タテパスからの抜け出し。首藤の足を活かした攻撃が目立っていた。川淵も意外と足技があり、スピードはそれほど無いのだが、相手を何枚か引きずるように抜く事が出来る。
注目の八角と秋葉は、図抜けた活躍は出来ていない。確かにこの中では体も強いし、上手いのだが現時点でサテと入れ替えたいとは思わない。この年代に期待しているだけに夏以降の伸びに期待と言ったところだ。

さて、いやな流れだったが、後半開始早々に2点を決めようやく落ち着く。
その後もシュートラッシュが続き、後半も完全にハーフコートマッチ。大宮はただの一本もシュートが撃てない。逆に市原はシュートミスが相変わらずで、追加点は1点のみ。そのまま押し切って勝利した。

なので、選手個々の評価をしておきたい。
GK塚原:危ない場面がほとんど無く評価出来ない。FKは相手を誉めるべき。
DF尾野:左ストッパー担当。足技がまだおぼつかない。GKへの不安定なバックパスが多く、実戦での判断向上を期待したい。
DF中山:リベロ担当。茶野を中央に置いたような不安定感がある。ストッパータイプなのではないだろうか?尾野同様、足技・判断にも不安を感じた。
DF林:右ストッパー担当。足が速く、サイドバックタイプの選手だ。2点目のループは見事で攻撃センスがある。ただし、相手のバックチャージで左足首を負傷して交代してしまっている。
MF八角:勇人型の選手のハズだが、この日は前が詰まっていたせいもあってか運動量が少なかった。散らしのパスは出来るし、ミドルも撃てるが、サテライトには達していない。良い審判では無かったが、この時期から少々文句をつけ過ぎにも思えた。
MF秋葉:本来は彼がDFリーダーのはず。ボランチをやらされたのは、市原ユース特有のゼネラリスト育成の一環か。当たりは強いが、阿部のようなフィードがある訳でも無く、運動量も?ストッパーが中盤にいるイメージだった。
左WB米澤敦:後半開始早々の左からの抉りは良かった。が、イエローを貰ってからも相手にちょっかいを出していたので、ベンチに下げられる。
右WB小泉:あまり印象が無い。サイドをやらされていたが、スピードがある訳でもドリブルがある訳でも無かった。
OH半田:再三サイドに流れてチャンスを創る。この中ではやはり足技に秀でた印象。決定機は彼からが多かった。
FW川淵:重心の低い、どっしりした選手だ。ツボにはまるとドリブルも力で持って行ける。反面、スピードに欠ける印象を受けた。ボールの受け方をもう少し工夫すれば化ける感じがする。2年で10番を着けているのだから、点を取って欲しかった。
FW首藤:今日のチャンスは彼が絡むシーンが多々。スピードがあり、相手をチギる場面もしばしば見られた。ただ、とにかくツイていなかった・・・と言うか技術不足か。外しに外しまくった。次は決定力に磨きをかけて欲しい。

・・・普段観ていない分、評価が難しい。
この日だけは、こうだったのかも知れないし。いずれにしても、サテライトとの差はまだまだ大きいように思う。試合をこなすか、トップの練習を見習って早くサテライトのスペックまで成長して欲しいものだ。
この日の一番だった、DFの林が怪我してしまったのも痛い。


※「かなた」さんにいろいろご教授頂いております。m(_ _)m
「JEFUNITED MANIACS」http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/8732/

5/31(土)・親善試合・日本対韓国戦 2003年6月1日(日)22時12分11秒 deletemodify

もう、6年も前になるか。97年W杯予選の国立、韓国戦で逆転負けを喫したあの時から。ちょうど韓国に負けた瞬間、国立の上空に俄かに流れてきたドス黒い雲から、大粒の雨が落ちてきた事を今でも良く覚えている。あの時は、ずいぶん悔しい想いをしたものだった。永輔がスタメンだったし、どうしてもW杯に行かせたくて、やっぱりあの時が「代表」への想いは一番だったように思う。

それから、随分と時間ばかりが経ったけど、時の流れとは不思議なもので。
自分が国立の日韓戦で韓国代表応援団のド真ん中に居る事になるとは思わなかった(笑)。もちろん、目的は市原のエース・崔龍洙を応援する為だ。市原の選手が誰も居ない、素人監督に率いられ、鹿島ベースが既成事実の今の代表なんぞにさらさら興味は無い。それよか、ヨンスの方が大切だ。
自分が、いわゆる「日本代表」が好きなんじゃなくって、「日本代表」で活躍する市原の選手が好きなんだと改めて実感する。まぁ、これがW杯予選だったら日本を応援する事になるんだろうけど。市原>日本の図式が自分の頭の中で出来上がっていた。

だから、試合を観ていても「熱くなる」部分が少ない。
代表応援の現場ではいろいろな苦労があるのだろうから、部外者の自分が言えたクチじゃないが、客観的に観た・聴いた昨日の日本代表の応援は、やっぱり何か違和感を感じるものだった。97年はあんなに国立は一つの応援にまとまっていたのに、W杯と言う目標が先に無ければ応援は一つになれないのだろうか。

さてさて。この日は仕事帰り。
なんとか、選手紹介までには国立に入る事が出来た。オーロラビジョンに大写しにされる「FW10 崔龍洙」の姿にまず歓声。韓国は昨今ずいぶん選手の入れ替えがあったのか、それとも単純に自分の知識不足か、中盤からDFにかけて知らない選手も多かった。監督が代わって、抜擢される選手が変わって来ているのだろうか。

日本は、恒例のようにジーコが事前に発表したメンバー通り。
稲本と鈴木が戻ってきている。システムは4−4−2。鈴木・小笠原・中田浩・秋田・名良橋が先発。サブにも、曽ヶ端。ってか、このメンバーでやりたいならトニーニョ・セレーゾが監督やれば良いんじゃないか?この間の市原戦の前半は良いサッカーしてたぞ。<鹿島

キックオフ。
ヨンスは、センターFWっぽい。韓国のシステムは、4−5−1のようだが、両翼にあたる右の車ドゥリ、左の薛g鉉が共にサイドアタッカーと言うよりもセンターFWタイプ。必然的に中央に流れる事も多く、3トップのような感じだ。それも、昔の日本で言うところの“高木”“黒崎”“長谷川”で並べたような。もちろん、スペックは比べるべくも無いが。
基本的に、ゴリゴリと中盤ではコンタクトプレーで日本選手を跳ね飛ばし、前線に当てていくサッカー。でも、両翼がクロスを上げられる訳でも無く、FWに突破力がある訳でも無く、ヨンスに集める訳でも無く、ごちゃごちゃした中盤を解きほぐせる選手がいる訳でも無い。ジェフに例えるなら、やろうとしている事が全部出来ていない、と言う感じだ。

対する日本も、全くチームになっていない。
若干ながら、韓国よりパスの繋がりが良いのでゴール前まで迫るシーンがあるものの、FWに全く存在感が無い。時たま、右の名良橋か左のアレックスが上がってくるのだが、正確なクロスまでには至らない。ゴール前のシーンが少ないので、非常に退屈なゲームになってしまった。

韓国の応援の素晴らしさ以外、特に感想が無いまま前半が終了してしまう。
ヨンスにまでボールが届かない。非常に観ていて歯痒い。恐らく韓国の前半は、AWAYと言う事もあって様子見。サブに攻撃の好選手を揃えている事からもギアを変えてくるのだろう。日本は・・・どうするんだか?とか考えてると、真横で日本の酔っ払いがけしかけたらしく、小競り合いが始まった。こんなトコで日韓戦を感じなくても良いのになー・・・と思っていると、あ、太鼓が飛んで行ってヒットした・・・実物大のドンキーコングかよ・・・。でも、お互いに周りから止めさせようとする声が大きかったのは良い事だった。シミスポや警備員・警察官が間に入って両者を分け、騒ぎは収まる。やれやれ。

後半開始。共に交代は無い。だから、サッカーも変わらない。
動きがあったのは、10分頃。韓国サイドの交代策、ピッチサイドに用意された番号は「10」おいおい!ヨンス交代かよ・・・。活かされる間もなく、ヨンス交代。とりあえず、監督・スタッフと握手しているから大丈夫そうだが・・・。
代わったのは安貞桓。悔しいかな、動ける安が入った事で流れが一気に韓国側に移って行く。ドリブル突破でリズムを創ると、そこからは韓国のワンサイドゲーム。惜しいチャンスが次々と生まれ始める。ハーフコートマッチなので、見やすい事この上ない。

安が創るスペースに、中央の柳想鉄が寄せ、強烈なミドルシュートがバンバン入ってくる。さらに李天秀など攻撃的な選手を投入して攻め立てる韓国。日本は、大久保などを投入するがチャンスらしいチャンスが無い。シュート撃ってるか?と段々日本の出来の悪さが怖くなってしまう。
攻め立てるにつれ、汚いまでの韓国のフィジカルコンタクトに、すっかり中盤を封じ込められてしまう日本。ああ、こりゃダメだなと思っていると、目の前(韓国の左翼)を選手が駆け上がっていく。中央の韓国の選手の数がやたらに多い。案の定、次の瞬間には安貞桓のゴールが決まっていた。
ユニフォームを脱いだ安が、真っ直ぐこっちに走ってくる。周りは大騒ぎで誰彼構わず抱き合っている。やっぱ、日韓戦か。周りの喜び方の雰囲気が違う。逆に、日本側は声も無い。

その後は、時間潰しで終了。
GKの交代なんて、日本側で観ていたらカリカリ来てしょうがなかっただろう。でも、上手い時間の潰し方だった。

いずれにしろ、どちらも良くない試合内容。正直、試合としてはつまらなかった。まぁ、SARSだとか練習期間が短かっただとか、欧州組がいないだとか。ジーコ監督延命の為のいろんな言い訳は出てくるのだろうけども。
90分でシュートを2本しか撃てない日本が、果たしてW杯に出れるかって言ったら無理だろう。もう既に一年を無駄に過ごしてしまった。トルシエの創った3−5−2の基盤を崩して今の素人監督に任せたのだから、協会は当然責任をとるんだろうとは思うが。この分だと、全てが終わってからになりそうだ。

まぁ、代表には頑張ってもらうとして。
俺は、姉崎にジェフの成長過程を観に行くかな。今の代表じゃ、観に行っても得る物が少なすぎる。経験ある「専業監督」に指揮を取って欲しい。これじゃ、何の為に「J」が出来たのかも分からない。すごく寂しい状況だ。

J1st−10・FC東京戦 2003年5月27日(火)0時20分55秒 deletemodify

■優勝戦線に残って久々に帰ってきた臨海。
・・・にも関わらず、ロッピーの自由席が売り切れただとか、ガスサポがバス6台で来るとか、そんな話ばかりが気になってしまうのは悲しきジェフサポの性と言うヤツか。ガスサポの「早くやれ」コールに急かされて上がるビッグフラッグ。今季初めて8,000人を超えた臨海では、「こう言う焦れ方もあるのか」そんな試合展開となった。

スタメンにはいつものメンバーが並ぶ。永輔は今日もベンチ。中断前は、機能している現在のメンバーをあまりいじりたくないのだろう。ある意味、永輔がベンチに控えていると言うのは、ベンチメンバーが10人居るくらいに心強い。

試合開始。パス回しはいつにも増して軽快。良く動いて、スペースを創ってすいすいとボールが流れ、小気味良く、1・2・3・4とダイレクトパスが繋がっていく。「ペナルティエリアの外周まで」は。そう、この日は攻めるんだが攻めきれない日。
FC東京は予想外に完全に守備を固めて来た。ケリーを欠いただけでは無いだろう、完全にウチの攻撃を警戒して「守ってカウンター」の一辺倒。中央に陣取るジャーンを中心に制空権を掌握して、ペナルティエリア周辺には人の数をかけて守りに入る。15分・20分と過ぎてるんだが、シュートが撃てない。撃つのは、外からの痺れを切らしたミドルばかりだ。
いやーな感覚が漂う。
よく、シュートを撃っても枠に飛ばない「決めきれない」試合は多くあるんだが、今日はそこまでも行かない。フラストレーションがイライラと溜まって行く。ようやっとで手に入れたサンドロのシュートと言う決定機も、ジャーンがライン手前でクリア。
そうこうしている内に、FCの頼みの綱・右の石川がキリキリと村井の裏を突いて攻めあがって来たり、えらく遠くからボランチの宮沢にFKを狙われたりと、かなり危ない場面も迎えてしまう。

試合後、監督が「何かが足りない」と言ったが、まさにそんな感じだ。
後半開始直後のチャンスも、崔龍洙が枠を捕らえられない。試合を通じて、ペースをに握っているのは市原。だけれでも、突破口が開けない。よくよく見ていると、サンドロと羽生の呼吸が合っていない場面が多々。ボランチが攻撃参加してもゴール前での大渋滞。後半も似たような展開。審判の不安定なジャッジがイライラを増幅させる。
ジリジリと過ぎていく時間。「勝ち点3じゃなきゃいけないのに」と、これまで感じた事の無い焦りが募って妙に時計ばかりを気にしてしまう。首位・磐田とは得失点で差をつけられているから、勝ち点を落としては直接対決でも蹴落とせなくなってしまう。
流れを変えようと林を投入するが、最後のCKのシーンも相手GK土肥の好守にあって得点できず。結局、抑揚の無い展開で終了してしまった。
「あーあ・・・。」と、力無い呟きが漏れてしまう。2位だって言うのに。

何がいけなかったのだろう?
「決定力」と言う言葉で片付けるのは容易いが、そんな話ではあるまい。走り勝っていたと思うし、チャンスもつくっていた。最近の試合では、今まで気にならなかった場面がなんだか目に付いてくる。
先日の名古屋戦で楢崎と比べてしまった櫛野のキックとキャッチングしかり、この日も崩せなかった引いた相手しかり、と。そういや、何年か前、97年のW杯予選の頃は、「引いた相手を崩すにはセットプレーが有効なんですよー」とか、TVが言っていたなと思い出す。あの時も、勝負を分けたのは少しの差だったと覚えてる。
そう考えると、ジェフがもし、いまやってるサッカーのベースが出来上がって来たら、「常に勝てる」ようにするために、こう言う細かいところが重要になって来るのでは無いだろうか。

監督のコメントを読むに、次は「引かれた相手を崩す」為の策をチームに授けるのだろう。そんな都合の良い方法なんか無いと笑われそうだが、そのような気がする。

磐田−名古屋が引き分け、鹿島が勝って、横浜が負け。いよいよ上位は大混戦になった。
それだけに、どのチームでもチャンスがある。次の柏・仙台は絶対に落とせない。磐田との直接対決に「望み」を繋ぐ為に。7月は熱い夏になりそうだ。

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【選手評価】
GK櫛野:目立つシーンは少なかった。どちらかと言うと、東京のシュートの不正確さに助けられた。
DF茶野:阿部をマーク。相手のスペックからしても無難なプレー。
DF斎藤:相手が御老体・アマラオでは余裕すらあるプレーぶりだった。
DFジェレ:守るシーンが少なかったせいか、後半以降は中盤から前線に攻め上がる場面も。膠着した前線の攻撃を活性化させようと腐心していた。
MF阿部:相変わらず体を張った守備と、フィードが光る。ミドルシュートを何本か撃ったが、やはり枠にボールを飛ばして欲しい。FKの見せ場は無し。イラついて要らないイエローを貰った場面が残り試合を考えると非常にもったいない。
MF勇人:運動量は良いが、この日はミスパスが2本以上あった。FCからするとカウンターを仕掛けやすい位置でボールを取られていたので、注意してもらいたい。
MF坂本:対面の選手が守備的だったので、前目にポジショニング。しかしながら、詰まった前線を打破出来るだけの突破力も無いので、可能性の低いクロスを流すシーンが多かった。
MF村井:石川に手を焼き、阿部の支援でようやく持っていた。前半途中までは、かなりドリブルを仕掛けるシーンが多かったのだが。後半は疲れてしまったのだろうか。
MF羽生:目立たず。ボールに絡んでいない訳ではないのだが、決定機には絡めなかった。ここのところの動きを見ていると、やや不満な出来。
MFサンドロ:相変わらず連携に課題。意思の疎通が出来無かった事から、いくつかのチャンスで逆球を送ってしまい、フイにしてしまっていた。ジャーンにクリアされたシュートは、この日一番の決定機。
FW崔龍洙:決定力を欠く。後半開始早々の村井のアシストは決めて欲しかった。

FW林:流れは作った。惜しいチャンスもあった。後は決めるだけ。
FW山岸:右WBとして(坂本は左にチェンジ)。イライラさせられた。交代出場だと言うのに、時間が無いと言うのに、追わない。ゆっくり歩いてる。崔龍洙のプレゼントボールも反応できず。やる気無いなら、出ないで構わん。翌日のサテライトでも、覇気が十分ではなかった。好きな選手だけに、見ていて悔しい。

付記・主審塩川:殿堂入りと言う程では無いが、目立ちすぎ。FC東京サイドからは、「ゴールを取り消された」と。市原サイドからは「林のはバックチャージじゃねぇか」と野次られまくっていた。もう少しJ2で実戦経験積んできてくれ。

※※サテライト・磐田戦は「過去記事」の方に格納されてしまったので、そっちを見てみてください。

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